エッセイ:「ハワイに行ったことある人だけが分かる話」
2016年 09月 27日
以下は私個人の適当なエッセイである。
(あ)ハワイのハエ
ハワイに行ったことのある人なら分かるに違いない。
ハワイのハエの速いのなんのって。
日本のハエがぶ〜ん、ぶ〜〜んと飛ぶとすれば、ハワイオアフのハエはビュン、ビューンと飛ぶのだ。
日本のハエをゼロ戦に例えれば、ハワイのハエはF35ジェット戦闘機のように速い。
今回もDef Techコンサートを待って、芝生の上で
ラーメンバーガーなるものを食っていると、どこからともなくハエがジェットの如き凄まじさで飛んできた。逃げ惑う俺。
10数年前のことだが、ハワイに住んだ時、ゴミ箱の蓋の裏がちょっと濡れたまま閉めたところ、次の日の朝ゴミ箱の蓋を開けると、そこには無数のショウジョウバエの卵やら〜〜で満ち溢れていた。
こいつらどんだけ繁殖力が高いんだ!
というわけで、ハワイのハエの動きの速さや繁殖力の強さは凄まじい。
こんな外来種が我が国にやってきたら?
そう思うとぞっとするわけである。
(い)ハワイの蚊
それに反して、ハワイの蚊はあまりお目にかかれない。
今回ハワイの蚊に一回だけ出くわしたことがあるが、その小ささに驚いた。
すべてが大型の米ハワイにあって、
ちっこい!
なんと蚊のすがたのみすぼらしいものか!あまりにちっこいのだ。
それでもデング熱にやられてはならんとばかりに、みつけるやいなや、
バチン
とやっちまったわけですナ。
(う)アロハの国の住人のバス内移動の速さ
ハワイといえばアロハ。
アロハといえば、気楽にのんびりやろうという意味である。
が、
市バスに乗ったときのこと。
原住民のハワイアンやらさまざまな人種の現地人が乗り込む。
まずは空いた席に座る。ところが、ハワイの市バスは全部各駅停車。
その度に、ハワイの現地人が信じられないほどの速さで席を移り変わる。
まさにサーフィン。
席から席へジャンプジャンプするわけだ。
我々日本人は一端席についたら動かないのが常。
しかし、彼らは違う。
本当に超絶デブのあんちゃんでも、次から次に席を移動するのである。
その度に周りにアロハサインをするのである。
いや〜〜、ハワイ恐るべし。
(え)パラダイス・カフェのマフィン
私はハワイのオアフ島にはこの30年ほどで数回行ったことがあるが、その度に欠かさずに行った場所が、アラモアナ・ショッピングセンターのフードコートにある
パラダイス・カフェである。
中でもここのコーヒーとマフィンは欠かせない。
ところが、どういうわけか、
一番最初が一番大きかった。
今回行ったら、サイズが日本サイズに小型化していたのである。
ざんね〜〜ん!
あのバナナナッツマフィンのうまいこと。
以前、帰りの直前にこのマフィンを20個ほど箱に詰めてもらって日本へ直行したことがあった。
わが国のコストコで売られている巨大マフィン。あれのバナナナッツ版が最高だった。
いつもハワイ大へ行き、ハワイ大の図書館で論文をコピーし、その論文をアラモアナショッピングセンターのパラダイス・カフェのマフィンをほうばりながら読む。
これが私の至福のひとときだった。
これを繰り返す内に、ネットワーク理論のほぼ全般を読みきったのである。
ハワイ大の物理学部教授にプイ博士がいるが、その頃知り合った私の友人である。
ハワイ大物理学部教授にでもなれたら、人生の勝ち組、地球上の最高の人生の一つとなるんだろう。
俺には叶わぬ夢だったが、若い人は挑戦すべきである。
ハワイのマフィン。
これぞ俺の大好物だ。
もちろん、日本では
山岡鉄舟発明のアンパンだが。
(お)ハワイの英語
ハワイで何が一番うれしいかといえば、それは英語がうまくなることである。
とはいっても、実際に俺の英語がうまくなるわけではない。
ハワイのさまざまなオリジンの人種の奏でる英語と比較して相対的にうまく聞こえるようになる。
そういう意味である。
ブロークンジャパニーズイングリッシュで結構。
適当に知っている単語を並べてあとはゼスチャーで結構。
それでも適当にコミュニケーションがとれるのだ。
ましてやユタで通じた適当英語でも、ハワイで喋れば、ハワイ現地人から
「お前の英語は俺の英語よりうまい」とすら言われる始末だ。
だから、というわけではないだろうが、ハワイ大の言語学部や言語研究は世界一である。
私の義姉は、ハワイ大で日本語を教えているし、その夫は、英語を第二外国語とする国民へ英語を教えることの研究の第一人者である。もちろん、この人こそ、ジャワイアンのDef Techシェンの父君である。
シェンの父さんは言語学の世界的権威なのだ。すでに専門書を30冊も出版している大博士である。
日本にも何度も何度も来ている。
もしハワイに行ったなら、恥ずかしがらずに英語を話すべきである。だれも英語ベタをけなしたりはしない。なぜならハワイに住む現地人のだれもがもっと英語がうまくなりたいと思っているからである。
ブルーハワイ。
ハワイに言葉はいらない。

by kikidoblog2 | 2016-09-27 09:40 | 個人メモ