ロシアW杯:決勝T西1−1PK3−5露、クロアチア1−1PK3−2デンマーク→魔のハイブリッド芝!?
2018年 07月 02日
いや〜〜、昨日と今日早朝の試合は2試合ともPK戦にもつれこんだ。ホームのロシアはPK戦で全員決めて、無敵艦隊スペインを打ち破った。
スペインのイェーロ監督は「持っていないな」。昔、イェーロが選手だった時の試合を思い出したよ。その時とつながる悲運を感じた。
それにしてもモスクワの人工芝と自然芝のハイブリッド芝の作戦は見事に世界ランクが一番下のロシアに有利に働いた。
チックタック戦法ことチキタカのスペインの高速パス回しが、すべて低速の「各駅停車」になってしまった。強く蹴ってもゴロのパスは全部トロトロの遅いパスに変わってしまう。
これでは、弱いロシアでも相手になる。
かつて女子サッカーのカナダW杯のとき、カナダのピッチがこういうハイブリッド芝に全部張り替えられ、なでしこジャパンの高速パス回しが封じられ、なでしこジャパンは準優勝に甘んじたのだった。
もし開催国ロシアが最低でもベスト8にいけないというのは歴史的汚点ということで、どうやらロシアのFIFA陣は、芝を球足の早い天然芝ではなく、このハイブリッド化に踏み切った感がありますナ。
今回、パス回しが得意なチームが苦戦しているのは一重にこの芝のせいだろう。
ドイツ、アルゼンチン、ポルトガル、スペイン、クロアチア、。。。
幸いクロアチアはなんとかPK戦を逃げ切った。
(T3) スペインーロシア戦は、
スペイン:カバ

…長年恐るるに足らないと思われていたが、実は最も危険であることが分かった
vs
ロシア:オオアリクイ

…掴みどころのないオーラを漂わせているが、つまるところアリを食べる動物である
の戦い。
スペインーロシア→1−1でPK戦5−3でロシアの勝利
Spain v Russia - 2018 FIFA World Cup Russia™ - Match 51
スペインはパスがここまで遅くなると、いくらパス成功率、ゲーム支配率が高くても、ただ横パスしているだけだから、相手にはまったく怖くない。
ロシアのサッカー協会の作戦勝ちですナ。
(T4) デンマークークロアチア戦は、
デンマーク:ヒヒ

マンドリルに似ているが、やはりヒヒ。
vs
クロアチア:オオコウモリ

…存在感はないが、棒立ちしていると襲われて大怪我を負う
の戦い。
クロアチアーデンマーク→1−1でPK戦3−2でクロアチアの勝利
Croatia v Denmark - 2018 FIFA World Cup Russia™ - Match 52
デンマークは金星を逸した。
最後のキックのときだけ、GKがヤマはっちゃったんだよナ。これも蹴る方向を見てからでも十分に間に合った。
日本の審判なら、あれだけGKが蹴る前にぴょんぴょん左右に動き回れば、かならず律儀にやり直しを命じる。
しかし、欧米や南米の審判は、あまりそういうことにはこだわらない。相手が動こうが、その程度は圧倒的に蹴るほうが有利だから、GKの動きには甘いのである。
なぜなら、GKが動くのも相手に有利になる場合があり、ケースバイケースだからである。
こういう場面で、何度もPKやり直して、偉そうにする審判って、結構日本に多い気がするのだがナ。
この意味では、この2試合の審判はドラマチックなPK戦を見事に演出していたようだ。
さて、いよいよ明日早朝に日本ーベルギー戦が始まる。
勝ってもブラジル戦が待つ。
それにしても、W杯や五輪で日本はいつもブラジルと対戦する。一方、韓国はいつもドイツと同じ組になる。
これってどうしてなんだろうか?
たまには逆もいいんじゃないかナ。
まあ、くじ運だからしょうがないはずなのだが。
頑張れ、日本! 根性見せろ!

by kikidoblog2 | 2018-07-02 12:26 | サッカーロシアW杯2018