カテゴリ:普通のサイエンス( 37 )   

自己構築する機械の時代!?:AIは古い。すでに世界は次世代を狙っている!?   

みなさん、こんにちは。

偶然YouTubeでこんなものを見つけたので、一応メモしておこう。

自己構築する物をつくる事は可能か?
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お笑い - おもしろ - 自己集合する小さな立方体


ところで、ここで問題になっている「自己組織化」とはこんなもの。

Assembly of Human Papilloma Virus Virus-Like Particles


要するに自分自身で自分を構築していくシステムをマクロなシステムで作れるかという挑戦である。

が、ミクロなシステムにおける自己組織化の理論はまだ完成していないんだけどな。


本末転倒になっている観がある。



いやはや、世も末ですナ。



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by kikidoblog2 | 2017-10-11 19:35 | 普通のサイエンス

脳科学者【中野信子】さんの「脳の話」:なかなか面白いですナ。   

うそこメーカーで発見:「人類愛100%」の愛の男!

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うそこメーカー「脳内メーカー
ジョーク一発「脳内メーカー」で見る政治家の「脳内イメージ」1:まず政権与党から


みなさん、こんにちは。

脳科学者というと、たぶん真っ先に茂木健一郎を思い出すだろう。

私が理研にいたころ、彼は理論物理から脳神経系の理論の研究をしていた。だから、脳科学者といっても理論物理学者で脳を研究テーマにしている研究者ということができる。

また茂木が無名の頃、保江邦夫博士とつるんで脳の研究をしていた時代があったと聞く。この時代、もともと素粒子理論物理学者や高エネ理論物理学者であった保江邦夫博士もまた脳の記憶の研究を理論物理学の立場から研究をされていたと聞く。

このように、理論物理から脳研究に転向した人は数知れない。

逆のサイドとしては、医者から脳研究に入ってきた人もいる。脳卒中や認知症などの症例を解決しようと考えて、解剖学的に脳を研究する立場から、脳科学者になった人である。

脳はあくまでも研究の1つの対象にすぎないから、研究者の過去の経歴により、物理、化学、工学、生物学、分子生物学、情報科学、コンピュータ学などさまざまな背景や立場から研究されているわけだ。

ところで、高エネ物理、場の理論などの分野から脳研究に入った人の多くは、もはやこの地球上では素粒子理論のエネルギー領域で実験することが不可能だから、やることがなくなり、他の分野に転向せざるを得なくなって、その一つの対象に脳を見たという人も多い。

簡単にいえば、素粒子や相対論ではもうやることがないから、別の分野に進出したというわけだ。


保江邦夫博士とその弟子の治部真理さんの理論は、脳細胞どうしの通信を脳内の特殊な電磁場を通じて行うという理論である。これをある種の光と考えた。脳内エヴァッセント光というものである。

こうして、脳は脳内の光を通じて交信し、それを脳細胞にあるマイクロチューブルという物質に記憶する(のではないか)というのが彼らの論説である。

だから、一般に電磁場はその発生部位の外部にも広がることができるから、脳も例外ではなく、脳の外にも電磁場は広がり得ると考える。ゆえに、脳外に広がった電磁場を通じて無言の意思疎通も可能だと考える。

これに対して、意外にも脳細胞を研究する実験家の方が、還元論的、細胞学的なものの見方に流れ、脳の機能は脳細胞のシナプスとシナプス結合の際の神経伝達物質やセンサーの問題にすぎないと考える物が多い。

だから、脳の機能は脳内のごく一部に局所化していると考えやすい。

一般に脳科学者というと、後者の立場のものを想定しているといえるだろう。


これに対して、さらに脳はあくまで一つの受信機にすぎないという考え方もある。

これはデービッド・アイクや多くのスピリチュアリズムの人たちに見られる。脳はこの自然界のさまざまな波動を受ける一種の受信機であり、脳活動はあくまでその補助にすぎないと考える。つまり、原因ではなく結果、すなわち現象にすぎないと考える。


まあ、脳はそれほどまでに難しい魅力的な問題なのだが、たまたま見つけた美人脳科学者として有名な中野信子博士の話が意外に面白いので、一応それをメモしておこう。以下のものである。

【中野信子】〇〇〇〇の状態が続くと海馬が委縮し記憶力が悪くなる#中野信子 脳科学者#


【中野信子】脳は○○すると再生する!脳はいったい何で出来ているのか?


【中野信子】脳をボケさせない簡単な方法!気持ちの良い物を探せ!?


【中野信子】記憶力には2種類ある!大人になってからの記憶力の効果的なしつけ方★五感をフル活用せよ!

中野信子 すぐ怒る人は頭が悪い 争いが起こるコミュニティは知性レベルが低い?


他多数


むろん、信じる信じないはあなた次第ですゾ。


それにしても、YouTubeを見させるために、「〇〇すると〜〜〜」というタイトルはめんどくさいネ。


いやはや、世も末ですナ。




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by kikidoblog2 | 2017-10-11 08:36 | 普通のサイエンス

ノーベル物理学賞に最も近い日本人:ハイゼンベルグの不確定性原理を超えた「小沢の不等式」   

みなさん、こんにちは。

最近は気がついたときにメモしておかないとすぐに忘れてしまったり、他のことに気をとられてしまうから、忘れにないうちにここにメモしておこう。


今回のノーベル物理学賞はアメリカの重力波検出装置LIGOを作り出したリーダー3人に与えられた。

のべ1000人以上の関与がある大プロジェクトだから、予算も人件費も大きく、ノーベル賞を取らなければ引っ込みがつかない。反対派から銃殺されかねない。そういうものだった。

