カテゴリ:普通のサイエンス( 39 )   

偉業:数学者望月新一博士のABC予想の証明ついに認知される!   

みなさん、こんにちは。

反日左翼通称パヨクの代表的新聞紙になったアカヒ新聞。しかし、もともと権威主義者なのか、あるいはもともと唯物主義者なのか、たぶん後者なんだろう。

が、この朝日新聞は、ノーベル賞やフィールズ賞のような国際的に名の知られた表彰については、我が国の新聞の中でも一番食いつきが早い。

というわけで、ノーベル賞受賞の公表とか、数学のフィールズ賞の受賞とか、結構リアルタイムで取り上げることが多い。

そんなわけで、今回も京都大学教授の望月新一博士の偉業「ABC予想の証明」の確証のニュースも朝日新聞が一番早そうだ。以下のものである。

数学の超難問・ABC予想を「証明」 望月京大教授
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 長年にわたって世界中の研究者を悩ませてきた数学の超難問「ABC予想」を証明したとする論文が、国際的な数学の専門誌に掲載される見通しになった。執筆者は、京都大数理解析研究所の望月新一教授(48)。今世紀の数学史上、最大級の業績とされ、論文が掲載されることで、その内容の正しさが正式に認められることになる。
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 望月さんは2012年8月、論文を自身のホームページ上で公開。数理研が発行する数学誌「PRIMS」が、外部の複数の数学者に依頼し、間違いがないか確かめる「査読」を続けてきた。同誌は研究者の間で一流の国際数学誌と評価されており、早ければ来年1月にも掲載が決まる。

 数学の難問の証明としては、「フェルマーの最終定理」(1995年解決)や「ポアンカレ予想」(2006年解決)などと並ぶ快挙。数学のノーベル賞といわれる「フィールズ賞」が与えられた過去の業績に匹敵するという。

 ABC予想は、整数の性質を研究する「整数論」の難問で、85年に提示された。整数aと整数bの和がcのときに成立する特別な関係を示す。

 望月さんは、19歳で名門・米…


まあ、簡単にこの望月新一教授のことを表現すれば、

神に選ばれし者

という感じでしょうか。

将棋の羽生さんとか、藤井四段とか、そういう人たちと似た感じの人ということになる。

昔で言えば、岡潔や南方熊楠。

本人の努力ももちろんだが、もともとの器のスケールが違う。

とにかく、偉業の追試、追証明が完了し、その正しさが認められたというのは素晴らしい。


ところで、私のここのブログ1にはいくつか望月先生のことをメモしてきたので、一応この際再掲しておこう。以下のものである。

2012-09-19 21:47京大望月新一博士「ABC予想」解決の快挙!:でももっと快挙はその出身高校の方だヨ!

2012-09-21 21:27「abc予想」とはこんなもの?:望月新一博士はグロタンディークの後継者のようだ!?

2013-02-08 15:43YouTube講義の時代!?:いい講義とはかくあるべし?

2014-05-26 10:22湯川秀樹の「素領域の理論」を完成した男、保江邦夫博士:2つの「大どんでん返し」!?

2014-05-28 18:55「宇宙は不連続」と考えた人たち:リーマン、湯川、岡潔、グロタンディーク、保江。


リアル天才。

若い頃ワイルドな欧米の世界最高峰に武者修行に行く。

そして何かを見出したら母国日本に戻りそこで頑張る。


これが人間という生き物の一つの出世パターン、成功パターンですナ。


いずれにせよ、もし望月新一教授が東京大学に戻ったとしたら、こういう偉業は忙しすぎて無理だっただろう。

いまは雪江明彦教授(私と同じ高校の同級生だった)も京大に移ったし、京大は再びまた数学のメッカに返り咲いている観がありますナ。

もっともそんな京都も害人旅行者だらけでうるさくなって困るのかもしれないが。


我々学者は人様と話すより、一人で閉じこもり、思索や勉強や読書に明け暮れるから、生活費と場所と時間さえれば、どこでもできるわけである。

問題は、研究者の生活費が、教育や指導に対する対価としてしか得られないというのが、世界中のアカデミズムを退化させてきた原因なのである。

翻って、その昔のガリレオ、ニュートン、オイラー、フェルマーの時代、学者はモーツアルトのように王族の金持ちのパトロンがいた。

金持ちが一級の学者に資金援助し、研究を続けさせた。だから、進歩したわけだ。

教育は第一線を退いたもの、あるいは、第一級の才能には恵まれないもの、そういうものが行うべきもので、最高の才能に生活費の代わりに教育の義務を置けば、才能は時間を浪費しているうちにあっという間に最高の円熟期を逸してしまう。

サッカーで言えば、メッシやロナウドに毎日後進や子供の指導に明け暮れさせたら、指導者で終わってしまうわけだ。

トップにはトップの仕事があるわけだから、それをできるように環境を整えなければならない。

むろん、プロサッカーではプロリーグがあって、そういうものができているわけだ。

が、科学分野ではこういう部分が非常に曖昧で、一流の学者にも学生指導させたり、研究と教育というように両方を一人に義務付ける。これが我が国の文部省時代からの名残で、文科省になってもまったくそのままである。

一流プレーヤーが良い指導者になれるとは限らないように、天才科学者が良い教育者になれるとは限らない。元来、研究と教育は別のカテゴリーに入るものなのである。

しかし、一流がいなければ、そもそもその分野を教育する理由もなくなるだろう。偽物が適当に教育の真似事をすればいいからだ。昔のサッカー界のようものである。


我が国では、終戦後、運良くノーベル賞でもとると、別格扱いになり、その人を称える特別の研究所をあてがわれ、受賞者本人はその研究所の所長となって、自由ができる反面、所員管理で忙しくなる。

仁科芳雄博士と理化学研究所(東大)
湯川秀樹博士と基礎物理学研究所(京大)
朝永振一郎博士と東京教育大(筑波大の前身)
福井謙一博士と基礎化学研究所(京大)
小出裕章博士とカミオカンデ(東大)
梶田隆章博士とスーパーカミオカンデ(東大)
山中伸弥博士とiPS細胞研究所(京大)


こういう流れからすると、望月新一さんの場合はどうなるのだろうか?

京大の数理解析研究所がそういう扱いになるのだろうか?

もっともすぐにハーバード大とか、プリンストン大とか、スタンフォード大とかからオファーが来て破格の扱いで望月博士を横取りされてしまうかもナ。


いずれにせよ、次の最大のテーマ、「リーマン予想の解決」に向かってほしいものである。

望月新一さんなら可能なのでは?

