カテゴリ:普通のサイエンス( 54 )   

星「超音波浮揚の話をしよう」→俺「UFO電磁推進の話をしよう」→ワイパーレス自動車は可能か?   

みなさん、こんにちは。

先日光ピンセットのノーベル賞のときにメモしたことだが、
2018年ノーベル物理学賞番外編:「光ピンセット」から「3次元的に操作できる電磁波浮揚技術」へ!?
最近は音響ピンセットも存在する。偶然そんなやつを紹介したサイトを見つけたので、またそれが非常に詳しいので、忘れないうちに一応ここにもメモしておこう。

超音波の話をしよう(13)「音響浮揚いろいろ」
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こんにちは。超音波研究者をやっている、東京大学の星です(名古屋工業大学から異動しました)。

超音波を集束させる装置を使ってあれこれ新しいことをしようとしています。前回は通販で作れる「DIY音響浮揚装置」を紹介しました。

ところで、音響浮揚はここ数年で急速に多様化しています。何となく眺めているとどれも同じに見えてきて、話題になるたび何が新しいのか分からなくなってしまいます。今回はそのあたりを整理してみようと思います。

さっそくですが、音響浮揚の原理を列挙します。音でものが浮くこと自体は1900年代から示され多くの研究報告がなされてきましたが、2000年代に入って次々と新たな原理が提案されています。

【密閉型】
● 定在波音響浮揚
 ○ 垂直クント管
 ○ 音響浮揚チャンバー(1974)
   http://ntrs.nasa.gov/search.jsp?R=19750016702

【開放型】
● 近接場音響浮揚(1964)
   http://dx.doi.org/10.1115/1.3653080
● 定在波音響浮揚
 ○ 0次元操作(1975)
   http://dx.doi.org/10.1016/0041-624X(75)90072-4
 ○ 1次元操作(2007)
   http://dx.doi.org/10.1143/JJAP.46.4948
 ○ 2次元操作(2013)
   http://dx.doi.org/10.1073/pnas.1301860110
 ○ 3次元操作(2014)
   http://dx.doi.org/10.7567/JJAP.53.07KE07
● ホログラフィック音響浮揚(2015)
   http://dx.doi.org/10.1038/ncomms9661
● 多点支持音響浮揚(2016)
   http://dx.doi.org/10.1063/1.4959862

※ 参考文献(http://dx.doi.org/10.1007/s00419-009-0401-3)&筆者の調査。
ホログラフィック音響浮揚、多点支持音響浮揚は筆者が便宜上命名。

【密閉型】と【開放型】

まずは大きな括りについて説明します。

密閉型は、スピーカを筒や箱に取り付けて内部で共鳴させることで大振幅の定在波を作り出す構成です。可聴音を閉じ込めてエネルギーを集中させるためのものです。
○ 垂直クント管
  http://demoweb.physics.ucla.edu/content/100-kundts-tube
○ 音響浮揚チャンバー
Acoustic Levitation Chamber


一方、開放型は容器を使わず、超音波の直進性や干渉を利用して音響エネルギーを局在させる構成です。物体を差し入れたり、手で触ったりできるという特長があります。こちらの構成は原理が多様です。以下、それぞれの原理について説明していきます。


近接場音響浮揚

超音波振動している振動面の上に平面状物体を載せると、1 mmに満たない距離を隔てて浮上します。これは高速振動に空気の流れが追従できずその場に留まってクッションのように働く現象(スクイーズ膜)によるものです。次の動画の0:28からご覧ください。

Driving System of Diminished Haptics: Transformation of Real-World Textures


浮上距離は小さいですが、重い物体でも浮上させられる長所があります。物体を持ち上げる圧力は振動面からの距離の二乗に反比例することが知られています。そのため、物体に荷重をかけると浮上距離が小さくなるとともに急激に圧力が大きくなって、浮上状態が保たれます。数cm角の面積で10数kgの重量を浮上させられるという報告もなされています。



定在波音響浮揚

超音波のビームで定在波を作ると、音圧の節に引き込まれて微小物体が空中に保持されます。これはビーム進行方向に働く音響放射圧と、音圧の節(=粒子速度の腹)まわりに働くベルヌーイの力によるものです。

