武田鉄矢「今朝の三枚おろし」:メディアの手法「突き落とされた人たち」「神様の覗き穴」。。。
2018年 10月 05日
さて、再び台風25号が近づくさなか、私は先日この辺の書店で本を久しぶりに買うついでに注文した、保江邦夫博士の新著、とはいっても、今年の年始に発売されたものを今日買いに出かけたのである。以下の本である。
アネモネBOOKS
人生に愛と奇跡をもたらす 神様の覗き穴
そして、この本に目を通しながら、いくつか最近のYouTube番組で面白いものを見つけたので、メモしておこう。
(あ)武田鉄矢「今朝の三枚おろし」
まず最初は、いわずと知れた、武田鉄矢さんの「今朝の三枚おろし」から。
【武田鉄矢今朝の三枚おろし】『スキャンダル ~突き落とされた人たち』2018
ここに、いま巷にも火が付いた縄文時代の発掘のお話がある。
もっとも、この縄文文化の話を頻繁に個人的興味からラジオで語っていたのも、この武田鉄矢さんだった。
おまけ:
どこから来たの?日本人 〜文明のあけぼの〜【CGS 日本の歴史 1-1】
世界最古の文明は日本から? 【CGS 日本の歴史 1-2】
(い)神様の覗き穴
次は、保江邦夫博士の「神様の覗き穴」関連。
神秘の世界と 現代物理学 保江邦夫先生がゲスト バンディ石田 新刊 神様の覗き穴 ピオマガジンから!
『人生に愛と奇跡をもたらす神様の覗き穴』保江邦夫【よむタメ!vol.1124】
(う)保江邦夫×矢作直樹 アネモネ対談
おまけとしてこれ。
保江邦夫×矢作直樹 アネモネ2018年3月号 スペシャル対談 取材動画「よみがえれ、縄文スピリット」
いうまでもなく、スピリチュアルの二大巨匠の対談。
「人は死なない」の矢作直樹医師と「一度死んだ」臨死体験者の保江邦夫博士の対談である。
(え)中国はすでに死んでいる
次は支那経済の話。
負債三千兆円!? 中国が桁違いの崩壊へ・・・ 宮崎正弘が徹底解説!
この中で興味深い点は、それとなく、東チモールの話が出ていることだ。
ここに、日本の植民地支配の仕方と、欧米白人国の植民地支配の仕方とのまったく180度違うやり方が語られているのである。
両者は戦前も戦中も戦後も全く違うのである。
この東チモールの話は、武田武彦教授と高山正之さんとの対談「白人は人間ではない」という話の中にも出ていたことである。
白人は人間てはない、前編、高山正之
白人は人間てはない、後編、高山正之
まあ、ついでに言えば、別の意味で、「コリア人は人間ではない」のである。これについては言うまでもないだろう。遺伝子研究が証明したことである。
こういう意味では、白人とコリア人は結構似ている面がある。
(お)本庶佑教授のノーベル賞の裏話
最後は、今年のノーベル生理医学賞を受賞された、本庶佑教授の受賞までの裏話である。
本庶佑氏にノーベル賞を財団が頑なに与えなかった裏事情に一同驚愕!?
この話を知ると、本庶博士が、ノーベル賞を受賞して以来、
ネーチャーやサイエンスに出た論文の9割が後に嘘だと解る
とか、
教科書に書いてあることは自分で検証できるまで信じるな
とかいった意味が実によく分かるのである。
イギリスのネーチャーやアメリカのサイエンスは商業誌である。大企業からの広告料や寄付金で成立している。だから、大企業サイドの論文は簡単にのせるが、真実を証明する論文には実に手厳しいのである。
ましてや、ネーチャーは、編集長だった
ジョン・マドックスさんが
「研究者としての所属のない研究者の論文は一度として載せたことがない」
と自慢していたという話である。
が、ジョン・マドックスさん、ネーチャーの本当の歴史を知らなかった。
実は、科学分野では小さな民間の商業雑誌でしかなかった雑誌ネーチャーを国際研究誌の価値を与えた意外な人物こそ、あの変人奇人のマーヴェリック、
オリバー・ヘビサイドだったのだ。
どうも世のSF作家たちは、このオリバー・ヘビサイドのイメージをニコラ・テスラにかぶせて合体させた形跡がある。
テスラは紳士であって、女性ファンも多くいて、エジソン、テスラ、スタインメッツでノーベル賞候補筆頭になったのである。
しかしながら、世界は第一次世界大戦勃発で、その話が吹っ飛んだのである。
一方、ヘビサイドは、終生独身で、どこにも所属することなく、フリーの独学の数理科学者で、自宅に親の遺産を食いつぶしながら生活した、物理オタク博士だったのである。
そのヘビサイドはちゃんとした論文誌に自分の研究を公表することができなかったため、当時無名に近かった商業誌ネーチャーにせっせと論文を掲載したのである。
我が国の異才、南方熊楠もネーチャーに日本の民俗学を論文にしたが、熊楠も特にどこかに所属していたわけではない。今で言えば、遊学に近い留学であった。その御蔭で、大英図書館に入り浸り、大英図書館の大英ブリタニカ百科事典を全部丸暗記して帰ったというわけだった。
だから、日本人でネーチャーにもっとも論文を出しているのは、いまだに
南方熊楠なのである。
というようなわけで、「ネーチャーは所属のない人の論文を出したことがない」というのは、ジョン・マドックスさんの所信であって、事実ではない。まさしく、ジョン・マッドドックスさんだった。
だから、ネーチャーの職員は自信を持って、所属なしの研究者の論文も内容次第では出すべきなんですナ。
最終的には、ヘビサイドはなにかに絶望して自殺する。この損失は計り知れないものがあったが、おそらくアインシュタインの相対性理論の登場で、彼の信じたエーテルの存在が否定されたことや、あるいは、電線が世界に張り巡らされる時代に、自分の発明であった同軸ケーブルの特許をATTに盗まれた財産的損失が直接の原因だったのではなかろうか。
サイバネティックスの創始者ノーバート・ウィーナーは、このオリバー・ヘビサイドをもっとも尊敬する科学者にあげていた。また、ヘビサイドの小説を書いたといわれているが、出版はされなかったという伝説がある。
情報時代の見えないヒーロー
・レジェンド:ノーバート・ウィーナーの父がハーバード大ユダヤ人教授第一号だった!
・ノーバート・ウィーナー「情報時代の見えないヒーロー」:彼はAIの未来を見通していた!?
ネーチャーの編集長がここまであからさまの大嘘をついてきたというのも、さもありなん。時代は大企業スポンサーの時代になったわけである。
いやはや、世も末ですナ。

by kikidoblog2 | 2018-10-05 17:49 | 武田鉄矢・三枚おろし