HAARPモニター観察:6月中旬の200nTの地震電磁波到来!
2019年 06月 09日
さて、再び200nT程度だが地震電磁波が出ていた。またカナダモニターの波形の位置からすれば、我が国の可能性が一番高い。そこでこれを一応メモしておこう。
まずは宇宙天気ニュース。
宇宙天気ニュース
2019/ 6/ 9 10:37 更新
太陽風の高まりが到来して、磁気圏の活動を高めています。
担当 篠原
昨夜から太陽風に変化が始まり、
磁場強度は、深夜にかけて18nTヘ強まって、
その後10nTヘ下がりましたが、強まった状態が続き、
280km/秒に下がっていた速度は、
半日ほどかけてゆっくりと上昇して、
現在は430km/秒と平均的な速度に達しています。
27日周期の図で、
前周期の5月13~14日に始まっていた太陽風の高まりが、
1日ほど早く回帰したのかもしれません。
前周期は550km/秒まで速度が高まっているので、
この後も速度は上がっていく可能性があります。
太陽風磁場の南北成分は、
磁場が強まった頃に南北に大きく振れて、
-15nTの大きな南向きの変化が2時間近く発生しています。
速度はまだ低速でしたが、磁気圏の活動は高まって、
AE指数は1100nTの大きな変化を記録しています。
その頃の昭和基地の全天カメラの動画を掲載します。
空全体を雄大なオーロラの輝きが飾っています。
AE指数はこの後も600nTの中規模の変化が起きていて、
この頃の昭和基地の写真にも素晴らしいオーロラが見えています。
現在の太陽風磁場の南北成分は、
振れ幅は小さくなって、-3nT程度の南向きの変化が見えています。
磁気圏の活動は、規模としては小さくなりそうです。
太陽は無黒点です。
X線グラフも変化は見られません。
カナダモニター群
NOAAのモニター群
地磁気揺らぎ
X線揺らぎ
電子濃度
さて、GEONET 準リアルタイムGPS全電子数マップ
地震電磁波が出ている時間帯は主に6月5日UT01~03である。この時間帯で電子濃度が急激に下がった場所はここだった。



というわけで、これについては、日本全国どこへ来ても不思議ではないパターンである。が、電子濃度の低い場所は、北海道、関東、九州地方と飛び飛びだが、そういう場所が一応警戒の場所ということになる。
しかしながら、200nTに過ぎないからそれほど大きな地震ではないだろう。せいぜい震度3〜4前後ということだろう。
要注意である。
まあ、外れるに越したことはない。
備えあれば憂いなし。
いやはや、世も末ですナ。

by kikidoblog2 | 2019-06-09 10:52 | 地震・地震予知・噴火