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さよなら宮脇書店阿南店!:アマゾンまた一つ阿南の本屋を潰す!   

みなさん、こんにちは。

さて、今日は久々の清々しい良い天気だったので、郵便局に行って100均ダイソーで輪ゴムを買おうと思って外出したんだが、先にダイソーへ行くか、先に郵便局へ行くか迷ったんだが、ダイソーのあるスーパーは10時開店だったから、先に郵便局経由で行くことにした。

今度ダイソーへ行くその道すがら、いつも通る自転車屋の廃棄処理、廃棄自転車置場に、ちょっと気になる自転車を発見。サドルなし、ペダルなし、スタンドなし。だから、だれも乗ることができない。その他にごく普通の廃棄自転車が3台ほど。

そこで、先にその自転車をもらっていいか確認したところ、OKが出た。

というわけで、用を済ませてから、その自転車を確保。そして、今乗ってきた自転車を我が家に乗って行き、そして歩きでその自転車に舞い戻る。そして、そこでその自転車に周りの廃棄自転車の使えそうなパーツを頂いて、合成自転車、ハイブリッドを生み出して、それに乗って帰る。

とまあ、今日の午前中はそんなことをしていたから、大幅に予定が狂ってしまったが、実に嬉しいサプライズだった。自転車屋さんとしては、廃棄処理の手間が減るから大助かりだ。みなせっせと新作自転車を組立てている。その間こっちは、廃棄物処理を行っている。

そうやって今回誕生したハイブリッド自転車がこれである。

ロングハンドル、5段変速、太めのタイヤ
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しめて0円。

工具は全部馴染みの自転車屋さんに貸していただいた。ありがとう。

というわけで、今現在、私のストックは、乗れるものが4台ある。写真は最近作の3台。

3段変速2台、5段変速1台。
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奥さんにいわせると、やはり職人遺伝子だという話。甲州宝石加工業の血筋が生きているらしい。


さて、帰りにこの辺の畑を見渡すと、桜の花見も終わり、もう今日で完全に田植えが完了したようだ。こんな感じ。

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今日見たあの桜の公園は、もうすぐ5月のツツジのピンクの花の蕾が見て取れた。今度はツツジの花見で昼飯が食べれそうである。



さて、自転車を作ってからの本当の用事は、実は本を注文することだった。

ここ阿南には、3つほど大きな書店がある。我が家に近い順で、附家(TSUKIYA)、平惣、宮脇書店。

そこで、まず附家(TSUKIYA)に行って、例のテオドール・シュベンクの本
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が注文できるか聞きに行った。

現在は上の1986年の初版は廃版。代わりに次の改訂版があるようだ。
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附家(TSUKIYA)には本屋に在庫がない。そこで出版社に問い合わせるという。

そこで、じゃあ、他の書店も見て回り、もしどこも同じ状況だったら、ここに戻って注文すると言って場を去った。

次は、平惣。ここも書店には在庫がない。それで本社ネットワークを見る。在庫がないか、1時間後にわかるという。

それで、じゃあほかも見て回って決めると言って、最後の宮脇書店に行った。ここでは、私がいつも本を注文しているところである。

結局、ここにもなかったが、おどろきもものきさんしょのき。

四国の老舗の阿南店、もうすぐ閉店。


ところで、もう5年も前になるのか?私がニコラ・テスラの本を出した時、こんなメモを残していた。
2013-11-15 11:22ここ阿南には「ニコラ・テスラの風は吹いていなかった」!?
先日、
「ニコラ・テスラの風が吹いている」?:いよいよ「謎の科学者」の本が明日から発売!
ということで、一応昨日ここ徳島阿南の大きな本屋(平惣と宮脇書店の2つしかない)を見てみたが、「新刊本は翌日到着予定。だから明日からだ」ということであった。

そこで、雨が降っている中を用事の道すがら、再び同じ大きな本屋を訪れたのである。そして、「新刊書はどこにありますか?」と聞いてみると、「こちらのコーナーです」と教えてくれた。

そこで、見てみると、拙著の「せ」の字もない。「ありゃ〜〜」ということで、「昨日発売の新刊書は今日店頭に並ぶって、昨日聞いたんだけど」というと、「なんていう書名の本ですか?」と聞く。「いや〜〜、ニコラ・テスラの本なんだけど。ヒカルランドの」というと、「まだ入っていないですね」と女子店員が答えた。

そこで、「ニコラ・テスラが本当に伝えたかった宇宙の超しくみっていう本なんだけど、まだ来てないのかな?」と私が聞くと、「ありました〜〜、一冊!!!」。そして、「お買い上げですか?」って聞く。「いや〜〜、ちょっと確かめに来ただけだよ。著者は俺だから」というと、「うそ〜〜?」というような顔で「へ〜〜」と叫ぶ。「うそじゃないよ」という顔をして「本当だよ」と言って、平惣書店を出た。

そして、次は宮脇書店を見ていくと、同じことの繰り返し。もっと悪いことに女子店員が「ご注文ですか?」、「必要ならお取り寄せしますけれど」と私に聞く。「いや〜〜、著者は俺なんだよ」と答えると、びっくしりして情けなさそうな、気の毒そうな顔をして「すみません」という。徳島県最大の本屋の宮脇書店阿南支店には「0冊」であった。

そして、たったいましがた帰ってきたというわけですナ。
外は雨。これはテスラの涙雨か?

