欧州チャンピオンズリーグ決勝の決定力vs日本代表の決定力の差とは?:足首の違い!
2017年 06月 04日
我が国ではインターハイの県予選になる今日このごろ、海外ではU20W杯、そして欧州チャンピオンズリーグの決勝が行われた。
そこで、クリスチャン・ロナウドを擁しジダン監督率いるスペインのレアル・マドリードとイタリアの雄ユベントスとの決勝が行われた。以下のものである。
ロナルド2発 レアル4発ユーベ粉砕で欧州2連覇
決勝:レアル・マドリードvsユベントス
【ハイライト】レアルマドリード vs ユベントス UEFAチャンピオンズリーグ16/17 決勝
ユヴェントス vs レアル・マドリード 1-4 ゴールハイライト 2017年6月4 チャンピオンズリーグ
いや〜、これが世界のトップレベルのシュートである。
ところで、いま我が国でロシアW杯の最終予選が始まる。
そこで、欧州リーグ所属の我が国の日本代表選手たちが集まり、密かに合宿中らしい。
いくつか一般公開されているため、一般人の観察者たちがYouTubeにその練習風景をアップしていた。そんなものをいくつかメモしておこう。以下のものである。
【日本代表合宿】サプライズ召集された加藤恒平選手対浅野拓磨選手の1対1対決
【日本代表合宿】ACミラン退団の本田圭佑選手xインテル長友佑都選手の1対1対決
【日本代表合宿】海外組・公開練習 カラーコーンを使ったドリブルの練習
他多数。
さて、せっかくだから最後に我が国のサッカー界の最大の障害、
決定力のなさ
これを証明するものもメモしておこう。以下のものである。
日本代表攻撃の練習 ディフェンスなしでもシュートがなかなか入らず
シュート練習
→このパターンは女子の聖和学園でやっているABCAというやつですナ。
「聖和学園ゴールへのシナリオ」:明日のなでしこジャパン
大半の選手のシュートが上に行く。たとえば、これだ。
このヘンテコな蹴り方が宇佐美。
この足首の曲がった蹴り方が酒井高徳。
軸足の足先は常に狙う場所を指さなければならない。なぜなら蹴る方の足は腰が回転するにつれ、かならず軸足に平行に通過するため、軸足の方向がゴールの枠内を指していなければ、結局蹴る方の足の軌道が作る面は、ゴールの枠外に向かって回転するからである。
上の宇佐美のシュートでは、左足がまったくゴールの枠外かなたを向いているために、腰が回転できず、そのため腰の回転力がボールに加えることができないから、結局、右足のスウィングが遅くかつ弱くなり、枠内に蹴るためには、右足首を曲げて引っ掛けなくてはならなくなり、フリーキックのカーブのようなキックになるために、ボールが枠外右方向に浮かしてしまうのである。
一方、酒井高徳はシュートの際に重心が後ろに下がっているから、腰が引け、いわゆるへっぴり腰のシュートになっている。そのため、利き足である右足の軸足が爪先立つ。こうなると、蹴る方の足が制限され、走ってきた勢いをボールに乗せることができなくなり、強く蹴らないと強いボールを蹴れなくなる。したがって、足首のスナップを使ってボールに威力を増すほかなくなり、結局、足首が曲がった状態でボールにインパクトするため100発100中でボールはゴールの上に浮くというわけだ。
一方、ロナウドの場合は、
(あ)軸足のつま先が狙った場所を向いてしっかり着地している。そのため、
(い)蹴る方の足が腰の回転力と走り込んだスピードを乗せて蹴ることができるため、
(う)力任せに100%の力を入れることなく、80%の力で、力まずに蹴る事が可能になり、
(え)蹴る方の右足の足の面が軸足に平行にボールをインパクトできる。そして、
(お)フォロースルーが地面に平行に地面を掃除するように直線的なものになっている。
だから、ボールは狙った左隅に地を這うような強いボールが蹴れたのである。
すべては物理の力学の問題にすぎない。
この2人とも足首が曲がったまま蹴っている。最初のロナウドの足首と比較したらその違いが分かるだろう。
サッカーのシュートはテニスのボレーに似て、足の面をいかにコントロールできるかどうかにかかっている。
テニスのボレーでも手首をこねたらいけないというように、シュートでは足首をこねたら(つまり足首を固定しないで蹴っては)いけないのだ!
さて、この話は私と保江先生の対談本で私の写真入りで、実演説明している。以下のものである。
物理で語り尽くすUFO・あの世・神様の世界 アインシュタイン、マックスウェル、ディラック、シュレーディンガーさえも超えて
実はこの本、本格的なサッカーと合気道の本でもあるのだ。
サッカーの真髄と合気道の真髄も議論しているのだ。
いやはや、日本代表レベルでもいまだ足首を作れないレベルの選手たちが選ばれるわけだ。
これでは、世界は程遠い。
現存では、釜本、奥寺が最高のシュートをする選手だった。それが、中山あたりからなんちゃってシュートのFWでもOKとなり、今現在に至ったのである。
いやはや、世も末ですナ。

by kikidoblog2 | 2017-06-04 11:05 | サッカー&スポーツ