森保ジャパン準決勝で強豪イランに快勝!:見えてきたか?風林火山のサムライサッカー!?
2019年 01月 29日
風林火山
みなさん、こんにちは。
昨夜の日本ーイラン戦はなかなかおもしろい試合だった。アジアの強豪イランがどうしても勝ちたいという焦りがある中、日本代表の森保ジャパンは冷静に試合を戦った。その差が3−0という思わぬ大差で勝利となった。これである。
Highlights: IR Iran 0-3 Japan (AFC Asian Cup UAE 2019: Semi-Finals)
日本代表、「アジア最強」イランを完全撃破!決勝進出が決定 2019 HD
1点目→南野から大迫のヘッド
2点目→PK大迫
3点目→原口独走
それにしても3点目をとった原口元気選手は、大阪なおみの影響でも受けたのかナ?
ちょっとにわかには信じがたいコメントを残したようだ。
原口元気ダメ押し弾「メンタル的に成長できた」
成長を遂げた。この日は
「あまり攻撃に絡めていなかった」。
それでも諦めずに仕掛け続けた結果の1点。
「昔なら前半今日みたいに攻撃に絡めなかったらイライラしちゃっていたけど(最後まで)冷静でいることができた。メンタル的に成長できた」。
大人な原口を一発で示して見せた。
きっと大坂なおみ選手の話題で持ちきりだったか、テニスの決勝を見ていたのかもナア。
謎である。
反骨精神、反逆精神満載の原口元気選手すら影響を与えてしまう。
とすれば、大坂なおみ選手恐るべし。
大坂選手のチーム大坂なおみのトレーナーは、
アメフトのNFL選手の俊敏さ、短距離走者のスピード、サッカー選手の持久力
を併せ持った選手を目指す
といって過酷な練習を飽きさせずに楽しく行ったようだ。
なんとなく昔のカシアス・クレイことモハメッド・アリの
蝶のように舞い、蜂のように刺す
と似た響きがありますナ。
我が方にも武田信玄の「風林火山」がある。
疾如風=疾(はや)きこと風の如く
徐如林=徐(しず)かなること林の如く
侵掠如火=侵掠(しんりゃく)すること火の如く
不動如山=動かざること山の如し
これぞ「孫子の兵法」の奥義であるという。
「故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、難知如陰、不動如山、動如雷霆。」
故に其の疾きこと風の如く、其の徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、知りがたきこと陰の如く、動かざること山の如く、動くこと雷霆(らいてい)の如し
現代語訳
だから、
移動するときは風のように速く、
陣容は林のように静かに敵方の近くでも見破られにくく、
攻撃するのは火のように勢いに乗じて、
どのような動きに出るか判らない雰囲気は陰のように、
敵方の奇策、陽動戦術に惑わされず
陣形を崩さないのは山のように、
攻撃の発端は敵の無策、
想定外を突いて雷のように
敵方を混乱させながら実行されるべきである
というようなわけで、昨夜のイラン戦は、まさにこの風林火山の鉄則にかなり近づいたのではなかろうか?
ロシアW杯のベルギー戦、これとちょうど逆のような試合だったと言えるだろう。
問題は、ベルギー戦で学んだこと、それは柔の鉄則であった。
勝つと思うな、思えばまけよ!
本田圭佑がこのコーナキックで勝てると思って蹴った瞬間に9秒の逆襲が待っていた。
勝ったと思ったから、反応が鈍かったのである。
昨夜の相手のイランは勝つという意識が強すぎた結果、空振りした。シュートはことごとく力んで宇宙開発となった。
やはりあるレベルを超えたら、あとは心の持ちようの問題になる。気持ちの問題である。勝つということを実現するための勝利への執念は必要だが、現場では勝つ、勝ちを意識しすぎると、大阪なおみの第二セットのような結果になる。昨夜のイランのような結果になるわけですナ。
このあたりが一番難しいものである。
果たして決勝はいかに?
いずれにせよ、日本サッカーの一つの形は、俺はもうだいぶ昔からdoblog時代からメモしてきたように、サムライサッカー=風林火山のサッカーであると思う。
サムライサッカーを目指せ!
高度なテクニック、身体の敏捷性、頭脳の回転の速さ、戦略的知性、諦めない気持ち、走り負けないタフさ、怪我を恐れず戦う勇気、相手に名前負けしない。
こういうふうに、決して有名国のサッカーのマネをするのではなく、自分たちに足りない部分を大坂なおみ選手のトレーニングのように補強してより完璧なサッカーを作り上げる。
これが一番大事なことなんではないかナ。
その結果がなでしこJAPANであり、未来のW杯優勝の日本代表だろう。
ないものねだりするのではなく、自分にそれを備わるように鍛え上げる。
これは我が国の経済、我が国の政治、我が国の教育などすべてにも当てはまるだろう。
いみじくもブラジルのドゥンガが言ったように、
サッカーは文明論なのだ!
おめでとう森保ジャパン!
頑張れ日本!
優勝祈願していますヨ!
いずれにせよ、大坂なおみ選手の豪州オープン優勝、世界ランク1位は、さまざまな形で日本の若者たちに良い影響を与えつつあるのではないかナ?
それは何年後かに証明されるだろう。

by kikidoblog2 | 2019-01-29 11:41 | サッカー日本代表