線状降雨帯:梅雨前線というよりは線状降雨帯だな、これは!?
2019年 06月 07日
さて、昨日はほぼ書き上げていたサッカーのメモがキーを打ちそこねて綺麗さっぱり消滅。それで意気消沈し、サッカーの話は書き直さなかった。また気を取り直してあとでメモするつもり。
ところで、今朝の大雨はこんな感じだった。
早朝は小雨だったが、それから雷雨を伴う大雨になった。これだ。
いわゆる線状降雨帯の形成である。
そして、いますこし空が明るくなったとおもいきや、こんな感じ。
つまり、線状降雨帯が東へ抜けたのである。
この線状降雨帯はこれまでの梅雨前線とは異なるものである。
しかしながら、いまの気象予報士の辞書には定義されていないため、うまく表現できない。
今朝のお天気おじさんの説明があまりに情けないもので、これで高額の給料貰えれば、たいへんラッキーですナ。
いまや普通の天気図では現実の気象をうまく見れない。だから、正確に分析できないのである。
いまでは、MIMIC2の映像を見たほうがわかりやすい。これである。
http://tropic.ssec.wisc.edu/real-time/mtpw2/product.php?color_type=tpw_nrl_colors&prod=wpac×pan=24hrs&anim=html5
この図の赤いところが低気圧=降雨帯、青いところが高気圧=快晴帯である。
そして気象予報士とか気象庁で「梅雨前線」と呼ぶ場所が、その赤と青との境界線である。
問題は、この線状降雨帯がどこにつながっているか、どこから来ているか、ということである。
これは日本だけ見ていてもわからないが、MIMIC2の西太平洋のものを見れば、はるかフィリピンの西の海から北西に登り、中国大陸でUターンして、それが台湾西部の海を東北に北上し、そこで線状降雨帯になって日本に送られてきたことがわかる。
つまり、この線状降雨帯のルーツはフィリピン東沖であり、それが東南アジア全域を経由して一巡りして我が国を襲っているというわけだ。
だから、その含まれた湿気はアジアの湿気である。
アジアは暑い。
そして、朝鮮半島の上にある、気象予報士が「低気圧」と呼ぶものは、これこそ突如できた「カルマン渦」である「バーチャル低気圧」である。本来なら存在しなかったはずのものである。
最近では、この「バーチャル低気圧」や「バーチャル高気圧」ができるから、MIMIC2のようなグローバルなものを見ないと理解できないのである。
突発的な集中豪雨にはくれぐれも注意しよう。
いやはや、世も末ですナ。
by kikidoblog2 | 2019-06-07 14:38 | HAARP・台風・ハリケーン