「70年目のサイバネティックス」から学ぶこと:ウィーナーの自伝は預言書だ!
2017年 05月 17日
いや〜〜やはり古い本あるいは古い時代の人を研究しないとだめなようである。
ウィーナーの伝記:
情報時代の見えないヒーロー
・レジェンド:ノーバート・ウィーナーの父がハーバード大ユダヤ人教授第一号だった!
・ノーバート・ウィーナー「情報時代の見えないヒーロー」:彼はAIの未来を見通していた!?
・1935年ノーバート・ウィーナーは我が国に来ていた!:ウィーナー「東大より阪大の方がいいね!」
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・「ピッツ君が引きこもったわけ」:もしマーガレットがアスペじゃなかったら?世界は変わっただろう!?
・ウィーナー「情報時代の見えないヒーロー」にみる南京大虐殺:ユダヤ人て何も知らないんですナ!?
・「70年目のサイバネティックス」:いまこそウィーナー研究を復活させるべき時だ!
・「70年目のサイバネティックス」裏話:ウィーナーは生まれ変わりを信じていた!
これは本当にウィーナーの人生とサイバネティックスの顛末を知る上では素晴らしい本である。
一方、
「サイバネティックスはいかにして生まれたか」(1956は、ウィーナーの自伝の成人時代版、研究人生版という意味で、これは科学者必読だろう。
年)
しかしながら、自民党の下村元文科大臣以来、大学は古い本の除籍運動にハマっているため、こんなサイバネティクスもウィーナーの本も、のきなみ出版年数だけみて除籍処分されてしまうのである。今の大学図書館はまったく内容を見ないし、判断しないらしい。
まあ、下村は叩き上げの大学入試の受験塾講師出身の政治家だ。アカデミズムの何たるかを理解出来るはずがない。
とはいっても、どうも下村以前の民主党時代にまで大学図書の除籍化運動は遡りそうである。おそらく民主党(現民進党)が密かにやり始めたものだろうと思う。
だれが開始したにせよ、大学図書館の本は税金で買ったものだ。ゆえに、勝手に図書館の本を除籍することはできない。それをしたとすれば、税金の無駄、あるいは、古本屋協会への利益供与にあたる。
この辺は警察権力が捜査すべき案件でしょうナア。
さて、大分前置きが逸れたが、上の二冊目の「サイバネティックスはいかにして生まれたか」あるいはその前書にあたる
「神童から俗人へ」は実に良い本である。
これは単にウィーナー個人がどのように成長して、いかなる数学及び科学上の成果を上げたか、という問題以上に価値ある内容が記載されているからである。
私の個人的見解では、つまり、なぜ私がこのウィーナーの自伝を読んでいるかというと、
(あ)ウィーナーの数学上の概念の起点を見つけることなどのためである。
(い)ウィーナーの数学上の成果がどこに公表されたかを知ること
(う)ウィーナーの数学上の概念を理解すること
(え)ウィーナーの時代背景を知ること
(お)ウィーナーの戦争体験を知ること
その中でも自伝を読み始めて痛切に感じるようになったことは、
ウィーナーが記録した当時の戦争体験はこれこそ歴史的遺産ではないかということである。
なぜなら、ウィーナーは第1次世界大戦と第2次世界大戦の両方を実体験した。
第一次世界大戦は若い時代に米軍に従軍して軍隊に入隊したし、第二次世界大戦ではMIT教授として軍産複合体に電算機開発で協力した。
