HAARPモニター観察:6月下旬の400nTの地震電磁波到来!
2018年 06月 25日
ここのところロシアW杯のことだけに集中していたが、一応、毎日HAARPモニター解析はしているのである。
24日に久しぶりに400nTの地震電磁波が到来した。方向は我が国の大円にあたる。
まずは宇宙天気ニュース。
宇宙天気ニュース
2018/ 6/25 13:11 更新
太陽風の速度は下がり始めています。
担当 篠原
太陽風の速度は、
500km/秒から450km/秒へゆっくりと下がり、
まだ、やや高速の状態ですが、
高速太陽風は終わりに近付いています。
磁場強度も、3~4nTとやや弱い状態に下がっています。
磁気圏の活動も次第に弱まり、
AE指数の変化は、500nTから300nTへ弱まり、
グラフの最後は変化が見られなくなっています。
SDO衛星AIA193の太陽写真では、
中央部の南半球側にコロナホールが広がっていますが、
今日の写真では全体がぼやけてしまって、
分かりにくくなっています。
27日前の前周期には、
コロナホールはもっと濃く、はっきりと見えていました。
今後到来する太陽風の変化にも違いが現れるでしょうか。
2日後くらいから太陽風の変化に注目してください。
太陽は、2713黒点群が西に沈み、
2715群だけになっています。
2715群では、昨日の昼にB8.6の小さいフレアを起こしていますが、
以降は目立った変化は起きていません。
カナダモニター群
NOAAのモニター群
地磁気揺らぎ
X線揺らぎ
電子濃度
AE指数(速報値)
さて、最近は、NICTから京都大に出世した梅野健博士のGPSによる地震予知の研究の話
[地震予知]:「京大梅野健博士のGPSによる地震予知法」あっぱれ!
があったが、そのGPSデータも一般公開されている。以下のものである。
GEONET 準リアルタイムGPS全電子数マップ
ちなみに、私はこの梅野健氏とは、彼が博士論文を東大で作っているときからの旧知であり、彼の博士論文には私の論文も引用されている。
さて、本題に入って、このGPSのデータが赤くなった場所は要注意の場所である。
今回昨日400nTの地震電磁波が出た時、我が国の電離層はこういう感じだった。


つまり、関西と東北が電子濃度が変化した場所であり、そのゆらぎがカナダの地磁気モニターで観察されたというわけである。
したがって、2日から数日のうちに、M5程度の地震が来る可能性があるということになる。まあ、M5だから、震度4前後程度である。
2日後だとすると、明日ということになる。
ところで、この辺の原理についてはだいぶ前に私がメモしていた。すっかり忘れていたが。
「地球電磁場観察衛星(ELMOS)」と「石田理論」
異常電磁波がどのように発生するか?
(1)地震発生に先立って、震源域で”何らかの理由による地殻変動よって”岩石がひずみ岩石の微小破壊が起こる。
(2)すると、岩石内に含まれている石英などの強誘電体が圧電効果により電気的に分極し電気(電荷)が生じる。
(3)生じた電気が動くことにより、電荷と電磁場の相互作用から電磁波が生じる。
(4)震源地以外の広範囲でも同様のことが起き、電磁波が生じる。
(5)同時に地殻変動にともなって地中ガスのラドンイオンが生じる。
(6)このラドンイオンが急激に震源地上空に溜まり、大気の電離や荷電粒子を放出し、電離層のイオン濃度が低下する(電離層の擾乱)。
(7)そして雷を引き起こす。
(8)この雷は強烈な電磁場を生み出し、このうち電離層を突き抜けた電磁波は地球磁場の磁力線に沿って地球の反対側(南半球の反対の緯度の場所)の上空に到達する(ホイッスラー現象)。
(9)このとき電離層に存在する「エリート電子」と呼ばれる高エネルギー電子が同じ磁力線に沿って逆に震源地上空に引きつけられて電離層を変化させる(電離層の擾乱)。
(10)震源地上空の電離層が下降する。それにより大気も下降する。
(11)雷によって落ちた地電流がさらに岩盤を破壊して地震を誘発する。
(12)震源域の大地から強烈な電磁波が出る度に上空に「地震雲」を発生させる。同時に、動植物、電気機器に異常を引き起こす。
ようするにもっと簡単に言えば、震源地から出た地震電磁波が上空の電離層にエリート電子を引き寄せて、その分重くなって下がる。
これが、FM伝播を変調させたり、オーロラが見えたり、夜空が赤くなったりの原因となる。一方で、そのゆらぎは地磁気の磁束を揺らして、それがカナダやアラスカの地磁気モニターで観察できる。
というようなわけで、このGPSデータがより正確になれば、よりいっそう震源域を正確に絞り込むことができるようになる。
またGPSはアンテナが地上に無数に生えているから、その位置情報から、日本の歪を計算可能になる。
いずれにせよ、いわゆる今流行のビッグデータということになる。
ということは、将来的には、AIにより、地震予知させることが可能かもしれないということを示唆しているように思う。
AIにGPSの電子濃度データとその後の発生した地震との関係をずっと学ばせ続けるのである。
そして、AIのクエイク君に効く。
Quake, 今度の地震はいつどこでどのくらいの大きさ?
「かしこまりました。8月21日に東京湾沖でM9です」
というような感じで答えてくれる。
地震予知こそ、人がやるのではなく、AIにやってもらおう。
そうすれば、俺が毎日HAARPモニターみる手間がなくなるんですナ。
果たしていつになれば、そんな日が来るか?
いやはや、世も末ですナ。
おまけ:
予測大当たり。このくらいに宝くじが当たればい良いんだがナア。
震源・震度に関する情報
平成30年 6月26日17時03分 気象庁発表
26日17時00分ころ、地震がありました。
震源地は、広島県北部(北緯34.9度、東経132.9度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.9と推定されます。
この地震による津波の心配はありません。
この地震により観測された最大震度は4です。
おまけ2:
こっちも大当たり!
震源・震度に関する情報
平成30年 6月26日19時49分 気象庁発表
26日19時46分ころ、地震がありました。
震源地は、千葉県南部(北緯35.3度、東経140.4度)で、震源の深さは約30km、地震の規模(マグニチュード)は4.4と推定されます。
この地震による津波の心配はありません。
この地震により観測された最大震度は4です。
[震度3以上が観測された地域(関東・中部地方)]
震度4 千葉県北東部
震度3 千葉県北西部

by kikidoblog2 | 2018-06-25 20:29 | 地震・地震予知・噴火