ヤングなでしこU20W杯初制覇!:「女子サッカーの未来は明るいが、男子サッカーの未来はない!?」
2018年 08月 25日
ヤングなでしこ、U20W杯初制覇!
みなさん、こんにちは。
いや〜〜、すばらしい!
サッカーのなでしこJAPANのヤングなでしこJAPANが、U20W杯で初優勝というニュースが飛び込んできた。
ヤングなでしこ、スペイン下しU20W杯初優勝! FIFA史上初の快挙達成
2018 FIFA U-20女子ワールドカップ フランス決勝が24日に行われ、U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)がU-20スペイン女子代表を3-1で下した。
というわけで、ヤングなでしこの世界制覇を祝して、一応ここにもメモしておこう。以下のものである。
組み合わせ
U20女子W杯組み合わせ発表! 日本はアメリカ、パラグアイ、スペインと同組に
■グループ A
フランス、ガーナ、ニュージーランド、オランダ
■グループ B
北朝鮮、イングランド、メキシコ、ブラジル
■グループ C
アメリカ、日本、パラグアイ、スペイン
■グループ D
ハイチ、中国、ナイジェリア、ドイツ
予選リーグ結果
FIFA U-20女子ワールドカップ フランス2018
決勝トーナメント組み合わせ

日本の戦い
予選リーグ
vsUSA→1−0で日本勝利
USA v. Japan - FIFA U-20 Women’s World Cup France 2018 - Match 5
vsスペイン→1-0でスペイン勝利
Spain v. Japan - FIFA U-20 Women’s World Cup France 2018 - Match 14
vsパラグアイ→6−0で日本勝利
Japan v Paraguay - FIFA U-20 Women’s World Cup France 2018 - Match 22
準々決勝
vsドイツ→3−1で日本勝利

Germany v Japan - FIFA U-20 Women’s World Cup France 2018 - Match 28
準決勝
vsイングランド→2−0で日本勝利

England v Japan - FIFA U-20 Women’s World Cup France 2018 - Match 30
決勝戦
スペインーなでしこ→3−1で日本勝利

Spain v Japan - FIFA U-20 Women’s World Cup France 2018 - THE FINAL
日本人はいつだってアジア人の誇り!
日本はいつもアジアの希望の星!
日本は永遠にフェアープレー賞の国!
日本は世界の模範!
日本こそ神の国!
坂の上の雲
最後にこのヤングなでしこを率いた指揮官をメモしておこう。監督はこの方。
池田太さん

優勝おめでとうございます!頑張れ日本。
本当に良いサッカーをして相手を圧倒し、美しく勝つ。かつての澤穂希時代のなでしこJAPANの再来である。
とくに天才林選手のロングシュートがすばらしい。
ヤングなでしこMFの圧巻30mロングシュートをFIFA絶賛 「大会ベストゴール候補」
(適当に蹴っているように見えてそうではない!1試合に1点はロングシュートで取っている!)
池田監督は本当に良いチームを作った。すばらしい!
ところで、一方の男子サッカーの方は、昨夜アジア杯1回戦でマレーシアに1−0の辛勝。
まるでサッカーになっていなかった。
岩崎選手もU16の頃は天才岩崎と言われたし、DF陣にも180cm台後半の選手が2人もいるし、素材としては良い選手が目白押しなんだが、サッカーは素材で戦うものではない。
完成度
これにつきる。
アジア杯男子日本代表は、完成度が低い。チームワークもなければ、会話もほとんどしていない。適当に個人技でごまかしているだけ。アイコンタクトも言葉で喋らなければタイミングがとれない。だから、ミスパスだらけ。
相手が弱いからなんとか勝利しているだけで、リアクションサッカーをしているだけ。
この監督が森保監督で、このチームで2020年東京五輪を戦うと言っているのだから、夢も希望もない。
これなら、青森山田とか、前橋育英とか、東福岡のAチームの方がよほど強いと俺は思う。
最近つくづく思うのは、Jリーグユースの指導法が非常にゆるいのではないのか?ということである。
ガタイが華奢である。太ももが細い。
野球の金足農業や大阪桐蔭の高校生の方が鍛えられている。→だからメジャーリーグに行ける。
高校生サッカー選手の方が、身体的肉体的トレーニングを厳しく指導しているわけである。
バルサ出身の久保健英選手が、体を鍛えないでどんどん試合数だけこなしてうまくなっていると思っているようだが、ますます凡人への道を突き進んでいるのである。もう子供の頃の輝きはない。
それに対して、しぶとくレアルマドリードの下部でやっている中井卓大選手は、順調に身長体重を伸ばし、まわりのスペインのトップクラスの少年たちと五角以上に成長を続けている。
にもかかわらず、勝負はこれからで、まだ先に5〜6段階のクラスをレベルアップしていかないとトッププロ選手にはなれない。
このスペインの育成法と比較すると、我が国のJユースはカテゴリーが雑だ。せいぜいAチームとBチーム程度しかないのではなかろうか?
あるいは、U15, U17, U18とかの区分だけで、レベルアップのクラスがないのではないだろうか?
これだと、中高一貫校で入学すれば卒業が保証されるように、いったんU12に入れば、後は自動的にU18まで行けるというようなものである。
各カテゴリーで試験して不適格者は落とす。足切りする。こういう厳しさが日本のユースにはない。
その点、高校サッカーは、たったの3年。実質的には2年程度で、A、B、C、D、E,...と100人〜300人もいる部員の中らから11人のトップチームを作るという意味で、競争原理が働き、Jユースよりよほど厳しい社会が待っている。
だから、日本代表に残る選手は、結局ほとんどすべて高校サッカー出身者になってしまうのである。
だったら、最初から高校生出身者をU20日本代表に選べば良いのである。下手に宇佐美や柿谷のようなユースの天才を選ぶから混乱をきたすのである。結局、ふたりとも日本代表のコアになれなかった。青森山田の柴崎、野洲の乾がコアになったのである。
一方、女子は大半が高校サッカー出身者である。宮城県の常盤木学園他が、日本代表選手に育っている。
第24回全日本高等学校女子サッカー選手権 出場校紹介
我が国の場合、スペインとは歴史も文化も異なるから、やはりJユースは中学までにして、U15で終了にし、U18まではいったん高校に入るようにシステム改正、育成改正すべきなのではなかろうか?
ほんと森保監督の選んだ選手では東京五輪もその先のカタールも100%不可能である。
いまのU20時代に「勝ち癖」をつけずに「負け癖」をつけているのなら、まず将来はない。
ほんとにこの森保で大丈夫か?
ちなみに、やんぐなでしこの池田監督は、各Jユースの育成の天才と言われる人物である。J2降格したチームをユースで育ててJ1に復帰させてきたという指導者である。
かつての佐々木則夫監督の前になでしこの基盤を作った大橋浩司監督に似た雰囲気を感じますナ。
女子サッカーの未来は明るい。が、男子サッカーの未来はない。
いやはや世も末ですナ。
おまけ:
俺が男子サッカーにほしいのはこういう練習。
市立船橋高校 サッカー部 Part1
久保健英選手はこれを経験しない限りワールドクラスには育たない。久保を早くユースから高校へ転校させるべきである。
おまけ2:
この時のU17の選手たちが今回優勝した。
女子サッカーU17W杯:リトルなでしこ優勝!「耐えて耐えて耐え忍んで得点」
ハリルホジッチの通訳だった樋渡群さんがJFC福島でコーチしていた頃の選手たちですナ。

by kikidoblog2 | 2018-08-25 11:09 | なでしこジャパン