ところが、実はこのプロジェクトの実現にあたり、たった一人の日本人の極めて重大な関与があったという。

それは、ひょっとしたら岡潔博士以来の天才かも知れない数学者の小沢正直博士である。これに関してメモしておこう。

この小沢博士の業績やその歴史的変遷に関して短くかつ比較的正直な記事があった。以下のものである。

(あ)産経の記事
ノーベル賞「重力波」に陰の立役者 名大・小澤正直特任教授、物理学の定説覆す理論で貢献
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 今年のノーベル物理学賞の受賞研究となった重力波の検出。米国の観測施設「LIGO(ライゴ)」チームによる歴史的な偉業を理論面で支えたのは、数学者で名古屋大特任教授の小澤正直氏(67)だった。

 重力波の直接観測は、アインシュタインが残した「最後の宿題」といわれる。小澤氏は1980年代に当時の物理学界の「定説」を覆し、宿題の解き方を理論的に示した。

 アインシュタインの一般相対性理論では、質量がある物体が存在すると時空のゆがみが生じ、物体が運動すると時空のゆがみはさざ波のように、光速で宇宙空間を伝わっていく。

 ただし、遠い宇宙から地球に届くさざ波はとてつもなく小さく、地球と太陽の距離に対して水素原子1個分ほどのかすかな変化を捉えなければならない。

 LIGOチームは、ブラックホールの合体によって13億年前に発生した重力波の検出に成功したと、昨年2月に発表した。レーザーの干渉を利用してかすかな距離の変化を検出する巨大な観測装置が、ついに時空のさざ波を捉えたのだ。

 数学者である小澤氏による理論的な裏付けがなければ、重力波の直接観測は大きく遅れただろう。30年ほど時を遡(さかのぼ)る。

 80年代半ばまで、ドイツの物理学者ハイゼンベルクが提唱した量子力学の「不確定性原理」から導かれる観測精度の限界(標準量子限界)があると信じられていた。LIGOが採用した干渉計型の装置では重力波観測は不可能だとする考えが、当時の物理学界の圧倒的主流だった。

 「その問題は、すでに私が解決済みだ」

 86年、東京で開催された国際会議で小澤氏は手を挙げた。「干渉計型でも観測精度の限界を破る方法があるはずだ」と主張する米国の研究者の講演後のことだ。

(以下省略)



(い)日経サイエンスの記事

物理学の常識に挑む数学者 小澤正直
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 「ハイゼンベルクの不確定性原理は,破ることができる」。数学者,小澤正直は,80年間に亘って信じられてきた現代物理学の基本中の基本を静かに,だがきっぱりと否定する。

 1927年にウェルナー・ハイゼンベルクが提唱した不確定性原理は,新たな世界観を打ち立てた。観測という行為は,見られる側の状態を決定的に変えてしまう。だから物体の状態を完全に知るのは不可能で,見る前の状態は本質的に不確定だとの見方だ。ハイゼンベルクはこの新たな世界観を美しい式で表した。「物体の位置の測定誤差と測定で生じる運動量の乱れの積が,常に一定の値以上になる」という式である。物理の教科書の最初に載っているこの式の意味は「位置の測定誤差をゼロにしようとすると,運動量の乱れが最大になる。だから誤差ゼロの測定はできない」ということだと,学生たちは教わる。

 だが小澤は,ハイゼンベルクの式には重大な見落としがあるという。観測される側の物体がもともと備えている量子ゆらぎと,観測によって物体の状態に生じる乱れを混同しているのだ。両者をきちんと分けて考えれば,ハイゼンベルクが見落とした可能性が見えてくる。測定される物体の状態と,測定誤差や測定によって物体に生じる乱れとの間に相関があるような測定なら,「誤差ゼロ」の測定も可能になるのだ。ハイゼンベルクの式は,あらゆる観測について常に成り立つ式ではない。

 小澤はハイゼンベルクの式を修正し,どんな測定でも成り立つ一般式に書き直した。ハイゼンベルクの元の式に,測定する側とされる側との関係を表す2つの項を付け加えたものだ。測定誤差がゼロでも,ほかの2項の値をうまく選べば不等式を満たすことができ,誤差のゼロの観測が実現できる。

 小澤の提唱は当初ほとんど注目されなかったが,次第に風向きが変わり始めた。きっかけは量子情報科学の進展だ。量子力学の不確定性を活用した未来技術である量子コンピューターや量子暗号通信は,観測によって素子やデータの状態が変わることが,目的の計算や通信を行う上で重要な意味を持つ。その研究には,測定の限界を厳密な形で与える式が欠かせない。小澤のもとには,小澤の式を実験で検証したいという実験家が連絡してくるようになり,招待講演の依頼も舞いこむようになった。「我々は今まで,不確定性原理を本当の意味で理解していなかったようだ」と物理学者の細谷曉夫は瞠目する。

 将来,量子情報科学がどんな物理学教科書にも普通に載る日が来るかもしれない。その時最初のページには,ハイゼンベルクではなく小澤の不確定性原理の一般式が記されているはずだ。

 記事の無料ダウンロードはこちら→物理学の常識に挑む数学者

ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証

 「小澤の不等式」。数学者の小澤正直・名古屋大学教授が2003年に提唱した,ハイゼンベルクの不確定性原理を修正する式です。小澤教授は30年近くにわたって「ハイゼンベルクの不確定性原理を破る測定は可能」と主張し続けてきましたが,このたびついに,ウィーン工科大学の長谷川祐司准教授のグループによる実験で実証されました。15日(英国時間)付のNature Physics電子版に掲載されます。

 小澤の式とはどんなものでしょうか? まず,物理の教科書をおさらいすると,1927年にハイゼンベルクが提唱した不確定性原理の式は,こんな形をしています。

  ε(q)η(p) ≧ h/4π  (hはプランク定数,最後の文字は円周率のパイ)

ε(q)は測定する物体の位置の誤差,η(p)は位置を測定したことによって物体の運動量に生じる乱れです。もし位置が誤差ゼロで測定できたら運動量の乱れは無限大になり,測定してもめちゃくちゃな値がランダムに出てくるだけです。だから位置と運動量をともに厳密に決める測定はできないと,これまでずっと物理の学生は教わってきました。

