2018年 02月 27日 ( 2 )   

ドラマ「天才を育てた女房」を見たが?:1951年までのお話だった。おもしろいのはその後だぞ!2   

(つづき)


その最初が、
「春宵十話」(1963)
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(たぶんこのタイトルは漱石の夢十話からとったのだろうが、後に黒澤明監督の映画にも影響したのであろう。)
であった。これは毎日出版文化賞をとった。

この本から始まる十数年を「晩年前期」、「晩年中期」、「晩年後期」と数年づつに分けて岡潔思想研究会の横山賢治さんは区分し研究している。

前期では、主に「日本人の情緒」の問題がテーマになる。
中期では、主に「日本の未来」の問題がテーマになる。
そして、
後期では、主に「霊的世界」の問題がテーマになる。

特に面白いのが、晩年後期のいまでいうところの「スピリチュアリズム」の話なのである。

このテーマが語られているのが、

「春雨の曲」

という未公開の本である。というより、いまでいう「β版」である。
一応タイプされているが、まだ著者が出版を認めていないという本。Wikiでは「私家版」とある。

私は岡潔の数学論文10通(仏語)もすべてダウンロードしたりしてもらってもっている。また、多くの本もアマゾンで集めて持っている。

さらに最後の「春雨の曲」もコピーさせてもらっている。

理論物理学者の保江邦夫博士にも謹呈した。だから、この内容は一部保江師範の最近の本にも引用されている。


ところが、この本は家族が出版許可しない。だから、いまだに普通の書物にはなっていないというわけである。ご遺族が出版を許さないのである。まあ、あまりに「とんでもない」話が満載だからである。

それゆえ、もしこんな本が出版されてしまえば、岡潔の数学的業績の名誉を失いかねないのではないかと家族が恐れたわけだ。
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まあ、20年30年前にらいざしらず、いまではそんなことはなく、むしろ真逆かも知れないわけである。
時代は大分変わっている。


いずれにせよ、40年以上前に岡潔先生が鳴らした警鐘のほとんどすべてがいま現在そっくりそのまま成り立っているのである。

日本民族の危機
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今ごろになって、我々は欧米や北朝鮮や南朝鮮や中国からの精神的文化的経済的侵略に危機感を持ち始めた。

しかし、岡潔博士は少なくとも50年前から、我々日本人の危機を提言してきたのである。

そんな話のわずかなものを拙ブログ1に大分前にメモしていたから、再掲しておこう。以下のものである。

カテゴリ:岡潔・数学・情緒( 13 )

岡潔 「民族の危機」(1969):俺「民族の終焉」(2014)、もはや手遅れだナ!」


中でも「戦前の日本式教育」の良さをないがしろにし、「戦後のアメリカ式教育」の礼賛は、ことごとく間違っていると主張し続けたのである。

その代表作がこれだった。

紫の火花
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この本を横山さんが解説したのがこれ。
岡潔はこれについて、以下のような講演を行っている。

【7】義務教育のあり方 (だれが教えるかが大事)

私は終戦後、奈良の女子大(拙注:奈良女子大学)で数学を教えていた。そうすると、そのうちまったく教えようのない学生ばかりが私の教室へ来るようになった。私はおどろいて、いったいどのような教育をしているのだろうと、それまでの教育を調べはじめた。

まず驚かされたのは、児童、生徒、学生の顔がまったく変わってしまっていることである。私は悪い教育の恐ろしさをつくづく知った。新学制をよく調べて、著書「春宵十話」を書き、教育は根本から変えなければならないといった。

そうすると文部事務次官(当時)の内藤誉三郎さん
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が新聞に、新教育を根本から変える必要はないと書き、今の教育は
デューイ
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の教育学に基づいているといった。私はその反論を新聞に書くとともに、すぐデューイの教育学を調べた。そして何がデューイの教育学に欠けているか、したがって義務教育は如何にあるべきかを著書「紫の火花」に書いた。(拙注:日本の大学人にはいまだにデューイの教育学は良いと思っている馬鹿者が支配しているのである。)

