2018年 02月 13日 ( 1 )   

平昌2018「新生登場!」:メダルがきた!→日本人は緊張民族→緊張解除プログラムが必要だ!?   

祝砲


みなさん、こんにちは。

いや〜〜、やっと平昌五輪で日本人のメダルが誕生。

それもまったくのダークホースの男子モーグルで彗星のような新生が誕生した。

かつてのスキーの若大将
を彷彿させる、ナイスヤングガイの登場である。

これで、男子フィギュアの羽生結弦選手と双璧になるんじゃないかナ?
【NHK】速報!出たー! メダル第1号、原大智、銅!<ピョンチャン>


【NHK】メダル候補・堀島、原、準々決勝進出 フリースタイル男子モーグル予選<ピョンチャン>


【モーグル】原大智選手 ミライモンスター


いや==、いいね。

若者はこういう雰囲気じゃないといかんですナ。特に男子は。




次はスピード・スケートの高木美帆選手。

まだYouTubeには昨日の映像はないようだ。

【 高木美帆選手 】ワイドショー生出演

【五輪メダル候補】高木美帆の秘蔵映像



そしてもう一つのメダルが、女子スキージャンプの高梨沙羅選手。

Sara Takanashi a Japanese ski jumper , wins a bronze medal at Winter Olympics Pyeongchang, 2018



やはり勝者と敗者の違いにはある特徴が潜んでいるようだ。


その有力なものが、

ナショナルチーム合宿


最近、あれだけ弱小といわれた男子陸上や女子水泳があれだけ強くなったのは、ナショナルチームの存在がある。

同様に、男女の卓球が復活したのも、ナショナルチームの存在がある。

男子モーグル、女子スピードスケートなどもオランダ型のナショナルチームの存在がある。


ナショナルチームがあると、1人で孤軍奮闘して悩みながら厳しい練習を行なうというのより、心理的にも楽に厳しい練習合宿が可能になる。

特に日本人は個人主義の社会ではないから、集団で練習したほうが有利らしい。

卓球や水泳は、そのナショナルチームに小中高の若者も加えていく方式である。

将棋では藤井翔太棋士が登場して、プロ棋士世界も似たようなナショナルチーム的なことをやっていることが明らかである。


逆にフィギュアスケートは大会そのものではナショナルチームを作るが、あくまで団体戦のための即席のものにすぎない。

だから、一体感が生まれず、また好不調の波もお互いにわからないしアドバイスしあえない。だから、試合になってしまわないとわからない。

これとにているのが、男子陸上のマラソン長距離である。

男子駅伝も青山学院が一強時代になると、青山学院内では合宿するが、他校とは疎遠である。

かつては、早稲田、日体大、順天堂大、神奈川大、山梨学院大、大東文化大、。。。と強い時代があったが、その時期の全盛期を過ぎると、復活しにくくなる。

つまり、その時期ごとに工夫や発明して、「何か」を付け加えて見た結果、優勝したわけだが、それが他の大学に伝達しないのである。

だから、今は青学の原監督の時代であっても、その原監督が生み出した手法、発明した練習法、工夫、考え方、こういうものが他の大学に伝達しない。

だから、原監督がいなくなったり、監督でなくなったりすれば、この伝統は消滅する。そして、こういうことを繰り返す。

つまり、駅伝のナショナルチームが存在しないからである。


チームジャパンとして分け隔てなく、才能ある選手どうしで切磋琢磨する。こういう機会がオリンピックには必要なのである。

高橋尚子選手が登場しても、あの時の小出監督の行った考え方や練習法が国としての育成法として蓄積されない。

これが我が国のスポーツ界の悪い伝統なのである。

だから、20年ほど前に私はその昔の拙掲示板Kazumoto Iguchi'sBBSや東大の高等教育フォーラムの掲示板などで、日本のスポーツ界の問題をいろいろ論じたのだった。

そういう意見のうちで特に冬のスポーツに関してまとめたものが、「ソルトレイク・オリンピック観戦記」
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であった。

この中で、いくつか再掲しておこう。
#915 何ごとも科学と科学的思考の力ですなー!2002/02/26 14:41

権兵衛のだんなさん

良い情報をありがとうございました。

佐々木 敏というだんなの、「検証・日の丸飛行隊失速 「国益」を考え「外圧」に逃げるな~ソルトレーク五輪、日本ジャンプ陣惨敗の遠因を分析する~」という解説ですね?http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/dragon/saltlk.html

1994年リレハンメル冬季五輪のバイスクロフ事件は私は初めて知りましたが、面白い事件ですなー!これで原田が何で2本いつも飛べないか分かりました。彼は競技中人と話すからいつも余計なプレッシャーをかけられるわけですな!

