最近の「梅雨」=「線状降雨帯」説:気団の威力が増して怪気団になった!?
2019年 07月 03日
天気の子
みなさん、こんにちは。
さて、最近の梅雨前線は私が子供の頃のものとは違っている感じがする。これをメモしておこう。
その前に今現在の西日本の雨の状況はこんな感じである。
雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)
今現在のここ阿南あたりは曇りだが、清々しい涼しい日で、雨は降っていない。
西日本は大雨のはずなのに、徳島は降っていない。
なぜだ?
というわけで、梅雨の仕組みを思い出すと、これである。
梅雨
気団
梅雨前線の北上の様子。梅雨をもたらす4気団の位置及び梅雨期間中の勢力変化も示した。
梅雨の時期には、以下の4つの気団が東アジアに存在する。
揚子江気団
中国北部・モンゴルから満州にかけての地域に存在。暖かく乾燥した大陸性の気団。移動性高気圧によって構成される。
オホーツク海気団
オホーツク海に存在。冷たく湿った海洋性の気団。
熱帯モンスーン気団
インドシナ半島・南シナ海から南西諸島近海にかけての地域に存在。暖かく非常に湿った海洋性の気団。インド洋の海洋性気団の影響を強く受けている。
小笠原気団
北太平洋西部に存在。高温・多湿で海洋性の気団。
春から夏に季節が移り変わる際、東アジアでは性質の違うこれらの気団がせめぎ合う。中国大陸方面と日本列島・朝鮮半島方面ではせめぎ合う気団が異なる。
中国大陸方面 : 北の 揚子江気団と南の熱帯モンスーン気団が接近し、主に両者の湿度の差によって停滞前線が形成される[注 1]。
日本列島・朝鮮半島方面 : 北のオホーツク海気団と南の小笠原気団が接近し、主に両者の温度の差により、停滞前線が形成される[注 1]。
性質が似ていることや、距離が離れていて干渉が少ないことなどから、北側の気団同士・南側の気団同士の間には、前線は形成されない。
北と南の気団が衝突した部分には東西数千kmに渡って梅雨前線(ばいうぜんせん)ができ、数か月に渡って少しずつ北上していく。この前線付近では雨が降り続くが、長雨の期間は各地域で1か月–2か月にもなる。これが梅雨である。
まあ、これがこれまでの普通の梅雨だっただろう。しかしながら、最近の梅雨は、こんな感じである。
3日 猛烈な雨のおそれ 24時間で1か月分の雨も
この図にある「暖湿気」というのが曲者。これがこれまでのものより強力なわけだ。
なぜか?
というと、熱帯モンスーン気団の威力がアップしているからだということになる。
今現在は、そこにいきなり巨大な台風4号が誕生した。
MIMIC2ではその誕生がよくわかる。
MIMIC-TPW ver.2
要するに、熱帯モンスーン気団が熱帯モンスーン台風気団になり、そこから鉄砲水のように、雨を含んだ大気が、前線に沿って噴水されるというパターンである。
これが、昨今の
線状降雨帯
である。
ところで、今現在中国にいる台風は、台風4号=ムーン台風である。
台風4号「ムーン」発生
これは韓国こと、コリア共和国に、いきなりムン大統領が誕生したようなものだ。いきなり中国の南の海上で威力を増して台風化した。ゴジラ上陸のようなものですナ。
というわけで、コリアのムン大統領が「徴用工」問題を捏造し、いきなり日本めがけて圧力をかけてきたように、ムーン台風から線状降雨帯がいきなり日本列島めがけて飛んできたというわけである。
ちなみに、昨年も、昨年の今日7月3日に九州が台風に見舞われた。これである。
最近は、毎年あまりにいろんなことが起こりすぎて、いちいち去年がどうだったか覚えている暇がない。時の流れが速すぎて、過去など気にしている暇もない、という感じですナ。
とまあ、あんなこんなで、最近の梅雨は線状降雨帯であって、その降雨帯がどこを狙うかで、その地域が大洪水という感じの梅雨である。
夏の長雨とか、月様雨が、、、という感じの風流のある梅雨前線ではないようですナ。
くれぐれも、線状降雨帯にかかるかどうかをチェックし、準備してもらいたい。
そんなわけで、ここ阿南が雨が降っていないというのも、たまたま線状降雨帯が太平洋の高知沖をかすめてくれているからにすぎないからなのである。
いやはや、世も末ですナ。
by kikidoblog2 | 2019-07-03 10:52 | HAARP・台風・ハリケーン