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「101回目の夏の甲子園」は面白かった!?:色々学ぶことがあった!?   

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みなさん、こんにちは。

さて、101回目の夏の甲子園も今日終了した。結果は、周知の通り、大阪の履正社が石川の星稜を5-3で破って初優勝した。

今回の夏の甲子園も私はほぼ全試合を見たことになる。

その熱気が冷めやらぬうちに、というより、私の記憶が消えないうちに、私が気づいたことだけメモしておこう。あくまで私個人のメモだから、独断と偏見であることを先にお知らせしておこう。気に入らないと思った人はスルーでよろしく。

(1)大阪と兵庫の代表はホームの戦い。他はみなアウェーの試合になる。

したがって、圧倒的に大阪兵庫が有利であるということ。

かつてのPL学園、大阪桐蔭、そして履正社。みな試合が終われば、自分の学校で調整できた。

だから、履正社は学校の施設で筋トレ、水泳などリハビリもリラクゼーションもできたはずである。が、星稜は宿舎からだから、完全にリハビリのコンディション調整はできなかった。

(2)良い監督が勝ち、悪い監督が負けた。

まあ、良い悪いという言い方には語弊があるが、高校野球のセオリーに忠実に従ったチームが勝利した。

ノーアウト、ワンナウトでバントで進塁させたチームが圧倒的に勝利した。これをせず強行したり、失敗したチームは結局負けた。決勝もそうだった。

途中で敗退したチームも勝ったときはセオリー通りに試合を行っていた。それができなくなった場合に敗退した。

ノーサインの富西のように自由にやらせるチームは夏の甲子園には出ることもできなかった。

(3)好球必打のチームが勝った。

1球目から甘い球、甘いストライクを勇気を持って打っていったチームが勝利した。決勝もそう。

相手ピッチャーに球数を投げさせる目的で、2ストライク3ボールまで粘る作戦のチームは途中で敗退した。

甘い球、打てる球を見逃さず、1球目から狙っていくチームが勝った。

たとえば、2ストライクまで待つ、あわよくば2ストライク3ボールまで待つという戦法では、ピッチャーがストライクを取りに来た甘い球を見逃し、最後の勝負球や釣り球のような難しい球を打たされるために、圧倒的にピッチャーが有利になり、打者は凡打に終わり、結局そういうチームが敗退した。

(4)胸の厚い身体の大きな選手のチームが勝った。

準決勝の明石商と履正社、決勝の星稜と履正社では、あきらかに履正社の選手のほうが、胸板が厚く、太ももが太かった。

これは筋トレの成果だが、結局、ガタイの良い、力のあるチームが勝利した。

疲労回復でも筋肉のある方が回復が早いことが分かっているから、体脂肪はある程度で筋肉のある方が早く回復し、次戦でも頑張りがきく。

優勝するためには、プロ即戦力の奥川選手のようなスピードボールに打ち勝つ必要がある。それには、ボールに負けない筋力が必要なことは明白だ。履正社にはそれがあった。

(5)優勝するには30年かかる。

かつての水野投手(現ジャイアンツ投手コーチ)のいた徳島の池田高校の蔦監督は、甲子園に出るまで20年近くかかり、優勝までには30年近くかかった。

同様に、履正社の岡田監督も優勝までに30年かかった。

(6)履正社の岡田監督は池田の蔦監督になった。

蔦監督が結局何が決めてと考えて優勝できるようになったか?

というと、バッターも投手も野手もパワーアップだった。

そのためには、徹底的な筋トレによる

肉体改造

が必須だった。

今回の履正社もそうだった。

春の甲子園で奥川選手にきりきり舞いさせられ、その痛い思いからこの大会および大会中も徹底的に筋トレを続けた。これが功を奏した。

この意味で、結局、岡田監督は蔦監督と同じことをしたわけだ。

若い選手は、大会中1週間も何もしなければ、体力や筋力がどんどん落ちていく。

ところが、試合後もまた筋トレをすれば、大会中にどんどんレベルアップしていく。体力もつく。

こうして大会中にはじめと後では、まったく別チームになることもある。今回の履正社がそうだった。


というわけで、今大会で履正社の岡田監督が一皮むけ、かつての蔦監督のように変わる可能性がある。


さて翻って、サッカーでも同様だ。

いまのJユースのチーム出身の天才的選手がその後に伸びないのは、なぜか?

