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武田鉄矢の「今朝の三枚おろし」:「リスクのトリックに騙されるな!!」   

みなさん、こんにちは。

いや〜〜例のアメリカの「オギノ式」地震予知はスルーとなって良かった良かった。やはり惑星配置だけではうまく予測はできない。地球内部のマントル活動を生に見なければ正しい地震予知はできないという証明だろう。そうなると、腹が痛くなったら聴診器を当ててみるというような方法が必要なのではなかろうか?

一方、昨日のなでしこリーグの決勝、INAC神戸レオネッサvsアルビレックス新潟の試合は、3年連続で同じ対戦になったが、結局0−0のままPK戦となって、INAC神戸が勝利。このPK戦ではここ阿南出身の道上彩花選手も乾いたキックで右隅にきれいに決めた。

我が息子たちが中学生のサッカー部時代、この道上選手がDFとして守備陣を統率した那珂川中と対戦。何度も負けかけた。5人ごぼう抜きのミドルシュートとか、その頃から非常にいい選手だったが、いま体が大きいためFWになっているが、本来は攻撃的DFだろうと思うナア。

FWというのはいつも自陣を見ているから、自分の背中や裏を見れる選手でないと難しい。それに比べるとDFはいつも前向いてプレーできるから、前全体を見れる選手であれば良い。その点では、なでしこリーグのFWの適性はうまくいっていないように見える。

問題は今回もみてそう思ったが、ますますなでしこリーグのレベルが低下してきているということである。トラップミス、パスミスが非常に多く流れるようなプレーが見れなくなった。澤選手の時代のなでしことは全く違う印象を持った。これでは、世界最強の北朝鮮には勝てない。

スピード、走力、体力、身体すべてにおいて負けている。

さて、この試合は美人度では新潟美人の新潟の圧勝。俺はDFの左山選手のファン。その辺のきれいなお姉さんがやたらサッカーが上手いという感じ。頑張ってください。来年は優勝できる!しかし、勝てた試合だったヨナア。

さて、大分前置きが長くなってしまったが、おそらく今年最後の武田鉄矢の今朝の三枚おろしネタをメモしておこう。これが意外に面白い。と同時に非常に重要な点と突いている。以下のものである。

【武田鉄矢今朝の三枚おろし】リスクのトリックに騙されるな!!

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セキルバーグの都市伝説で中田が取り上げた「78:22の法則」というのは、私の記憶では私が大学生時代に読んだ社会科学の本に出ていた有名な法則の現代版にすぎない。まあ、リバイバル法則ですナ。

その当時は、「8対2の法則」と言っていた。これは、例えばこう使う。

自分が達成したいと思うことをリストに書き上げろ。これを実際に実現しようとした結果は、約2割しか達成できなかったはずだ。しかし、それはあなたが本当にできることのうちの8割を達成したことになるのだ。人は自分を過信して最初は大目に期待するが、本当はわずかにしかできなかったことと思っていることが本来の自分の目標のほぼ8割を達成したことになっているのだ。だから、計画はしっかりリストアップしなさい。

とまあ、こういう理屈である。

また、こういうふうにも現れる。
さまざまな社会組織でいろいろ観察してみると、例えば、会社ではその組織の中で有効に機能して働いているものは全体の2割にすぎないが、その2割が達成した業績がその会社の全体の業績の8割をカバーしている。だから、すべての人を等しく成果を求めてはならない。一見8割が無駄に見えるが、それが自然なのだ。


いまではこれの法則がどうして出てくるかはおおよそ物理でも理解されている。スケーリングの法則の「べき法則」が成り立つとこういうことが起こるのである。が、これが「国民の2割が国民の全財産の8割を所有する」というような格差社会の話としてリバイバルしたわけだ。

2割と8割はある法則の結果自ずとお互いに補い合ってそういう結果になっているのであって、2割と8割が独立にそうなるわけではない!これが我々の理論物理学の結論である。

だめな人が8割いるから残りの2割が活躍できるのである。もし、全員が優秀か全員が無能だったらどちらも滅ぶのである。

どうもこの観点が昨今のブラック企業の経営者や投資家たちには理解できていないようである。会社の全員を有能に変えれば、効果があがると思っているだろうが、法則上そうはならないのである。会社の中では、優劣がある。いろんな人がいる。それが逆にお互いの心理的なバランスを緩和し、最大の効果を発揮する。頑張る2割は頑張らない8割を見て元気になっているわけである。

