今年もありがとうございました:みなさん、良いお年を!
2016年 12月 31日
今日は大晦日の12月31日。今年もいろいろのことが起き過ぎました。が、なんとか年末を迎えることができました。
今年は私個人にとっては何と言っても故杉田元宜博士のことを知ったことでしょう。杉田博士が遺された膨大な研究論文や著作を読むことで大半の時間が費やされてしまいましたが、そしてまだその全部には目を通せませんが、いちばん大事な部分に関する思想をなんとか理解できたことが非常に大きな進展になったと思います。
杉田の熱力学の思想圏はすでに遠い過去の遺物化していたわけですが、それを現代的にやり直すことに本当の進歩があると私は睨んだわけです。
その杉田の熱力学思想は大半が一橋大学という文系の大学内の機関誌に公表され、あるいは、戦前の小林理学研究所の機関誌に公表されたために、戦後の我々の目に触れる機会がまったくなくなっていたのですが、そういう杉田博士の理論の真髄をなんとか日本の若い世代および海外の英語圏の人たちに紹介することができればいつしかそれを読んだ者の中から、さらなる進展を導くものが出てくるはずではなかろうか考え、そういう願いを込めて英解説論文を書くことができました。
この初夏の6月には日々海に出向いて太平洋を眺めながら、杉田博士の戦前および終戦直後の論文を勉強して、実に有意義な日々を送ることができました。が、それにはそういう論文や著作を快く私に送ってくれた人があったからこそできたわけで、ここに心からの感謝を差し上げたいと思います。名前は書きませんが、どうもありがとうございました。
果たして来年はどんな年になるでしょうか?
私自身は何年か前から物理学は再び革命前夜にあると考えてきていますが、既存のいわゆる標準理論を打ち破る新時代の新理論が登場する日が訪れるでしょうか?
それはまさに
神のみぞ知るでしょう。
みなさんの健康とご多幸を祝して
みなさん、良いお年を!

by kikidoblog2 | 2016-12-31 17:08 | ブログ主より