物体を空中に保持するだけでなく、超音波を巧みに制御することで動かすこともできます。振動子を対向させて位相差を変えることで1次元的に動かしたり、

Acoustic levitation


複数の振動子を並べて反射板と対向させて振幅を変えることで2次元的に動かしたり(動画では透明な反射板ごしに観察しています)。

Acoustic levitation: Chemical reaction lifted by sound


本連載でこれまでに紹介した「lapillus bug」や「Pixie Dust」も、このカテゴリに含まれます。フェーズドアレイによる集束超音波を用いているため、従来の振動子よりも遠くまで大きな振幅の超音波を送ることができ、また定在波の位置を動かすこともできる特長があります。

定在波では節と腹が交互に現れ、その間隔は波長の半分です。これが浮かせられる物体のサイズを規定します。大きい方は波長の4分の1程度、小さい方は1%程度までと言われています。例えば40 kHzの超音波の波長は8.5 mmであることから、2 mmから0.1 mm程度。粒は浮きますが、粉は浮かない感じ。

この原理では重い物体を浮かせるのは大変です。金属製の物体を浮かせた報告もありますが、基本的には発泡スチロール球や水滴など(大体1 g程度までの)軽い物体が対象です。また液滴の場合、弾けてしまわないよう表面張力とのバランスを考慮して超音波振幅を調節する必要もあります。


ホログラフィック音響浮揚

定在波は互いに逆向きに進む波の重ね合わせで生じるため、振動子と反射板、あるいは振動子同士を対向させ、作業空間を挟み込む必要がありました。それに対して、フェーズドアレイ1枚で音響浮揚を行うものです。

Acoustic Holograms that Levitate Particles


定在波音響浮揚では音圧の腹に挟まれた節に微小物体を捕捉しました。定在波の代わりに、多数の超音波振動子の位相制御によって上空の音圧分布を操り、高い音圧に囲まれた低い音圧の部分に微小物体を捉えます。扱える微小物体のサイズ、質量は定在波の場合と同程度です。
多点支持音響浮揚

超音波の波長より大きな物体を浮かせるものです。定在波音響浮揚やホログラフィック音響浮揚では音場が物体を包み込んでいましたが、こちらでは十分に大きな面に超音波ビームが当たった際に生じる音響放射圧を用いて支えます。また近接場音響浮揚とも異なり、振動子と物体の間に1 cm程度の距離があります。

Researchers demonstrate acoustic levitation of a large sphere




動画では3個の振動子が球(直径5 cm、質量1.5 g)の表面に超音波を照射し、3方向から力をかけています。指3本でボールを下から支える感じです。

なお、論文によると振動子から球までの距離が半波長に設定されて定在波を生じていますが(筆者の見解では)定在波は原理の本質ではありません。定在波は多重反射による共鳴で超音波振幅をかせぐためであり、もし振動子が十分に大きい振幅の超音波を出力できれば距離に制約はありません。

共鳴するときには必ず定在波も発生する(逆は必ずしも真ではない)ため、共鳴と定在波はセットで考えられがちのようです。「共鳴させない定在波でも音響浮揚できるよ!」という論文が最近出版されるほど※。その論文より先に「lapillus bug」や「Pixie Dust」で当たり前のように共鳴させずに定在波音響浮揚していたのですが、そもそもそれらがセットという発想がなかったため、共鳴させていないことを特徴として推していませんでした。今思うと惜しかった(◞‸◟)
※ http://dx.doi.org/10.1063/1.4905130

ということで、今回は趣向を変えて、私の研究というより音響浮揚全般について解説しました。
ご意見・ご要望などあれば、コメントやメール、ツイッターなどでお知らせいただけると反映するかもです。それではまた☆彡

これまでの連載:星貴之

超音波の話をしよう(12)「DIY音響浮揚装置」
https://media.dmm-make.com/item/3675/

超音波の話をしよう(11)「静電気分布計測」
https://media.dmm-make.com/item/3629/

超音波の話をしよう(10)「人工授粉」
https://media.dmm-make.com/item/3623/

超音波の話をしよう(9)「ショッカソン」
https://media.dmm-make.com/item/3613/

超音波の話をしよう(8)「Pixie Dust」
https://media.dmm-make.com/item/3579/

超音波の話をしよう(7)「ナイスステップ」
https://media.dmm-make.com/item/3577/

超音波の話をしよう(6)「集束超音波を広めたい」
https://media.dmm-make.com/item/2531/

超音波の話をしよう(5)「Graffiti Fur」
https://media.dmm-make.com/item/2529/

超音波の話をしよう(4)「lapillus bug」
https://media.dmm-make.com/item/2477/

超音波の話をしよう(3)「コロイドディスプレイ」
https://media.dmm-make.com/item/2413/

超音波の話をしよう(2)「集束超音波で遊んでみた」
https://media.dmm-make.com/item/2209/

超音波の話をしよう(1)「不触(さわらず)の誓い」
https://media.dmm-make.com/item/1577/


この最後の方の、「超音波の話をしよう(1)「不触(さわらず)の誓い」」も実に興味深い。

Three-Dimensional Mid-Air Acoustic Manipulation [Acoustic Levitation] (2014-)