その後文部省に行くと、内藤さんは私をはげまして「義務教育に要望するところをできるだけ手短かに書いて私あてに送れ。教育審議会に出すから」といった。私は次の3ヶ条を要望した。

1. 人の中心は情緒である。そのつもりで教育すること。
2. 大脳前頭葉を充分使わせること。
3. 小我を抑止すことを教えること。


この要望がその後どうなったか、杳(よう)として私は知らない。

その後、参議院議員になった内藤さんが私の宅に見えた。
そして
教育は根本から変えなければならないが、官庁の対面ということもあり、どうすればよいのだろう
といった。

私は
義務教育は、何を教えるかということよりも、誰が教えるかということの方がはるかに大事だ
といった。これが一番主なことであるが、その他色々話した。その献策がどうなっているか、いちど内藤さんに会って聞いて見ようと思っている。



義務教育は12歳以下の児童への教育。

脳の臨界期前の教育である。

ここで、日本人ではない人、狂信的な人、変態の人に教えられると、それが脳に住み着いてしまうのである。

英語圏の先生に教えられると→脳が英語脳になってしまう→鈴虫の音が雑音になる→日本人の情緒が育たない→人種的遺伝的には日本人だが、心は外人になる。

狂信的な左翼思想の先生に教えられると→反日運動家に育つ→勉強より騒ぐことが優先される。

性的変態に教えられると→脳が変態脳になる→性風俗に異常にこだわるようになる。


とまあ、そういうわけで、岡潔はとにかく12歳までは教育者の方が大事だと考えた。教育の中身ではない。

だから、やはり12歳までは英米人ではなく、英語のできる日本人が教えるべきなのである。


英米人ならだれでも英語くらいは話せる。しかしだれもがレベルの高い英米人ではない。大半が日本女性、寿司女の陰部が「目当て」である。

従順でかわいい寿司女をいたぶりたい。それだけのために英語の先生になる。そういうものが大半である。

これは、侵略者遺伝子というもので、西洋人の歴史上そうやって世界支配してきた子孫だから、それが自然なのである。実際、犯してできた子の顔が全部相手より自分に似てくるわけだ。面白いに違いない。それほど血が濃い。


まあ、しかしもはや手遅れ。

40年前の岡潔の警鐘はだれも聞かなかった。聴いたとしてもすぐ忘れ去られた。


数学的業績は、その上に建築するから、岡潔の業績はいまも土台として残っている。が、他の考え方や意見や提言の類はまったく影響を与えなかったのである。


この意味では、いまこそ、岡潔の警鐘や提言と向かい合うべき時なのかもしれませんナア。


まあ、俺は

て・お・く・れ

手遅れだろうと見ているがナ。


最後におまけとして、ドラマにも出てきた湯川秀樹と朝永振一郎。

あの〜〜、湯川秀樹博士ってそんなに背が高くないんだよ。朝永振一郎博士も小柄だった。日本人の物理学者は小柄の人が多い。甲元眞人博士が185cmくらいの大柄な博士なんですナ。

ドラマではやたらでかいやつだったが、それは嘘だ。


また、ドラマの最後に「多変数複素関数論はいまだに完成していない」というような言葉が出てきたが、それも嘘。真の意味で完成というものは数学にはありえない。もしも数学が完成したら、それで終焉である。やることがない。

この意味では、完成してはいないのだが、「多変数複素関数論」はその後大きく進歩した。

一番の牽引車、これまた日本人の小平邦彦博士だった。日本人初のフィールズ賞の受賞者。

小平邦彦
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今知ったんだが、晩年は山梨県甲府市に住んでいたんですナ。

さらに、
ジーゲル
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というドイツ人の数学者。このジーゲルは3冊ほど多変数複素関数論を書いている。私もこれをアメリカで読んで勉強したものである。

さらには、ソリトンを現代数学化した
佐藤幹夫博士
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も入るだろうか。

佐藤幹夫博士もどちらかと言えば、岡潔タイプだったのかもしれない。

更に忘れてはいけないのが、ロシア人の
I. M. Gelfand博士。
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現代数学界の巨人。およそ現代数学のほとんどすべてに顔を出す強者である。また、この人は他人の論文を引用しないので有名で、この人の論文に引用されるのが多くの数学者の夢、願いだったという。

