ロシアW杯:決勝Tスウェーデン1−0スイス、英1−1PK4-3コロンビア→ついに母国が黄金に輝く!?
2018年 07月 04日
伝説のサッカー選手ペレの伝記ドラマ!映画『ペレ 伝説の誕生』予告編
(日本人ではこのペレに一番近いのは浅野だろうナ。ブラジルならむろんネイマール。)
みなさん、こんにちは。
衝撃の日本の大逆転され劇のあと、いよいよベスト16は2試合になった。
この2試合もまた興味深い試合だった。
スウェーデンとスイスの試合は、おそらく日本とベルギーの対局に位置する試合だった。
つまり、「もっともつまらない試合」の方にランクされる。
どちらもミスや失点を恐れてリスクのあるプレーを一切しない。徹底的に相手がミスするのをじっと待つ。
スウェーデンは寒い国であるから、長い冬の間はずっと家の中で耐え忍ぶ。
そういう忍耐強い国民だけができる、実につまらない試合だった。
しかしながら、ワンチャンスをものして、強豪スイスに何もさせずにちゃんとベスト8進出を果たした。
ここにサッカーに国民性が出るといわれるゆえんである。
日本人は一生懸命やる姿に惚れるのであり、結果はどうでも良いという甘いところがある。
だから、頑張って負けることのほうが下手をするかっこよく感じてしまう。
しかし、北欧のバイキングは違う。負けたら皆殺しにされるという歴史的経験を何度も逃げ延びて守備して生き抜いてきた王国の国民である。
しぶとさが違うのである。
一方、コロンビアとイングランドは、90分ではイングランドが優勢だったが、最後の最後にコロンビアが全員攻撃で1点ともぎ取り、延長戦に進んだ。
ここでコロンビアは、延長線の前半から勝負に入り、勝ち越しを狙ったがそれがなせずに、最終的なPK戦で足がゆうことが効かなくなって敗退した。
一方のイングランドは、延長戦前半は休憩し、適当に逃げ切った。そして、延長後半にエンジンを掛け直したが、その延長前半で休んだ分だけPK戦の精度が増し、なんとか勝利をものにした。
果たして我が国は、もしセネガルに勝てば、このイングランドと戦った。
これは、あの大迫のプッシュが決まっていれば可能だった。しかし、そういう決定機の中でもめったに来ない決定機に大迫は空振りした。
これでセネガルで1位突破できずに、最終戦のポーランド戦で痛恨のパス回しをせざるを得なくなったのである。
かたやブラジルのネイマールは数少ない大迫と同じような状況でほぼ100%ゴールを決めてベスト8に進出した。
その時のプレーを見たら、「勝利への執念」というものが根本的違いだということがわかるのである。
かっこつけた大迫→足先だけでかっこよく決めようとする→痛恨の空振り
必死のネイマール→全身で絶対後ろにそらさないぞというスライディング→英雄になる
これが王国と日本の違いだと俺は感じる。
要所要所でこういう魂のプレーが出るか、気取ったプレーが出るかの違い。
この心がけの違いが、例えば、ブラジル日系人のセルジオ越後がいう「ブラジルはストリートサッカー」と「日本はスクールサッカー」との違いなのである。
結果で監督判断の即解任体制を/セルジオ越後
選手も指示がないと、自分たちで打開できない。ブラジルは路地裏サッカーだが、日本はサッカー教室や学校で育つから、指示通りのプレーに慣れてしまう。自立心がない。16強といっても10人のコロンビアに勝っただけ。11人相手には1勝もできなかった。「強くなった」とは言えない。
言い換えれば、日本のサッカーは「甘ちゃん」であるが、ブラジルのサッカーは「厳しい」のである。
王国は絶対にミスを見逃してくれないのだ。
俺は大迫はあのシーンで滑って欲しかった。体で押し込む。ゴール前1mだよ。足先で蹴る必要はない。
プッシュというのは、「押す」という意味だ。キックではない。
ゴール前はプッシュであって、キックは必要ではないのである。
大迫、聞いてる?
お前のこのプレーのせいで、日本は1位通過できなかったんだぞ!
さて、昨日の試合と今朝の試合もメモしておこう。
(T7)スウェーデンースイス戦
スウェーデン:ハスキー犬

見た目は怖いが、意外に優しいところがある
vs
スイス:オセロット

…スマートな動きで中々捕まえられないが、尻尾を掴めば仕留めたも同然
の戦い。
スウェーデンースイス→1−0でスウェーデンの勝利
Sweden v Switzerland - 2018 FIFA World Cup Russia™ - Match 55