 現代物理学の基本中の基本とも言えるこの式に,小澤教授は1980年代から異を唱えてきました。2003年にはハイゼンベルクの式を修正する「小澤の不等式」を提唱しました。こんな式です。

  ε(q)η(p) + σ(q)η(p) + σ(p)ε(q) ≧ h/4π

ハイゼンベルクの式から,項が2つ増えてます。新たに出てきたσ(q),σ(p)というのは,それぞれ物体の位置と運動量が,測定前にもともと持っていた量子ゆらぎです。ハイゼンベルクは不確定性原理を考える際,この量子ゆらぎと測定による誤差や乱れを混同した形跡がありますが,量子ゆらぎというのはもともと物体に備わっている性質で,測定とは関係なく決まります。小澤教授はこれを厳密に区別した上で観測の理論を構築し,新たな不確定性の式を導きました。

 小澤の式はハイゼンベルクの式と違って,ε(q)やη(p)がゼロになっても,σ(q)やσ(p)が無限大であれば成立します(量子ゆらぎが無限大になっても測定はできます)。つまり誤差ゼロの測定が実現できるのです。量子もつれになった2つの粒子ならそうした測定が可能であることも,理論的に示唆されました。

(以下省略)


(う)文科大臣賞受賞の紹介文
小澤正直氏の受賞に寄せて
東京工業大学大学院理工学研究科 細谷 暁夫


このたび, 小澤正直氏が平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞 (研究部門)を受賞されたことは, まことに喜ばしいことです.本賞は,「我が国の科学 技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究または発明を行った個人またはグ ループに対して授与される賞です. 私自身は物理学者ですが, 小澤氏のされたお仕事の成果の恩恵を受けている立場で, このたびの受賞をご紹介申し上げます.

今回の受賞の対象となった小澤氏の業績は, 「量子測定理論の先駆的研究」によるも のです. 今日活発に研究されている量子情報理論の基礎には小澤氏が世界に先駆けて 確立した量子的測定理論があり, 多くの標準的教科書が採用しています.

(以下省略)


(え)小沢博士による日本語解説
量子情報の数学的基礎


(お)柳瀬睦夫博士のこと

ところで、上の解説にある

[50] M. M. Yanase, Optimal measuring apparatus, Phys. Rev., 123 (1961), 666–668.

のYanase博士とは、ここでは何度も出てくる保江邦夫博士の知り合いだった柳瀬睦夫博士のことである。

科学と宗教を極めた物理学者柳瀬陸男博士が言った:「魂は時間と空間を越えられる」
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人間は生きているかぎり時間と空間に閉じこめられている。
ただ、魂は時間と空間を越えられる


「神は弱き者を助ける」から「第三次世界大戦はエイリアンの代理戦争である」まで


このように、神学者、宗教家、理論物理学者でもあった柳瀬睦夫博士は、人は死なない。人は死んだほうがむしろ自由になるというようなことをしばしば言っていたという。

情報理論の発展とともに、なんとなく、情報と制御の関連から、物質的世界ではない、情報の世界の実在性が彷彿される時代になってきた。

うまく情報制御できれば、ハイゼンベルグの不確定性定理も超えることができる。


すなわち、物質世界の制限を精神世界である情報の力、言い換えれば、魂の力で制御可能である。

どことなくそんなことを言っているように聞こえるから不思議である。


物質世界が作り上げた情報世界は、その物質が失われても残る。

これって、物質にとっての死後の世界だよナ。物質の情報=物質の魂は永遠である。

とまあ、そういうことを考えさせてくれる大発見なのである。


岡潔博士もそういうことを晩年には繰り返し言っていたし、柳瀬睦夫博士も言っていた。むろん、保江邦夫博士も言っている。ちなみに、情報理論家の苫米地英人博士も似たようなことを言っている。


まあ、いずれにせよ、量子物理学を生み出しノーベル物理学賞受賞したハイゼンベルグの「不確定性原理」の誤りを発見し、それを拡張した「小沢の不等式」を生み出し、それによって量子情報理論やLIGOの完成に導いたという意味では、この小沢正直博士はノーベル物理学賞に最も近い日本人物理学者であるということができるだろう。


名は体を表す

というが、名前が正直なんだから、まさに偉大な数学者にピッタリの名前である。証明は正直に行わなければならないからだ。


来年のノーベル物理学賞は、たぶんこの小沢正直さんではなかろうか?→俺の予想!


しかし、この数学理論はかなり難しいものですナ。

頑張れ日本。



いやはや、世も末ですナ。




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by kikidoblog2 | 2017-10-08 13:01 | 普通のサイエンス

今年のノーベル化学賞は「クライオ電子顕微鏡」の発明者の3人へ!   

みなさん、こんにちは。

今年のノーベル化学賞の発表が先ほど行われたが、残念ながら、日本人の受賞ではなかった。

https://www.nobelprize.org
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2017 Nobel Prize in Chemistry
The Nobel Prize in Chemistry 2017 was awarded to Jacques Dubochet, Joachim Frank and Richard Henderson "for developing cryo-electron microscopy for the high-resolution structure determination of biomolecules in solution".



