武田鉄矢の「今朝の三枚おろし」:「世界一考えさせられる入試問題」〜「神童はなぜ?」
2018年 07月 28日
雨で外に出かけられないときは、家で本を読む。テレビ見ても電通が得するだけサ。電通は潰さなければ日本は滅ぶ。
冗談はよし幾三。
最近の武田鉄矢の今朝の三枚おろしをメモしておこう。
(あ)【武田鉄矢今朝の三枚おろし】世界一考えさせられる入試問題 2018年7月23日~27日

(い)【武田鉄矢が語る】今朝の三枚おろし 人間は何故 7月25日
(う)武田鉄矢今朝の三枚おろし【植物は未来を知っている】2018年7月17日~20日
(え)【武田鉄矢6月21日】 私は既に老人性うつ病だ 今朝の三枚おろし
(お)【武田鉄矢】あなたが日本人なら落合陽一の話を聴いてみて下さい! ※凄い人を見つけました※
(か)【武田鉄矢】天才落合陽一が予言!2060年に日本が生まれ変わる重大な出来事
ちなみにこの落合氏にたいしては西村博之氏の預言がある。
【ひろゆき】落合陽一が潰されるのは時間の問題!?⇒優秀な人材の足を引っ張る日本社会の難しさ
(き)【武田鉄矢】※平昌五輪※ 神童はなぜ『タダの人』になってしまうのか?
だいたい今年のはこんなところか?
イギリスの大学入試の面白さはなかなかである。
しかし一応私は昭和32年生まれで、まだ大学入試が「記述式」の時代の学生である。記述式時代では「書けばなんとかなる」「その場で考えればなんとかなる」という面白みがあった。
だから、その後の(確か二年後の)共通一次世代、そして、センター試験世代とは雲泥の個性やレベルの差があった。
言うまでもなく、戦前世代とはもっと差があった。戦前の方が明治時代にできた教育制度だから、戦前の日本の大学入試は、イギリス式そのものだったからである。
戦後、それがだめなイギリス人が建国したアメリカのそのアメリカ式に変わったのである。
100年前スタインメッツやテスラがアメリカに渡った時代、欧州の大卒の彼らが一様に感じたことは、米国人は数学がまったくわからない、あまりにレベルが低かったということである。
戦後何十年もたって1980年代後半に我々日本人留学生がアメリカに留学した頃でも、我々は同じことを感じたものである。アメリカの学生は数学が苦手だと。
まあ、アメリカは移民の国だから、優秀な学生は欧州、中国、日本、南米、さまざまな国々からやってくる。そして、それなりの利便のあるものを米人にして残せばよろしい。
一般米人のレベルは低い。
その結果、トップ数%が国民の大半の財産を奪い取ってしまった。そういうことができた。
困ったことはアメリカは軍事国家だから、第二次世界大戦の遺産を受け継ぎ、世界支配を行うが、その時にはそのトップ数%だけがその力を所有できることである。
そしてその悪影響が我が国にも他の国々にも及ぶ。
アジェンダ2000で世界中の大学入試をTOEFL化し、SATのマークシート方式に変えさせた。
その結果、思考能力が落ち、分析力が落ち、愚民化した。思考がマニュアル化し、マニュアルやインストラクションがないと何もできない受動的人間を生み出す教育が生まれた。
それに戦前にアメリカの教育を怒涛の墓場に押しやったデューイの教育システムが戦後の日本に伝達された。
これが男女共学である。
戦前の我が国では、イギリス伝来の男女別々教育が一般的だった。
男女共学は12歳以下では効果を発揮するが、思春期、性欲期を迎えた中高のティーンエイジャーでは逆効果になる。
デューイはこれを理解しなかった。
結果、特に女子の教育がだめになり、女子力という意味が、「素晴らしき教養のある知的女性」という意味から、「セクシーな性的愛玩動物としての女性」という意味に逆転したのである。
貧しき女性は売春しか仕事がなかった時代に大学で教養をつけて「女子力アップ」だったことが、いまでは大卒で「女子力アップ」してポルノ女優になる。
悪しきデューイの撒いた悪魔的所業である。
一方、アメリカでもイギリス度の高い地方や州では、いまだにちゃんと女子校、男子校が存在する。イギリスでも名門高校は男子校である。
同様に、我が国でも名門私学の高校には戦前の名残が残り、男子校や女子校が残り、ちゃんとした高校生が育っている。
それが救いであろうか。せめてもの救いというやつだ。
名門灘高校からは、数学五輪に出るものは数多い。
むろん、数学五輪の問題は記述式である。
アメリカのザッカーバーグや日本の天才数学者望月新一博士がでた米名門エクスター高校は、独自に数学の教科書を持つ。だから、数多くの著名人が育っている。