(T8) イングランドーコロンビア戦
イングランド:マンドリル

…強そうな風貌をしているが、誰も戦うところを見たことがない
vs
コロンビア:キングコブラ

…その毒牙はどんな猛獣も死に追いやることができるが、口を掴まれるとなす術がない
の戦い。
イングランドーコロンビア→1−1PK戦で4−3でイングランドが勝利
Colombia v England - 2018 FIFA World Cup Russia™ - Match 56
いや〜〜、ヤング新生イングランド、ついにデビッド・ベッカムの時代から世代交代に成功したもよう。
キャプテン・ケインを中心にした、黄金世代がついに檜舞台に登場した。
驚くべきことは、現イングランドはこのケインより下の世代になればなるほど強いという、スーパー黄金世代が育ちつつあるのである。
イングランドがU20W杯初優勝…日本下したベネズエラを決勝で撃破
U-20ワールドカップの決勝戦でベネズエラとイングランドが対戦。イングランドが初優勝を遂げた。
イングランドがU19EURO初制覇!…U20W杯に次ぐ優勝で“黄金世代”到来?
U-19欧州選手権の決勝が15日に行われ、U-19ポルトガル代表とU-19イングランド代表が対戦した。
両チームは、同大会が2002年にU-18からU-19へと変更されて以降、3度目の決勝進出。ともに初のU-19欧州王者の座をかけて激突した。
試合が動いたのは後半の立ち上がりだった。50分、イングランドはペナルティエリア手前右でFKを獲得すると、10番を背負うMFメイソン・マウントが右足でドライブ回転のかかったシュートを放つが、右ポストに直撃。跳ね返ったボールを、ゴール前に走り込んだDFイーサー・スリマンが頭で押し込み、先制に成功した。
だが、ポルトガルは56分にラッキーな形で追い付く。DFアブドゥ・コンテが右サイドからクロスを送ると、対応したイングランドDFデュジョン・スターリングが左足でクリアを試みるが、ボールは無情にも自陣のゴールに突き刺さり、オウンゴールとなった。
同点弾を献上したイングランドだったが、68分に勝ち越しゴールを奪う。マウントがエリア内右に抜け出し、相手GKを引きつけて中央へ折り返すと、ファーでフリーのFWルーカス・ヌメチャが右足で流し込み、勝ち越しのゴールネットを揺らした。
イングランドは86分にMFタヨ・エデュンが2枚目のイエローカードを受けて退場。だが、試合はこのままタイムアップを迎え、イングランドが2-1でポルトガルを破り、初のU-19欧州制覇を果たした。
なお、イングランドは今年5月に行われたU-17欧州選手権で、スペインにPK戦の末に敗れて準優勝。だが、6月にはFIFA U-20ワールドカップ韓国2017で初優勝し、同時期に行われたトゥーロン国際大会も18歳以下中心で臨み、連覇を果たした。U-21欧州選手権では、準決勝でドイツにPK戦で敗れてベスト4に終わったが、7月に入ってU-19で初優勝を達成。アンダー世代が今夏の各大会で躍進を遂げ、“黄金世代”到来の期待も高まっている。
【スコア】
ポルトガル 1-2 イングランド
【得点者】
0-1 50分 イーサー・スリマン(イングランド)
1-1 56分 オウンゴール(デュジョン・スターリング)(ポルトガル)
1-2 68分 ルーカス・ヌメチャ(イングランド)
いまや若い世代ではスペインよりイングランドの方が強い。
翻って、日本はどうか?
日本も決勝に行ったベネズエラに1−0で負けた。
しかし、日本代表は良いサッカーして惜しいシュートを放つが、それがゴール枠にいかない。GK正面をつく。こういう相変わらずの「決定力不足」に泣き続けている。
乾、第二第三の乾を育てなければ、点が入らない。
前からずっとメモして来たように、シュート練習を推進しなければならないだろう。
要するに、我々が中学生時代にやったような、いまなら小学生が毎日やっているようなシュート練習。
これを中高大、成人、Jリーガーになっても続けなければならないということに尽きる。
世界チャンピオンのレアル・マドリードがなぜいいシュートを打てるか?
それは毎日ちゃんと厳しいシュート練習を繰り返しているからである。
レアルマドリードの練習風景
レアルのえげつないシュート練習
頑張れ、日本!

by kikidoblog2 | 2018-07-04 16:02 | サッカーロシアW杯2018