このクライオ電子顕微鏡というのは、こんな感じのものらしいですナ。

最先端電子顕微鏡プロトコール CEMOVIS

1.CEMOVIS(Cryo-Electron Microscopy Vitreous Sections)

日本語に訳すときは、非晶質(ガラス状)凍結切片クライオ電子顕微鏡観察としています。また、海外でもCEMOVISとは言わずに、単にvitreous sectionsと言うことが多いです。凍結切片と日本語で言うと徳安法を思い浮かべる人が多いですが、本方法は違います。CEMOVISの開発には複数の人が携わっています。中でも最も有名なのは、Dubochetのreview 【Al-Amoudi, A. et al. Cryo-electron microscopy of vitreous sections. EMBO J 23, 3583-8 ,2004】です。CEMOVISという言葉は、彼らが使い始めました。CEMOVISは、厚い生物試料を表面からできるだけ深部にまで非晶質層に凍結し、そのままクライオミクロトームで薄切し、得られた氷の切片をクライオ電子顕微鏡で観察するという技術です。非晶質層、つまり液体に近い構造の水に囲まれているので、従来の化学固定切片よりも、より生きている状態に近い観察が可能になります。また、得られる像は、構成分子そのものに起因するシグナル(主に位相コントラスト)から成り立っていますので、染色剤で染めたものよりも正しい構造情報を反映しているといえます。
透過型電子顕微鏡では、電子と物質の相互作用が強すぎるため、試料を薄くしなければ観察できません。しかし、試料を薄くするためには、水分たっぷりの生物試料を固めなければなりません。こうして開発されたのが、化学固定した試料を薄切する樹脂包埋切片法でした。では、CEMOVISでは、どのようにするのでしょうか?以下簡単に御紹介しましょう。
(1)加圧凍結装置を用いて試料を表面からできるだけ深く非晶質層に
   固定する(物理固定という)
   試料に一挙に2100bar(≅2072気圧) かけると同時に液体窒素の
   ジェットを吹き付けることで可能になります。

【写真】加圧凍結装置 EM-PACT2
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(2)クライオミクロトームで、非晶質層を保ちながら、薄切をし、
    氷のリボンを作製する。

【写真】ダイヤモンドナイフ先端についた氷のリボンをブラシの毛でとっているところ。氷が透明なのは非晶質層の証拠。
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(3)クライオ電子顕微鏡で観察する。
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まあ、非常に単純に言えば、急冷して瞬間冷凍した状態で細胞を観察する電子顕微鏡。

生きている状態の瞬間冷蔵したスナップ写真を撮る装置。


やはり生きている状態そのものを見たいよナ。


これを発明すれば、次なるノーベル賞ですナ。


頑張れ日本!

来年以降を期待しましょう。


まあ、今年のノーベル賞は観測器の実験屋さんの年か。

理論家には暗黒の年だった。



いやはや、世も末ですナ。



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by kikidoblog2 | 2017-10-04 19:46 | 普通のサイエンス

今年のノーベル物理学賞は「重力波の検出者3人」へ!   

みなさん、こんにちは。

先ほど今年のノーベル物理学賞受賞者の発表があった。

超巨大なマイケルソンモーレーの実験による「重力波の検出」の3人
Rainer Weiss, Barry C. Barish and Kip S. Thorne
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に送られたようだ。

https://www.nobelprize.org


Tuesday 3 October, 11:45 a.m. at the earliest
Chemistry:
Wednesday 4 October, 11:45 a.m. at the earliest
Peace:
Friday 6 October, 11:00 a.m.
The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel:
Monday 9 October, 11:45 a.m. at the earliest



この最後のキップ・ソーン博士は、私がユタ大にいた頃、講演に来て聞いたことがあったが、いわゆる一般相対性理論の大家である。

しかし、いまや相対論や素粒子論は、
仮説の上に仮説を作る

という感じで、30年前の当時でも、SFなのか、現実なのか、理論なのかよくわからず、
もはや宗教である

という印象を多くの研究者が持ったものである。

100年前なら、マイケルソンモーレーの実験で検出されたのなら、それは
エーテル流の検出

であり、
エーテルの存在が見つかった

と理解するだろう。

しかしいまでは、最近流行の「重力波」の検出ということになったようだ。

さもなくば、ここまでビッグサイエンスになってしまった素粒子論や高エネルギーサイエンスの立場がない。


すでに今現在の技術では、そんなに巨大にしなくても、マイケルソンーモーレーの実験を地平面に平衡ではなく、地上に垂直においてやれば、すぐにエーテル流の存在が見つかるのである。

これでアインシュタインの予言したすべてが見つかったということになってほっとしたのでしょうナア。

とまあ、そういうことにしたいわけですナ。


いやはや、世も末ですナ。



おまけ:
LIGO=巨大なマイケルソン・モーリー実験:相対論信者の最後の砦!?

かつてラカンという科学哲学者が、
科学の法則は多数決で決められている
と看過して科学者サイドから痛烈な攻撃を受けたことがあった。

実際は
科学の法則はユダヤ人科学者の多数決で決められている
が真実というところだろう。すべては旧約聖書の記述のみにあわせて考える。

言い換えれば、
嘘も100回つけば真実になる
という朝鮮の諺、あるいは、
人は大きい嘘ほど信じこむ
といったアドルフ・ヒトラーの言葉にも相通じるところがある。

ヒトラーは遺伝的には偽ユダヤ人だったことが分かっているから、やはりユダヤとニダヤは似ている。何から何まで似ていますナ。ゆえに、「朝猶同祖論」が成立するのである。世も末じゃ。






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by kikidoblog2 | 2017-10-03 19:13 | 普通のサイエンス

2017年ノーベル生理医学賞「概日周期の制御機構発見」の番外編:ロン・コノプカこそ真の発見者だった!   

みなさん、こんにちは。

今日はちょっと図書館に本をとりに行っていたのではここにメモする時間が無かった。

さて、昨日のノーベル生理医学賞の「時間生物学」の話だが、これはある意味では、ノーベル賞財団が『やかした』と言えるかもしれないですナ。

というのは、今回「概日周期の遺伝子制御の発見」で受賞したわけだが、実はこの3人はかなり後からこの分野に入って来た新参者だったのである。

最初にこの分野を創始したのは、いうまでもなく、

シーモア・ベンザー博士と彼の弟子のコノプカ博士である。
朝鮮サッカー選手、「独島もFIFAもJOCもわれわれの領土」とのメッセージ!?