そして、さらに私と幾つか共著の論文を作り、多変数複素関数論における超幾何関数、つまり多変数超幾何関数を大幅に拡張することに成功し、それを「多変数準超幾何関数」と命名した数学者、
青本和彦博士。
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私の友人である。

この私と共著の数学論文は、晩年のゲルファント先生の論文に唯一引用された日本人の論文である。青本先生も大喜びしていたんだヨ。俺は物理学者だからどうでもよかったが。


というようなわけで、最後の一文はちょっと間違っていたどころか、大きく間違っていたんですナ。

「その後、岡潔の築いた多変数複素関数論は世界の人たちの手により大きく花開いた」

の方が良かったんじゃないかネ。




いやはや、世も末ですナ。





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by kikidoblog2 | 2018-02-27 10:48 | 岡潔・数学・情緒

ドラマ「天才を育てた女房」を見たが?:1951年までのお話だった。おもしろいのはその後だぞ!1   

父の言葉(My father's words)

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日本人が櫻が好きなのは其の散り際が潔いからである。
(The reason why the Japanese people love Sakura is the way of the great grace moment when Sakura's flowers are scatteredly falling by the wind.)
−− 数学者 岡潔(Dr. Kiyoshi Oka, a Great Japanese mathematician)

数学者 岡潔思想研究会岡潔「創造の視座」:「西洋人は第二のこころがあるのを知らない」


みなさん、こんにちは。

さて、先週の金曜日、あの岡潔博士のドラマが放映された。

私はたしかカーリングを見ていたから、このドラマは録画して土曜日に見たのである。

「天才を育てた女房」:223ついに岡潔がドラマになる!?→奥さんから見た岡潔だって!?


天才を育てた女房
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キャスト


天海祐希、数学者・岡潔の生涯をドラマ化で主演 佐々木蔵之介と11年ぶりの夫婦役


見た印象からすると、意外に力が入っていたドラマだった。

細かいところではかなりの省略や間違いもあったが、総じて数学者という人種や岡潔の人となりを描くという意味では成功していたのではなかろうか?

一番ちょっと違うな

というのは、秋月博士の描き方だっただろうか。


岡潔が「大域イデアル」の論文を持って行ったのは、奥さんではなかった。岡潔本人である。

その時、秋月は病床にあり、もう完全に数学者を止める決心をしていた。

農業でもしながら余生を送ろうと考えていたわけだ。

およそ二年前にここにメモしたが、
大学図書館の「除籍処分の嵐」:みすず書房の「わが師・わが友」まで除籍だった!?

わが師・わが友〈第1〉 (1967年)
わが師・わが友〈第2〉 (1967年)
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この中に秋月博士の「わが師・わが友」が収録されている。

このことを上のメモの「おまけ」として以下のようにその部分を抜粋していたんですナ。

おまけ:
数学者の秋月康夫博士の一番最初の書き出しの節が「数学と岡君」であった。むろん、「岡君」とは岡潔博士のことである。

まず数学に行こうかどこに進もうか迷っていた頃、自分にも数学ができるかと秀才岡潔のところに聞きに行くと「まあ、やってみろよ」と励まされたという。それで数学者に順調に育った。その頃の学生に湯川秀樹とか朝永振一郎がいた。

戦時中の栄養不良から戦後病気になり、その療養生活でもはや数学はもう無理だと田畑を耕して百姓の真似事をしていると、奈良の山奥に引きこもったはずの岡潔が最近やっと仕上げたばかりの世紀の数学の大論文「不定域イデアルの概念(層の概念)」を持って突然やってきた。先祖の田畑を切り売りしながら数学に没頭していたが、もう金が尽きそうだからどこかに職をくれと相談に来たという。しかし、その頃は秋月博士の方も数学の自信を失っていたので、自分の姿を見て岡が言った
「数学をやれよ、もう一度やれよ。きっとやれるよ。一緒にやろうよ」
と励ましてくれたのである。

