鉄矢の三枚おろし「白川学」と中矢伸一「奥の院」の話:「奥の院」はこれからは日本の時代だと決断とか!?
2016年 10月 09日
さて今回は最近ヒカルランドから献本していただいた以下の本
ロックフェラー、ロスチャイルドを超えると最近私がハマっている武田鉄矢さんの「白川静学」の話
「奥の院」がこれからは日本の時代だと決めた
著者:中矢 伸一
四六判ソフトカバー 価格:1667円+税
☆絶賛全国発売中☆
ISBN:9784864714280
今朝の三枚おろし、まな板の上は『はるかなる白川静』2週間まとめをメモしておこう。
前者の中矢伸一さんという方はどうやら船井幸雄さんが見出したと言っても良いような人らしい。が、すでに「日月神示」の現代語訳者として著名の人である。
日本弥栄の会
さて、前者の本は現代およびこれからの世界情勢の話である。それを岡本天明の神がかりで書いた神書「日月神示」の予言と対応させて論じたものである。
後者の武田鉄矢さんの「今朝の三枚おろし」のテーマとなった「白川静博士」とは、立命館大学の元教授であり、終生、超古代「殷」文明の
「金文」
「甲骨文字」などの、いわゆる漢字の起源(実際には、漢人には文字はなく、殷の文字が起源だから、白川博士は「文字」と呼んだ)を研究した人文考古学博士である。
この2つのどこに共通点があるのか?
これに気づいたのである。
実は白川静博士が研究された「殷(=商)」の文字は、亀の甲羅や動物の骨に記された「甲骨文字」と呼ばれるものである。これが漢字こと「(東洋の)文字」の土台になった。
この「文字」を後の征服者である「夏(か)王朝」。それを滅ぼした「周(しゅう)王朝」が、殷の「文字」を拝借して統治したのである。
その周の子孫の中から、後々「秦の始皇帝」になる秦氏(はたし)が誕生する。
こういった歴史を民族の風俗、文字、伝説、歌や詩、宗教などなどあらゆる面から考えて、一大「東洋文明」の起源を研究したのである。それが白川静博士だったという。
武田鉄矢さんはその広大さに感激し、白川学を終生学びたいとすら考えるようになった。そういうことを「三枚おろし」で話していたわけだ。
一方、中矢伸一氏の本では、いわゆる陰謀論の世界は知らない人のいない「天皇の金塊」「M資金」というような戦前の日本国の軍資金とその居場所がテーマであり、世界これまでずっとわが国の金を基にして動かされてきたという政治経済の話、そしてその裏事情を論じたものである。
英ロスチャイルド、米ロックフェラー、イルミナティ、フリーメーソン、などなど、陰謀論や陰謀暴露論の世界の中心的エージェント、彼らの背後に存在する本当の「フィクサー」「影の支配者」「奥の院」、これがだれか?
これがテーマとなっている。
中矢伸一氏によれば、
「奥の院」は、21世紀のこれからは日本が世界天皇を抱いて、日本文明をこれからの世界文明の基礎に据えることにしたという。つまり、そう決断したという主張である。
そして中矢伸一さんは「奥の院」とはだれか?
というテーマで、自分の知らされた範囲でいうと、なんと
超古代の支那の「殷」をルーツとした秦氏であるというのである。
ここに、白川静博士の超古代文明の殷研究や東洋研究と現代文明の「奥の院」とが繋がったわけですナ。
つまり、超古代の東洋文明の基礎を築いた「殷=商」の民族が、それから数千年をアジア全世界でリーダーとして君臨し続け、今現代も「奥の院」として存在している。そして、その「奥の院」は自分たちの遠い子孫である日本の秦氏=天皇家をこれからの世界の中心に据えると宣言しているというのである。
だから、というわけではないが、ここ毎年ノーベル賞がわが国の日本人研究者に与えられている。確かにわが国にどこかからともなくバックアップがなされている感じがするのである。いまでは、世界中どこへ天皇家が出向いても日本かと間違うばかりの大歓迎を受ける。どうやらこうした現実の背後にこの「奥の院」の影からのサポートがあるかららしい。
さて、詳細はご自分で読んで確認して学んで欲しいが、今回の中矢伸一さんの本は「日本第1党」「自民党」「日本のこころ党」などのすべての政治家にとっては必読書である。俺はそう思う。得るところ大である。
問題はこの「奥の院」が秦氏となる源流の民族だということである。
面白いことは、私はこの本で知ったのだが、秦氏(hatashi=はたし)のはた(=hata)という発音がどこからきたかというと、シュメールを滅ぼしたヒッタイト文明のヒッタイト、これがハッタイトとなって、後々秦氏という文字が与えられたということである。
ヒッタイト文明と言えば、世界最初に鉄器文明に移った民族である。わが国も超古代から鉄器文明を持つ民族である。
どうやら奥の院という人たちはその時代からの遺産や財産を持つ人達らしい。
白川静博士によれば、ハッタイトの通貨、つまり、初代支那の王朝であった「殷=商」の通貨は貝殻だった。それも「子安貝」(宝貝ともいう)
であったという。
子安貝は女性器に非常に似たルックスの貝である。そういう女性的なものを神のように崇め、それを首にぶら下げて祈る。通貨にする。こういう民族が殷の民族だった。これと古代琉球の人たち、つまり、わが国の縄文時代の人たちが非常に共通点が多く、よく文化的にも人種的にもよく似ているのだという。
その一つが「文身」=「入れ墨」であるという。
いまではわが国では入れ墨はヤクザの象徴だが、古代から江戸時代までは庶民の嗜みの一つであった。倭人はみな入れ墨を入れていた。それが祭りの際のおしろいを顔に塗る風習に変わったというのである。
こうして文身という風習で見ると、チベット、インド(東インド)、ビルマ(=ミャンマー)のアラカン族などには白粉の風習が残る。
つまり、縄文系の子孫は顔に白粉を塗る風習が残るのである。
事実、ミャンマーのアラカン族
は沖縄の人にルックスも風習も家屋の作りも非常によく似ている。多分縄文系のハプロタイプDのY遺伝子を持っているだろうと思われる。
殷とは商人の文明の人たちである。
それが東に行って秦氏になり、西に行ってユダヤ人になった。
そういう感じの未知の人たちである。
さらなる研究を待とう。

by kikidoblog2 | 2016-10-09 13:43 | アイラブとてつもない日本