これが「音響浮揚」という技術のフェーズドアレイ技術によるものである。

このフェーズドアレイという技術は、かのアラスカのHAARPで使われたり、天気予報に使うドップラーレーダーなどに使われている技術である。
フェーズドアレイレーダー
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要するに、2次元格子的に配列した発信源をそれぞれの波の位相を電子コントロールすることにより、ホイヘンスの原理を使ってどの方向へも放出できるというアイデアである。

HAARPモニター群から地震電磁波の方角を読み取る方法?:ホイヘンスの原理

フェーズドアレイ音響浮遊装置の作り方がこれだ。
集束超音波を使って触れずに押す 【字幕付き完全版】 BGM



さて、私が特に興味を持っているのは次の3点である。

(あ)音響は縦波である。
(い)電磁波への応用が効くはず。
(う)電磁波の縦波の定在波を作れるか?



つまり、普通のサイエンスの電磁気は、装置から離れた場面、つまり、電波源から離れた場所での現象を考える。こういう場合、電磁波の横波だけが生き残り、縦波が存在しないかのようにみえる。

しかし、元祖マックスウェルから、ヘビサイド、そしてヘルムホルツに至るまで、もし現象が発信源のすぐ近くにある場合には、電波発信源の近接域には電磁波の縦波が存在してもよろしいのである。

電波は光速で走るから、かなり遠くでも実際上は近接とみることができる。

というわけで、三段論法で、我々のスケールの世界では電磁波に縦波が存在できるのである。

上に見たように、音響浮揚で超音波=音の高周波を用いている。

したがって、もし我々が電磁波において音響の超音波に対応するものは、電磁波の高電圧高周波であるわけだから、ニコラ・テスラが発見したように、電磁波の縦波の高電圧高周波を扱い、これでもし定在波を生み出せれば、そこに物体を飛ばせることができるはずなのである。

このアイデアは、かのハチソンの実験の現象も説明可能に見えるのである。

つまり、ハチソン効果は、電磁波の縦波の定在波で生じる現象だと考えられるのである(予想できる)。


ニコラ・テスラは、もし物体がフェーズドアレイのような発信源そのものを物体の内部に設置できれば、その物体そのものが空に浮き上がると考えた。つまり、その物体は飛翔体になるのである。

そこでニコラ・テスラは、高電圧高周波発生装置を物体内部に置いて、高電圧高周波のAC電圧を物体の下面に生み、上面に直流高電圧を発生できれば、その乗り物は宙に浮かぶと考えたのである。


この思想は、音響浮遊の原理とほぼ同一にみえるのである。

音響浮遊も外部の音源から発せられる超音波の圧力で浮遊するものであるが、もしその物体そのものが内部から超音波を発することができれば、その物体自体がドローン化できるはずである。

というようなわけで、電磁気的に物体が浮き上がる技術は不可能ではないと予想できるわけである。


少なくとも、音響浮遊技術のように、外部の電磁波源を使って、ホログラフィックに物体を浮かせることは可能なのではなかろうか?

実際、伝説によれば、ニコラ・テスラは外部源を使ってミサイルを飛ばしたのである。


我が国にはフェーズドアレイ技術もあれば、高電圧高周波技術もある。

というわけで、望めば、空飛ぶ円盤は製作可能なのではなかろうか?


ついでに言うと、要するに空飛ぶ円盤を電磁推進で行うには、物体の周りに高電圧高周波の定在波で取り囲めばよろしいのである。決め手は定在波=スタンディングウェーブであった。

高電圧高周波の電位でその周りの真空は固くなる。

これは高周波高電圧振動がファンデルワールス力を生じるが、それがちょうど水の中では、疎水的相互作用を引き起こして、油性の成分になり、水と反発するというのと非常にアナロジーの効く現象だと見ることができる。

水中では油や炭化水素のようなものの周りでは、水分子は固くなる、エントロピーが減るのである。一方、電荷のあるイオンの周りではエントロピーが増し、水分子は吸い寄せられ、よく動き回る。つまり、イオンは水中では動きやすいが、疎水基は動きにくいのである。抵抗が増す。

真空中でもこれと似たようにことが、エーテル中に起こすのだと考えられるのである。


ところで、音響浮遊の技術をイタリアの自動車の大企業のフィアットだったか、マクラーレンだったか、すでに自動車のワイパーレス化のために研究中だというのである。

自動車や飛行機にはワイパーがある。雨が降れば、雨水をワイパーで拭く。

ずっと昔から唯一変わらないで残ってきたローテクである。

見た目も悪い。

いくら車が流線型でもワイパーがつく。F1もそうだ。

もしワイパーレスになれば、どれほどすばらしいか?