そして、食事療養で健康を回復し、自信がついてきた頃、ついに京大教授として雇われた。そしてその時に井草準一博士を招聘したという。この井草博士こそ「東大ノート」の先達であった。その見事なノートは比類を見ないという。そしてここから我が国の現代的な代数幾何学が誕生していった。

要するに、岡潔は自分もすごかったが、仲間にも優しく励まし、朝永湯川ばかりか、我が国の現代の代数幾何の生みの親でもあったわけだ。

岡潔がなければ、秋月もない。秋月がなければ、井草もない。井草もなければ、京都の松阪、永田、中野、西、小泉、松村、広中もない。また、東大の玉河、佐竹、志村、谷山、久我、名大の森川もなかったという。

この谷山や志村がいなければ、もちろんワイルズのフェルマー予想の解決もない。

つまり、岡潔がいなかったら、いまだにフェルマー予想は解けていなかったかもしれないのである。

この岡潔と秋月の話はだれかに小説にしてほしいナア。ドラマでもいいが。こういう良いドラマを映像にこそ残すべきなのだ。AKB48が何しようが世界にはまったく影響しない。

まあ、こういった話は当事者が書いたものだからこそ残る。それを若者が読んでこそなのである。そういうものを捨ててしまう。気が狂っているナ。


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(前列左から2人目が秋月康夫。後列左から2人目が広中平祐。)


岡潔は「日本人が櫻が好きなのは其の散り際が潔いからである。」という父親の言葉から名付けられたのである。

潔さ。

これである。

だから、一度

「俺は数学者として生きる」

と心に決めたからには潔くそれに徹する。

これを「すみれはすみれ」だという話で例えたのである。

桜は桜。すみれはすみれ。数学者は数学者。物理学者は物理学者。

分相応にその人生に徹すればよろしい。


さて、ドラマを見た人なら分かるだろうだが、あくまでこのドラマは学士院賞受賞までの半生である。

つまり、1951年までのお話にすぎない。

岡潔
1951年(昭和26年) - 日本学士院賞。
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ところで、この岡潔博士は1978年3月1日にご逝去された。ちょうどいまから40年前のことである。


この1951年から1978年までの27年間。ここが岡潔博士の本領発揮であった。

特に1960年代から1970年代の高度成長期の時代。この日本人が今の中国人のように国際化し始め、国際社会の中で自信を取り戻しつつ、急激に欧米化し傲慢になり始めていた時代、岡潔博士だけが、この日本社会の行く末を心配していたのである。