この話はジョナサン・ワイナーの以下の本に出ているので、一応メモしておこう。
時間・愛・記憶の遺伝子を求めて―生物学者シーモア・ベンザーの軌跡 単行本 – 2001/12
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残念ながら,今我々があまり知らないのは、「行動の遺伝子」というものである。別に何かの障害を持っていない普通の人であったとしても、この遺伝子のあるなしによって行動に差がつくということを行う遺伝子の研究である。これは非常に難しい。古典的な研究は、ショウジョウバエで行われた。こういった話は以下のものが面白い。

いま「時間遺伝子」で飯食っている人は、ベンザー博士の天才のおかげである。


ベンザー
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の研究室のロナルド・クノプカ博士が、ショウジョウバエを研究して、
蠅にも時間、愛情、記憶を司る遺伝子がある
と証明したのである。

この話は以下の本にもあるようだ。
分子生物学の軌跡―パイオニアたちのひらめきの瞬間
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そうして、蠅にも愛情があり、記憶があり、時間の遺伝子があり、

「蠅で言えることは人間でもいえる」

という分子生物学の格言を唱えた。

ところで、当時1960年代から1970年代のアメリカは、いまの日本のように、パヨク全盛の時代だった。

「人間は遺伝子で決まるのではなく、生きた環境で決まるのだ」
という似非理論を熱烈に信じるものが多く、そういう新手の論説に飛びついたマスコミが、ベンザーとコノプカに攻撃したのである。

そのため、コノプカ博士は生物学者であることができなくなり、大学をやめて、まったくのフリーの生物学者になってしまったのである。

まだ現存していれば、と思ったが、2015年に心臓発作でお亡くなりになったようである。

ベンザー博士もちょっと前の2007年にご逝去された。

今回ノーベル賞をもらったRosbash博士のコノプカ博士への追悼文を見つけたので、それもメモしておこう。以下のものである。
Ronald J. Konopka (1947–2015)
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Ron Konopka was found dead of an apparent heart attack in his Pasadena, CA home on February 14, 2015. Konopka was my close contemporary and began graduate school at Caltech in 1967. He published his thesis work along with his mentor Seymour Benzer in what is perhaps the single most influential paper in circadian rhythms (Konopka and Benzer, PNAS 68, 2112–2116). The field has spent much of the subsequent 45 years deciphering the meaning and validating (over and over again) the importance of this Rosetta stone.


ところで、このベンザーとコノプカの最初の論文がこれ。
Clock Mutants of Drosophila melanogaster


上のラシュバシュの追悼文の中にもあるが、フリーになって高校生の家庭教師をして生計を立てているころもっともその影響を受けたのが、今回ノーベル賞をもらったジェフ・ホールであるという。

結局、本当の発見者はアカデミズムからたたき出され、その影響を受けたやりくり上手、立ち回りのうまいユダヤ系の学者さんたちが、最終的にこの研究を完成させてノーベル賞をもらったのである。

とまあ、そんな感じですナ。


ベンザーは生粋のドイツ人、コノプカはアメリカ人。


いずれにせよ、この二人が、時間を決める遺伝子があるということを発見しなければ、その制御機構を突き止めることも無かった。


まあ、ノーベル賞では良くあるやり方だが、ユダヤ人以外の発見者がいた場合は、当の発見者が死ぬまで待って、その後で、その分野を引き継いだユダヤ人にノーベル賞を与える。

今回のものは、そんな常套手段的な感じがしますナ。


ベンザーおよびコノプカにノーベル賞をやらなかったというのは、本当にあり得ない話なんですナ。

いや〜〜、痛い。

両博士のご冥福をお祈り致します。合掌。




いやはや、世も末ですナ。




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by kikidoblog2 | 2017-10-03 15:24 | 普通のサイエンス

ノーベル賞週間開幕!:まずは「生理医学賞」→「概日周期の発見者3人」へ!   

みなさん、こんにちは。

さてあと3時間ほどで今年最初のノーベル賞、生理医学賞の発表になる。
https://www.nobelprize.org


Announcements of the 2017 Nobel Prizes
Physiology or Medicine:
Monday 2 October, 11:30 a.m. at the earliest
Physics:
Tuesday 3 October, 11:45 a.m. at the earliest
Chemistry:
Wednesday 4 October, 11:45 a.m. at the earliest
Peace:
Friday 6 October, 11:00 a.m.
The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel:
Monday 9 October, 11:45 a.m. at the earliest


どうやら我が国マスコミも予測率をあげようと結構調べて来ているようだが、はたして当たるだろうか?

今年のノーベル賞の我が国の有力候補たち
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きょうからノーベル賞 日本人、初の4年連続なるか 医学・生理学…本庶氏 化学…神谷氏や山本氏が有望視


私が研究をやったことがある物理の分野では、まだノーベル賞に輝いていないのは、おそらく

ネットワーク理論

ではないだろうか?

他はすでに量子ホール効果で2つ。
STM(スキャンニングトンネル顕微鏡)で1つ。
準結晶で1つ。
KT転移(コスタリッツーサウレス転移)で昨年1つ受賞している。


ネットワーク理論の分野では、米人のスチュアート・カウフマン、ハンガリー人のアズロ・バラバシ、韓国人のジョンなどがいる。

たぶん韓国人がノーベル物理学賞をとるとすれば、このジョンしかないのではなかろうか?


ダークホースとしては、蔵本由紀博士だろう。同期現象の基礎理論を生み出し、この宇宙の1つの真実を発見したからだ。



生理学賞では、昨年も候補になったはずの、本庶佑(たすく)博士が有力なのだろうか?

本庶佑博士「PD-1」でノーベル賞来るか?:「余命短い小林麻央さんにPD-1を投与したら?」



しかしながら、生理医学の分野には、なんといっても、

ヒトゲノム全遺伝子解読成功

のクレッグ・ヴェンター一派がいるからナ。

どうだろうか?

化学賞では、飯島澄雄博士のナノチューブの作製があるネ。
ジョーク一発:最後にアベノミクスで平和賞、日本のノーベル賞グランドスラム来るか?

