ヴェンター博士「マイコプラズマのサイボーグを作りだす!」:俺「生命の水素原子はマイコプラズマか?」
2017年 08月 28日
いやはや、やはり人になりきっていないヒトモドキこと朝鮮人のことを考えると
「魂が濁る」。
というわけで、普通の科学のことをメモしておこう。
このところ、このブログにメモするのがおろそかになりがちだった理由は?というと、それは、いよいよ生命科学のもっとも肝の部分で大きな進展が起きそうな情況になっているということを知ったからである。
つまり、生命科学において、かつての量子力学の発見に匹敵するような時代に突入して来たからである。今回はこれをメモしておこう。
おそらく捏造放送局やら日本のダマスゴミからはあまり目をつけられていないから、そういう番組や記事はあまり出て来ないだろうと予想できるからでもある。
さて、サイボーグというと、何をイメージするか?
これは、人造人間という意味だが、人体の部分的あるいは全部を人工的に作り出した機械で置き換えても生きている人間のことである。
フランケンシュタインの怪物は、フランケンシュタイン博士が死人の人体を用いて、死人を復活させたという設定であり、これもまたある意味でサイボーグである。
人体には何十兆もの細胞がある。
が、いま最先端の生命科学はたった一個の細胞だけを考える。
では、世界最小の細胞とは何か?
というわけで、生命科学者はどんどんその候補を挙げて調べて行った。
大腸菌か? ノー!
藻類の細胞か? ノー!
じゃあ、インフルエンザウィルスか? ノー!これじゃ、小さすぎるし、自己複製できない。
じゃあ、マイコプラズマならどうだ!
というようなわけで、今最先端の生命科学では、1個の細胞でできたマイコプラズマが世界最小の生命体だと考えるようになった。
では、このマイコプラズマを全部人工的に作製したパーツで置き換えることは可能だろうか?
つまり、マイコプラズマのサイボーグを作るのだ。
最初は、原形質膜だけ入れ替える。
つまり、人間で言えば、人工皮膚に変える。
次は、DNAを全部解読して、それを全部人工的に生成したDNAで置き換える。
人間で言えば、脳みそを全部人工脳で入れ替える。
次は、リボソームを全部人工的に作り出したものと入れ替える。
人間で言えば、内蔵を全部人工的に作り出した臓器と入れ替える。
こうやって、ついにマイコプラズマの全部を人工的に機械で作り出したパーツで置き換えるのだ。
なんとサイボーグのマイコプラズマは生きている!
問題はここからだ。
これだけでは、現存のマイコプラズマを全部人工的に作り直しただけのことで、分子原子は自然が作ろうが、人工的に作ろうが、同じ分子原子は同じものである。だから、入れ替えても基本的には同じものでしかない。
というわけで、最先端の生命科学者たちは考えた。
どれだけマイコプラズマを小さくしたら生命ではなくなるのか?
そこで、重なっている同じような部分はどんどん減らすことにした。
DNAを調べて、同じパーツをつり出すDNAは削除する。そういうことをしてさらにミニマル=最小のマイコプラズマを生み出した。
これ以上DNAを削除するとどういうわけか、死んでしまう。生きていることができない。そういう大きさの最小のマイコプラズマを見つけたのである。
さて、そこで生命科学者が考えた。
自然のマイコプラズマのDNAは二本鎖DNAの一本のヒモである。が、それを環状のループにしてみる。
しかしまったく同じだった。
では、今度は、マイコプラズマのDNAの遺伝子コードを含む部分を切り刻んで順番をでたらめに入れ替える。
しかし、マイコプラズマは生きていた。
つまり、DNAの中の情報は順番に依存していなかった。
こうしてマイコプラズマのすべてを人工的に変化させて入れ替えていって、最小のマイコプラズマを作製したわけだ。
すると、新しい謎が生まれたのだ。
それは、何をしているか分からない謎のDNAの部分が若干残ったのである。
一般に「意味不明部分」と呼ばれる領域が必ず残った。
面白いことに、この意味不明部分と同じ遺伝子配列が、他の大腸菌や一般の高等生物のDNAの中にも普遍的に存在したというのだ。
いまは「意味不明」だが、何かの意味を持っているかもしれない部分が最小のDNAの中に確実に存在したのである。
若者よ、これを解明しろ!
そうすれば、100%ノーベル賞だろう。
さて後先になったが、この新手の腕力のいるブルートフォース兼実に知的な研究を引っ張っているのが、人類の人遺伝子の全解読を実現させた、あのクレイグ・J・ヴェンター博士である。この人である。
問題の論文がこれ。
Design and synthesis of a minimal bacterial genome
ところで、私がなぜこの問題に注目したか?
というと、私は理論家だから、物理理論から考えて、やはり生命の物理学的基礎を構築するには、最小の生命体だろうということで、では最小の生命体は何かと考えると、やはりそれはマイコプラズマだろうと私自身が結論したからである。
理論の世界では、自己複製できるRNAやDNAが生命体の最初だという考えから、まだマイコプラズマが原初生命だという考え方はマイナーなものである。
しかし、一個の細胞というものができないと細胞からなる生命体は誕生しなかったわけだから、やはり海の中をうごめくイメージのRNAワールドよりもマイコプラズマワールドの方が生命誕生という感じがするわけだ。
マイコプラズマの生命活動を行うシステムはいかにして構築できるか?
これをずっと考えているわけである。
いよいよテーマはかなり絞られて来た感じがするわけだ。
かつて原子論という考え方がまず先にあり、マクロ現象の大筋が理解されて来た。そして、原子論の基本中の基本は何かということで、最小の原子、すなわちそれが水素原子だということが分かった。
そこで水素原子をいかに理解するかということで、ボーアの水素原子の大陽系モデルがうまれ、それを解明して行くうちに、量子力学が生まれた。
生命理論においての水素原子は何か?
もしこれが、マイコプラズマだとすれば、マイコプラズマを研究するうちに、マイコプラズマのモデルが生まれ、このモデルを研究するうちに、真の生命力学が生まれるはずだ。
というのが、俺個人の構想なのである。
いま驀進中。
時代はそんなことを追いかけている最中である。
そんな時代に捏造放送局とか、捏造放送協会とか、どうでも良い。
いやはや、世も末ですナ。

by kikidoblog2 | 2017-08-28 09:35 | 普通のサイエンス