私の親父も私が小学生の頃から、自動車のワイパーの代わりを発明しろと言っていた。しかし、いくら考えてもいいアイデアは浮かばなかった。

しかし、いまやそれがかなり近いのではないか?

音響的に雨水を蹴散らすのでもいいし、電磁気的に蹴散らしてもよい。あるいは瞬時に蒸発させてもよい。

いずれにせよ、もし自動車のガラスの表面に硬い空気層や電磁層の膜を生むことができれば、それが雨水を寄せ付けないのである。

透明な膜を張る。


若者よ、新技術に挑戦せよ!


もしこういうものに研究費が出ないとすれば、我が国は終わりだろう。



いやはや、世も末ですナ。




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by kikidoblog2 | 2018-10-12 16:43 | 普通のサイエンス

現代宇宙論のプトレマイオス一般相対性理論:すばる望遠鏡、アインシュタイン理論に挑戦か!?   

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プトレマイオスが創った宇宙は1400年続いた。
ニュートンが創った宇宙は300年続いた。
アインシュタインも宇宙を創ったが、はてどのくらい長続きすることやら。

ーー バーナード・ショー


アリス・カラプリス、「アインシュタインは語る」、(大月書店、1997年)


みなさん、こんにちは。

さて、3年ほど前の2015年、この年がアルベルト・アインシュタインの一般相対性理論が誕生して100年目だった。多くの皆さんは、相対性理論がそれほど古い古典理論だとはご存じないか、お忘れに違いない。

それで、100年目を記念して、私は以下のものをメモしておいた。

「2015年アインシュタイン理論が終焉する」→井口和基博士の予言!?
カズモト・イグチの予言:「アインシュタインが創った宇宙は100年続いた」になる!?

プトレマイオスが創った宇宙は1400年続いた。
ニュートンが創った宇宙は300年続いた。
アインシュタインが創った宇宙は100年続いた。


今年は2018年だから、すでにそれから3年経過。昨年は、一般相対論の「アインシュタインの予言」とされる「重力波」を巨大マイケルソンーモーレー実験で検出したという“偉業”に対してノーベル物理学賞が授与された。

というわけで、これまで背景輻射のビッグバン理論から始まり、重力波に至るまで、相対性理論は標準理論の中の標準理論の帝王として君臨してきた。

いわば、20世紀、21世紀の物理学の教皇や法皇、つまり、かつてのギリシャ時代のプトレマイオスの世界観の役割を果たしてきたわけである。


ところで、拙著「ニコラ・テスラ。。。」(上)にも書いたことだが、この宇宙の根源である空間、すなわち、真空状態、これが流動的な柔らかなものとみるか、固体のような硬いものであるとみるか、これにより、世界観が180度変わるのである。

ファラデーに始まり、マックスウェルとヘビサイドやニコラ・テスラまでは、空間は柔らかいエーテルに包まれていると考えた。

それに対して、オランダのローレンツLorentz(もうひとりデンマークのローレンツLorenzがいるから要注意)
ローレンツは2人いた!:DanishのLorenzとDutchのLorentz
に始まり、ミンコフスキーやアインシュタインは、空間が硬いものであると考えた。

空間そのものが軟弱か剛体かというふうにみるか、なにもない空間になにかが詰まっているとみるのか、なにもない空間自体が硬いものとみるのか、その当たりの矛盾により、理論はめちゃくちゃになった。

それに対して、我が国の湯川秀樹は、空間そのものに最小レベルの粒あるいは、保江邦夫がいうように、「泡」でできていると考えた。素粒子はその粒の励起状態である。

つまり、我々物性理論物理学者から言わせれば、「空間はある種の物質のようなもの」であり、その空間物質を構成する「素空間」なるものが存在する。その素空間の励起状態が素粒子として誕生する。こういうふうに見ていることになる。

