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ハリルのスパイスとなるか!?:「真のハングリーを知る苦労人加藤恒平選手初選出」   

みなさん、こんにちは。

さて、今日はもうメモしないつもりだったが、面白い記事を見つけ、それが私がさっきのメモで以下のようにメモしたことが100%事実だと証明しているので、それをメモしておこう。

まず、私は
U20W杯韓国大会第二節:俺「この日本代表より青森山田の方が強い!」

さて、こうして試合が終わってみると、結局、各年代でトップまで言われてきた

決定力不足

という同じ問題に突き当たる。

要するにこれがJリーガーの共通の問題なのである。

各チームのエースストライカーは全部ブラジル人や欧州人。わずかに日本人選手がいるのみ。パスだけだして後は決めてくれという感じで毎日試合している選手と、このシュート一発決めないと、貧困から脱出できないという貧困脱出シュートの世界とは、同じシュートでも価値が違うのである。

決定機のシュートを一発でも外せば、ピストルで撃ち殺されない麻薬はびこる世界のサッカーと、なんちゃってプロサッカーとの違いが垣間見えたわけである。
で、どうして日本の選手が決定力不足になるかというと、それは社会的な危機意識から来る。要するに、日本社会は甘い、ゆるいからだとメモしたわけだ。

さて、今日日本代表のハリルホジッチの会見で新顔の加藤恒平選手の代表入りが決定した。
MF加藤恒平が初代表「1年かけて追跡」ハリル監督
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この選手はちょっと前に噂になったときから知ったが、Jユースや日本の大学のなまっちょろい雰囲気が嫌いで自らアルゼンチンへ飛んだという異色のサッカー選手である。

みずからハングリーを求めた選手である。

そこで目にした体験とは?以下のものである。

加藤恒平「僕のような選択肢もある」
ハリルの秘密兵器が語るキャリア<前編>
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この中の以下の部分が特に興味深い。

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――アルゼンチンのボランチとは?

ワンタッチ、ツータッチといった少ないタッチでパスを回すけれど、全部、お前を経由してボールが前に行く。お前がゲームを組み立てろ。それがアルゼンチンのボランチだ」と言われて、ああそうなんだと思いました。「今日の試合は、全部ワンタッチでやれ」と言われた日もあります。

――セファールはそういうのをたたき込んでくれる場でもあったのですね。

 そうです。楽しかったですね。セファールから日本に戻ってきて、僕は(大学の)監督に「自分は4年になったら(留学ではなくサッカー選手として)アルゼンチンに行きます」と言いました。それから僕はBチームに落とされたのですが、大学3年の秋から4年の夏までIリーグ(大学のリザーブリーグ)でプレーした半年間が、僕の大学生活の中で一番楽しかった。

 この時期、大学でもボランチとしてプレーして、自分の中でああでもない、こうでもないと違う角度から見ながらサッカーができたので、すごく充実していました。大学では、その時が一番うまかったんじゃないですかね(笑)。その後、監督が交代して、僕はトップチームに戻り、前期リーグが終わってから退部してアルゼンチンに行きました。

――アルゼンチンでは4部リーグのチーム、サカチスパスの監督が気に入ってくれて、契約が決まったはずだったのが、会長から「日本人をとるなんて聞いていない」と言われて契約できなかったのですよね?

 そうです。全くイメージしているのとは違っていました。最初は給料、食事、住居を全部込みという契約だったので、アルゼンチンに行ったのですが、全部もらえなかったです。それでも僕は、練習場には毎日一番に行って最後まで残ってやっていたので、練習場の管理人が「お前、自分で鍵を管理していいよ」と鍵を渡してくれるほど信頼してくれました。

 こうした僕の姿勢は、チームのみんなも認めてくれていたと思います。監督も僕を気に入って欲しがってくれていたので、お金も渡すように会長に言ってくれた。最初は会長も「日本人だからお金を払わない」とずっと拒否していました。それから監督が(成績不振で)クビになってしまったのですが、キャプテンが何度もお金を出すようにと言ってくれて、月に5000円か6000円ぐらいもらえるようになりました。

――意外とアルゼンチンは物価が高いですよね。

 そうなんです。だからいつも100円ぐらいでチョリパンを食べていました。契約していないので試合に出られず、とても辛い時期でした。だけど、試合の遠征には一緒に行ってたので「勝負の世界はこういうことなんだな」というのが分かりました。負けた後の帰りのバスの中はお通夜。でも勝った後のロッカールームは最高でした。鳥肌が立ちました。