すでに我が国の宝ですナ。

頑張れ、日本。


おまけ:
ところで、この望月新一教授には別にブログなるものがあるようだ。以下のものである。
新一の「心の一票」

ちょっと話が変わりますが、一昨年(=2015年!)の10~11月、静岡の親戚を訪問した際に、静岡県の「望月」と長野県の「望月」の関係や違いがちょっとだけ話題になりました。私も、(ちょっと意外なことに)先方も、このようなテーマについては深い専門的な知識があるわけではありませんが、長野県は「望月町」という場所が(少なくとも昔は)ありましたし、長野県の方が古いという話をしました。一方、長野県での苗字別の人口分布をネットで調べると、「望月」は何と92位(!)であるのに対し、静岡県でも山梨県でも(静岡県の場合は、「鈴木」、「渡辺」、山梨県の場合は「渡辺」、「小林」に次いで)堂々の3位であるだけでなく、(私の親戚が代々暮らしている)静岡市では、(ダントツ!)1位なんですね。実際、現地へ行ってみると、初めての人は驚くと思いますが、すごい「望月王国」なんです。

。。。。。

後、もう一つ以前から強く感じていることを書きますと、自分の数学の研究(=遠アーベル幾何や宇宙際タイヒミューラー理論等)を巡る社会的な状況、つまり、国内外の多くの数学、あるいは数論幾何の研究者から見て、

   数名の協力者で固めて築き上げた
  「隔絶した異世界=一種のガラパゴス」

を私が数十年掛けて創り上げたことも、上記の静岡県の「望月」を巡る状況を生じさせたのと、同系統の遺伝的傾向・志向の現れではないでしょうか。
保江先生のブログもそうだが、個性的で面白い。




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by kikidoblog2 | 2017-12-16 11:09 | 普通のサイエンス

ノーベル中村さん 「日本は〜〜」:「ついに中村修二さん、日米の社会の違いに気がついた!?」   

みなさん、こんにちは。

さて今回は普通の科学の話だから、興味ない人はスルーを。時間の無駄になる。

昨日偶然以下のノーベル物理賞学者となった中村修二さんの記事を見つけたんだが、ちょっと面白い点があるので、一応メモしておこう。

その前に私と中村修二さんの関係について。

1996年。私はこの年の4月にここ四国徳島の阿南市にやってきた。当時理研の基礎特研を任期満了して生まれて初めて国内の海を超えた。(註:むろん、住むという意味。九州にも北海道にもすでに旅行は学会参加で行ったことはあった。)

その頃、私は日本物理学会誌、日経サイエンスなどに投稿していたから、日経サイエンス編集長だった人とメール上(だったか電話だったか)の知り合いになっていた。その人の推薦で、当時阿南で職探しを始めた私へのアドバイスとして、日亜化学という会社に中村修二という技術者がいるから、一度会ってみたらどうかという話になり、会えるようにセッティングしてくれた。

それで、1996年の真夏。私は日亜化学へ自転車で出かけた。ショートパンツにポロシャツである。

当時中村さんは日経サイエンスに本格的な青色発光ダイオードの研究成果を発表し、我が国の学者の間で徐々に知られる存在になっていた。

そんな中村さんが出迎えにきてくれ、会社内を案内してくれたのである。ついでに上司2人ともいっしょに私も含めて4人でいろいろと世間話をした。

その時に、私は当時たった一冊だけ自費出版した「三セクター分立の概念。。。」を2冊持っていき、会社の人と中村修二さんに1冊ずつ手渡したというわけだ。また、それまでに公表していた物理の論文も一応手渡した。

向こうは背広の2人に作業着の中村さん、私は(たしかピンクの)ポロシャツに半パンだったから、違和感はあったが、最初は中村さんとは正式の面会というより非公式な面会と思って日亜へ行ったから、成り行き上、まあしょうがなかったわけだ。(ちなみに、この時代まだ男がピンクを着るというのは例外だった。いまではサッカー選手のメッシもピンクのユニフォームを着るようになった。)

その構内を案内していただいた時に
「まだ青色LEDの信号機は世界でたった一箇所しかなく、それは徳島市の一箇所で試験的に運用されているもので、あとはこの構内のあの信号機だけだよ」
といって説明してくれたのである。

あれから21年。いまや全世界に拡がった。

そして、お別れの最後のときに、私は中村さんへ

「中村さんが思っているほどアメリカの科学界は悪くないですよ。ぜひアメリカに一度行ってくだい。きっとアメリカの良さがわかりますよ」

というようなことを言ったのだ。

むろん、私は同じことを私の本を渡すときにも言ったのだが、そのときには中村さんは

「アメリカなんて馬鹿ばかりで、あんな国どうしようもないですよ」

というような話をしていたわけだ。

まあ、1996年の話だが、この前後の時代、中村さんは日本礼賛、アンチ米国だった。

もちろん、ほぼ同じ年代に中村さん自身一度米国のオハイオ州立大学に会社からの派遣で1年留学している。その時の経験の悪さや居心地の悪さは自分の初期の著作でちゃんとお書きになっている。

しかし、この時に学んだMOCVD装置(有機金属気相成長法)が土台となり、そこから「二気相MOCVD」装置を作り、窒化ガリウム(GaN)の基盤づくりに成功したのである。そこからついに高輝度青色LEDの開発に成功したわけである。


というわけで、我々は一般的には無名時代(もっとも私はいまだ無名のままだが)に出会って知り合いになっていたわけである。


さて、その時私が手渡した拙著についてはすでにさまざまな場所でメモしてきた。最近ここにも再掲した。以下のものである。
日本人の米国留学8位に減った!?:政府マスゴミ「もっと行け!」俺「いい傾向じゃないだろうか!」

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三セクター分立の概念
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概念図
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これを書いたユタの下宿にて(1990年8月)
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(若かったな。一番上の原稿がそれ。下から三段目の赤いファイルが私のPhD学位論文。)


というわけで、だいぶ前置きが長くなってしまったが、このことが頭にないと、以下の中村修二博士の言っていることの意味がまったく理解できないことになる。(下のその記事の掲示板のコメント氏たちがその例で、まったくこの違いがいまだにわかっていない。

逆にあれから21年経って、その後中村修二さんが、日亜特許裁判を起こして米国へ移住してから、このようにやっと日米の社会構造の違いがわかってきたのだと思う。

【日本の科学】ノーベル物理学賞受賞の中村氏 「日本は研究者から選ばれない。上意下達が過ぎる」
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ー米国学術界の状況は。

 「米国は基礎的な研究は国の資金にサポートされているが、工学系の研究室はほとんど民間資金で運営している。国のサポートは小さく、民間から資金を集められなければ研究を続けられない。工学系の教授の50%は自分の会社を持っていてほぼ100%が企業向けにコンサルしている。教授はベンチャー経営者のようなものだ。企業へのコンサルで接点を作り、共同研究の資金を集める。これを原資に研究体制を整える。私はベンチャー2社を経営しているが、多い方ではない」

 「我々は教授4人のチームで研究センターを運営しており、教授一人約10人のドクターコースの学生を雇っている。私は年間で約1億円集めないと研究室が倒産する。このためチーム全体では年間4億円を集めている。窒化ガリウム系デバイスの研究では私たちが米国1、2位の規模になる」

 ー2000年に渡米した直後から営業回りができたのでしょうか。

 「始めからできたわけではなく、同僚の教授に助けてもらった。普段は2人か3人で企業を回り、共同研究を提案している。企業がどんな研究なら納得するか、産業界出身者でないと勘所がわからないだろう。実際、工学系の教授は企業経験者がほとんどだ。米国の教授はスポンサーを探して世界中を飛び回る。私はサウジアラビアやロシア、マレーシアなど可能性があればどこにでも飛んで行く。米国研究者にとって中国企業はいい顧客になった。研究成果が出れば、真っ先に企業に次の共同研究を提案しにいく。学会は招かれれば講演するが発表は学生に任せる」

 ー企業との共同研究で学生を教育できますか。

 「大学の仕事は学生を育てて、論文を書かせることだ。そのため秘密保持契約(NDA)は、できるだけ結ばない。NDAを結んだら成果を発表できず、学生の業績にならない。共同研究の成果物は特許だ。特許の実施権を提供して納得してもらっている。研究費は年間約1億円にのぼる」

