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望月新一のABC予想の解決とマイケル・アティヤーのリーマン予想の解決はどことなく似ている!?   

みなさん、こんにちは。

このところ我々地球人の数学についてメモしていたが、望月新一博士の「宇宙際幾何学」のイメージがちょっとだけ、加藤文元さんの話でわかった気になった。これであった。

加藤文元先生の神講演「ABC予想と新しい数学」:「望月新一博士は革命的な理論を生み出したんです」

この中で、普通の数学の世界がqの世界だとすると、q^N(qのN乗)の世界というものある。

講演のこの部分である。
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この話を聞いていて、俺はふと思いついたネ。

これって、理論物理学者が1970年代ごろにブームになったスピングラスという分野で使っていた

レプリカトリック

というものそのものじゃないのか?

という疑問である。

レプリコンならぬ、レプリカトリックというのは、物理学者は統計力学の分配関数Zというものを計算する必要がある。そして物理量はそのlogである、log Zを求めることで得られる。つまり、

Z→logZ

しかし、直接それが計算できない場合、言い換えると、Zが求まっても、log Zを計算できないという場合は、もっと簡単なZ^N(ZのN乗)を計算することで我慢する。

しかし、最終的にそのNをゼロに持ってく極限では、それがlog Zになる。

log Z ≒ (Z^N−1)/N

と考える。


いや〜〜、望月新一博士の思想は、あのノーベル賞のP. W. Andersonの思想圏に近い。

ところで、このアンダーソンさんは、光のランダム局在でノーベル賞をとったが、ヒッグズ粒子について最初に素粒子論ではヒッグズ機構と呼んでいるが、これを一番最初に物性論で証明した人でもある。万能の理論家である。

ちなみに、このアンダーソンさんの師匠が朝永振一郎博士と同時にノーベル賞を受賞したジュリアン・シュウィンガーだった。そしてアンダーソンの弟子が2年前に量子トポロジーでノーベル賞をとったダンカン・ハルデーン博士だった。

だから、物性論者には意外に望月博士のアイデアは受け入れやすいのかもしれないですナ。

レプリカの世界。多重世界である。

地球に一人の人間がいるとすれば、今度は、別の世界ではその人間が多重に重なり合っているものを考える。

その多重世界で幾何を考えて、問題を解き、それをまた地球の世界に翻訳し直す。

望月博士が「翻訳」というところを、加藤博士は「通信」と言っている。

まあ、翻訳、通信、解読、。。。、デコードでも呼び方はなんでもいい。

発想や思想が大事だ。


さて、そこで興味深いのは、先程の私のメモの最後につけたこれ、

おまけ:
ラマヌジャンの話もありました。

対談「ラマヌジャンを語る」
では、対談者の黒川教授と小山教授が、ラマヌジャン予想の話をしていたのだが、その話の成り行きで、リーマン予想という難問の話が出ていた。

このラマヌジャンの伝記映画鑑賞と対談の時は2016年でいまから2年前になるが、

リーマン予想はまだ未解決!

という話だった。

ところが!

最近、名古屋の青本和彦博士からメールをいただいて知ったんだが、あのウィッテンの師匠であるイギリスのマイケル・アティヤー教授が、俺はリーマン予想を解いたぞという論文を出し、いま数学界で話題沸騰中ということのようだ。たとえば、これ。

Riemann hypothesis, the fine structure constant, and the Todd function

それも、ほんの10数ページの論文だから、いっそうみながチャレンジしたいという状況である。みな本当かどうか必死で追証明の最中らしい。それがこれだった。

THE RIEMANN HYPOTHESIS - MICHAEL ATIYAH
THE FINE STRUCTURE CONSTANT - MICHAEL ATIYAH

この論文をちょっと読んでみたが、その具体的な方法は望月新一博士とはまったく違うのだが、その本質的な思想があまりに似ているので非常に驚いたのである。

違いはこんな感じ。

望月新一博士は、普通の数学の世界をqで表すと、あちら(宇宙人)の世界をq^N(qのN乗)の世界と見た。N多重の世界である。そして、こっちで証明したい関係の両辺をそれぞれあっちの世界に通信し、あっちの世界で関係を証明したら、それをこっちの世界へ返信する。


これに対して、アティヤーさんは、普通の数論をあっちの世界へ通信することがTodd関数だと考えた。

この世とあの世とをつなぐ鍵がTodd関数だと。

すると、こっちの世界の1はあっちの世界でも1。こっちの世界の虚数iはあっちの世界ではw。

こっちの世界の円周率πはあっちの世界ではキリル文字のЖ。

こっちの世界オイラー数γはあっちの世界ではキリル文字のЧに対応する。

こういう奇妙な性質を定義できるTodd関数を考えれば、こっちの世界のリーマンのζ関数をあっちの世界の関数に変換できる。そして、あっちの世界で自明の関係から、ζ関数のリーマン予想が導ける。

とまあ、こんな思想の論文のようである。

数学者恐るべし。


ついにギリシャ文字からキリル文字ですか?

ちなみに、このキリルの音感の語源は、キルギスとか、クリルや契丹(きったん)とかから来たものである。

つまり、高橋良典さんのいう、クロ族、カラ族の語源、すなわち、超超古代に世界に存在した先史文明の人たちの呼び名から来たものと考えられる。すなわち、縄文人ですナ。

なんとなく、キリル文字は神代文字に似ている感じがしますナ。

まあ、西洋人はそういうことはまったく知らないだろうが。


というわけで、ここ数年で数学界はアインシュタイン革命に匹敵する、あるいは、量子力学の発見に相当する、大きなうねり、ビッグウェーブが来ているようだ。


知らぬは物理学者のみってか?

むろん、ダマスゴミ界、オマエモナー。



いやはや、世も末ですナ。






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by kikidoblog2 | 2018-11-30 15:58 | 望月新一・心の「一票」

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