2018年「古豪復活」2:去年はバブリーダンス、今年は竹内まりあのJ-POP!?
2018年 08月 28日
(い)海外で謎の80年代J−POPブーム?
なぜか知らないが、また本当かどうかもわからないが、海外でどういうわけか、1980年代バブル全盛期の日本で流行った流行歌が、いま海外で日本ブームに便乗して流行っているらしい、という話題。以下のものである。
海外「日本は時代の先を行っていた」 80年代のJ-POPが世界的なブームに
主に1970年代後半から1980年代にかけて流行した、
日本のポピュラー音楽のジャンルの1つであるシティ・ポップ。
都会的で洗練された「ニューミュージック」寄りの音楽性に合わせて、
歌詞もこれまで反戦平和などを歌うことが少なくなかったフォークとは違い、
豊かさを背景にした、都会的で、生活感の薄い描写が特徴となっていました。
このシティ・ポップが現在海外、特に欧米でブームとなっており、
「若者のBBC」と呼ばれる米国メディアのVICEは先週、
竹内まりやさんの「プラスティック・ラブ」にスポットを当てた、
「この80年代の日本の曲こそ、世界最高のポップソングである」
というタイトルの記事を投稿しています。
(なお、「プラスティック・ラブ」はわずか1年で再生数1700万回を突破。
コメントも1万件以上寄せられており、そのほとんどは外国人からのもので、
しかもこれまでに何度も削除&再投稿が繰り返されていてこの数字)。
VICEの記事や関連動画には、多様な意見が寄せられています。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
コメント
■ 日本の80年代の音楽があっという間に一般的な物になったね。 +1 アメリカ
■ 80年代にリーリスされた曲なのに、古さがないんだよ。
編曲が優れてるからなんだろうと思ってる。
00年代初期の曲に聞こえるくらい現代的なんだ。 +745 国籍不明
■ YouTubeがついに俺が楽しめる曲を勧めてきよった。 +4228 国籍不明
■ 私は昔からこのジャンルに燃えるような情熱を抱いてきた。
それでも、特に盛り上がるような曲でもジャンルでもないのに、
大人気にと言うか、ただ単に人気が出ただけじゃなくて、
メインストリーム(主流)に躍り出たことに戸惑ってる。 +40 国籍不明
■ 80年代の日本の曲が世界最高のポップソングだって?
シイナ・リンゴの曲を一度でも聴いたら、
記事を書いたジャーナリストの考えは変わるだろうな。 +5 イギリス
■ マリヤ・タケウチはタツロウ・ヤマシタと結婚したんだ。
夫婦揃って、素晴らしい音楽を世に送り出している。 +201 アメリカ
□ 80年代の日本の音楽はほんとについ最近まで、
ほとんど知られていなかった宝石だったね。 アメリカ
■ 何で今になって80年代の曲が突然ブレイクしたの?w アメリカ
□ このジャンルを世界に知らしめたのはSNSの影響が大きい。
SNSがなかったら恐らく俺も知らなかった。
■ トモコ・アランも珠玉の才能を持ってる歌手だぞ。 +49 アメリカ
■ 今となってはシティ・ポップの人気に火がついたわけだけど、
それまで、日本にはかなり質の高い音楽があるのにも関わらず、
世界的にはあまり知られてないことが不思議でならなかった。
それは単純に言葉の壁があるからなんだよね。
曲を解説する動画まで作られるようになったのは感慨深い。 +3 ドイツ
■ シティ・ポップより優れたジャンルは他にないと思ってる。 +9 イギリス
■ ヴェイパーウェイヴとかフューチャーファンク系の音楽聴いた事ないの?
こういう曲調は世界中にあるから。 +5 アメリカ
(※どちらも80、90年代の曲をサンプリングソースにした最近のジャンル。
とりわけシティ・ポップから大きな影響を受けている)
■ フューチャーファンクの元はシティ・ポップだったのかー! インドネシア
■ 世界最高とか、そういう独断主義には賛同出来ないな……。 チリ
■ 「プラスティック・ラブ」は俺も大好きな曲! +977 アメリカ
■ なんか「プラスティック・ラブ」って前に聴いたことある気がするな。
俺の頭がおかしくなってるだけかもしれんが。 +1 アイルランド
■ 俺も百万回くらい聴いたことあるよ。
この曲をサンプリングした曲が、
YouTube上に結構投稿されてるから。 +1 アイルランド
■ ヴェイパーウェイヴはジャンルとしてモロにJーPOPの影響受けてるもんな。
80、90年代の懐かしいエッセンスを取り入れるには、
日本のシティ・ポップは最適なんだよ。 +6 アメリカ
■ 「プラスティック・ラブ」って何回も削除→再投稿を繰り返してるよね。
今回は長生きしてることを考えると、
もうレコード会社も諦めたのかもしれないね。 +8381 国籍不明
■ 最初は「世界一だなんて大げさな」って思ってたんだ。
だけど実際に聴いてみたら、否定するのは難しくなった。 カナダ
■ この記事は今更感が強い。
私はずっと前からシティ・ポップが来る事を知ってた。 +1 オーストラリア
■ ミキ・マツバラの「Stay With Me」も名曲だぞ。 +3 国籍不明
■ 「プラスティック・ラブ」はホント最高……。
ちなみに僕は今でもミスチルをずっと聴き続けてる……。 マレーシア
■ マリヤ・タケウチはこれからもずっと生きる伝説だ。 +51 国籍不明
■ いや、クールであることは絶対に間違いないよ。
それでも世界最高からは程遠いと思うわ。 +4 アメリカ
■ 実際80年代の日本の音楽は傑作の宝庫だぞ!!