 ー日本では工学系が産学連携で研究資金を稼ぎ、間接経費として大学に回すというシナリオが期待されています。

 「工学系の資金が理学系に流れることは、まずないだろう。米国でも国からの研究予算は、その40-50%を間接経費として大学本部に収める。だが民間企業は費用対効果に厳しく、企業は無駄金を払いたがらない。大学側も寄付金などの形式にして間接経費の規定に触れないように対応している。原則は認められないはずだが、大学の法務部門も柔軟なパスを用意しているのが普通だ。制度こそあるものの、すべて交渉可能だ。また大学への寄付は企業にとっては節税になる。億万長者が自分の名前を後世に残すためにビルを建てたがる。ミシガン大学などは、建設用の敷地が足りないと担当者が漏らすほど寄付が集まっている」
 
 「米国では政府は大学の経営に口を出さない。日本では大学が一つ一つ文部科学省にお伺いをたてて、官僚主義で検討もされずに認められない。米国の研究者は自由だ。実力があれば資金を集め、大学と交渉していく。そしてスポンサーとなればロシアや中国など、米国の仮想敵国にさえ通い詰める。日本の大学は日本の企業だけ相手にして、チャンスをつぶしている」

 ートランプ政権で研究環境は変わりましたか。

 「新大統領はグリーンエネルギーを信じていない。ファンディング機関のエネルギー高等研究計画局(ARPA-E)を解体すると明言し、2000-3000人の職員が職探し中だ。ただ慣れたもので起業する人、大学や産業界にポストを求める人、さまざまだ。私の研究プロジェクトは完了まで資金が続くことになっているが、業界としてはしばらく落ち着かないだろう」

ー大量リストラで日本にも人材が来るかもしれませんね。

 「日本は選ばれないだろう。最近、給料を増すからと東大に引き抜かれた同僚が1年で帰ってきた。『あんな共産主義国では研究できない』と漏らしていた。京大に准教授としてスカウトされて帰ってきた研究者は、『同じ研究室にもかかわらず教授との面会にアポが必要。直接連絡がつかない』と嘆いていた。日本の研究室は上意下達が過ぎる。米国は学生と教授が対等だ。もし研究で不正を強いれば、裁判になり、自分の首が飛ぶ」

 「日本は職位や性別、年齢、健康で差別がある。企業も採用試験で研究内容や専門性ではなく、部活動や趣味など、課外活動について尋ねる。研究者や技術者の人事選考で研究以外の経験で人物を選ぶ国だ。研究者や科学技術を尊重する社会ではない」

 「そして官僚主義がまん延している。私はノーベル賞の際に米国の市民権を取ったことを話した。すると二重国籍は問題だと日本のパスポートは更新できなくなり、取り上げられた。同僚の在米ドイツ人研究者はノーベル賞受賞を機に特例で二つ目のパスポートが贈られた。ドイツも二重国籍を認めていない。日本の社会はノーベル賞に狂喜するが、日本の政府は官僚主義だ。この対応の差に同僚たちも驚いていた」

 ー研究者を目指す若者へのメッセージを。

 「工学系を目指す若者は、まず日本から出ることだ。そして企業を経験することを薦める。ただ日本は半導体や家電、太陽電池など、どの産業も地盤沈下している。学術界も産業界も沈んでいく国に留まり、それでも支援を求めて国にすがりつく日本の大学研究者にどんな未来があると思うか。若者には自分の脚で立ち、生き抜く術を身につけてほしい」

 「本来、こんなにも悲惨な状況に置かれていて、米国なら市民が政府を訴える。このインタビューは日本で読まれる限り、私の言いっ放しになるだろう。官僚や政治家、市民、日本は誰も動かない。米国なら司法を通じて市民が社会を変えることができる。日本は何も変わらない。それが当たり前だ、仕方ない、と思っているから沈んでいるということに気が付くべきだ。一度すべて壊れなければ、若い世代が再興することもできないのだろう」(聞き手=小寺貴之)』


まあ、米国から日本の大学へ行ってその後また米国に戻ったという学者が言ったとされる言葉からすると、その連中もまだこの日米の社会構造の差は認識できていないのだろう。

米国では、学者社会と政府官僚軍隊社会と企業社会は別物である。三者三様の形態を持っている。

しかしながら、我が国では、学者社会にも国立と公立市立との二分化があり、国立大学はいくら大学法人となったとしても、まだその中には昔の国立大時代に教育を受けた学者が教授として君臨する。つまり、末は博士か大臣かの名残を持つ学者がいるわけだ。

つまり、まだ国立大=官僚組織のままなのである。

むしろ、大学法人化して以来、官僚が大学の理事や学長として天下るようになった結果、物事はより一層官僚化したにちがいない。

つまり、我が国の研究社会においては、大学法人化は理想の目指すべき形からは180度逆方向へ動いた。
すなわち、本来は大学社会は政府官僚社会から自由で独立な組織になるはずであるとして生まれたものだったのだが、それが天下りをとることにより、ますます以前以上に官僚組織化したのである。

あらら〜〜。


というわけで、大学内で研究者同士がアポとらないと秘書がとうしてくれなくなった。

ところで、組織が官僚化すると秘書が非常に若くて美人でセクシーになる。
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最近の大学秘書はエロチックな美人ばかりである。昔の国立大時代のようなその辺のおばはんがいない。

きっと前川元文科事務次官のように、少女出会い系バーに行って貧困女性の研究しているからなんでしょうナア?文科省事務次官からのお達しなんでしょうナア。

俺が行く(天下る)部署の秘書は若い美人にしておけってサ。


まあ、留学は自己責任。ハイリスク・ハイリターン。良いこともあれば悪いこともある。

成功するしないはあなたの心がけとオツムしだいというわけですナ。

まあ、中村さんの場合、最初は博士じゃないから邪魔者扱い。次はノーベル賞候補だから神様扱い。両極端を経験したわけである。

だから、あまり正確に留学を説明しているとは思えない。が、だれしも一生に何度かの経験だから、それは腹八分目に聞いておくのが良いだろう。

何事も時代とともに変わる。

我々が留学した1980年代といまは全く異なる。

かつては物性のメッカ、IBMワトソン研究所や、ATTのベル研があった。

しかし、いまやベル研は廃止されて廃墟となり、逆にネットワーク研究所のようなものができている。


まあ、俺の個人の意見では、そろそろ我が国は外交は一切しないことにして、つまりすべての国と国交断絶して、鎖国政策に移るのも面白いんじゃないかと思う。

ついでに、海外にいる日本人もすべて撤収。強制帰国。

外人や帰化人や在日は全部国外追放。

ついでに、戦後憲法も追放。

自己防衛する。


うまい日本食が食べたい外人や旅行者が泣きを入れるだろう。

外人「もう京都見せてくれないの?」

日本「もちろん。自分でリトル京都つくれや!」

外人「もう日本のアキバに行けないの?」

日本「もちろん、自分でリトルアキバつくれや!」

外人「もう和食食べれないの?焼き鳥も?」

日本「もちろん、自分でリトル和食、なりすまし朝鮮めしで我慢しろや!」

外人「。。。。」

日本「自業自得さ」


いやはや、世も末ですナ。


おまけ:
ちなみにこの中村さんにはアスペルガー説がある。あまり人間関係が得意ではなく、人の気持が理解不能だとか。まあ、ノーベル賞は過去の業績だけだから、キチガイやサイコパスも受賞しているし、変人奇人ばかりが受賞している。だから、別にアスペルガーがもらってもなんの不思議もない。







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by kikidoblog2 | 2017-11-24 09:54 | 普通のサイエンス

自己構築する機械の時代!?:AIは古い。すでに世界は次世代を狙っている!?   