後半の科学的トレーニングの問題は、我々本物の科学者が見ればだれにでもすぐに分かることで、驚くにはあたらないですよ。物理を良く理解し、スポーツを知ってさえいれば、だいたい同じ結論が導かれるものです。それが科学的思考ですな!

だいたいスキージャンプというのは、背はあまり関係ないんですな!というのは、飛行機にも大形も小形もありますが、大きいものは、余計に揚力(ようりょく)が必要になり、小さなものはあまり揚力はいらないんですからね。問題は、失速する原因を考えること。たいていは重心が前だと落下し、後ろだと後半失速する。その最適なポジションさえつかめば、体の大きさに関係なく紙飛行機のように飛ぶわけですなー!だから、スキーと人間の重心の決め方が一番大事で、これが空中姿勢を決め、飛距離に影響するわけ。

今回では、宮平選手が一番重心が合っていた。彼と原田選手と船木選手のを比べたら誰にも分かるはず。原田、船木は前に突っ込み過ぎ!

科学を無視したトレーニングは、松岡のような選手を生み出すだけ。それはプロ化してもいっしょ。スポコン、体育会系のスポーツ馬鹿を量産するだけですなー!

さて、権兵衛のだんな、スケートの話は私しか言っていないでしょう?それもそのはず、スキージャンプの話は、NHKでも海外の研究者の話として紹介していましたからねー!もっとも私はその番組放映よりずっと前から言ってましたけどねー!!

結局、スポーツでもそうですが、何かの時の科学頼みするのが欧米人で、何かの時の神頼みになってしまうのが、神風国家日本ですなー!だから、日の丸飛行体なんて言葉が飛び出すわけだねー!長島、松岡も日の丸の八巻やっていたよねー!

風が吹くには風が吹く理由ってものがあるんだねー!神風はちょうど秋の台風シーズンで、秋雨前線の時期だったから吹いただけだったんだけどねー!


まあ、こういった、我々外野に属する人間の意見や声や文句がそれなりに政府に通り、いつしか我が国にもスポーツ科学センターができたわけだ。
国立スポーツ科学センター
JISSについて

沿革
1990(H2)4 国立スポーツ科学センター建設予定地を北区西が丘の国立西が丘競技場敷地内に決定
1992(H4)5 国立スポーツ科学センター事業検討懇談会開催
1993(H5)6 国立スポーツ科学センタースポーツ科学に関する調査研究協力者会議発足(国立スポーツ科学センターの事業、運営、機器備品に関する調査研究会議)
1998(H10)3 第一期工事(国立西が丘競技場本館解体工事)着工
9 第二期工事(国立スポーツ科学センター建設工事)着工
2000(H12)9 文部省(現文部科学省)が「スポーツ振興基本計画」を告示(国際競技力の総合的な向上方策として、国立スポーツ科学センターの活用を提示)
2001(H13)2 建物完成
4 国立スポーツ科学センター発足
10 開所
2006(H18)3 ナショナルトレーニングセンター「陸上トレーニング場」工事着手
2006(H18)8 ナショナルトレーニングセンター「屋内トレーニングセンター、屋内テニスコート、アスリート・ヴィレッジ」工事着手
2007(H19)1 ナショナルトレーニングセンター「陸上トレーニング場」竣工・供用開始
2007(H19)12 ナショナルトレーニングセンター「屋内トレーニングセンター、屋内テニスコート、アスリート・ヴィレッジ」の竣工


一方、オリンピック参加のガイドラインというものは、まだ明確化されていないが、私はすでにその本の時代にメモしておいた。以下のものである。

要するに、ダマスゴミが選手を妨害行為するから、そういう妨害はルールを作り、厳しく罰すべきだという意見である。

オリンピックガイドライン(マスコミ対策用)



さて、陸上ではいまだにそうだが、スピードスケートでも大半の選手はそうであるが、要するに試合の直前にどういうふうにして緊張をほぐすべきか?

このもっとも重要な問題がある。

実は、生物学的には緊張する人と緊張しない人は遺伝の問題だと明確にわかっているのである。脳細胞のセンサーである受容体のあるタンパク質をつくる遺伝子のDNA配列の繰り返しの数が、多いか少ないかで精神的にタフかタフでないか決まっているのである。

たしか、その繰り返しは3〜8くらいの数で分布し、中間の5が平均で、緊張も中程度。少ないと非常に緊張しやすく、多いと逆にまったく緊張しないのである。

そして、それが人種により決まっている。白人は7〜8の繰り返しが多く、まったく試合前に緊張しないが、日本人は3〜4が普通であり、大半の日本人は何かの前には非常に緊張してしまうのである。


だからこそ、緊張を解くための意識的なプログラム=ルーティーンが必須なのだ。

では、どうやれば、そういう緊張解除のためのルーティーンを見つけることができるのか?