いやはや、なんともお粗末な話。

先週末に阿南高専の学園祭があったから、元教え子たちに拙著を見せて、「順調に行けば、来週ぐらいには店頭にならぶはずなんだが」と教えてきたばかりだった。だから、私も何冊かは阿南の本屋にも並ぶのかと思っていたのである。

ところが、こんな案配であったというわけですナ。


さて、実は拙著に関してアマゾンで謎の動きがあった。店頭販売される前日にすでに「中古本」が出ていたのである。それも2倍の値段でだ。しかも2件あった。

どうしてか?

と私も不思議に思っていたのだが、今回この状況を知って、なんとなくその答えがわかってきた。だいたいこんなことだろう。

たとえば、徳島の阿南というように地方の市町村がある。こういう場所にも一応は県内の大手書店の支店がある。ところが、こういう地方の老舗の本屋さんは、あまりリサーチするわけでもなく、得意でもない。

今度の本が売れ筋なのか?
いまどの本が話題をさらっている本か?
販売前の書籍ランキングはどうか?

というようなデータ分析などお構いなしである。

店員はせっせと与えられた日常業務をこなすだけ。新刊書の入れ替え作業、レジ、本の整理整頓、そんなことをするだけである。

ところが、大都市部に住んでいる人にはインターネットと大書店と時間がある。だから、大書店に出向いて早めに買うことができる。こうなると、ネット上では非常に話題になっている本を10冊ほどすぐに買うことができる。まるで株屋の時間差攻撃のようなものである。

一方、地方には早くても1日遅れで店頭にならぶ。場合によっては(というより、ほとんどは)店頭には並ばない。徳島の中央の県庁所在地の徳島市内の大書店なら、多少は並ぶのかもしれないが、そういう場所から離れた、県で2、3、4位規模の市町村には並ばない。

しかしながら、そういう都市にも少なからずインターネットで本を見るものはいる。おそらく、こういう人は、多少高くても早く欲しいと思うのかもしれない。中にはそういう人もいるだろう。すると、大都市で10冊ほど手に入れて、それを2倍の値段で売れば、1万円ほど利益が出る。

とまあ、ひょっとしたら、こんなことをしている連中が存在するということだろう、ということになる。

それにしても、平惣や宮脇書店など徳島県の本屋さんは、リサーチが甘いのではなかろうか?その著者がどこにいるか? どこで書いたのか? これを見れば、だいたい何冊くらい売れそうか?ということが即座に分かるはずなんだが。そういうことには無頓着である。

著者の俺が平惣の1冊を買ってしまえば、それで消えてしまう。私が他の人に買ってやることもできないというわけですナ。私の知人や元生徒さんたちも私の奥さんの友達もみんな買ってくれるって言っていたんだけどな〜〜。

いやはや、こんな販売の仕方をしているようでは、地方書店が沈没するのは当たり前なのかもしれませんナ? 結局、アマゾンの一人勝ちになるわけですナ。


実はこれをメモした日、「その宮脇書店のアルバイターに、本を注文したら3日以内にここに来るようにしないと、宮脇書店はアマゾンに負けて10年以内に潰れるよ」って俺はアドバイスしたんですナ。

たぶんそのおばさんバイト、それを店長にも社長にもいわなかった。

すると、ここ最近は、あの時のおばさん顔見ないなと思っていはいたのだが、とっくの昔に解雇されていたんですナ。業績悪くて。

そして、ついに閉店となってしまった。

なあ、俺の言ったとおりだろってサ!

だいたい俺の脳コンピュータがはじき出したアドバイスはよく当たる。

10年以内どころか、5年だったナア。残念。

俺は彼らにとっては知らない人かもしれないが、人のアドバイスには耳を傾けるものだ。

そういう態度が積み重なる。

笑って無視し、適当にハイハイ言って茶を濁すような態度応対では結局こういう悲惨な結果になる。


しかし何でこんな事が起こったか?

結論から言うと、書店の流通ネットワークが古すぎて、もはやアマゾンの流通システムに勝ち目がない。

とまあ、そういうことになる。


さて、問題はというと、すでに書店はアマゾンにどっぷり支配されている。

まず本があるかと聞けば、検索。

その検索の仕方を見ていると、検索システムもその本屋の検索システムではなく、外部のアマゾンを使う。

まずインターネットのアマゾンを開き、我々が見るものと同じものをみる。

たぶんネットにつなぐだけだからその方が安い。

そこで、本情報を仕入れ、ISBNを見つけてコピーし、それを今度は本屋の社内システムで検索する。

そして、在庫の有る無しをチェックする。

もし在庫がなければ、出版社に注文取り寄せ。
もし在庫があれば、本店から取り寄せ。

いずれにせよ、本屋に本が届くまで1〜2週間かかる。

もう言うまでもないだろう。

書店がアマゾン使うんだったら、最初からアマゾンで注文した方が早い。

アマゾンなら、注文した段階で2〜3日で家に本が届く。

したがって、1〜2週間経って本屋まで本を受け取りに行く必要がない。


かたや自宅に3日以内、方や本屋に2週間前後。ともに検索はアマゾン検索。

勝負あり。


もうアマゾンに勝つには、本の3Dプリントしかないですナ。

もうpdfから本が直に出来上がる。

アマゾンに注文する必要なし。Kindleも要らない。

だれか、本の3Dプリンターを発明してくれや〜〜!

宮脇書店は、俺の言ったことちゃんとリサーチしないからこういう惨めな結果に終わるんだゾ!



いやはや、世も末ですナ。




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by kikidoblog2 | 2018-04-12 15:59 | 阿南&徳島

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