ある意味では、日本は時代の先を行っていたと思う。
でも正直言うと、「プラスティック・ラブ」はつい最近まで知らなかった。
"発見"した人は本当にいい仕事をしたよ。 +21 国籍不明
■ この曲聴くと80、90年代当時の日本に行きたくなる。 +2221 国籍不明
■ 「プラスティック・ラブ」はベースラインが神。 +1133 ブラジル
■ 日本のファンクは抜け出せなくなる魅力がある。
カシオペアっていうバンドの曲を聴いてみてくれ!
本当に最高のバンドだから。 +561 国籍不明
(※1977年結成。2006年に活動休止も、2012年に活動再開)
■ 数ヶ月前から俺もシティ・ポップにどハマりしてる……。 +82 アメリカ
■ 私が好きな物はいつも人気が出るから、
私が後追いしてるみたいになってなんか腹が立つ😑 +26 インドネシア
■ 日本のシティ・ポップはすっかりメインストリームだな。 +11 イギリス
■ 母親が日本人だから、子供のころ車の中で彼女のCDを沢山聴いてたんだ。
だからネット上や欧米で人気に火がついて嬉しい😝 +552 国籍不明
■ 数十年前アメリカは日本を憎んでいた。
だけど今では彼らは日本から来るものなら何でも好きだ。
戦争ってバカげてると思わないか? +400 国籍不明
■ 俺がシティ・ポップを発見したのは数ヶ月前なんだけど、
今ではすっかりこのジャンルに心を奪われてる! +2 オーストラリア
■ 「プラスティック・ラブ」の人気をもっと高めて、
ビルボード年間1位に押し上げようや。 +1245 国籍不明
■ YouTubeがやたら「プラスチック・ラブ」を勧めてきてたんだよ。
何で昔の日本の曲を俺に勧めて来るのか理解出来なかったんだけど、
渋々ながら重い指先を動かしてみて本当に良かった。 +2584 アメリカ
去年は、バブル時代の「バブリー」ソングの荻野目洋子さんの歌だった。
今年は1980年代の竹内まりあさんなのか?
1980年代の後半に私は米ユタに留学中だったが、その頃交換留学生でやってきた日本人男子の学生さんの友達たちから、いくつかその当時流行っていて彼らが聞いているという歌のテープをもらって聞いていたんですナ。
また、当時知り合った私の奥さんからもテープをもらって聞いていたんだが、そんな中にこの竹内まりあさんの曲がたくさんあった。
だから、俺はユタ大に通う時、帰国する日本人研究者から200ドルで払い下げしたフォルクスワーゲン、ラビット

元気を出して - 竹内まりや
そういうテープは今もあって健在なのだが、カセットレコーダーの方が先にいかれてしまった。だから、ながらく聞くことができなくなったのだが、いまではYouTubeでそれなりに聞くことができる。
というわけで、どういうわけか、バブル時代の日本のJーPOPが海外でリバイバルしているというのだから、恐れ入る。
仕掛け人はだれか?
やはり電通&博報堂でしょうナア。
昨年のバブリーダンス、今年の竹内まりあ。
いずれにせよ、これもまた一種の古豪復活ではないのかいな?
ところで、海外の外人さんが、日本ブームで日本のあれこれを根掘り葉掘りして、いろんなことを発掘している時代。
俺はすべてその昔の時代のアメリカを知っている。
白人はラーメンが食えない→猫舌で熱いものがだめ。
白人は味噌醤油がだめ→和風がだめ。
白人はイカ・タコを食えない→匂いがきつくてだめ。
白人は肉しか食わない→魚がだめ。
白人は生ものは食わない→火を通さないとだめ。
白人は酒が苦手→米類はだめ。
といわれていたものである。
あれから40年。
それがすべて真逆になった!
どうして?
これが俺には理解不能なんですナ。
やはり外人はブームに弱い。つまり、洗脳されやすい。
そして今回J-POPブームなのか?
まあ、日本人が捨てたものを外人に売りつければ、デーブ・スペクターのような日本にいる外人が儲かるわけですナ。
いずれにせよ、我が国のことより、自国のことをもっと真剣に考えた方がよろしいのでは?
いやはや、世も末ですナ。

by kikidoblog2 | 2018-08-28 13:12 | アイラブとてつもない日本