マッコウクジラの解体と埋葬:国立博物館や愛媛大や阿南市職員等の皆さん苦労様でした!
2016年 01月 28日
覚えているだろう。今春早々にマッコウクジラが打ち上げられた。
A Happy New Year New Whale!:中林海岸に「浦島太郎」クジラ漂着!?
マッコウクジラ救出劇 徳島県阿南市の中林海岸
浜辺に打ち上げられたマッコウクジラ 徳島県阿南市の中林海岸
動けなくなったクジラ救助し沖へ帰す 徳島の海岸
残念ながら、あのクジラは病気か何かでかなり弱っていたようで、その直後にご臨終となった。
そこで阿南の漁港ではどうするか対策を練っている間に腐敗が進み、結局、骨格標本として骨だけ採取する方向で進んだのである。
一昨日は、例の阿南の中林海岸に打ち上げられたマッコウクジラ(オス)の解体現場、昨日はその骨の埋葬を見に行っていた。
体長11mのオスのマッコウクジラだから、一昨日のかなり作業は大変だったようだ。東京からも国立博物館職員が10数名ほど参加した。
結局その日は、我々一般人は200m離れた場所から遠目の観察だけで、現場近辺には立ち寄らせてくれなかった。
クジラの解体(双眼鏡に携帯をつけて撮影)
昨日は、昼ごろにはすでに解体されて骨がトラックに積み込まれていた。
それを北の脇海岸の漁港側の浜に作業員がユンボで大きな穴を作り、徐々に骨格をクレーンで吊り下げて運び入れた。
そして、その中で博物館職員一同が骨をきれいに並べて後々の白骨化した標本を作るための作業を行った。
最後にユンボの達人技によって徐々に骨に砂をまるで手のようにして埋めていった。さすがに熟練のユンボ操縦士である。残念ながら、この作業の時には携帯の電池切れで撮影できなかった。
というわけで、あのマッコウクジラは無事埋葬されたのです。アーメン。合掌。
中林漁港の皆さん、阿南市職員の皆さん、作業員の皆さん、および、遠路はるばる訪れた国立博物館(上野)の職員の皆様、大変な作業をどうもご苦労様でした。お疲れ様でした。
ありがとうございました。

by kikidoblog2 | 2016-01-28 14:01 | 阿南&徳島