春の嵐で春の夜の夢!?:今年一番の桜の開花は高知だったが、散るのも最初だったのか!?
2018年 03月 22日
いやはや、これまたいろいろのことが起こりすぎてETの手も借りたいほどである。
今朝は久しぶりに太陽も垣間見えたが、再び雲に隠れた。
その昨日までの雨の天気。その気象状況、これがまた興味深かったので、一応メモしておこう。
まずいわゆる天気図は以下のものであった。
2018年3月21日18:00PMの天気図
2018年3月21日18:00PMの解析雨量
2018年3月21日18:00PMのアメリカのMIMIC
(UTC9:00+9=日本時間18:00PM)
(あ)天気図
まず一番上の天気図で、
普通は春雨前線と春雨前線のつながった場所は、数学でいう、「カスプ」という特異点状になる。
つまり、曲線と曲線が重なり、山のような尖った場所ができる。
ここが低気圧の中心部に対応する。
(い)解析雨量図
次に2番めの解析雨量のデータ。
実はその場所=低気圧の中心部がもっとも雨の降っている、集中豪雨の場所だった。
ところが、前線は東へ移動しても、その場所がずっと高知に留まっていた。
いわゆる「ピン留め」=pinningというものである。
とこころが、昨夜はこの場所がずっと高知に居座っていた。
だから、ひょっとしたらこの雨風で、
高知で今年最初に満開になった桜は散ってしまったのかもしれない。
高知には、桜の大好きだった岡潔の研究会があるから、
ひょっとしたら残念なのかもしれませんナ。
(う)MIMIC
これをアメリカのMIMICでみたものが、3番目の図である。
この図では、青紫がかった部分が高気圧の部分。
一方、朱色の部分が低気圧の部分に対応する。
雨が降るのはその境界の低気圧側にあたり、これが前線になる。
というわけで、図の水色の部分が雨が降っている部分に対応する。
そんなわけで、昨日の雨は結構変わった状況だった。
それが今朝、ついに低気圧が2つに分裂したようである。
2018年3月22日6時天気図
これは、高知の桜潰しでしょうか?
あるいは、日本の桜の花見壊滅作戦か?
いやはや、世も末ですナ。
by kikidoblog2 | 2018-03-22 08:57 | HAARP・台風・ハリケーン