みなさん、こんにちは。

偶然YouTubeでこんなものを見つけたので、一応メモしておこう。

自己構築する物をつくる事は可能か?
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お笑い - おもしろ - 自己集合する小さな立方体


ところで、ここで問題になっている「自己組織化」とはこんなもの。

Assembly of Human Papilloma Virus Virus-Like Particles


要するに自分自身で自分を構築していくシステムをマクロなシステムで作れるかという挑戦である。

が、ミクロなシステムにおける自己組織化の理論はまだ完成していないんだけどな。


本末転倒になっている観がある。



いやはや、世も末ですナ。



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by kikidoblog2 | 2017-10-11 19:35 | 普通のサイエンス

脳科学者【中野信子】さんの「脳の話」:なかなか面白いですナ。   

うそこメーカーで発見:「人類愛100%」の愛の男!

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うそこメーカー「脳内メーカー
ジョーク一発「脳内メーカー」で見る政治家の「脳内イメージ」1:まず政権与党から


みなさん、こんにちは。

脳科学者というと、たぶん真っ先に茂木健一郎を思い出すだろう。

私が理研にいたころ、彼は理論物理から脳神経系の理論の研究をしていた。だから、脳科学者といっても理論物理学者で脳を研究テーマにしている研究者ということができる。

また茂木が無名の頃、保江邦夫博士とつるんで脳の研究をしていた時代があったと聞く。この時代、もともと素粒子理論物理学者や高エネ理論物理学者であった保江邦夫博士もまた脳の記憶の研究を理論物理学の立場から研究をされていたと聞く。

このように、理論物理から脳研究に転向した人は数知れない。

逆のサイドとしては、医者から脳研究に入ってきた人もいる。脳卒中や認知症などの症例を解決しようと考えて、解剖学的に脳を研究する立場から、脳科学者になった人である。

脳はあくまでも研究の1つの対象にすぎないから、研究者の過去の経歴により、物理、化学、工学、生物学、分子生物学、情報科学、コンピュータ学などさまざまな背景や立場から研究されているわけだ。

ところで、高エネ物理、場の理論などの分野から脳研究に入った人の多くは、もはやこの地球上では素粒子理論のエネルギー領域で実験することが不可能だから、やることがなくなり、他の分野に転向せざるを得なくなって、その一つの対象に脳を見たという人も多い。

簡単にいえば、素粒子や相対論ではもうやることがないから、別の分野に進出したというわけだ。


保江邦夫博士とその弟子の治部真理さんの理論は、脳細胞どうしの通信を脳内の特殊な電磁場を通じて行うという理論である。これをある種の光と考えた。脳内エヴァッセント光というものである。

こうして、脳は脳内の光を通じて交信し、それを脳細胞にあるマイクロチューブルという物質に記憶する(のではないか)というのが彼らの論説である。

だから、一般に電磁場はその発生部位の外部にも広がることができるから、脳も例外ではなく、脳の外にも電磁場は広がり得ると考える。ゆえに、脳外に広がった電磁場を通じて無言の意思疎通も可能だと考える。

これに対して、意外にも脳細胞を研究する実験家の方が、還元論的、細胞学的なものの見方に流れ、脳の機能は脳細胞のシナプスとシナプス結合の際の神経伝達物質やセンサーの問題にすぎないと考える物が多い。

だから、脳の機能は脳内のごく一部に局所化していると考えやすい。

一般に脳科学者というと、後者の立場のものを想定しているといえるだろう。


これに対して、さらに脳はあくまで一つの受信機にすぎないという考え方もある。

これはデービッド・アイクや多くのスピリチュアリズムの人たちに見られる。脳はこの自然界のさまざまな波動を受ける一種の受信機であり、脳活動はあくまでその補助にすぎないと考える。つまり、原因ではなく結果、すなわち現象にすぎないと考える。


まあ、脳はそれほどまでに難しい魅力的な問題なのだが、たまたま見つけた美人脳科学者として有名な中野信子博士の話が意外に面白いので、一応それをメモしておこう。以下のものである。

【中野信子】〇〇〇〇の状態が続くと海馬が委縮し記憶力が悪くなる#中野信子 脳科学者#


【中野信子】脳は○○すると再生する!脳はいったい何で出来ているのか?


【中野信子】脳をボケさせない簡単な方法!気持ちの良い物を探せ!?


【中野信子】記憶力には2種類ある!大人になってからの記憶力の効果的なしつけ方★五感をフル活用せよ!

中野信子 すぐ怒る人は頭が悪い 争いが起こるコミュニティは知性レベルが低い?


他多数


むろん、信じる信じないはあなた次第ですゾ。


それにしても、YouTubeを見させるために、「〇〇すると〜〜〜」というタイトルはめんどくさいネ。


いやはや、世も末ですナ。




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by kikidoblog2 | 2017-10-11 08:36 | 普通のサイエンス

ノーベル物理学賞に最も近い日本人:ハイゼンベルグの不確定性原理を超えた「小沢の不等式」   

みなさん、こんにちは。

最近は気がついたときにメモしておかないとすぐに忘れてしまったり、他のことに気をとられてしまうから、忘れにないうちにここにメモしておこう。


今回のノーベル物理学賞はアメリカの重力波検出装置LIGOを作り出したリーダー3人に与えられた。

のべ1000人以上の関与がある大プロジェクトだから、予算も人件費も大きく、ノーベル賞を取らなければ引っ込みがつかない。反対派から銃殺されかねない。そういうものだった。

ところが、実はこのプロジェクトの実現にあたり、たった一人の日本人の極めて重大な関与があったという。

それは、ひょっとしたら岡潔博士以来の天才かも知れない数学者の小沢正直博士である。これに関してメモしておこう。

この小沢博士の業績やその歴史的変遷に関して短くかつ比較的正直な記事があった。以下のものである。

(あ)産経の記事
ノーベル賞「重力波」に陰の立役者 名大・小澤正直特任教授、物理学の定説覆す理論で貢献
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 今年のノーベル物理学賞の受賞研究となった重力波の検出。米国の観測施設「LIGO(ライゴ)」チームによる歴史的な偉業を理論面で支えたのは、数学者で名古屋大特任教授の小澤正直氏(67)だった。

 重力波の直接観測は、アインシュタインが残した「最後の宿題」といわれる。小澤氏は1980年代に当時の物理学界の「定説」を覆し、宿題の解き方を理論的に示した。

 アインシュタインの一般相対性理論では、質量がある物体が存在すると時空のゆがみが生じ、物体が運動すると時空のゆがみはさざ波のように、光速で宇宙空間を伝わっていく。

 ただし、遠い宇宙から地球に届くさざ波はとてつもなく小さく、地球と太陽の距離に対して水素原子1個分ほどのかすかな変化を捉えなければならない。

 LIGOチームは、ブラックホールの合体によって13億年前に発生した重力波の検出に成功したと、昨年2月に発表した。レーザーの干渉を利用してかすかな距離の変化を検出する巨大な観測装置が、ついに時空のさざ波を捉えたのだ。