中村修二博士といつもいっしょに賞をもらっていたから、かなり有力である。


まあ、全世界には数十億人もいて、それぞれの国にはそれ相応の優れた人たちがいるから、あとは運でしょうか?

はたして宝くじに当たる確率とノーベル賞をとる確率はどっちが低いのだろうか?


かつて末は博士か大臣かといわれたが、昔は同程度の確率だった。しかしいまでは、圧倒的に博士より大臣になる方が楽そうだ。


いやはや、世も末ですナ。


おまけ:
昨年の文学賞にはシンガーソングライターのボブ・ディランが選ばれた。

だから、我が国のマンガ作家が選ばれたとしても何も不思議ではない。

サッカー翼のマンガをみてサッカーのプロになった欧州の超一流選手も多いし、日本の青春アニメがハリウッド映画として世界配信になったものも数多い。

文学賞受賞者に、ドラエモンの作者とか、ワンピースの作者とか、エヴァンゲリオンの作者とか、進撃の巨人の作者が選ばれたとしても俺は驚かないがネ。

日本の漫画家たちが、アニメをワールドクラスのビッグビジネスに導いたのだからネ。




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by kikidoblog2 | 2017-10-02 15:37 | 普通のサイエンス

ヴェンター博士「マイコプラズマのサイボーグを作りだす!」:俺「生命の水素原子はマイコプラズマか?」   

みなさん、こんにちは。

いやはや、やはり人になりきっていないヒトモドキこと朝鮮人のことを考えると

「魂が濁る」

というわけで、普通の科学のことをメモしておこう。

このところ、このブログにメモするのがおろそかになりがちだった理由は?というと、それは、いよいよ生命科学のもっとも肝の部分で大きな進展が起きそうな情況になっているということを知ったからである。

つまり、生命科学において、かつての量子力学の発見に匹敵するような時代に突入して来たからである。今回はこれをメモしておこう。

おそらく捏造放送局やら日本のダマスゴミからはあまり目をつけられていないから、そういう番組や記事はあまり出て来ないだろうと予想できるからでもある。


さて、サイボーグというと、何をイメージするか?

これは、人造人間という意味だが、人体の部分的あるいは全部を人工的に作り出した機械で置き換えても生きている人間のことである。
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フランケンシュタインの怪物は、フランケンシュタイン博士が死人の人体を用いて、死人を復活させたという設定であり、これもまたある意味でサイボーグである。
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人体には何十兆もの細胞がある。


が、いま最先端の生命科学はたった一個の細胞だけを考える。


では、世界最小の細胞とは何か?


というわけで、生命科学者はどんどんその候補を挙げて調べて行った。

大腸菌か? ノー!

藻類の細胞か? ノー!

じゃあ、インフルエンザウィルスか? ノー!これじゃ、小さすぎるし、自己複製できない。

じゃあ、マイコプラズマならどうだ!

というようなわけで、今最先端の生命科学では、1個の細胞でできたマイコプラズマが世界最小の生命体だと考えるようになった。


では、このマイコプラズマを全部人工的に作製したパーツで置き換えることは可能だろうか?

つまり、マイコプラズマのサイボーグを作るのだ。

最初は、原形質膜だけ入れ替える。

つまり、人間で言えば、人工皮膚に変える。

次は、DNAを全部解読して、それを全部人工的に生成したDNAで置き換える。

人間で言えば、脳みそを全部人工脳で入れ替える。

次は、リボソームを全部人工的に作り出したものと入れ替える。

人間で言えば、内蔵を全部人工的に作り出した臓器と入れ替える。

こうやって、ついにマイコプラズマの全部を人工的に機械で作り出したパーツで置き換えるのだ。


なんとサイボーグのマイコプラズマは生きている!


問題はここからだ。


これだけでは、現存のマイコプラズマを全部人工的に作り直しただけのことで、分子原子は自然が作ろうが、人工的に作ろうが、同じ分子原子は同じものである。だから、入れ替えても基本的には同じものでしかない。


というわけで、最先端の生命科学者たちは考えた。

どれだけマイコプラズマを小さくしたら生命ではなくなるのか?


そこで、重なっている同じような部分はどんどん減らすことにした。

DNAを調べて、同じパーツをつり出すDNAは削除する。そういうことをしてさらにミニマル=最小のマイコプラズマを生み出した。


これ以上DNAを削除するとどういうわけか、死んでしまう。生きていることができない。そういう大きさの最小のマイコプラズマを見つけたのである。

さて、そこで生命科学者が考えた。

自然のマイコプラズマのDNAは二本鎖DNAの一本のヒモである。が、それを環状のループにしてみる。

しかしまったく同じだった。


では、今度は、マイコプラズマのDNAの遺伝子コードを含む部分を切り刻んで順番をでたらめに入れ替える。

しかし、マイコプラズマは生きていた。

つまり、DNAの中の情報は順番に依存していなかった。


こうしてマイコプラズマのすべてを人工的に変化させて入れ替えていって、最小のマイコプラズマを作製したわけだ。


すると、新しい謎が生まれたのだ。


それは、何をしているか分からない謎のDNAの部分が若干残ったのである。


一般に「意味不明部分」と呼ばれる領域が必ず残った。

面白いことに、この意味不明部分と同じ遺伝子配列が、他の大腸菌や一般の高等生物のDNAの中にも普遍的に存在したというのだ。


いまは「意味不明」だが、何かの意味を持っているかもしれない部分が最小のDNAの中に確実に存在したのである。


若者よ、これを解明しろ!

そうすれば、100%ノーベル賞だろう。


さて後先になったが、この新手の腕力のいるブルートフォース兼実に知的な研究を引っ張っているのが、人類の人遺伝子の全解読を実現させた、あのクレイグ・J・ヴェンター博士である。この人である。
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問題の論文がこれ。
Design and synthesis of a minimal bacterial genome


ところで、私がなぜこの問題に注目したか?