そして、何冊もの本を書いた。

著作[編集]
単著[編集]
『春宵十話』 毎日新聞社、1963年。
『春宵十話』 角川書店〈角川文庫〉、1969年。
『春宵十話』 毎日新聞社、1972年、改訂新版。
『春宵十話』 光文社〈光文社文庫〉、2006年10月。ISBN 4-334-74146-0。
『春宵十話』 角川学芸出版〈角川ソフィア文庫〉、2014年5月。ISBN 978-4-04-409464-5。
『風蘭』 講談社〈講談社現代新書〉、1964年。
『風蘭』 角川学芸出版〈角川ソフィア文庫〉、2016年2月。ISBN 978-4-04-400125-4。
『紫の火花』 朝日新聞社、1964年。
『春風夏雨』 毎日新聞社、1965年。
『春風夏雨』 角川書店〈角川文庫〉、1970年。
『春風夏雨』 毎日新聞社、1972年、改訂新版。
『春風夏雨』 角川学芸出版〈角川ソフィア文庫〉、2014年5月。ISBN 978-4-04-409465-2。
『月影』 講談社〈講談社現代新書〉、1966年。
『春の草 私の生い立ち』 日本経済新聞社、1966年。
『春の草 私の生い立ち』 日本経済新聞出版社〈日経ビジネス人文庫〉、2010年7月。ISBN 978-4-532-19549-6。 - 日本経済新聞社(1966年刊)の修正、加筆。
『春の雲』 講談社〈講談社現代新書〉、1967年。
『日本のこころ』 講談社〈思想との対話 2〉、1967年。
『日本のこころ』 講談社〈名著シリーズ〉、1968年。
『日本のこころ』 講談社〈講談社文庫〉、1971年。
『一葉舟』 読売新聞社、1968年。
『一葉舟』 角川書店〈角川文庫〉、1971年。
『一葉舟』 角川学芸出版〈角川ソフィア文庫〉、2016年3月。ISBN 978-4-04-400126-1。
『昭和への遺書 敗るるもまたよき国へ』 月刊ペン社、1968年。
『昭和への遺書 敗るるもまたよき国へ』 月刊ペン社、1975年、新装版。
『日本民族』 月刊ペン社、1968年。
『日本民族』 月刊ペン社、1975年、新装版。
『葦牙よ萠えあがれ』 心情圏、1969年。
『日本民族の危機 葦牙(あしかび)よ萌えあがれ!』 日新報道、2011年10月。ISBN 978-4-8174-0727-6。 上記の復刻。
『曙』 講談社〈講談社現代新書〉、1969年。
『神々の花園』 講談社〈講談社現代新書〉、1969年。
『岡潔集 第1巻』 学習研究社、1969年。 - 収録:春宵十話、宗教について、日本人と直観、日本的情緒、無差別智、私の受けた道義教育、絵画教育について、一番心配なこと、顔と動物性、三河島惨事と教育、義務教育私話、数学を志す人に、数学と芸術、音楽のこと、好きな芸術家、女性を描いた文学者、奈良の良さ、相撲・野球、新春放談、ある想像、中谷宇吉郎さんを思う、吉川英治さんのこと、わが師わが友、春の草(私の生い立ち)、対話・全か無か(岡潔、石原慎太郎) 解題(保田与重郎) 年譜。
『岡潔集 第1巻』 学術出版会(発行)日本図書センター(発売)〈学術著作集ライブラリー〉、2008年11月。ISBN 978-4-284-10162-2。 - 学習研究社(昭和44年刊)の復刻。
『岡潔集 第2巻』 学習研究社、1969年。 - 収録:春風夏雨、片雲、女性と数学、若いおかあさまへのお願い、春の日、冬の日、二つのお願い、伊勢神宮参拝の感想、ある日の授業の回想、ふるさとを行く、科学と人間、夜明けを待つ、対話・昭和維新(松下幸之助、岡潔) 解題(保田与重郎)。
『岡潔集 第2巻』 学術出版会(発行)日本図書センター(発売)〈学術著作集ライブラリー〉、2008年11月。ISBN 978-4-284-10163-9。 - 学習研究社(昭和44年刊)の復刻。
『岡潔集 第3巻』 学習研究社、1969年。 - 収録:紫の火花、情緒、すみれの言葉、春の日射し、こころ、童心の世界、独創とは何か、新義務教育の是正について、創造性の教育、教育と研究の間、かぼちゃの生いたち、数学と大脳と赤ん坊、ロケットと女性美と古都、秋に思う、春の水音、わが座右の書、おかあさんがたに語る、人間のいのち、幼児と脳のはなし、生命の芽、対話・萌え騰るもの(司馬遼太郎、岡潔) 解題(保田与重郎)。
『岡潔集 第3巻』 学術出版会(発行)日本図書センター(発売)〈学術著作集ライブラリー〉、2008年11月。ISBN 978-4-284-10164-6。 - 学習研究社(昭和44年刊)の復刻。
