ロシアW杯閉幕:優勝仏4−2クロアチア、3位ベルギー2−0英→ハリルホジッチは正しかった!?   

フランス20年ぶり二度目の優勝
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みなさん、こんにちは。

ついに今朝早朝のフランスークロアチアの試合とその表彰式でロシアW杯が閉幕した。以下のものである。

まず3位決定戦からメモしておこう。


(3位決定戦)ベルギーーイングランド戦

ベルギー:スイギュウ
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…あまり見ることがない動物だが、戦ってみると怖い存在かもしれない


vs

イングランド:マンドリル
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…強そうな風貌をしているが、誰も戦うところを見たことがない


の戦い。

ベルギーーイングランド→2−0でベルギーの勝利
Belgium v England - 2018 FIFA World Cup Russia™ - Play-off for third place




(決勝)フランスークロアチアの戦い

フランス:ゾウアザラシ
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…見た目よりずっと強くプライドも高いが、百獣の王の称号を争う実力はない


vs

クロアチア:オオコウモリ
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…存在感はないが、棒立ちしていると襲われて大怪我を負う


の戦い。


フランスークロアチア→4−2でフランスの勝利
France vs Croatia 4-2 | FINAL | FIFA World Cup Russia Final 2018 | Match 64 | 15/07/2018




FRANCE vs CROATIA live Final Celebrations | World Cup 2018




まず先に3位決定戦が前日に行われた。

ベルギーとイングランドの戦いは、ベルギーが2−0で母国イングランドを下した。

ベルギーは日本戦を彷彿させる超絶な芸術的なまでのダイレクトパスの速攻が繰り出された。最後に若いングランドがそれに対処できなくなって失点して終了した。

かたや今朝のフランスークロアチア戦も似たような戦いだった。

パスを回して攻撃を組み立てるクロアチアに対し、フランスは堅守速攻で相手の裏やコーナーキックの旗のエリアを目指したロングパスで相手を崩すという実に懐かしい戦いだった。

我々が中学校や高校時代の45年ほど前に、我が国では水戸商業だったか、真っ赤なユニフォームのチームがサイドバックの裏にボールを蹴り込んでそこにウィングが快速を飛ばしてぶっちぎる。そういうサッカーで全国で名を馳せていた。


要するに、この昔の縦に蹴り込むだけのラグビーサッカーの時代から、今度はサッカーがハンドボールやバスケのように足を手のようにしてパス回しするという理想形に近づけば近づくほど良いサッカーだという時代が、ここ最近の20年だった。

その象徴がスペインだっただろう。スペインのチキタカ攻撃はショートパスでワンツー攻撃をしながら、相手のど真ん中の選手にパスを繋ぐ。世界中がこれを真似してきた。

ところで、1998年大会フランス大会、フランスのジャメ監督がジダンとアンリとデシャンを率いて初優勝した。
フランスの英雄ジダン、銀河軍団の新監督に就任!:ジダンも全寮制で育った!
この大会は、日本代表が初めてW杯に出場した大会であった。その前1994年はドーハの悲劇で出場できなかった。

このフランス大会をあとにフランスは優勝から遠のく。


その一方でスペインがトータルサッカー、戦術的ピリオーダイゼーション理論、カオス理論や複雑系理論をサッカーに導入していくうちに、世界中の他の国々はスペインサッカーには太刀打ちできなくなった。

特に、白人優先主義、自国民優先主義だったドイツ、イングランド、フランス、イタリアは、まったく歯が立たなくなった。

そこで、フランス、イタリア、イングランドもアフリカ系移民の運動能力のある子どもたちの育成を持ち込んで、その成果が出て、フランスの初優勝に届いたのだった。ジダンもまたアフリカ系アルジェリア人の移民の子であった。


ドイツは1990年代までは良かったが、2000年代に入り、それに遅れたのがドイツであって、ドイツはアーリア系の白人至上主義でいたが、それでは欧州ですら戦えないことがわかり、ベッケンバウワーがドイツサッカー協会の方針を変え、母国のブンデスリーガに外国人の優秀選手をどんどん引き入れ、そこで国内の若手を育成する方針に変えた。

さらに、1998年に多国籍化したフランス代表から始まって、イングランド、イタリア、そしてドイツとどんどん黒人選手が増えていった。

そうやって育ってきたのが、クローゼ、ラーム、ポドロフスキー、シュバインシュタイガーなどであった。そこにドイツにもアフリカ系移民の子たちも入るようになった。

その成果が2014年ブラジルW杯で実を結んだ。

同様に、フランス代表は9割方アフリカ系選手のチームになった。これが1998年のフランス代表だった。今回のフランス代表はこの20年前の伝統をそのまま踏襲したように見える。


