伸び悩む久保健英選手!:俺「青森山田に転校しなさい!」ここからは肉体改造あるのみ!
2017年 06月 26日
我が国の16才、U18の至宝、久保健英選手。いまこの選手が「伸び悩んでいる」ようだ。これである。
久保建英5戦連続無得点「そろそろ結果残さないと」
<明治安田生命J3:FC東京U-23(23歳以下)1-6アスルクラロ沼津>◇第14節◇25日◇夢の島
FC東京U-23MF久保建英(東京ユース)が、出場5試合連続の無得点に終わった。
ホームのアスルクラロ沼津戦に先発し、両軍最多タイのシュート2本を放ったものの、ネットは揺らせず。後半14分にゲーム主将のDF山田将之、同19分にFWイ・ユンスが2度目の警告で退場し、9人になってからも久保は諦めない。ボール奪取に走り回り、後半29分には左足で直接FKを狙ったが、壁に阻まれた。
山田、イというFC東京U-23の攻守の両輪を欠いたチームは、後半24分までに1-3とリードを広げられた。久保は同38分にMF小林幹と交代。その後、さらに3失点した試合をベンチで見届け「難しい、荒れた試合になってしまいました」と振り返りつつ「途中からできたことが、なぜ最初からできなかったのか。良い形がつくれなかったのは、準備がおろそかだったからだと思います」と反省した。
6失点は、J3参戦2年目にしてチームワースト。得点も、0-1の前半17分にDF岡崎慎のロングフィードがGKの目測ミスでゴールに飛び込んだラッキーな1点にとどまった。中村忠監督も「雨の中、多くの方に来ていただいたのに、本当に残念な結果。2人の不用意なファウルによる退場から惨敗してしまいました」と会見でサポーターに謝った。
次節7月1日もホーム戦で、味フィ西に首位のブラウブリッツ秋田を迎える。13戦負けなしの難敵に対し、久保は「次は秋田と戦えるので、しっかり勝ち点3を取りにいきたい。個人としても、そろそろ結果を残さないと。次は決めたいです」と出場6試合ぶりのゴールへ、気持ちを切り替えた。
(もはや、神童、天才の面影もなくなってきた。このままいくと、中田英寿選手の盟友だった天才財前宣之選手の「二の舞い」になりそうである。まさに子供横綱の典型になりそうだ。)
結論からいうと、
ここから先は、フィジカルが決め手となる!
つまり、16〜18才はいかにフィジカル強化できたかどうかでその後が決まるのだ!
ロンドン五輪でブレークした永井選手は、この時期に徹底的に「山登りダッシュ」を繰り返して俊足FWに大変身を遂げた。
日本代表の長友佑都選手もまた、この時期に徹底的に「坂道ダッシュ」繰り返して俊足DFに大変身を遂げた。
と同時に、無限の体力を得た。
そのおかげで、日本代表を私物化し、美人タレント平愛梨さんと結婚できるまでになった。
このように、
身体が子供から大人に変化するこの16〜18歳の時代をいかに計画的に肉体改造できるかどうかが、その後のサッカー選手の選手寿命を決めるのである。
かつて三浦知良選手もそうだった。弱冠16歳でブラジルに渡り、向こうのサントスの下部組織で徹底的に鍛え上げられたのである。
白いペレ、神様ジーコもそうだった。
ジーコは16歳までは普通の弱々しい身体の子供だった。
ところが、下部組織で徹底的にフィジカルトレーニングをして「白いサイボーグ」と呼ばれるほどの超絶な肉体を持つ選手となり、そのプレーの姿が往年の王様ペレに似ているから、「白いペレ」と呼ばれるようになったわけだ。
むろん、我々も練習最後のダッシュトレーニングの他に、週2回は学外で20km走とその後の筋トレをやっていた。進学校でもこうだった。1970年代中頃はネ。
はっきりいって、日本最強ではないFC東京の下部組織にいて、そこで周りと同程度の適当な練習をしているだけでは、世界のトップに行くことはない。むしろ、どんどん差がつくだけだ。
国内なら、九州の東福岡高校か、東北の青森山田、あるいは、本田圭佑の出た石川の星稜高校、あるいは、神戸の滝川二高、あるいは、群馬の前橋育英、あるいは、千葉の市立船橋、こういう高校サッカーの強豪校に行って、かなりのスパルタトレーニングを受けないかぎり、肉体改造はできない。