世界王、米国王といわれるJDロックフェラー三世もエクスター校の卒業生である。
はて、我が国の教育が米NWOの手先化し、アジェンダ2000通りにマークシート方式のところてん式大学入試になりなにが変わったかといえば、それを仕込んだ官僚の師弟が名門大学医学大学に入りやすくなったことらしい。
さらに1995年の省庁再編、厚生省と労働省が厚生労働省に変わったり、通産省と経済産業庁が経済産業省に変わったり、文部省と科学技術庁が文部科学省と変わったりした結果、それぞれの専門の異なる官僚同士が同じ部署に入るようになった結果、新たなる「忖度」が生まれた。
つまり、文部科学省の官僚が、大学に科学技術庁の研究資金をくれてやるかわりに、我が息子をお頼み申すという忖度が生まれる結果になった。
省庁分離されていれば、こういうことはあり得なかった。
なぜなら、文部省の官僚には科学技術庁の研究資金配分には権限がなかったからである。逆に、科学技術庁の官僚には文部省の大学人事や入試に口出すことができなかったからである。
同じことは他の省でもありえる。
厚生労働省の厚生官僚が、その管轄の大学病院に労働省の利便(年金とか)を優遇してやる代わりに天下るとか、そういう、いわゆる「クロスプレー」ができるようになった。
つまり、省庁再編。
あれから20年。
官僚は省庁再編で生まれる「旨味」を覚えたらしい。
つまり、省庁再編には、「抜け穴」があったのである。弱点が存在した。
これは今のうちに手を打たないとかなりやばい。
まあ、小泉純一郎と竹中平蔵の残した「負の財産」ですナ。
省庁再編はそれなりに意味はあったろうが、官僚が2つの専門を同時にこなすことが、その2つを巧妙に利用することができる抜け道を見つけ、それを自分の家族のために使えるようになった。
この「利益を家族のために使う」という発想が大陸半島的である。
要するに、戦後多くの在日朝鮮人が大学入学の「朝鮮人枠」=「外人枠」=「帰国子女枠」などの抜け道を利用して官僚や大学職員になれた。
この「負の遺産」が、こうした禁じ手的なクロスプレーを行うようになったと考えられる。
その代表格が、文科省事務次官だった前から後ろから助平さんである。
これほど悪いとなれば、やはりもう一遍首都移転を考えて、省庁を再分離した方が良いのではなかろうか?
ところで、それにしても武田鉄矢さん、いい仕事を手に入れたものである。
毎日、本を解説するだけでお金がもらえる。それも若い美人キャスターと楽しく語り合うだけ。
しかも自分の好き勝手な意見をいうだけで金になる。
だいたい週一から週ニで一冊を終了だから、年に数十冊は読むことができる。
それを10年続けたら、自分も本が書けるほどになる。
しかもそれで覚えたネタは自分の芝居や番組の即興ネタやアドリブに使える。
最近ではその仕事場に日本語堪能な若い美人イギリス人女性から英語、それもキングズイングリッシュを習える。
一挙両得どころか、一挙三得、四得、五得。
いや〜〜、素晴らしい。
それと比べたら、我々はやったことが直接何も伝わらない。何にも見いだせない。生み出せない。
伝わらない、見いだせない、生み出せない
の三猿である。
オレ個人の興味としたら、どうしてこういう差が生まれるのか?
これを知りたいところですナ。
普通の人はどこで働こうが、どこで何しようが、それが直接に人様の役に立つことはない。
まあ、情報の非対称性というものの一種なのだろうが、著名人、タレントと一般ピーポーとの間にはこういった現実の非対称性がある。
卑近な言い方をすれば、セレブと一般ピーポーの違い、勝ち組と負け組の違いとみることもできるかもしれない。
我々一般人は、大雨が降った水の大洪水に巻き込まれて命を失う確率の方が、安倍晋三や日銀の撒く金の大洪水に巻き込まれてウハウハ状態になる確率よりずっと高い。
水の流れも金の流れもその流れの偶然なる通り道にいるかいないかで生死の分かれ目になる。
じゃあ、どっちにも関与できないものの運命はいかに?
死にもせず、リッチにもなれず、ただじっと手を見る。
まあ、たいていの人は、名は有るが、名をなしてはいないのが普通である。
つまり普通の人は有名ではあるが無名である。
有名であるがゆえに有名の人はかなり世俗的には有利である。
水の流れは地形で決まるが、金の流れは有名を好むからである。
とまあ、そんな現実を思わせてくれるのが、武田鉄矢の今朝の三枚おろしである。
いやはや、世も末ですナ。

by kikidoblog2 | 2018-07-28 13:38 | 武田鉄矢・三枚おろし