しかしこれはあくまでかなりアカデミズムに関連する方向からの話にすぎない。
実は、ユダヤ人には放浪グセが遺伝的に仕込まれているというように、ユダヤ人は何年かするとしきりに旅したくなるらしい。まあ、そうやってセックスして現地人に自分のDNAを振りまくためだろうが、このウィーナーにもそういう特質があった。
だから、英独留学からアメリカに帰国後もしばしば欧米を行き来した。
面白いのは、まあ欧米人の、特に欧米のユダヤ人の自伝というものでは、いつも実名がそのままでるということである。
だれそれはこんな人物だったとか、あいつは左翼だったとか、あいつはナチスにかぶれていたとか、そういう書き方がされているのである。
ここは我が国のいわゆる「情緒」や「他人への配慮」や「恐れ」を考慮して、A君はこうだったとか、B氏はへまをしたとか、Cさんは病死したとか、こういうふうな婉曲的、匿名的に書く自伝とは違う。
その点、ユダヤ系のノーバート・ウィーナーの自伝にはそっくりそのままの形で数多くの科学者や数学者や人物たちの実名で記されているのである。
ここが歴史的価値のあるという理由である。
そうすると、よく読んでいくとわかってくるのだが、かつて欧州にいたユダヤ人にはカテゴリーとしては2種類いたことがわかった。
つまり、(1)裕福なユダヤ人と(2)普通のユダヤ人の二種類である。
言い換えれば、ユダヤ人全員が差別されていたわけではなかったのである。そういうことが分かる。
(1)の裕福なユダヤ人の代表が、英国ではロスチャイルド家であり、欧州ではフォン・ノイマン家であり、フランスのランダウ家である。
それに対して第一次世界大戦後のチャップリン映画や第二次世界大戦後の米ハリウッド映画で描かれたような(2)の貧乏なユダヤ人、あるいは普通のユダヤ人がいた。
面白いことは、今でもそうだが、
裕福なユダヤ人にはろくなやつがいなかったということだ。たいていが横柄で傲慢であった。だから、一般の経験なカソリック教徒のドイツ人の反感を買ったのである。
一方、貧乏なユダヤ人はいつも
自分たちは差別されているという不満たらたらの生活を送っていたのである。つまり、自分たちは優秀なユダヤ人なのになぜ活躍できないんだという不満を持っていたのである。
さて、ここでレッスン。
この状況はどこかで見る風景に似ていないか?
そう、我が国の今である。
戦後の我が国では、戦前戦中戦後に我が国に移住したたくさんの朝鮮人が住んでいた。そして戦後の朝鮮戦争後にさらにたくさんの朝鮮人が移民した。
終戦後、我が国はどん底を経験した。
そんな時、我が国にいた朝鮮人には二種類いた。
(a)すでにかなり裕福になっている朝鮮人と(b)貧乏な朝鮮人である。
日本社会で裕福な朝鮮人はマイノリティーながら大多数の日本人とある程度協調せざるを得ず、それでも豊かな生活をしていた。
一方、貧乏な朝鮮人は犯罪スレスレの生活か犯罪を起こすような生活を行っていた。しかし、心の中ではいつも自分たちは日本人から差別されているから成功できないのだと考えて暮らした。そして今もそういう教育を行っている。
というように、第1次世界大戦前の欧州、第2次世界大戦前の欧米と、第2次世界大戦前の日本と戦後の今の日本が実によく似ているのである。
だから、私はウィーナーの自伝を読むと、かなりの正確さで今後の我が国や世界の未来を知ることができるのではないかと思うのである。
第一次世界大戦および第二次世界大戦前の欧米の貧乏なユダヤ人はどうしたか?