というと、それはユース時代に厳しい肉体改造の訓練を受けないからである。だから、1試合フルに走れない。あるいは、チャージされると簡単に故障する。

我々の時代の高校生でも、毎朝10kmとか、週に2回20kmランと筋トレとか、そういう過酷な練習を課したりしたものだが、いまではせいぜい日に8kmとかそんなものである。

青森山田の練習メニューのように、システマチックに育成する練習メニューはJユースにはなさそうだ。せいぜい長友が吹聴する体幹トレーニングのようなものだけだ。

しかし、それでは体が成長期である時期に過酷なメニューを行わないわけだから、心肺機能も発達しなければ、筋肉もつかない。

実際、成長期によく走れば走るほど、胸が分厚くなる。サッカー胸である。太ももは女性の腰周り(ウェスト)ほどに太くなる。私ですら、高校生時代、もも周りが58cmあった。

釜本選手は65cmほどあったという。マラドーナもそうだ。

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今の選手は、サッカーパンツがロングで太ももが見えないスタイルに変わった(昔のヤンキーのサッカーパンツとそっくりだ)から、太ももの良し悪しが見えない。
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昔のようなショートパンツであれば、だれが鍛えているかそうでないのか一目瞭然である。
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この意味では、ショートパンツの時代に戻るべきだと思う。いまはスパッツがあるから、股ズレはない。もともとロングパンツ着用になったのは、股ズレ防止のためだった。

実際に、ロングパンツはパンツがふとももに引っかかってキックしにくい。


青森山田、 野洲、前橋育英、東福岡、滝川二、鹿児島城西、鹿児島実業、帝京、国見、星稜、、。。。など、高校サッカー出身の選手の方が試合で頑張りがきく。

Jユース上がりの選手は総じて基礎体力がない。


とまあ、今回の夏の甲子園は、こういった成長期の肉体改造の重要性を示唆した点で非常に価値の高い大会となっただろう。

まあ、筋肉や基礎体力をつけるには、本田圭佑がいうまでもなく、

(7)食事も練習のうち

なのである。したがって、食費がかかる。お金がかかるわけだ。

ちなみに、ガタイの良い選手の主食は米である。グルテンフリー。

運動する人はグルテンは合わないのだ。

ジョコビッチがそれを証明した。おそらく、錦織圭もそれが問題だろうと見える。

パン食、麺類、パスタは、我々日本人スポーツ選手には合わない。


サッカー選手と野球選手とを比べて、どうして野球選手の方がガタイが良いか?

日本サッカー「土坪にはまる」3:「サッカー選手もどんぶり飯3杯食べろ!」
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(1日6食、どんぶり飯3杯の野球選手)


というと、いまは野球の世界では、中高時代にどんぶり飯3杯運動が流行しているからである。

しかしながら、サッカーではあまりそういうことは聞かない。

この差が、そうじゃなくても体力消耗する走るサッカーにおいて選手の栄養不足により体が小粒になってしまうわけだ。

その昔の我が国の飛脚は、米を大量に食べたという。が、走る前には肉を食わなかった。肉を食うと走れないのである。

実際、私自身いろいろ自分自身で実験したが、走るときはだいたい食事は走る前の最低でも数時間前、4時間は前にしないと、走れない。私の場合は、最適は6〜7時間前である。

しかもその数時間前の食事に、トンカツとかハンバーグとか、肉類を食うと、非常に体が重くなった感じがして、実際にスピードが落ち、結構苦しい感じの走りになる。

数時間前に米中心のあっさりのものだと、非常に快調に走ることができる。

こういうふうなことを加味しながら、いつ何を食べたら良いかを考慮しながら、体つくりをしていかなければならないだろう。


いずれにせよ、今回の101回目の夏の甲子園は非常に面白かった。

ありがとう、お疲れ様、甲子園球児たち!

がんばれ、日本!





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by kikidoblog2 | 2019-08-22 21:52 | サッカー&スポーツ

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