 サカチスパスはブエノスアイレスの貧民街にある小さなクラブでしたが、あのロッカールームの雰囲気に勝てるチームは、自分が経験してきた中で他にないです。彼らには、勝たないと家族に飯を食わせられないとか、背負っているものが本当に違っていましたので。練習場の近くにスラムがあったんです。街中で靴下を丸めて裸足で蹴っているとか、それまでテレビや本でしか見たことのなかった世界が目の前に広がっていました。自分は幸せだなと思いました。

 サカチスパスが負け続けて、サポーターのボス的な人が2人、猟銃を持ってロッカールームの中に入ってきて、選手がみんな座らされた。俺らはお金がないけれど、それでもアウェーまで応援に行っている。それなのに、お前らは試合に負けてどういうことだ」と説教されて、「俺らは移動しているから、そのバス代を全部出せ」といったことを言われて、僕たち全員、お金を取られました。

――加藤選手もお金を出したんですか?

 はい。出しました。「これがアルゼンチンなんだ」とビックリしました。僕は全くアルゼンチンでプレーできなかったので、しんどかった。毎日、自分との戦いでした。

 家族が心配してくれましたが、余計な心配をかけたくなかったので「全く大丈夫。楽しくやっているよ。みんな、良いやつで仲良くしてくれているから、今は試合に出られないけれど、練習からすごい楽しいし、良い経験ができている」とずっと言っていました。いろいろつらいこともありましたが、アルゼンチンにいたからこそ、人の優しさというか、アルゼンチン人の優しさが身にしみました。風邪で寝込んだ時も「俺がお前のお父さんだと思え」みたいに言ってくれました。

 アルゼンチンは戻ってみたいけれど、怖さがあって戻りたくない。その気持ちが半分ずつです。スペイン語をもっと勉強して上達したら、引退後にでも当時のチームメートに「あの時は親切にしてくれてありがとう。その後、僕は成長してヨーロッパでもプレーできるようになりました」というのは伝えにいきたいですね。


ウルグアイはアルゼンチンよりもっと貧困国である。貧富の差がある。

所詮シュート、たかがシュートの世界ではない。

たったのシュート一本で人生が変わる。家族と貧困から脱出できる。そういう世界である。

そりゃ〜〜、決定力の差でした。それが世界との差でしたなんて言っている場合ではない。そういう世界から来た選手たちである。


三好、岩崎、堂安、聞いてるか?


だいたい、セレッソ大阪ユースとか、ガンバ大阪ユースとか、我が国のユースは、父兄同伴だ。だいたい親が試合の時に送迎を行う。母親の茶色い声援を聞きながら試合をする。だから、プレーがゆるくなる、甘くなる。

いまや大学でも入学式や卒業式に親がついていく。下手をすれば、企業の入社式にまで母親がついていく。そういう時代である。

こういう世界と地球の裏側の世界は全く違うのである。

南米では、試合に負けたら、応援に来たサポーターの旅費を払えって銃で脅されるのだ。試合に勝たないと給料ももらえないのだ。


Jリーグや日本サッカー協会をもうちょっとこういうところを教えるべきではなかろうか?

まあ、俺もユタ大時代、2年間ハンバーガーとポテトフライのみの生活したことがあるけどナ。


決定機でシュート外せば、罰金50万円也。罰金プレーっていうのを作るべきだろうナア。

堂安のあのヘッド、あれは罰金100万円。

本田圭佑や香川真司や清武のように、決定機を外しまくっても電通のCMに出て5000万円の年収なんてあるわけがない。おかしいだろう。

これでは、永遠に決定力がつくはずがない。

一本のシュートを外せば、もうプロ解任。このくらいに厳しい世界が外の世界にあるということだ。

やはりクリスチャン・ロナウドが決定機を外さないのも、この辺に鍵があるんだろうナア。

この意味では、ちゃらくなりかけている日本代表にちょっとハングリーの意味を知っている選手が入るのはちょっとしたスパイスかもナ。


こういったことがわからないとなれば、

いやはや、世も末ですナ。



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by kikidoblog2 | 2017-05-25 16:56 | サッカー日本代表

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