人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?   

チャンスの女神
「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?_a0348309_1132848.jpg

「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?_a0348309_1211598.jpg

「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?_a0348309_1212583.jpg

「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?_a0348309_12121257.jpg

「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?_a0348309_1212193.jpg

「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?_a0348309_12122382.jpg

「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?_a0348309_12143952.jpg


みなさん、こんにちは。

4年前ブラジルW杯に行った時以来、痛切に感じるようになったこと。

これは、やはり基本的に

チャンスは一度

そのチャンスが来たときはその機会を逃してはならない、
たとえ、どんなにそれが大したことに見えなかったとしても、

ということである。

たとえば、なぜわざわざ昨日までここに桜の花見のたわいない話をメモしたのか?

大した意味はない。

別に昨日や一昨日でなくても良かったはず?
同じような日はまた来るのでは?
この日曜日でもよかったのではないか?

普通はそう思う。私も昔はそういう感じだった。

しかしながら、今日も昨日と同じように行けるだろうと、
昨日までは思えたが、今日はもうダメになったのである。

午前中から強風になり、もう花見どころではなくなった。

もう花も飛び散ってきている。

もう昨日までの桜と今日の桜はまったく別なのだ。

昨日私が撮影した写真のような日は、もう永遠に来ない(かもしれない)。

すくなくとも、今シーズンではあれが最後となった。


私がブラジルで体験し、明確に意識するようになったこととは
こんなことである。

つまり、Aをしたいと思っていた場合、
何らかのチャンスが来て、Aができそうだ、という瞬間が来る。

しかし、どういうわけか、いつもこのAは後でも来そうな感じ、予感がするのである。
つまり、またあとで、と思えるような形で訪れる。

だから、大半の人は、そこで思いとどまり、
もっと後でもっとAよりAらしいA'が来るだろうと待つ。

しかし、A'はおろか、Aすらもう永遠に来ない。

どうやらこれがこの世界の真実である。

つまり、チャンスは一度。そのときだけ。
それを逃がせばもう二度と来ない。

これが、俗に
チャンスの女神は後ろ髪がない
あるいは、
幸運の女神は前髪しかない
という諺の意味である。

チャンスの女神を前から見た時につかめ。
通り過ぎた後からチャンスの女神を見てももう周りと区別できない。
だからつかめない。

大半がそういうものである。が、もしも二度目が来たならそれを決して逃すな。
まあ、二度目はないと思うがナ。

チャンスの女神は、トイレの神様のようにどこぞに挟まっているわけではない。

優柔不断、縦横無尽に動き回る。

だから、予測不能である。


どうやらこれは我々のいる世界=宇宙が、一過性の現象らしいからである。

つまり、この宇宙は過渡的現象なのである。

ここにすべての秘密がある。

しかし、力学は、つまり、力学的世界像、
言い換えれば、ニュートン力学の世界観では、
最初の条件しだいで未来はすべて決まり、
いつもその瞬間から過去にずっと遡って元の場所に戻ることができる。

つまり、過去も未来も永遠につながっている。

現在の瞬間から未来もすべて予測可能。予測→制御
逆にこの瞬間から過去をすべて遡ることができる。記憶→測定

つまり、記憶→測定→現在→予測→制御。

過去から未来の側と未来から過去の側は現在を境に入れ替え可能。
これが力学的世界観である。

一方、でたらめな場合は、現在から一瞬先は真っ暗闇。
逆に現在から一瞬過去は完全ボケ。もう忘れている。

だから、時間軸を逆に過去に遡っても、すでに忘れたところを遡るだけだから、
やはり一瞬先は真っ暗闇になる。

この意味では、でたらめな世界、ランダムな世界でも時間反転にはある意味
対称的になっている。

過去の記憶をたどることも、未来の予測をすることも同じガウス分布で決まる。

これがウィーナーの世界観である。
あるいは、熱力学のクラウジウスの世界観である。


はたして現実はそのどちらでもなかった。

準ランダム、準決定論的、準熱力学的。

言い換えれば、過渡的である。一過性的である。


最初のチャンスの女神で例えれば、

チャンスの女神はいつかかならず舞い戻る、というのがニュートン的。

チャンスの女神はめったに来ないが、いつでも同じというのが、ランダム的。

チャンスの女神はたった一度だけ来るというのが、一過性的。


はて、貴方の場合はどれか?


信じる信じないは貴方のチャンスの女神次第ですゾ。



いやはや、世も末ですナ。




「チャンスの女神」一考:「幸運の女神には前髪しかない」!?_e0171614_11282166.gif

by kikidoblog2 | 2018-03-30 12:02 | 個人メモ

<< ジョーク一発:「時事問題、異論... 日本人は桜の散り際の潔さがすき... >>