というと、私は理論家だから、物理理論から考えて、やはり生命の物理学的基礎を構築するには、最小の生命体だろうということで、では最小の生命体は何かと考えると、やはりそれはマイコプラズマだろうと私自身が結論したからである。

理論の世界では、自己複製できるRNAやDNAが生命体の最初だという考えから、まだマイコプラズマが原初生命だという考え方はマイナーなものである。

しかし、一個の細胞というものができないと細胞からなる生命体は誕生しなかったわけだから、やはり海の中をうごめくイメージのRNAワールドよりもマイコプラズマワールドの方が生命誕生という感じがするわけだ。


マイコプラズマの生命活動を行うシステムはいかにして構築できるか?

これをずっと考えているわけである。


いよいよテーマはかなり絞られて来た感じがするわけだ。

かつて原子論という考え方がまず先にあり、マクロ現象の大筋が理解されて来た。そして、原子論の基本中の基本は何かということで、最小の原子、すなわちそれが水素原子だということが分かった。

そこで水素原子をいかに理解するかということで、ボーアの水素原子の大陽系モデルがうまれ、それを解明して行くうちに、量子力学が生まれた。


生命理論においての水素原子は何か?

もしこれが、マイコプラズマだとすれば、マイコプラズマを研究するうちに、マイコプラズマのモデルが生まれ、このモデルを研究するうちに、真の生命力学が生まれるはずだ。


というのが、俺個人の構想なのである。


いま驀進中。


時代はそんなことを追いかけている最中である。


そんな時代に捏造放送局とか、捏造放送協会とか、どうでも良い。


いやはや、世も末ですナ。





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by kikidoblog2 | 2017-08-28 09:35 | 普通のサイエンス

「ドイツのプランク研究所に科学史研究所があった!」:理研にはまだないナア!   

アナトール・ラパポート
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知識を得たければ、
まず正しい質問を発することを学ばなければならない;
そして答えが欲しければ、
答えが現れるのを待つのではなく行動を起こさなければならない


みなさん、こんにちは。

最近、とあることを調べているうちに、我が国では理化学研究所に相当する国立研究所である、ドイツのマックスプランク研究所に、科学の歴史を研究する部門があることを見つけたのである。以下のものである。

MAX PLANCK INSTITUTE FOR THE HISTORY OF SCIENCE
Max-Planck-Institut für Wissenschaftsgeschichte
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Founded in 1994, the Max Planck Institute for the History of Science (MPIWG) in Berlin is one of the more than 80 research institutes administered by the Max Planck Society in the sciences and humanities.


さすがにドイツである。

いまサッカーの楽天ヴィッセル神戸に楽天の資金力で年収6億円でW杯優勝メンバードイツ代表だった
ルーカス・ポドロフスキー選手
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スペインにはサッカーの博士までいる

が入団して来ているが、そんなドイツにはスキーの大学とか、さまざまなスポーツの大学のようなものも多い。

そういう大学では、そのスポーツの歴史から、現代の技術までを重厚長大に学ぶ。

これが私が知るドイツ・スタイルの学問というものである。

20世紀初頭まではゲッチンゲン大は、数学や物理のメッカだった。

だから、戦前にはたくさんの日本人もドイツへ留学したのである。

第一次世界大戦、第二次世界大戦をきっかけとして、ドイツにいた数多くのユダヤ系(むろん、アシュケナージ・ユダヤ人)の多くが、その先遣隊だったノーバート・ウィーナーの尽力によりアメリカで職を得ることができた。

ノーバート・ウィーナーの父親の時代のいまから100年ほど前にはハーバード大にはだれもユダヤ系の正教授はいなかった。

その第一号が、ノーバート・ウィーナーの父レオ・ウィーナーだった。

ちなみに、我が国の国立大学の外国人の正教授の第一号が、東大地震研究所で採用されたロバート・ゲラーだった。

我が国の地震予知学会はこのロバート・ゲラーの暗躍により木っ端みじんに潰された。

つまり、恩を仇で返す恰好になったわけだが、このレオ・ウィーナーもまたハーバード大で同じようなことをしたわけだ。

あれから100年。

いまでは米ハーバード大は正教授の7〜8割がユダヤ系教授となった。逆に普通の米白人や東洋人は教授になれない時代になった。


こんなふうに科学の歴史には、科学そのものの歴史もあるが、科学を行う科学者の歴史もまた歴史の一部なのである。

だから、どんな時代にどんな科学者がどんなことをしたか、言ったか、これもまた立派な科学史なのである。


さて、前置きがちょっと長くなってしまったが、そんな先人科学者たちの残した言葉を拾ってメモしておこう。

先人曰く

(あ)伏見康治「古典を読め」

(い)Ernst Mach 「科学の目的は思考の経済である」

(う)霜田光一「一丸さん憎いや。。。」

(え)松本重彰「一人の人物を徹底的に調べると、人生と世界が見えてくる」

(お)Max Delbruck 「大腸菌で正しいことはゾウでも正しい」

(か)和田昭充「自然は1つ。物理で生命現象の基本を計測しよう」
「周囲の全員が承認するような研究計画は陳腐なものである。大多数が無視するが数人が褒めるような計画こそ脈があり推進すべきである」

(き)Illya Prigogine「生物は存在するものではなく、生成し続けるものである」

(く)Leo Szilard「マックスウェルの魔物は目をまわす」

(け)Alexander Koyre「近代実験科学は、人工の自然を尋問することである」

(こ)Manfred Eigen「生命の起源は合成的に研究できる。生体高分子の進化能概念の明確化を通して」

(さ)Paul A M Dirac「物理学の基本法則はそれが正しい形において得られた場合には高度の数学的美を持つことが見いだされた。法則が何か醜い点をもっているところには確かに何かの間違いが存在しているということができる。創造主は数学者であって彼は宇宙の創造にあたり非常に卓越した数学を用いたのであった」