 数学者である小澤氏による理論的な裏付けがなければ、重力波の直接観測は大きく遅れただろう。30年ほど時を遡(さかのぼ)る。

 80年代半ばまで、ドイツの物理学者ハイゼンベルクが提唱した量子力学の「不確定性原理」から導かれる観測精度の限界(標準量子限界)があると信じられていた。LIGOが採用した干渉計型の装置では重力波観測は不可能だとする考えが、当時の物理学界の圧倒的主流だった。

 「その問題は、すでに私が解決済みだ」

 86年、東京で開催された国際会議で小澤氏は手を挙げた。「干渉計型でも観測精度の限界を破る方法があるはずだ」と主張する米国の研究者の講演後のことだ。

(以下省略)



(い)日経サイエンスの記事

物理学の常識に挑む数学者 小澤正直
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 「ハイゼンベルクの不確定性原理は,破ることができる」。数学者,小澤正直は,80年間に亘って信じられてきた現代物理学の基本中の基本を静かに,だがきっぱりと否定する。

 1927年にウェルナー・ハイゼンベルクが提唱した不確定性原理は,新たな世界観を打ち立てた。観測という行為は,見られる側の状態を決定的に変えてしまう。だから物体の状態を完全に知るのは不可能で,見る前の状態は本質的に不確定だとの見方だ。ハイゼンベルクはこの新たな世界観を美しい式で表した。「物体の位置の測定誤差と測定で生じる運動量の乱れの積が,常に一定の値以上になる」という式である。物理の教科書の最初に載っているこの式の意味は「位置の測定誤差をゼロにしようとすると,運動量の乱れが最大になる。だから誤差ゼロの測定はできない」ということだと,学生たちは教わる。

 だが小澤は,ハイゼンベルクの式には重大な見落としがあるという。観測される側の物体がもともと備えている量子ゆらぎと,観測によって物体の状態に生じる乱れを混同しているのだ。両者をきちんと分けて考えれば,ハイゼンベルクが見落とした可能性が見えてくる。測定される物体の状態と,測定誤差や測定によって物体に生じる乱れとの間に相関があるような測定なら,「誤差ゼロ」の測定も可能になるのだ。ハイゼンベルクの式は,あらゆる観測について常に成り立つ式ではない。

 小澤はハイゼンベルクの式を修正し,どんな測定でも成り立つ一般式に書き直した。ハイゼンベルクの元の式に,測定する側とされる側との関係を表す2つの項を付け加えたものだ。測定誤差がゼロでも,ほかの2項の値をうまく選べば不等式を満たすことができ,誤差のゼロの観測が実現できる。

 小澤の提唱は当初ほとんど注目されなかったが,次第に風向きが変わり始めた。きっかけは量子情報科学の進展だ。量子力学の不確定性を活用した未来技術である量子コンピューターや量子暗号通信は,観測によって素子やデータの状態が変わることが,目的の計算や通信を行う上で重要な意味を持つ。その研究には,測定の限界を厳密な形で与える式が欠かせない。小澤のもとには,小澤の式を実験で検証したいという実験家が連絡してくるようになり,招待講演の依頼も舞いこむようになった。「我々は今まで,不確定性原理を本当の意味で理解していなかったようだ」と物理学者の細谷曉夫は瞠目する。

 将来,量子情報科学がどんな物理学教科書にも普通に載る日が来るかもしれない。その時最初のページには,ハイゼンベルクではなく小澤の不確定性原理の一般式が記されているはずだ。

 記事の無料ダウンロードはこちら→物理学の常識に挑む数学者

ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証

 「小澤の不等式」。数学者の小澤正直・名古屋大学教授が2003年に提唱した,ハイゼンベルクの不確定性原理を修正する式です。小澤教授は30年近くにわたって「ハイゼンベルクの不確定性原理を破る測定は可能」と主張し続けてきましたが,このたびついに,ウィーン工科大学の長谷川祐司准教授のグループによる実験で実証されました。15日(英国時間)付のNature Physics電子版に掲載されます。

 小澤の式とはどんなものでしょうか? まず,物理の教科書をおさらいすると,1927年にハイゼンベルクが提唱した不確定性原理の式は,こんな形をしています。

  ε(q)η(p) ≧ h/4π  (hはプランク定数,最後の文字は円周率のパイ)

ε(q)は測定する物体の位置の誤差,η(p)は位置を測定したことによって物体の運動量に生じる乱れです。もし位置が誤差ゼロで測定できたら運動量の乱れは無限大になり,測定してもめちゃくちゃな値がランダムに出てくるだけです。だから位置と運動量をともに厳密に決める測定はできないと,これまでずっと物理の学生は教わってきました。

 現代物理学の基本中の基本とも言えるこの式に,小澤教授は1980年代から異を唱えてきました。2003年にはハイゼンベルクの式を修正する「小澤の不等式」を提唱しました。こんな式です。

  ε(q)η(p) + σ(q)η(p) + σ(p)ε(q) ≧ h/4π

ハイゼンベルクの式から,項が2つ増えてます。新たに出てきたσ(q),σ(p)というのは,それぞれ物体の位置と運動量が,測定前にもともと持っていた量子ゆらぎです。ハイゼンベルクは不確定性原理を考える際,この量子ゆらぎと測定による誤差や乱れを混同した形跡がありますが,量子ゆらぎというのはもともと物体に備わっている性質で,測定とは関係なく決まります。小澤教授はこれを厳密に区別した上で観測の理論を構築し,新たな不確定性の式を導きました。

 小澤の式はハイゼンベルクの式と違って,ε(q)やη(p)がゼロになっても,σ(q)やσ(p)が無限大であれば成立します(量子ゆらぎが無限大になっても測定はできます)。つまり誤差ゼロの測定が実現できるのです。量子もつれになった2つの粒子ならそうした測定が可能であることも,理論的に示唆されました。

(以下省略)


(う)文科大臣賞受賞の紹介文
小澤正直氏の受賞に寄せて
東京工業大学大学院理工学研究科 細谷 暁夫


このたび, 小澤正直氏が平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞 (研究部門)を受賞されたことは, まことに喜ばしいことです.本賞は,「我が国の科学 技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究または発明を行った個人またはグ ループに対して授与される賞です. 私自身は物理学者ですが, 小澤氏のされたお仕事の成果の恩恵を受けている立場で, このたびの受賞をご紹介申し上げます.

今回の受賞の対象となった小澤氏の業績は, 「量子測定理論の先駆的研究」によるも のです. 今日活発に研究されている量子情報理論の基礎には小澤氏が世界に先駆けて 確立した量子的測定理論があり, 多くの標準的教科書が採用しています.

(以下省略)


(え)小沢博士による日本語解説
量子情報の数学的基礎


(お)柳瀬睦夫博士のこと

ところで、上の解説にある

[50] M. M. Yanase, Optimal measuring apparatus, Phys. Rev., 123 (1961), 666–668.

