FIFA U17 W杯ベスト16終了!:準々決勝はアフリカ対決、英米対決、独ブ対決、西イラン対決!
2017年 10月 19日
FIFAU17W杯ベスト16も残り2試合となった。
Match 42: Ghana v Niger – FIFA U-17 World Cup India 2017→2−0でガーナ
ガーナvsニジェール。アフリカ決戦。やはり優勝候補のガーナは強かった。
Match 44: Brazil v Honduras – FIFA U-17 World Cup India 2017→3−0でブラジル
やはり王国ブラジルは強かった。ホンジュラスも相当に頑張ったが、ポストに2回当たったのは痛かった。
やはりここぞというときのパスワークのスピード、パスそのもののスピードが非常に速かった。
というわけで、ベスト16の全日程が終了。準々決勝は以下の通りとなった。
初戦がアフリカ対決と英米対決。
次の日の次戦が、スペインとイラン、ブラジルとドイツの二強の戦い。
通常の発想なら、スペインが有利。しかしながら、今回のイランは非常に強い。ドイツに圧勝している。
だから、この試合も非常に厳しい試合になるのではなかろうか。
目が離せないナ。
さて、我が国では、結局
久保健英は中田英寿にはなれなかった。
バルサへ行ってもたった数年では意味がないということだろう。特に思春期のいちばん大事な時期をバルサとかレアルとか、我が国では東福岡とか青森山田とか名監督の下で過ごすという経験がないとほとんど無為に時間を潰す。
久保健英でも、子供の頃はほぼ完璧な選手に見えても、もうすでに凡人選手がよくやる悪癖がちらほらでてきている。
一番の問題点は、ウィングプレーを知らないこと、その次の問題点がパスアンドゴーのゴーがないことだ。
パスしては止まり、サイドへ振っては止まり、これじゃ自分がゴール前でボールをもらえない。
サッカーの基本プレーにはゴールまでの一貫した一連の動きがある。これがまだ身についていなかった。
これが今のJユースの指導法の考え方の悪影響である。それは、「考えながらプレーする」という間違った考え方だ。
スポーツで考えながらプレーするのは練習の場合であって、ひとたび練習でパターンを体に刻んだら、試合では無思考で動くこと、つまり、条件反射のように不随意運動で反応するように動かないといけないのだ。
なぜなら、
思考をすると、プレーの動き出しが常に0・5秒遅れるのだ。
日本でPKに失敗したやつは、頭のなかで「右だ〜〜!」と考えながらプレーした。しかし、相手のイングランドのGKは「ん。。。」と反応した。だから、ほぼ見たままのリアルタイムで体が動いた。だから、相手がボールを弾けたのである。
PKのときちょっとしたフェイントをかけるのは、わざとそうして相手GKに迷わせる。すなわち、GKに思考させるためだ。左右どっちか考えさせれば、GKは動きの出だしで0・5秒遅れる。だからセーブに行ってもボールはもうゴールに入っている。
こうした脳科学、物理学の基本を知らないと現代サッカーで勝利するのは程遠い。
ましてや、ゴール前では、「くの字や斜めに動く」という鉄則をしらない、というより、教え込まれていないわけだから、これじゃ〜〜得点はできない。まあ、暇なやつは、私が昔阿南高専の監督をやっていたときの練習を見て、動きの勉強をしてもらいたいものだ。
この練習のかいあって、私が指導したたった1年で、四国高専大会を制覇し、全国高専大会でベスト8になった。いまだにこれは破られていない。これである。
サッカーがうまくなるページ
サッカー練習日誌
2005年、阿南高専は10年振りに四国高専大会優勝。
そして全国高専大会ベスト8。
その秘密とは?