(し)S. Spiegelman「細胞とは、核酸の自己複製にとって必要な条件と素材を調達するのに最適の環境を作るべく、核酸が発明したものとみなせる。同様に、多細胞動植物への進化は、DNAが地球上をくまなく探索することができるように改良を加えられた機械と解釈できる。つい数年前まで、なぜDNAが人間を発明したのか不思議に思えたのももっともである。今や明らかになったように、地球以外で自己複製できるかどうかを試す機械をDNAに与えるために人間は発明されたのだ」(アポロ計画成功の際)

「遺伝可能なDNA情報量の有限性を乗り越えるために、つまり細胞外部の情報保持・伝達手段を獲得するために、人間はDNAによって発明されたのだ」

(す)Jon von Neumann「ウィーナーの方が私より上かもしれない」

(せ)伏見譲「自然科学の研究が極度に細分化している現在の情況が続けば、いずれ研究自体が行き詰まってしまうでしょう」

(そ)ルネ・デカルト「われ思う、ゆえにわれあり」

(た)神「われありてあるものなり」



というようなわけで、我が国の世界レベルの理化学研究所も我が国初の科学史研究所を作った方が良いのではなかろうか?

最近は、各省庁も分散経営しつつある。

ここ徳島の阿南あたりに作ってくれるとありがたいんだけどナア。


科学の歴史を知らずに研究するってか?

もしそうなら、ほぼアマチュア研究者ということになりますナ。


いやはや、世も末ですナ。







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by kikidoblog2 | 2017-08-09 14:58 | 普通のサイエンス

「ラマヌジャンの数学」:藤原正彦「ハーディーは一度もラマヌジャンに方法の秘密を聞かなかった!」   

みなさん、こんにちは。

先日S.ラマヌジャンの伝記映画「奇蹟がくれた数式」という、どちらかといえば、保江邦夫博士の伝記映画につけられるべき和名タイトルが選ばれたようだが、原題は「無限を知った男」(The Man who knew infinity)である、をメモした。以下のものである。

ラマヌジャン「奇蹟がくれた数式」:俺には「奇蹟」まだ一度も訪れていない!ヘッドのしすぎか?


まあ、保江邦夫博士の場合なら「路傍の奇蹟」、岡潔博士なら「春の奇蹟」とか「春雨の曲」あるいは「春宵10話」とかそんな感じだろう。

さて、そのラマヌジャンの映画の中で登場する、悪い役として描かれた、トリニティーカレッジの学長さんたち、中でもベイカー(Baker)教授とヒル(Hill)教授。実はこのお二人もまた数学の世界で極めて有名な人だった。

ベイカー教授
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はいわゆる「幾何学の原理(principle of geometry)」の大家であり、有名な教科書も書いている。

一方のヒル博士は、ヒル方程式という、いわゆる周期関数を係数に持つタイプの微分方程式論の創始者であるヒル博士かと思いきや、全く違った。あるいは、ヒルの式のヒルかと思いきや、これまた違った。

どうやらこっちのヒルさんだった。

M. J. M. Hill

この博士は「球状渦(Hill's spherical vortex)」を初めて証明した人物だったようだ。

いわゆる
球電(ball lightning)
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というものの数学解を導いたらしい。


さて、ついでに「ラマヌジャンの数学」がどんなものであったか?

これについては我が国でもガロアやラマヌジャンのような弱者に対する共感からか、非常にファンがいる。だから、すでにたくさんのサイトがあるようだ。

中でも作家新田次郎の息子の数学者藤原正彦博士が「ラマヌジャンの数学」をまとめていたので、それもメモしておこう。以下のものである。

Ramanujanの数学



数学には我々にはまだ良くわからない未知の部分がある。

そういう印象を醸し出す。

フェルマーもそうだった。彼は「証明があるが、余白には書ききれないから省略」といって打ち切った。

あるいは、最近では、極めて桁数の多い四則演算を数字を使わないで計算するというサヴァン症候群的な、共感覚に基づいて行うと一瞬で計算結果が出せるという人もチラホラ出てきている。

共感覚

数字に色が見える共感覚者であっても、漢数字やサイコロの目に「見える」色が変わらない場合、「数の大きさ」に色を感覚していると言える。 この派生で数に触感を覚える共感覚もある。ドイツの人間コンピューター、リュディガー・ガムは数の触感を使って桁の大きな階乗計算を行なっている。



こういうことから類推すると

感覚を研ぎ澄ませれば〜〜〜

というのもなんとなく分かる感じがするが、我々凡人には真似はできないのは確かである。


さて、最後に、この映画の中で、栄誉についてG. H.ハーディが言った部分がある。以下の言葉である。

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「人生には様々な栄誉がある。
フェローに選ばれることもそうだが、
私の考えを言うなら、
このレン図書館に自分の死後遺品が残ることこそ
最大の栄誉だ」


御意!

私も同感である。

まあ、俺にはそういうものはないが、これこそ図書館がなぜ古本を残し、保管しなければならないかの理由を実に明快に述べた言葉といえるだろう。

翻って、昨今の大学の「図書除籍運動」はあまりにお馬鹿な振る舞いと言えるだろう。それを黙認している文科省など存在意義がない。

生前、命を削って研究し、それを教科書や専門書の形にして、ハーディーのように、自分の業績が書籍として大学に残れば素晴らしいと思って生き抜いた科学者や数学者や文学者などの学者さんたちの本をいつのまにかアマゾンに売りさばく。

まさに売国奴ならぬ売学奴であろう。

今からでも遅くはない。大学の除籍は禁止にすべきですナ。


ところで、藤原博士によるとハーディーは、ラマヌジャンにどうやって公式を導いたのか、あるいはどうやって導くのかについては一度も聞いたことがなかったというのである。

ざんね〜〜ん!実に残念。



いやはや、世も末ですナ。



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by kikidoblog2 | 2017-04-05 09:35 | 普通のサイエンス