ハマちゃんがいるからスーさんはスーさんでいられるわけですナ。

日本では、そういうのを「あそび」と呼んできた。会社でも社会でもサッカーチームでも適度の遊びが必要なのである。これが最大効率を生む。全員が同質のものであれば、優秀の人間100%の場合には、すぐに敵対し合って崩壊する。逆に無能で100%の場合は最初からばらばらで何もできない。適度に混ざっているからよろしいのである。そうした場合に、その最大効率が達成される時は、どういうわけか8対2だというのが、この「8対2の法則」なのである。フラクタルの法則なのである。

なぜなら、8は2の3乗=2^3である。べき法則の指数が約3。これがスケールフリーネットワークのバラバシの法則と言われるものである。実際には指数は2.8程度。だから2^{2.8}=6.96。したがって、6.96を全体の2+2^{2.8}=8.96で割れば、そのパーセンテージが出る。6.96/8.96=0.776≒0.78。すなわち、78:22の法則となるのである。

武田鉄矢の三枚おろしの中でも言っているように、この法則を逆に「悪用」してきたのが、大手メディアだということになる。西洋社会ではユダヤ人メディア(実際には偽ユダヤ人メディア)。我が国では電通配下のNHKおよび民放メディア(実際には在日朝鮮人メディア)。

日本は世界の雛形である。

だから、欧米で行われていることが同時並行的にある種のパラレルワールドとして実現されている。あるいは、ミニチュアとして実現されてきた。

我が国の国民や我々のサイドから見れば、「日本が世界の雛形」ということになるが、逆にアウトサイドのあっち側から見れば、「日本はアメリカの51番目の州」でしかないのである。ハワイの次である。本土は米白人支配層に任せ、日本は在日に任せるという案配である。

こうしたメディアが、物事のわずか2割に満たないことを大げさに報道し、残りの8割を無視する。こういうことをリスクの面でも行ってきたという話がこの武田鉄矢の三枚おろしのテーマである。

例えば、鳥インフルエンザや豚インフルエンザのパンデミック(大流行)を大騒ぎし、予防接種をするように大げさに呼びかけるが、実際にはそのインフルエンザで死んだ人間の数より予防接種で死んだ人間の数の方がずっと多い。

上の8対2の法則の言い方をすれば、こうなる。

ワクチンの予防接種しないと新型インフルエンザで死んでしまうと騒ぎ立て、国民の8割に接種を呼びかけるが、実際に摂取するのは2割にすぎないが、このインフルエンザで死んだもののうち8割が予防接種のせいであり、この新型インフルエンザで死んだものは2割にすぎない。つまり死人の8割が予防接種で2割が発病で死んでいるにすぎない。

これがナオミ・クラインのいう「ショック・ドクトリンの手法」というものである。デービッド・アイクのいう「弁証法」というものである。
エドワード・グリフィンの「資本家の陰謀」:すべてはここにある!
昔のブログから3:「”ショック・ドクトリン”:「世界金融危機」はまだ序の口さ!」


要するに柔道で右に倒したい時はいったん相手を左に振ってから右に飛ばす。この左への振りの大きさにより、右側への反動が大きくなるのである。右に8割飛ばしたければ、左に2割振る。

政治でもそうで、野党は2割が全体の8割の大騒ぎをすれば、与党が8割の大勢を維持できる。だから、野党と与党は大概裏腹のお仲間にすぎない。野党に裏で金恵んで表で大反対の大騒ぎさせれば、それで与党は大喜びになる。これが「やらせ政治」「劇場型」というものである。

「リスクのトリックにだまされるな」

というのはそういうふうな意味が込められている。


ところが、こういう分析に対して、ますますメディアが圧力をかけ、トランプが勝ったのは、ヒラリーに対するネットメディアの偽ニュースのせいだという主張を広める。陰謀論や陰謀暴露論の主張がNHKのオカルト番組のように最終的には全部が嘘ニュースというふうに自分の結論を押し付ける。2割の少数エリートの意見を8割の大衆に、世の8割の重要ニュースであるというように信じ込ませる。


とまあ、これがこの世界がスケールフリーネットワークになっている事実を物語っているわけですナ。


いやはや、世も末ですナ。


おまけ:
左山桃子選手とはこの方。
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by kikidoblog2 | 2016-12-26 09:12 | 武田鉄矢・三枚おろし

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