のYanase博士とは、ここでは何度も出てくる保江邦夫博士の知り合いだった柳瀬睦夫博士のことである。

科学と宗教を極めた物理学者柳瀬陸男博士が言った:「魂は時間と空間を越えられる」
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人間は生きているかぎり時間と空間に閉じこめられている。
ただ、魂は時間と空間を越えられる


「神は弱き者を助ける」から「第三次世界大戦はエイリアンの代理戦争である」まで


このように、神学者、宗教家、理論物理学者でもあった柳瀬睦夫博士は、人は死なない。人は死んだほうがむしろ自由になるというようなことをしばしば言っていたという。

情報理論の発展とともに、なんとなく、情報と制御の関連から、物質的世界ではない、情報の世界の実在性が彷彿される時代になってきた。

うまく情報制御できれば、ハイゼンベルグの不確定性定理も超えることができる。


すなわち、物質世界の制限を精神世界である情報の力、言い換えれば、魂の力で制御可能である。

どことなくそんなことを言っているように聞こえるから不思議である。


物質世界が作り上げた情報世界は、その物質が失われても残る。

これって、物質にとっての死後の世界だよナ。物質の情報=物質の魂は永遠である。

とまあ、そういうことを考えさせてくれる大発見なのである。


岡潔博士もそういうことを晩年には繰り返し言っていたし、柳瀬睦夫博士も言っていた。むろん、保江邦夫博士も言っている。ちなみに、情報理論家の苫米地英人博士も似たようなことを言っている。


まあ、いずれにせよ、量子物理学を生み出しノーベル物理学賞受賞したハイゼンベルグの「不確定性原理」の誤りを発見し、それを拡張した「小沢の不等式」を生み出し、それによって量子情報理論やLIGOの完成に導いたという意味では、この小沢正直博士はノーベル物理学賞に最も近い日本人物理学者であるということができるだろう。


名は体を表す

というが、名前が正直なんだから、まさに偉大な数学者にピッタリの名前である。証明は正直に行わなければならないからだ。


来年のノーベル物理学賞は、たぶんこの小沢正直さんではなかろうか?→俺の予想!


しかし、この数学理論はかなり難しいものですナ。

頑張れ日本。



いやはや、世も末ですナ。




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by kikidoblog2 | 2017-10-08 13:01 | 普通のサイエンス

今年のノーベル化学賞は「クライオ電子顕微鏡」の発明者の3人へ!   

みなさん、こんにちは。

今年のノーベル化学賞の発表が先ほど行われたが、残念ながら、日本人の受賞ではなかった。

https://www.nobelprize.org
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2017 Nobel Prize in Chemistry
The Nobel Prize in Chemistry 2017 was awarded to Jacques Dubochet, Joachim Frank and Richard Henderson "for developing cryo-electron microscopy for the high-resolution structure determination of biomolecules in solution".



このクライオ電子顕微鏡というのは、こんな感じのものらしいですナ。

最先端電子顕微鏡プロトコール CEMOVIS

1.CEMOVIS(Cryo-Electron Microscopy Vitreous Sections)

日本語に訳すときは、非晶質(ガラス状)凍結切片クライオ電子顕微鏡観察としています。また、海外でもCEMOVISとは言わずに、単にvitreous sectionsと言うことが多いです。凍結切片と日本語で言うと徳安法を思い浮かべる人が多いですが、本方法は違います。CEMOVISの開発には複数の人が携わっています。中でも最も有名なのは、Dubochetのreview 【Al-Amoudi, A. et al. Cryo-electron microscopy of vitreous sections. EMBO J 23, 3583-8 ,2004】です。CEMOVISという言葉は、彼らが使い始めました。CEMOVISは、厚い生物試料を表面からできるだけ深部にまで非晶質層に凍結し、そのままクライオミクロトームで薄切し、得られた氷の切片をクライオ電子顕微鏡で観察するという技術です。非晶質層、つまり液体に近い構造の水に囲まれているので、従来の化学固定切片よりも、より生きている状態に近い観察が可能になります。また、得られる像は、構成分子そのものに起因するシグナル(主に位相コントラスト)から成り立っていますので、染色剤で染めたものよりも正しい構造情報を反映しているといえます。
透過型電子顕微鏡では、電子と物質の相互作用が強すぎるため、試料を薄くしなければ観察できません。しかし、試料を薄くするためには、水分たっぷりの生物試料を固めなければなりません。こうして開発されたのが、化学固定した試料を薄切する樹脂包埋切片法でした。では、CEMOVISでは、どのようにするのでしょうか?以下簡単に御紹介しましょう。
(1)加圧凍結装置を用いて試料を表面からできるだけ深く非晶質層に
   固定する(物理固定という)
   試料に一挙に2100bar(≅2072気圧) かけると同時に液体窒素の
   ジェットを吹き付けることで可能になります。

【写真】加圧凍結装置 EM-PACT2
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(2)クライオミクロトームで、非晶質層を保ちながら、薄切をし、
    氷のリボンを作製する。

【写真】ダイヤモンドナイフ先端についた氷のリボンをブラシの毛でとっているところ。氷が透明なのは非晶質層の証拠。
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(3)クライオ電子顕微鏡で観察する。
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まあ、非常に単純に言えば、急冷して瞬間冷凍した状態で細胞を観察する電子顕微鏡。

生きている状態の瞬間冷蔵したスナップ写真を撮る装置。


やはり生きている状態そのものを見たいよナ。


これを発明すれば、次なるノーベル賞ですナ。


頑張れ日本!

来年以降を期待しましょう。


まあ、今年のノーベル賞は観測器の実験屋さんの年か。

理論家には暗黒の年だった。



いやはや、世も末ですナ。



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by kikidoblog2 | 2017-10-04 19:46 | 普通のサイエンス

今年のノーベル物理学賞は「重力波の検出者3人」へ!   

みなさん、こんにちは。

先ほど今年のノーベル物理学賞受賞者の発表があった。

超巨大なマイケルソンモーレーの実験による「重力波の検出」の3人
Rainer Weiss, Barry C. Barish and Kip S. Thorne
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に送られたようだ。

https://www.nobelprize.org


Tuesday 3 October, 11:45 a.m. at the earliest
Chemistry:
Wednesday 4 October, 11:45 a.m. at the earliest
Peace:
Friday 6 October, 11:00 a.m.
The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel:
Monday 9 October, 11:45 a.m. at the earliest



この最後のキップ・ソーン博士は、私がユタ大にいた頃、講演に来て聞いたことがあったが、いわゆる一般相対性理論の大家である。

しかし、いまや相対論や素粒子論は、
仮説の上に仮説を作る

という感じで、30年前の当時でも、SFなのか、現実なのか、理論なのかよくわからず、
もはや宗教である

という印象を多くの研究者が持ったものである。

100年前なら、マイケルソンモーレーの実験で検出されたのなら、それは
エーテル流の検出

であり、
エーテルの存在が見つかった

と理解するだろう。

しかしいまでは、最近流行の「重力波」の検出ということになったようだ。

さもなくば、ここまでビッグサイエンスになってしまった素粒子論や高エネルギーサイエンスの立場がない。


すでに今現在の技術では、そんなに巨大にしなくても、マイケルソンーモーレーの実験を地平面に平衡ではなく、地上に垂直においてやれば、すぐにエーテル流の存在が見つかるのである。

これでアインシュタインの予言したすべてが見つかったということになってほっとしたのでしょうナア。

とまあ、そういうことにしたいわけですナ。


いやはや、世も末ですナ。



おまけ:
LIGO=巨大なマイケルソン・モーリー実験:相対論信者の最後の砦!?