そのすべての練習メニューがここにある。
(2007年6月9日)
例えば、こんなやつ。
(6)センタリング&シュート練習。
ウィングプレー。シュート失敗=(腕立て、腹筋)5回。
左サイドのウイングプレー1=ディフェンダーなしでパスからセンタリングしシュート。
┌ ーーーーーー一一一一一ーー一一一一一一┬
| |
| | ※ボール
| | ◯選手1
| | ●選手2
|ーーーーーー ┐ | G ゴールキーパー
| | |
|一一┐ | |
┌ | | | ③ |
||G | | ↙ ↖ ① +
└ |※6 |・5※④ \ /※1 |
|一一┘ ・| \ ↙ ・ |
| ・ | ② ・ |
|一一一・一一┘ ・※・ ・ |
| ・ ・ 3 ・ ・ |
|4・ ・ 2※ ❷ |
|※・ ・ ↙ ↖ |
|❹←ーーーーーーーーーーー❸ ❶ |
└ 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一┴
さてここで、上図の中央のFWが②→③→④と
なぜへの字に動くかわかるだろうか?
①→②とボールをもらいにいく(呼びに行き)、サイドのウィングへボールを振って、その後、②→④へゆっくり斜めにゴール前に行くのではなく、への字に入るのだ。これが鉄則である。
なぜかというと、②→④へ動くと相手ディフェンダーのマークの基本(相手とゴールを結ぶ線上に立つ)のその線上を走るから、待ってましたとばかりに相手DFのマークをつけたまま走ることになる。つまり守りやすい。したがって、自分の前には敵DFがいるからスペースが空かない。
一方、②→③→④とへの字に動けば、相手DFは②→③まで遠くにマークに行かなければならなくなり、途中で隣の味方DFを追い越すか、あるいは、スイッチしてマークの受け渡しをしなければならなくなる。これが相手DF陣の陣形を崩す。
同時に、いったん③まで開いてから④の位置へダッシュするため、相手DFが③まで釣り出された空いたスペース④の位置でボールを受けてシュートするから、フリーになりやすいのである。ちなみに、この場合のシュートとはすべてダイレクトシュートやボレーシュートの意味である。
これが、良いFWの身につけている鉄則である。
ゴール前では、くの字、への字のような動きをしなければならない理由なのである。
まあ、理由を理解しようがしまいが、この動きを覚えていさえすれば、ゴール前でフリーになれるのである。
なぜなら、DFの守備の鉄則上、どうしてもマークするときにはそういうふうにFWに釣られなければいけないからである。
こういうふうな2人組、3人組の連携プレーをウィングプレーと我々の時代はそう呼んだものである。いまでは死語である。そういう概念もない。
むろん、それを創始したドイツではまだ生きている。我が国へは、あのデットマール・クラマーさんが伝達したのである。
つまり、この2人は阿吽の呼吸でこの連携プレーを完成させなければならない。
実際には上図にはないが、下のセンタリングをあわせるウィングのポジション(この位置を翼のウィングという意味で、こう呼ぶ)に入った選手は、センタリングを合わせるのがその役目である。
しかし、センタリングをした後、ぼーとそこに立ったままではいけない。かならずセンタリングした後は、味方のシュートのこぼれ球を狙って、ゴール前にフォローに行かなければならないのだ。
最近の日本代表の集合練習で見る限り、これがまともにできる選手はなんと1人もいなかった。
欧州チャンピオンズリーグ決勝の決定力vs日本代表の決定力の差とは?:足首の違い!
ひ・ど・い、ひどすぎる:アキレタジャパンのプレーに本当にア・キ・レ・タ!
(アギーレ時代、ザッケ時代からメンバーが変わっていないのだから技術が上がるはずがない)
かならずどちらかがヘマをするのである。酒井直樹はセンタリングをミスする。香川真司はシュートでふかす。本田は合わせられない。こういう感じのチームである。
しかしながら、欧米のトッププロはこんなのはいとも簡単にこのシナリオ通りに連携プレーできる。しかも、ボーレーシュートできるのだ。それもGKの手の届かないサイドネットへダイレクトでシュートできるのだ。
Winners of the shooting exercise : Romelu & Eden!
トッププロのスピードでサッカーの基本どおりのウィングプレーができる。
この差が世界ランクの差につながるのである。
練習あるのみだ。
米州選手権は準決勝、欧州選手権はベスト16:やはり日本サッカーは発展停止国!?
一にも練習、二にも練習、三四がなくて、五も練習。
基本練習レベルが完成できていなくて、世界制覇???
笑わせないで欲しい。
いやはや、世も末ですナ。

by kikidoblog2 | 2017-10-19 10:32 | サッカーU17W杯2017