人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第96回高校サッカー選手権決勝:「高校サッカーには華がある」もっともレアルに近かった前橋育英!   

高校サッカーには華がある!
第96回高校サッカー選手権決勝:「高校サッカーには華がある」もっともレアルに近かった前橋育英!_a0348309_1281179.png


みなさん、こんにちは。

昨日の第96回高校サッカー選手権の決勝は実に興味深かった。実に面白い試合だった。

JユースのU18高円宮杯にはこれがない。→だから日本代表になっても活躍できない。

何がない?


要するに、Jユースの選手には華がない

これに対して高校サッカーのインターハイや選手権には華がある。

なぜなら、正真正銘の花の応援団が来るからである。チアリーダーである。
高校サッカー 前橋育英 応援団特集(ぐんまちゃんも応援に)


我が国のチアリーダーは世界一である。以下のものである。

第96回全国高校サッカー決勝ハイライト【流通経大柏×前橋育英】




full


【高校サッカー】 前橋育英高校の初優勝 表彰式・監督を胴上げ・カンピオーネ


どうやらこの前橋育英も、最近廃校になったラグビーの伏見工業やかつての6回優勝の東京の帝京高校サッカー部のように、

スクールウォーズの荒れた学校から出発して日本一になったようである。以下のものである。
スクールウォーズから“優勝校長”へ。前橋育英・山田耕介監督物語


今回の前橋育英は、突出してパスワークが大人染みていた。それと比べたら、青森山田や流経大柏はまだこれまでの高校生のパスワークだった。

つまり、青森山田や流経大柏は、ボールポゼションしても自分から前へ前へとドリブルで突っ込んでいって「飛んで火に入る夏の虫」状態になるという、子供サッカー=日本サッカーの伝統から逸脱していなかった。

昨年の前橋はまさに今回の他のチーム同様にどんどん青森山田にドリブルで突っ込んで自爆した。というより、玉砕した。

要するに、我が国サッカー選手は、敵艦隊に突っ込んで自爆した神風特攻隊の突撃のようなドリブル突破したがる傾向があるのである。

ところが、今回の前橋育英は、全く違っていた。わざとドリブルしないで止まり、相手を静止させ、相対的に周りで走り込む選手のスピードが生きるようにしてその間間でパス交換しながら突破する。こういうやり方ができていた。

今回、いつも黄色と黒の縦縞のタイガーユニフォームから、レアルの白に似せたユニフォームで戦ったこともこのことと無関係ではないだろう。

なぜなら、今大会のチームでもっともレアルマドリードに近かったのが、この前橋育英だからである。

相手がボールを触れないのである。ポゼションしはじめると、まったく取れない。

なかなかこういうチームはこれまで出てこなかった。


さて、果たしてどういう練習をすればこういう良いチームを育てられるか?


この山田耕介監督はサッカーの指導風景をYouTubeにアップしている。以下のものである。
山田耕介のサッカー指導法 上達するための考え方とその実践 Disc3 sample


すでに前橋育英から何十人もプロ選手に育っているという。確か70人〜90人。

ぜひこの監督から学んでほしいものである。

いい指導者が現れたらすぐに取り入れる。

そういう積み重ねが大事である。


ところで、箱根駅伝で青山学院が4連覇したが、どこが東洋大や他の大学と違うのかというと、選手の持ちタイムでいうと、そんなに差がないらしい。

ところが、実際に大会になると、他のチームが大会前のプレッシャーや大会における大観客の前であがってしまい、全然実力を発揮できなくなるのに、青学の選手だけは逆に大声援をエネルギーに変えることができるという。

ただ、たったこれだけの差なんだとか。

要するに、マスコミ馴れ。場馴れしているのである。


同じことがJユースの選手にもある。

多くの少女や少年や大人の大観衆の前でプレーしているのが、高校サッカー選手である。

一方、Jユースの高円宮杯には観客がない。大応援団もない。

これが大試合になった時の場馴れや心持ちに影響するのである。

能力から言えば、今の高校サッカーは一部を除き、大半がユースの落選組である。

要するに、久保健英のような、いい選手はJユースに行き、その残りが高校サッカーにいるか、あえて自分から大舞台経験したいと考えた選手がわずかに高校サッカーにいるのである。

本田圭佑もJユースに合格できなかったから星稜に行ったのである。


では、Jユースの天才であった宇佐美貴史や柿谷曜一朗と高校サッカーの本田圭佑を較べてどっちが大きく育ったか?

いうまでもなく本田圭佑である。

大試合に強いのは、ゴン中山や本田圭佑や城彰二である。


このくらいに大舞台、檜舞台の力は偉大なのである。


大舞台になれる。檜舞台で活躍する。


こういう経験を子供の頃からしていかないと、世界レベルのW杯で活躍できないのである。


結局、気持ち(=精神)が自分自身を育成するのであって、才能ではない。いくら才能があっても気持ちがのらなければ才能の持ち腐れになるのである。


頑張る気持ちが身につかなければ、ブラジルのコートジボワールの香川真司のように何もしないで終了サ。



そろそろ日本サッカー協会もJユースのこういう負の部分を認識して改善しなければならないだろう。


いやはや、世も末ですナ。


おまけ:
またまたバカッター長友佑都が登場!?
長友佑都「潰れてからでは遅い」高校サッカーに警鐘

 サッカー日本代表でインテルミラノDF長友佑都(31)が、ツイッターで全国高校サッカーの7日間で5試合という超過密日程に警鐘を鳴らした。

 8日の決勝で前橋育英(群馬)が劇的な決勝ゴールで初優勝した試合を受け、同日に「高校サッカーの感動の裏で、決勝に上がった2校の日程見て驚いた。1週間で5試合。。いろいろな事情はあるんだろうけど、もう少し選手ファーストで考えてほしいな。選手が潰れてからでは遅いよ。」と投稿した。

 決勝戦で敗れた流通経大柏(千葉)の本田裕一郎監督も、試合後の会見で過密日程について苦言を呈していた。自身も名門・東福岡で全国のひのき舞台でプレーした長友。そんな先輩からの投稿には、MLBで活躍するダルビッシュ有投手もリツイートするなど、スポーツ界への波紋は広がりそうだ。

 今大会は12月30日に開幕し、1月8日までの日程。決勝に残った2チームは1月2日の2回戦からの登場だったが、仮に1回戦から勝ち上がれば9、10日間で6試合をこなすことになっていた。

ここ徳島の春先の西日本フェスティバルでも、毎日2試合の四日間の大会である。それでも高校生は難なくこなす。なんでもかんでも自分のフィジカルトレーニングビジネスに結びつける長友には困ったものである。

1日試合が増えれば、選手や応援団の遠征費の旅費や経費で1000万円はかかる。できるだけはやく大会を終わらせるのはアマチュアの大会の鉄則である。これをプロサッカーのように一週間に一試合なんてなれば、桁違いの経費になる。長友は自分が億単位の給料貰ってちょっと金銭感覚がずれてしまったんちゃうか?

もし長友がいうようにしたければ、長友は大会運営側や決勝に出るチームに遠征費や応援団の旅費を支払うべきだろうヨ。「言うは易し、行なうが難し」ですナ。モンスタークレーマー長友佑都である。





第96回高校サッカー選手権決勝:「高校サッカーには華がある」もっともレアルに近かった前橋育英!_e0171614_11282166.gif

by kikidoblog2 | 2018-01-09 12:10 | サッカー&スポーツ

<< 「2018年はどうなる???」... 「2018年はどうなる???」... >>