それは実はうまくいったやつから拝借する。これしかない。

つまり、金メダル取った人から、どういうふうにしたかを教えてもらうわけである。

そんなわけで、私はかつて里谷多英選手が女子モーグルで金メダルを取ったときに行った、たしかアメリカのコーチから教わったという方法、これが一番よろしいのではないかと考えた。だから、拙著にもまとめたわけだ。

というわけで、まだ大会は終わっていないから、これを一応参考までにメモしておこう。以下のものである。

まあ、要するに、技術にはスポーツそのものの技術というものもあるが、実はそれ以上に大事なことは、心理的な技術の方なのである。いくら技術があっても、実際の実施でうまく力が出せないなら、それは無意味なのである。普段以上の奇跡的な力をどうやれば出せるか?これが大事なのである。

里谷多英式「緊張のほぐし方」:日本代表の皆さん、これを学んでネ!

この中の18ページに里谷多英選手の銅メダルの話がある。どうして里谷選手が「あがらないか」(つまり「緊張しないか」)をメモしたものである。そして、日本のスポーツ選手はどの分野であれ、これを使うべきだと論じたわけですナ。これをメモしておこう。

実はこの「方法」は当時里谷多英選手のコーチをしていたアメリカ人コーチが伝授した、「アメリカ式」(つまり、「心理学科学的手法に基づいた」)緊張を取り除く方法である。

その後も、今回もアメリカの選手や欧米の選手はまったく緊張しない。だから、本来以上の実力を発揮する。そうやってメダルを総ざらいしていく。この秘訣がこの方法なのだが、こういうやり方がなかなか日本では競技間、種目別間、スポーツ間で伝播していかないのである。

だから、冬のスポーツで流布されていたとしても、それが陸上など別のスポーツにまで伝播しない。これが日本のいわゆる「縦割り的派閥意識の欠陥」である。

科学でもそうで、大学のお隣の研究者間でほとんど交流がないとか、ほとんど似た研究しているのに、学部が違うとまったく交流がないとか、そういうことが頻繁に起こる。日本人の恥ずかしがり屋さん的な子どもじみたナイーブな感性がそうさせるのである。

が、ある分野でだれかが成功したのなら、次にはそれがだれにも常識なるというのが欧米人式だが、なかなか日本人にはそういうことができないらしいのである。

また、里谷多英さんも自分の手法をもっと他の選手に流布すればよかったのだが、あまり日本選手はそういうことをしたがらないのである。

さて、里谷選手がどんな方法で試合直前の緊張をほぐし、集中力を高めたか?

こうするらしい。
あ)15分前から5分間、自分の一番好きな人や家族のことを考える。楽しかったこと。お世話になったこと。そして、落ち着く。

い)次の5分間で、これまで自分が行って来たスキーのことを思い出す。そして、スキーの過去のいろんな記憶や経験の全てを呼び覚ます。

う)最後の5分で、目の前の現実の競技のことだけを考える。そして、最高潮にエキサイトし、燃える。アドレナリン全開!スタート!


ところで、私が最近つくづく思うことは、日本人選手は「オリンピック」という言葉の「イップス」になっているのではないかということである。少なくとも、浅田真央選手は完全に「イップス」である。試合になると、ある種の「恐怖」を感じるのである。弱気になる。これが「イップス」である。

ところが、「運動会」という言葉には良い記憶しかない。楽しい思い出しかない。だれもが「運動会」や「球技大会」という言葉を聞けば、学生時代の良い思い出や、「よっしゃ、やってやるぞ」というクラスのヒーローになったというような思い出ばかりだろう。

だから、「五輪オリンピック」というよりは、「五輪運動会」というように言ったほうがいいのではないだろうか?実際、「国際運動会」でしかない。

かつて、自分のクラスのためにクラス代表として、好きな女の子の前でかっこいいとこ見せてやるぜというような感じで頑張ったように、世界中の女子に「俺のかっこいいとこ見せてやるぜ」という調子でやったほうが「金メダルとります」と言ってやる場合より良い結果が出るのではないだろうか?

所詮「運動会」なんだから、「オリンピックを楽しむ」というよりは、もっと積極的に「いっちょかっこいいとこみせてやるぜ」の方がいいんじゃね?

まあ、どうも私にはそう感じるのだがナ。



頑張れ、日本!



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by kikidoblog2 | 2018-02-13 10:04 | 2018平昌五輪