こうして見れば、この20年の間の欧州サッカーは、

(1)代表選手が多国籍化他民族化すること
(2)国内リーグが多国籍化他民族化すること


いわゆる、国際化することでレベルを急速にあげることになった。

結果的に、どの国のサッカーもそれほど差がなくなっていった。


そうなると、これまでの身体能力だけではだめだということになり、スペインの旧オランダのトータルサッカーを発展させたパスサッカーがそれに取って代わることになった。

こうして、1998年フランスW杯の多国籍軍フランス代表から12年後の2010年南ア大会でスペインがついに初優勝を成し遂げた。

そしてこの12年でどの国も今度はパスサッカーに適応しなければならなくなった。

それに最初に取り組み始めたのが、フランスであり、そしてイングランド、そして遅れ馳せならが守り重視のカウンターサッカーのイタリアであった。

しかしながら、そのイタリアはそのせいか逆にW杯出場を逃した。

ドイツももともとは堅守速攻型だったが、パス回しに適応した今回は予選落ちした。

そして蓋を開けてみれば、両ウィングに極めて高速選手のいるフランスがぶっちぎりの優勝を遂げ、トップに超絶高速のルカクを擁した超絶速効型のベルギーが優勝候補と互角以上の堂々とした3位となった。


こうして今大会を見ると、結局ハリルホジッチが正しかったことが証明されたわけだ。

世界のトレンドとして、デュエル(1対1)を中心とした堅守速攻でカウンターサッカーのほうが優勢だったわけだ。

だから、日本代表がベルギーから先制した場面も、乾、柴崎、原口への縦一本のカウンターからだった。

ハリルホジッチのサッカーに関しての眼力は鋭かったが、その個性が日本人には合わなかった。日本人選手との間のコミュニケーションには問題があり、多くの選手がやる気を失った。そこをなんとかできれば、ハリルでも良かったのかもしれないが、選手の扱い方、接し方、育て方には問題がありすぎた。

やはりこの意味では、日本代表には心が通じ合う日本人監督が必須だろう。選手も監督もコーチも国民もすべてが押し込まれるという場面で、そこに外人が一人二人いたのでは、指揮が削がれる結果になるからである。


さて、翻って、我が国の今回の大会は、ちょうどフランスと同期しているようにもみえる。

日本が初出場→フランスが初優勝
日本が5度目でベスト8を狙う→フランスが二度目の優勝



この流れからすれば、今後も20年で大きく日本のサッカーが様変わりできる可能性がある。

世界の潮流からすると、大きくみて2つの潮流があるようにみえる。

(1)日本のサッカーがスペイン化する
(2)日本のサッカー選手が多国籍化する


今回、名前は日本人だがハーフだという酒井高徳選手がいた。

ドイツ人系の酒井選手ばかりではなく、イラン人系の長谷川アーリアジャスール選手とか、アフリカ系黒人系の鈴木武蔵選手とか、いまやハーフ天国の様相を呈してきている。

とにかく栄養状態の良い我が国で外人ハーフが育つと体が純粋日本人より20cmほど背が高くなる。

こうなると、若い世代を中心にして、一番簡単に変わりそうなことは、日本代表がほとんど外人ハーフ選手で占められるようになるという可能性である。

こうなると、今後10年〜20年のうちに、確実に日本代表が、フランス代表やイングランド代表やブラジル代表のように肌の色も顔つきもさまざまの選手のチームへと変貌するだろう。

もう一つのトレンドが、海外にユース時代に発掘育成された世代の到来である。この代表格が久保健英選手であり、レアルの中井卓大選手である。が、他の国々のユースにも多くの日本人がすでに渡っているのである。むろん、これまでもそういう選手はいただろうが、国内でそういう日本人がいなかったために話題にすらならなかった。

この世代は、プロになってから海外組になる日本人プロ、つまり、中田英寿以来に海外へ渡った、いまの日本代表の選手たちとは全く違っているのである。海外で成長するのである。だから、スペイン語も英語もフランス語も他の海外組よりずっと自然に身につく。特に脳の臨界点の12歳以前に海外へいった選手にはそういう利点もある。しかしこの場合には逆に日本の風流を感じる「日本人のこころ」を失う結果が訪れる。

したがって、技術的に高い選手は幼少期から海外に行って海外で成長した選手、かたや日本で主流になるのは外人ハーフで家で他国語を話す選手の合体したチームになる可能背が高く、こうなると自ずともう日本人メンタルとはいえない、国際的なメンタルの日本代表が生まれることになるだろう。

日本の世界における外圧の中でこの10年〜20年を生きていくとなると、どうしてもそういう感じの日本代表になり、いまのラグビー日本代表のように様変わりしてしまう可能性が高い。

これを危険とみるか、これを良しとみるかはその人の感覚の違いだろうが、今の現実の流れからみると、こういうタイムラインも確実に存在する。

方や、純日本純血主義で日本人選手で世界制覇するという道も可能性としては存在する。事実日本人選手でも良い選手はどんどんでてきている。この少子高齢化の中、それなりに若手もでてきているのである。


おそらく現実はこの中間のどこかに落ち着くのだろうか?

はたして、日本代表は他国同様に他民族グローバルチームになってW杯優勝するのか?あるいは、日本人だけで優勝するのか?どっちの道に行くんでしょうナア?

どっちでも道のりは遠い。



いやはや、世も末ですナ。






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by kikidoblog2 | 2018-07-16 14:29 | 2018ロシアW杯

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