『岡潔集 第4巻』 学習研究社、1969年。 - 収録:科学と仏教、教育を語る、梅日和、弁栄上人伝、人という不思議な生物、一葉舟、ラテン文化とともに、対話・人にほれる(小林茂、岡潔) 解題(保田与重郎)。
『岡潔集 第4巻』 学術出版会(発行) 日本図書センター(発売)〈学術著作集ライブラリー〉、2008年11月。ISBN 978-4-284-10165-3。 - 学習研究社(昭和44年刊)の復刻。
『岡潔集 第5巻』 学習研究社、1969年。 - 収録:講演集 こころと国語、私のみた『正法眼蔵』、教育論序説、二十世紀の奇蹟――光明主義、義務教育について、小我を超える――救いへの唯一の道、「情」というものについて、日本の教育への提言、日本民族のこころ、日本人は自己を見失っている、自己とは何かを『正法眼蔵』にきく、愛国、産業界に訴える、こころの世界、中谷治宇二郎君の思い出、対話・美へのいざない(井上靖、岡潔) 解題(保田与重郎)。
『岡潔集 第5巻』 学術出版会(発行)日本図書センター(発売)〈学術著作集ライブラリー〉、2008年11月。ISBN 978-4-284-10166-0。 - 学習研究社(昭和44年刊)の復刻。
『わが人生観 心といのち』 大和出版販売、1972年。
『心といのち』 大和出版〈わが人生観〉、1984年6月。ISBN 4-8047-3000-1。 - 新装版。解説:松永伍一。
『春雨の曲』第8稿、私家版、1978年7月。- 書き直した作品だが絶筆により未完となり、没後出版となった。
春雨の曲』第7稿、私家版、1978年9月。- 完成形だが取り下げ、没後出版となった。金星の娘との出会い、生命と物質の関係、天衆の挨拶、第一の心である自然科学の顕在識(第一識から第六識)と西洋人に存在する潜在識(無明の入る第七識)、第二の心である東洋人に存在する悟り識(第八識から第十五識)、世間智を用いる自他の別、分別智を用いる時空の框、分別智と無差別智を用いる発見(インスピレーション型発見と梓弓型発見と情操・情緒型発見)、無差別智(大円鏡智・平等性智・妙観察智・成所作智)を用いる純粋直観(知的純粋直観と情的純粋直観と意的純粋直観)、九識論を上回る日本人に存在する第十識「真情」への到達(情が知や意より先であることの当然性)、過度だと早死にを招く抜き身を自浄其意で起こすことによる第十一識「時」への到達(道元の別時)、男女の別を懐かしさと喜びから生じる好みで超えることによる第十二識「主宰性」への到達(天照大神と天月読尊の見神)、第十三識「造化」、第十四識「帰趣」、第十五識「内外」等の最晩年の境地も描かれている[12]。
『岡潔講演集』 市民大学講座出版局〈エク・ディエス選書 3〉、1978年10月。 - 解説:松下正寿。
『岡潔 日本の心』 日本図書センター〈人間の記録 54〉、1997年12月。ISBN 4-8205-4297-4。
『岡潔先生二十年祭記念 聴雨録 - 師弟座談集 -』 真情会、1998年3月。
『情緒の教育』 燈影舎、2001年11月。ISBN 4-924520-44-6。
『情緒と創造』 講談社、2002年2月。ISBN 4-06-211173-X。
『日本の国という水槽の水の入れ替え方 憂国の随想集』 成甲書房、2004年4月。ISBN 4-88086-163-4。
岡潔、胡蘭成 『岡潔 / 胡蘭成』 新学社〈近代浪漫派文庫 37〉、2004年11月。ISBN 4-7868-0095-3。 - 合本。
『情緒と日本人』 PHP研究所、2008年1月。ISBN 978-4-569-69552-5。
『情緒と日本人』 PHP研究所〈PHP文庫〉、2015年4月。ISBN 978-4-569-76362-0。
『夜雨の声』 山折哲雄 編、角川学芸出版〈角川ソフィア文庫〉、2014年9月。ISBN 978-4-04-409470-6。
『岡潔 数学を志す人に』 平凡社〈STANDARD BOOKS〉、2015年12月。ISBN 4-582-53153-9。

共著[編集]
小林秀雄 『対話 人間の建設』 新潮社、1965年。
小林秀雄 『対話 人間の建設 新装版』 新潮社、1978年3月。
小林秀雄 『人間の建設』 新潮社〈新潮文庫〉、2010年3月。ISBN 978-4-10-100708-3。
林房雄 『心の対話』 日本ソノサービスセンター、1968年3月。



(つづく)





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by kikidoblog2 | 2018-02-27 10:46 | 岡潔・数学・情緒