かつてラカンという科学哲学者が、
科学の法則は多数決で決められている
と看過して科学者サイドから痛烈な攻撃を受けたことがあった。

実際は
科学の法則はユダヤ人科学者の多数決で決められている
が真実というところだろう。すべては旧約聖書の記述のみにあわせて考える。

言い換えれば、
嘘も100回つけば真実になる
という朝鮮の諺、あるいは、
人は大きい嘘ほど信じこむ
といったアドルフ・ヒトラーの言葉にも相通じるところがある。

ヒトラーは遺伝的には偽ユダヤ人だったことが分かっているから、やはりユダヤとニダヤは似ている。何から何まで似ていますナ。ゆえに、「朝猶同祖論」が成立するのである。世も末じゃ。






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by kikidoblog2 | 2017-10-03 19:13 | 普通のサイエンス

2017年ノーベル生理医学賞「概日周期の制御機構発見」の番外編:ロン・コノプカこそ真の発見者だった!   

みなさん、こんにちは。

今日はちょっと図書館に本をとりに行っていたのではここにメモする時間が無かった。

さて、昨日のノーベル生理医学賞の「時間生物学」の話だが、これはある意味では、ノーベル賞財団が『やかした』と言えるかもしれないですナ。

というのは、今回「概日周期の遺伝子制御の発見」で受賞したわけだが、実はこの3人はかなり後からこの分野に入って来た新参者だったのである。

最初にこの分野を創始したのは、いうまでもなく、

シーモア・ベンザー博士と彼の弟子のコノプカ博士である。
朝鮮サッカー選手、「独島もFIFAもJOCもわれわれの領土」とのメッセージ!?


この話はジョナサン・ワイナーの以下の本に出ているので、一応メモしておこう。
時間・愛・記憶の遺伝子を求めて―生物学者シーモア・ベンザーの軌跡 単行本 – 2001/12
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残念ながら,今我々があまり知らないのは、「行動の遺伝子」というものである。別に何かの障害を持っていない普通の人であったとしても、この遺伝子のあるなしによって行動に差がつくということを行う遺伝子の研究である。これは非常に難しい。古典的な研究は、ショウジョウバエで行われた。こういった話は以下のものが面白い。

いま「時間遺伝子」で飯食っている人は、ベンザー博士の天才のおかげである。


ベンザー
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の研究室のロナルド・クノプカ博士が、ショウジョウバエを研究して、
蠅にも時間、愛情、記憶を司る遺伝子がある
と証明したのである。

この話は以下の本にもあるようだ。
分子生物学の軌跡―パイオニアたちのひらめきの瞬間
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そうして、蠅にも愛情があり、記憶があり、時間の遺伝子があり、

「蠅で言えることは人間でもいえる」

という分子生物学の格言を唱えた。

ところで、当時1960年代から1970年代のアメリカは、いまの日本のように、パヨク全盛の時代だった。

「人間は遺伝子で決まるのではなく、生きた環境で決まるのだ」
という似非理論を熱烈に信じるものが多く、そういう新手の論説に飛びついたマスコミが、ベンザーとコノプカに攻撃したのである。

そのため、コノプカ博士は生物学者であることができなくなり、大学をやめて、まったくのフリーの生物学者になってしまったのである。

まだ現存していれば、と思ったが、2015年に心臓発作でお亡くなりになったようである。

ベンザー博士もちょっと前の2007年にご逝去された。

今回ノーベル賞をもらったRosbash博士のコノプカ博士への追悼文を見つけたので、それもメモしておこう。以下のものである。
Ronald J. Konopka (1947–2015)
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Ron Konopka was found dead of an apparent heart attack in his Pasadena, CA home on February 14, 2015. Konopka was my close contemporary and began graduate school at Caltech in 1967. He published his thesis work along with his mentor Seymour Benzer in what is perhaps the single most influential paper in circadian rhythms (Konopka and Benzer, PNAS 68, 2112–2116). The field has spent much of the subsequent 45 years deciphering the meaning and validating (over and over again) the importance of this Rosetta stone.


ところで、このベンザーとコノプカの最初の論文がこれ。
Clock Mutants of Drosophila melanogaster


上のラシュバシュの追悼文の中にもあるが、フリーになって高校生の家庭教師をして生計を立てているころもっともその影響を受けたのが、今回ノーベル賞をもらったジェフ・ホールであるという。

結局、本当の発見者はアカデミズムからたたき出され、その影響を受けたやりくり上手、立ち回りのうまいユダヤ系の学者さんたちが、最終的にこの研究を完成させてノーベル賞をもらったのである。

とまあ、そんな感じですナ。


ベンザーは生粋のドイツ人、コノプカはアメリカ人。


いずれにせよ、この二人が、時間を決める遺伝子があるということを発見しなければ、その制御機構を突き止めることも無かった。


まあ、ノーベル賞では良くあるやり方だが、ユダヤ人以外の発見者がいた場合は、当の発見者が死ぬまで待って、その後で、その分野を引き継いだユダヤ人にノーベル賞を与える。

今回のものは、そんな常套手段的な感じがしますナ。


ベンザーおよびコノプカにノーベル賞をやらなかったというのは、本当にあり得ない話なんですナ。

いや〜〜、痛い。

両博士のご冥福をお祈り致します。合掌。




いやはや、世も末ですナ。




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by kikidoblog2 | 2017-10-03 15:24 | 普通のサイエンス

ノーベル賞週間開幕!:まずは「生理医学賞」→「概日周期の発見者3人」へ!   

みなさん、こんにちは。

さてあと3時間ほどで今年最初のノーベル賞、生理医学賞の発表になる。
https://www.nobelprize.org


Announcements of the 2017 Nobel Prizes
Physiology or Medicine:
Monday 2 October, 11:30 a.m. at the earliest
Physics:
Tuesday 3 October, 11:45 a.m. at the earliest
Chemistry:
Wednesday 4 October, 11:45 a.m. at the earliest
Peace:
Friday 6 October, 11:00 a.m.
The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel:
Monday 9 October, 11:45 a.m. at the earliest


どうやら我が国マスコミも予測率をあげようと結構調べて来ているようだが、はたして当たるだろうか?

今年のノーベル賞の我が国の有力候補たち
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きょうからノーベル賞 日本人、初の4年連続なるか 医学・生理学…本庶氏 化学…神谷氏や山本氏が有望視


私が研究をやったことがある物理の分野では、まだノーベル賞に輝いていないのは、おそらく

ネットワーク理論

ではないだろうか?

他はすでに量子ホール効果で2つ。
STM(スキャンニングトンネル顕微鏡)で1つ。
準結晶で1つ。
KT転移(コスタリッツーサウレス転移)で昨年1つ受賞している。


ネットワーク理論の分野では、米人のスチュアート・カウフマン、ハンガリー人のアズロ・バラバシ、韓国人のジョンなどがいる。

たぶん韓国人がノーベル物理学賞をとるとすれば、このジョンしかないのではなかろうか?


ダークホースとしては、蔵本由紀博士だろう。同期現象の基礎理論を生み出し、この宇宙の1つの真実を発見したからだ。



生理学賞では、昨年も候補になったはずの、本庶佑(たすく)博士が有力なのだろうか?

本庶佑博士「PD-1」でノーベル賞来るか?:「余命短い小林麻央さんにPD-1を投与したら?」



しかしながら、生理医学の分野には、なんといっても、

ヒトゲノム全遺伝子解読成功

のクレッグ・ヴェンター一派がいるからナ。

どうだろうか?

化学賞では、飯島澄雄博士のナノチューブの作製があるネ。
ジョーク一発:最後にアベノミクスで平和賞、日本のノーベル賞グランドスラム来るか?

中村修二博士といつもいっしょに賞をもらっていたから、かなり有力である。


まあ、全世界には数十億人もいて、それぞれの国にはそれ相応の優れた人たちがいるから、あとは運でしょうか?

