HAARPモニター観察:7月中旬の400nTの地震電磁波到来!
2019年 07月 10日
さて、今日の300nT程度の地震電磁波の後に、今度は400nTの地震電磁波が出たようだ。これは、カナダモニターの波形の位置からすれば、我が国の方向ではなさそうだ。が、一応メモしておこう。
https://www.emsc-csem.org/#5w

まずは宇宙天気ニュース。
宇宙天気ニュース
2019/ 7/10 11:56 更新
太陽風の速度は600km/秒に高まっています。
担当 篠原
昨日のニュースの後、
太陽風の速度は400km/秒台を推移していましたが、
今日の未明から再び上昇を始めて、
600km/秒の高速状態に達しています。
27日周期の図を見ると、
タイミングとしては前周期と同じ頃に変化が発生して、
最高速度は前周期を上回っています。
太陽風の磁場強度は、5~10nTの間を変化しています。
南北成分は、南に振れたり、北に振れたりしていて、
-10nTに達する大きな南向きの変化も到来しています。
磁気圏の活動もある程度高まっていて、
AE指数は、500~800nTの中規模の変化が繰り返し発生しています。
一番高まっている頃の世界時9日20時のオーロラの活動を、
昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。
SDO衛星AIA193を見ると、
今回の高速風をもたらしたと思われる北半球のコロナホールは、
太陽の西の端に近付いています。
広がりがあまりなかったので、太陽風の変化も短い期間で終わりそうです。
一方、中央部の南半球側に細長いコロナホールが見えています。
規模は小さいですが、4日後くらいに影響が見られるかもしれません。
太陽は無黒点の状態で、穏やかです。
カナダモニター群
NOAAのモニター群
地磁気揺らぎ
X線揺らぎ
電子濃度
これで一番気になるのは、このところ長期に渡って電子濃度が下がっていることである。
はたしてどこの場所の大地震のためのものだろうか?
残念ながらこれに対する場所は特定できない。GPSデータは以下に見るように我が国内だけだからだ。アメリカならアメリカ用のGPSデータを見るべきだろう。カリフォルニアはかなり要注意の場所であろう。
さて、GEONET 準リアルタイムGPS全電子数マップ
地震電磁波が出ている時間帯は主に7月10日UT06時前後である。この時間帯で電子濃度が急激に下がった場所はここだった。
関東

というわけで、これについては、電子濃度の低い場所は、関東。ここが一応警戒の場所ということになる。
しかしながら、400nTに過ぎないからそれほど大きな地震ではないだろう。このところよりは少し強めで、せいぜい震度4〜5前後ということだろう。
一応要注意である。
まあ、外れるに越したことはない。
備えあれば憂いなし。
いやはや、世も末ですナ。

by kikidoblog2 | 2019-07-10 18:36 | 地震・地震予知・噴火