長友や本山は東福岡出身だし、本田は星稜、岡崎は滝川二、柴崎は青森山田出身である。
明らかにJユース出身と高校サッカーの強豪高出身とは肉体および体力にかなりの差がある。
というわけで、即刻、バルセロナに戻るか、あるいは、青森山田に転向するか、そういう思い切ったことをすることをオススメしたい。
さて、その青森山田の高校サッカー部の伝統のルーチントレーニング。これについてはすでにここでメモしておいた。以下のものである。
A Happy New Year Aomori Yamada!:「青森山田サッカー部の秘密!」「地獄のトレーニングとは?」
A Happy New Year HS Soccer!:「黒田監督の青森山田は蔦監督池田高校に匹敵する!?」
ミライ☆モンスター 三國ケネディエブス (サッカー)
(今回、決勝戦で最初のゴールを決めたのが、この三国選手の兄ステビア選手の方だった)
いま青森山田は全体で11人ほどコーチがいて、各学年に数人のコーチがつく。FC東京にはそんなにいないのではないだろうか?
そして、総監督の練習プランに合わせて、各学年でそれぞれの個人に応じた練習メニューが課されるらしい。
現時点では、年齢的に青森山田の黒田監督のもっとも円熟期に入る。だから、どのJユースも勝ち目がない。
だから、現時点では青森山田に入学したほうが、都内にいてFC東京の3部プロで、せいぜい日本のJリーグの3部のレベルの試合をいくらしようが、むしろその経験が邪魔になるだけで、悪影響が出るだけのこと。
それより、全国3連覇=総体優勝、高円宮杯優勝、選手権優勝、を目指す青森山田の方が、久保健英選手には合っていると俺は思う。
さて、最後に「白いペレ」ことジーコが模範とした、元祖キング・ペレ。その往年のプレーとそのペレ自身が15歳の時に肉体改造のために当時の医者であり、フィジカルトレーニングのプロだったコーチからやらされた練習というものがある。
日本のサッカーのコーチ陣はそれを研究すべきだろう。
いまでは、そういう伝説の練習風景がインターネットを通じて、YouTubeで見ることができる。幸せな時代である。むかしの我々の時代の45年前、はサッカーマガジンとかそういう雑誌の写真でしか見ることができなかった。
というわけで、いくつかそういうものをピックアップしておこう。以下のものである。
Pelé ● He did it 50 years ago
Pele Juggling A Grape
Pelé-Ball Control
Pelé-Training
Pele method training(full)
というわけで、久保健英選手はいくら自分でそろそろ結果を出さないとと思ってみたところで、今のままでは物理的に無理だろう。自分が身体の大きな選手であれば結構だが、小さいわけだから、ここからさきはペレ、ジーコ、マラドーナ、メッシと同様に、圧倒的なフィジカルトレーニングをいましない限り手遅れになる。
はたしてFC東京のコーチたちはどこまで非情になれるか?
それが決め手である。
が、やはり俺は、
久保健英君、青森山田に行きなさい!
とアドバイスしたい。
こんな常識的なことができずに潰れていくとすれば、
いやはや、世も末ですナ。
おまけ:
ちなみに、王様ペレは15歳の頃当時最先端の科学的フィジカルトレーニングを受けたせいか、プロ引退後に大学に入り直し、スポーツ医学の博士号を取得した。が、この事実はあまり知られていない。ペレはDr.ペレなのだ。
我が国でも、ハンマー投げの室伏広治選手が、引退後大学院に入り直し、スポーツ医学の博士になっている。だから、現在ではDr.室伏なのである。が、このこともあまり知られていない。ちなみに、室伏選手の博士論文はこれだ。
ハンマー頭部の加速についてのバイオメカニクス的考察
この中には、「ハンマー投げの方程式」通称「室伏方程式」が提案されている。

by kikidoblog2 | 2017-06-26 09:03 | サッカー&スポーツ