というと、共産主義に走ったのである。つまり反体制派になったのである。
つまり、今の差別された現実よりはマルクスの唱えた共産主義の方がマシだと考えたのである。
その矛先に古くはフランス王朝の伝統、ドイツ王朝やワイマールの伝統、ロシア王朝の伝統、など、こういったものがなった。
まあ、実際、欧州の王族貴族は奴隷制を敷いたくらいだからやたらと厳しい圧政の伝統があり、欧州の封建主義は我が国の封建主義とはまったく別次元の厳しさだったようである。
欧州には江戸時代はなかったのだ。
ここが小名木善行さんのいうところの「ウシハク国」と「シラス国」の違いである。
さて、そこに欧州の裕福なユダヤ人が目をつけた。
彼らは大半が裕福な銀行家であった。
これまた戦後の我が国とちょうど対応する状況である。
戦後の我が国でサラ金、パチンコ、アダルト、芸能界、ラブホテル、売春宿、こういった脱法的ビジネスで金銭力をつけたのが在日朝鮮人(南北朝鮮は区別しない)であった。
いま現代フォーブス長者番付に日本人として出てくる日本の長者は、9割が在日朝鮮人である。他1割は日本人だが北朝鮮人ソンテチャクが終戦後に乗っ取った創価学会系信者である。
ウィーナーの自伝を読むと、どうやら第一次世界大戦前の欧州がまさにそういう状況だったということがわかるのである。
数学の超天才のドイツ人のデービッド・ヒルベルトはかなりの貧民家系出身であった。努力と天才性と成果で名をあげたのである。そのせいか、ヒルベルトは実に素朴で控えめな人だったらしい。
一方、裕福なユダヤ人銀行家の師弟だったランダウ(数学者の方)は、やたらと傲慢で高慢ちきの天才だったらしい。
こういうことがちゃんと実名で書かれているのだ!
まさにいま現在我が国の芸能界やマスコミを牛耳る電通のエリートの師弟そっくりである。
問題は、この後何が起こったか?
こういうことである。
まあ、陰謀論を知っている人はよくわかっているだろうが、そういうことが実際に起こったのだった。
つまり、欧州の裕福なユダヤ人たちが、貧乏なユダヤ人たちに開放宣言させて、社会運動して表社会に出ていくようにバックアップしたのである。その1人がロスチャイルド家だった。
つまり、左翼思想にかぶれた貧乏ユダヤ人を社会で運動させて、ドイツ社会を大混乱に陥れたわけである。
こうやってさらにドイツ人のライバルを蹴散らそうとしたわけだ。
こうなると、保守層と左翼運動家との間で戦いが始まる。
こうした結果、保守層からナチスが誕生し、最初は大したことはなかったが、それが第一世界大戦後にどんどん勢力を増してくるわけである。
まあ、陰謀論を知っているものであれば、そのナチスのボスになったヒトラーは遺伝的にはユダヤ人だったのであるから、実際にはある種の偽旗作戦の一種だったことが分かるはずである。
レッスン2。これはどこかで見覚えはないだろうか?
そう、これが今のアラブの状況である。そしてアラブのイスラム教徒が大量に欧州に移民しつつある今の状況である。
要するに、イスラム解放同盟のようなものが立ち上がると、それに対する保守層が出てきて、保守層か開放同盟かいずれからまたもっと過激なイスラムのヒトラーが生まれてくるということである。
あるいは、欧州人からそういうヒトラー二世が生まれてくる可能性もある。
翻って、我が国をみれば分かるように、ソフトバンクの孫正義のような裕福な朝鮮人(=在日朝鮮人=帰化人)が潤沢な金を使って、左翼思想に凝り固まった貧乏朝鮮人の活動家を援助する可能性がある。
そうなると、貧乏朝鮮人が社会解放同盟を生み出して騒ぐ結果、保守層から東条英機が登場するわけである。
日本は世界の雛形である。
あるいは、
欧州は日本の雛形である。
のいずれが本当かどうかわからないが、現実は両者が非常によく似ているのである。
もしこうしたレッスンを学ばず、同じことを繰り返せば、おそらくやはり第三次世界大戦に行き着くだろうことは必至である。
とまあ、ノーバート・ウィーナーの自伝からこういうことが分かるわけですナ。そういう意味ではいまこそ読まなければならない必読書なのである。
いやはや、世も末ですナ。
おまけ:
考えてみれば、我が国の江戸時代末期もかなり似た状況だったといえるかもナ。士農工商の最下層の商人には大富豪がいたわけだ。大富豪と最下層の貧乏人。大富豪が貧乏商人や貧乏武士をそそのかして裏で資金援助し、徳川幕府を打倒した。

by kikidoblog2 | 2017-05-17 15:12 | ウィーナー・サイバネティクス