はたして宝くじに当たる確率とノーベル賞をとる確率はどっちが低いのだろうか?


かつて末は博士か大臣かといわれたが、昔は同程度の確率だった。しかしいまでは、圧倒的に博士より大臣になる方が楽そうだ。


いやはや、世も末ですナ。


おまけ:
昨年の文学賞にはシンガーソングライターのボブ・ディランが選ばれた。

だから、我が国のマンガ作家が選ばれたとしても何も不思議ではない。

サッカー翼のマンガをみてサッカーのプロになった欧州の超一流選手も多いし、日本の青春アニメがハリウッド映画として世界配信になったものも数多い。

文学賞受賞者に、ドラエモンの作者とか、ワンピースの作者とか、エヴァンゲリオンの作者とか、進撃の巨人の作者が選ばれたとしても俺は驚かないがネ。

日本の漫画家たちが、アニメをワールドクラスのビッグビジネスに導いたのだからネ。




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by kikidoblog2 | 2017-10-02 15:37 | 普通のサイエンス

ヴェンター博士「マイコプラズマのサイボーグを作りだす!」:俺「生命の水素原子はマイコプラズマか?」   

みなさん、こんにちは。

いやはや、やはり人になりきっていないヒトモドキこと朝鮮人のことを考えると

「魂が濁る」

というわけで、普通の科学のことをメモしておこう。

このところ、このブログにメモするのがおろそかになりがちだった理由は?というと、それは、いよいよ生命科学のもっとも肝の部分で大きな進展が起きそうな情況になっているということを知ったからである。

つまり、生命科学において、かつての量子力学の発見に匹敵するような時代に突入して来たからである。今回はこれをメモしておこう。

おそらく捏造放送局やら日本のダマスゴミからはあまり目をつけられていないから、そういう番組や記事はあまり出て来ないだろうと予想できるからでもある。


さて、サイボーグというと、何をイメージするか?

これは、人造人間という意味だが、人体の部分的あるいは全部を人工的に作り出した機械で置き換えても生きている人間のことである。
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フランケンシュタインの怪物は、フランケンシュタイン博士が死人の人体を用いて、死人を復活させたという設定であり、これもまたある意味でサイボーグである。
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人体には何十兆もの細胞がある。


が、いま最先端の生命科学はたった一個の細胞だけを考える。


では、世界最小の細胞とは何か?


というわけで、生命科学者はどんどんその候補を挙げて調べて行った。

大腸菌か? ノー!

藻類の細胞か? ノー!

じゃあ、インフルエンザウィルスか? ノー!これじゃ、小さすぎるし、自己複製できない。

じゃあ、マイコプラズマならどうだ!

というようなわけで、今最先端の生命科学では、1個の細胞でできたマイコプラズマが世界最小の生命体だと考えるようになった。


では、このマイコプラズマを全部人工的に作製したパーツで置き換えることは可能だろうか?

つまり、マイコプラズマのサイボーグを作るのだ。

最初は、原形質膜だけ入れ替える。

つまり、人間で言えば、人工皮膚に変える。

次は、DNAを全部解読して、それを全部人工的に生成したDNAで置き換える。

人間で言えば、脳みそを全部人工脳で入れ替える。

次は、リボソームを全部人工的に作り出したものと入れ替える。

人間で言えば、内蔵を全部人工的に作り出した臓器と入れ替える。

こうやって、ついにマイコプラズマの全部を人工的に機械で作り出したパーツで置き換えるのだ。


なんとサイボーグのマイコプラズマは生きている!


問題はここからだ。


これだけでは、現存のマイコプラズマを全部人工的に作り直しただけのことで、分子原子は自然が作ろうが、人工的に作ろうが、同じ分子原子は同じものである。だから、入れ替えても基本的には同じものでしかない。


というわけで、最先端の生命科学者たちは考えた。

どれだけマイコプラズマを小さくしたら生命ではなくなるのか?


そこで、重なっている同じような部分はどんどん減らすことにした。

DNAを調べて、同じパーツをつり出すDNAは削除する。そういうことをしてさらにミニマル=最小のマイコプラズマを生み出した。


これ以上DNAを削除するとどういうわけか、死んでしまう。生きていることができない。そういう大きさの最小のマイコプラズマを見つけたのである。

さて、そこで生命科学者が考えた。

自然のマイコプラズマのDNAは二本鎖DNAの一本のヒモである。が、それを環状のループにしてみる。

しかしまったく同じだった。


では、今度は、マイコプラズマのDNAの遺伝子コードを含む部分を切り刻んで順番をでたらめに入れ替える。

しかし、マイコプラズマは生きていた。

つまり、DNAの中の情報は順番に依存していなかった。


こうしてマイコプラズマのすべてを人工的に変化させて入れ替えていって、最小のマイコプラズマを作製したわけだ。


すると、新しい謎が生まれたのだ。


それは、何をしているか分からない謎のDNAの部分が若干残ったのである。


一般に「意味不明部分」と呼ばれる領域が必ず残った。

面白いことに、この意味不明部分と同じ遺伝子配列が、他の大腸菌や一般の高等生物のDNAの中にも普遍的に存在したというのだ。


いまは「意味不明」だが、何かの意味を持っているかもしれない部分が最小のDNAの中に確実に存在したのである。


若者よ、これを解明しろ!

そうすれば、100%ノーベル賞だろう。


さて後先になったが、この新手の腕力のいるブルートフォース兼実に知的な研究を引っ張っているのが、人類の人遺伝子の全解読を実現させた、あのクレイグ・J・ヴェンター博士である。この人である。
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問題の論文がこれ。
Design and synthesis of a minimal bacterial genome


ところで、私がなぜこの問題に注目したか?

というと、私は理論家だから、物理理論から考えて、やはり生命の物理学的基礎を構築するには、最小の生命体だろうということで、では最小の生命体は何かと考えると、やはりそれはマイコプラズマだろうと私自身が結論したからである。

理論の世界では、自己複製できるRNAやDNAが生命体の最初だという考えから、まだマイコプラズマが原初生命だという考え方はマイナーなものである。

しかし、一個の細胞というものができないと細胞からなる生命体は誕生しなかったわけだから、やはり海の中をうごめくイメージのRNAワールドよりもマイコプラズマワールドの方が生命誕生という感じがするわけだ。


マイコプラズマの生命活動を行うシステムはいかにして構築できるか?

これをずっと考えているわけである。


いよいよテーマはかなり絞られて来た感じがするわけだ。

かつて原子論という考え方がまず先にあり、マクロ現象の大筋が理解されて来た。そして、原子論の基本中の基本は何かということで、最小の原子、すなわちそれが水素原子だということが分かった。

そこで水素原子をいかに理解するかということで、ボーアの水素原子の大陽系モデルがうまれ、それを解明して行くうちに、量子力学が生まれた。


生命理論においての水素原子は何か?

もしこれが、マイコプラズマだとすれば、マイコプラズマを研究するうちに、マイコプラズマのモデルが生まれ、このモデルを研究するうちに、真の生命力学が生まれるはずだ。


というのが、俺個人の構想なのである。


いま驀進中。


時代はそんなことを追いかけている最中である。


そんな時代に捏造放送局とか、捏造放送協会とか、どうでも良い。


いやはや、世も末ですナ。





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by kikidoblog2 | 2017-08-28 09:35 | 普通のサイエンス