日本ベトナムに辛勝!:「マインドをどう育むか?」これが今後の我が国の問題になる!?
2019年 01月 25日
堂安律のPKのみ
みなさん、こんにちは。
いやはや、昨夜の日本代表ーベトナム戦、ちょっと前の南野と堂安がそれぞれU17とU20W杯で戦った時の試合を思い出させるものだった。
要するに、Jユースあがりの選手たちは個々の技術はあるが、それに見合うだけのメンタル、マインド形成がなされていない、という傾向が高いのだ。
だから、簡単にターンできて前を向いて勝負すべきところでも、後ろにマークされていると怖がってバックパスばかりになる。
そうなると、自分の持つ技術は敵に対して発揮することなく、いかにカッコいいバックパスを正確にこなすかというつまらないことで時間を消費することになる。
どうしてJユースはこれを許すのか?
昔ならバックパスばかりしていたら、お叱りどころか、ビンタである。
アルゼンチンやブラジルの怖さはワンタッチでターンして正対して常に勝負を挑んでくるということだ。
今回これに一番近いのはやはり世界ランクアジア最高29位のイランだった。
今大会はイランの大会になる可能性が高い。
あのリッピ監督率いるチャイナを3−0で快勝した。しかもアズムン
という長身俊足のおそらく「イランのクローゼ」、イランのスナイパー的なセンターフォワードだった。
イランにはかつてアル・ダエイという伝説の英雄、日本の釜本や三浦カズのような選手がいたが、今回のアズベンはそれに劣らない。さすがにロシアでやっているだけある。
ところで、いまの本田圭佑があるのも、実はロシアのリーグに行ったからだという面もあるのだ。
というようなわけで、次戦のイラン戦はとてつもなく厳しい試合になるだろうナア。かなり勝算は低い。
それにしてもどうして北川選手が日本代表に選ばれたのか?
うちの奥さんは、うつむき加減で暗い北川とカッコマンになってしまった南野と堂安は嫌いだと叫ぶ。
かっこつけ選手は広島あがりの槙野だけにしてほしい。
いまの南野はカメラ写りやイケメンぶりがいかに映像に残るか、どうやらそんな事ばかり考えてプレーしている。
さらっと髪をかきあげるとか、憂いのある瞳とか、。。。。
そんなことに興味あるなら、日本代表をやめてモデルになれ!
しかし、足が短いからモデルは無理だろうナア。
北川がどうして日本代表になったのかは謎だが、何よりもだめなのは、暗いことだ。笑顔がない。
夢の日本代表チームにいるわけだ。普通なら、乾貴士や中島翔哉のように嬉しくて仕方ないはずである。しかしながら、北川にはそれがない。それがプレーに出て、3重苦、4重苦になっている。
トラップできない、打てない、合わせれない、パスつながらない、走れない。
まあ、北川は今回のAFCで最後になるだろうヨ。これが清水エスパルスの天才なの?エスパルスのレベル低下を証明した格好だ。
チャンスは1回。
それをものにしなければなならない。
しかしながら、ここに来ていい面は、柴崎岳選手がちょっと調子を上げて走れるようになってきたことだろう。
顔つきもそれに応じて2年前を彷彿させる感じになってきた。昨夜の試合でもかなり運動量が増した。一方、相変わらずは乾選手だったナ。まったくいいところなし。
まあ、一般的傾向として、ユースの天才北川選手と選手権の半端ない大迫勇也選手とを比べたら誰にもわかるように、選手権経験者の方がマインドが完成されているのである。
つまり、「頑張りがきく」「ここぞというときの集中力が高い」のである。
この傾向は致命的なほど重要である。
指導者はこの高校選手権をぜひユースの天才たちにも経験させるべきである。
もしこの俺の主張に疑いを持つのであれば、ユースの天才でこのマインド形成のために青森山田に入学し、今年の選手権優勝した青森山田のチリ人バスケス選手とアフリカ人ハーフの三国選手の今後の成長の仕方をモニターしたら良い。
彼らともに中学時代までユースの天才の呼び声高かったが、そのままJユースで所属しないで高校サッカーへ意識的に移ったのである。
一方、FC東京のバルサの天才久保健英選手はそのまま中高とJユースを選択した。このまま行けば、凡庸な選手になるだろう。マインドが育たないからだ。
ところで、ここで言う「マインド」とは何か?
というと、要するに、ピンチや自分の体力の限界に来た時に「もうだめだ」と諦めて交代を要求するのではなく、そこで踏ん張って死にものぐるいの闘志を見せる」いわゆる「根性」、ライオンハートのことである。
要するに、Jユースの選手には根性がない。根性が育たないのである。
それは、今の子供達が親から厳しくしつけられない上、叱られない上に、指導者からもそうされる経験がなく、甘やかされて育つからである。ユースの指導者にとって選手はお客さんである。親御さんのお金が目当てだ。
しかし、高校サッカー部は違う。部員数が違う。200人とか400人とか、強豪校にはとてつもない選手数がある。だから、そういう大群の中での人間関係で鍛え抜かれるのだ。
いくら練習でうまくても大事な試合になると失敗する選手はそこで淘汰されてしまう。チーム内の昇格試合で落とされる。ルールに従わないもの、時間を守らない遅刻魔のセレッソの柿谷のような選手はそこで落ちる。
自己管理できない選手はチームの11人に入れない。
練習開始の1時間前には準備完了し、リフティングして堂々と待っている。こういう感じのマインドの選手でないと、Aチームに残れないのである。
その上、さまざまのノルマや練習メニューのハードルをクリアしなければならない。
日々そのノルマとハードルのクリアだけで人生が費やされる。1500m4分台後半。クーパー走4ラウンド完走。20kmラン完走。100mダッシュ50本完走。。。。
果たしてこういうことをJユースはやっているか?
神様ジーコ、ジーコですらW杯優勝はできなかった。それは天才ジーコにはマインドが十分育っていなかったからだ。ジーコはエリートだった。
その点、ドゥンガはエリートではなかった。叩き上げの現場監督のようにしてマインドを形成した。だから、ブラジルが強豪国への復活の最初のノロシをペレ以来20年ぶりであげたのである。
若者のマインドをいかにして育てるか?
今後の日本の最大のテーマとなるだろう。
羽生結弦はどうして出来上がったのか?
彼は東日本大震災の生き残りである。
この最大のハンデが彼の勝利への執念を生んでいるはずである。
親の早世、片親のハンデ、。。。
いわゆるハングリー精神は一番直接的にマインドの形成に役立つ。
果たして錦織にこれがあるか?
我が国はこの問題に焦点をあわせて真面目に研究すべきだろうナア。
がんばれ、日本!
by kikidoblog2 | 2019-01-25 09:21 | サッカー日本代表