要するに、我々が物質の最小単位が原子であり、その原子は陽子と電子でできていて、その電子配置により、原子状態が違って、イオンができて化学反応が生じるように、空間(正確には時空間)にも最小単位があり、その最小単位は非常に小さいもので普通の原子や陽子よりはるかに小さいものあるが、そういう空間の泡の集積でできており、その空間の泡粒の励起状態により、陽子や電子が誕生する。とまあ、そういう思想である。

最近、「神様の覗き穴」という本で保江邦夫博士は、その泡粒(これは多次元、高次元の存在)と泡粒の間こそ神さま、サムシンググレート、宇宙の情、そういうものが住んでいる場所なのだというアイデアを公表し続けている。


マイケルソン-モーリーの実験は、「エーテルの流れ」を検出しようとした装置である。つまり、エーテルそのものの検出装置ではなかった。もしエーテルが流れているとすれば、その差が光に反映するはずであるという思想の実験装置だった。全長3〜5m程度。室内で地平に水平にテーブルの上に設置された。

今回の重力波の検出で使われたマイケルソン-モーレーの実験装置は、全長3km〜5kmの巨大なものである。昔はレーザー光がなかったからできなかっただけで、今では単色レーザー光があるから、巨大化できる。また光電子増倍管の精度も高い。こうして、エーテル流の存在はおろか、重力波=エーテル振動の検出もできるレベルになった。

ところが、アメリカ人エリート物理学者たちは、その検出データの解釈において、それを「エーテルの存在を見つけた」というのではなく、「アインシュタインの重力波を見つけた」ということにして、ノーベル物理学賞を昨年受賞したのである。

というわけで、「アインシュタインの一般相対性理論の破綻」がさらに1年伸びた結果、本来なら2015年の100年祭で終焉すべきものが、余命3年となってしまったわけである。

さて、大分前置きが長くなってしまったが、この記事が意外に興味深いのでメモしておこう。以下のものである。

「宇宙の標準理論」見直しならノーベル賞級 すばる望遠鏡が切り開く新たな世界

すばる望遠鏡=米ハワイ島(国立天文台提供)
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 宇宙はこの先、少なくとも1400億年は存在し続けるという画期的な研究成果を東京大や国立天文台などの国際研究チームが先月下旬に発表した。気が遠くなるような将来まで予測できたのは、同天文台が米ハワイ島で運用している「すばる望遠鏡」のおかげだ。(小野晋史)

高性能カメラが強み、日本の総力結集

 すばるは1999年、標高4200メートルのマウナケア山頂に完成した。富士山よりも高い場所に建設されたのは、地上よりも天気が良いことに加え、大気が安定していて星々のゆらぎが少ないことなどがある。

 すばるの主鏡は、単一の鏡としては世界最大級となる直径8・2メートル。この大きさなら、はるかかなたの天体から届く微弱な光もキャッチできる。加えて2012年に稼働を始め、主鏡が集めた光を処理する超広視野主焦点カメラ「HSC」が高い能力を持ち、今回の研究でも大きな役割を果たした。

 HSCは同天文台の宮崎聡准教授が中心となり、およそ10年かけて開発。直径85センチ、重さ約800キロのレンズはキヤノンが開発するなど国内メーカーが総力を結集し、大きな集光力や広い視野、高精細を実現した。

 特に浜松ホトニクス(浜松市)が製造した高感度光センサーは116個も敷き詰められ、遠くにある暗い天体の画像を、それまでの半分から10分の1程度の時間で取得できるようになった。一度に撮影できる夜空の範囲も広く、われわれが地上から見上げたときに見える満月の大きさの9個分に達する。

 研究チームはHSCの性能を生かした大規模観測を14年に開始。計画には台湾や米プリンストン大の研究者も加わり、19年末までに満月5000個分もの広範囲を撮影する。その範囲に含まれる銀河の数はなんと数億個だ。もし米ハッブル宇宙望遠鏡が同じ範囲を撮影しようとしたら、1000年以上もかかるという。

アインシュタインの標準模型と矛盾か

 先月下旬の発表で使ったデータは、14~16年に観測した約1000万個の銀河を分析して得た。これは計画全体で収集を予定している観測データのわずか11%にすぎない。

 それでも宇宙の物質の大半を占めているとされる正体不明の暗黒物質(ダークマター)の3次元分布を世界最高レベルの精度で描き出し、95%の確率で宇宙の余命は1400億年以上という算定結果につながった。

 さらに興味深いことに、その3次元分布は、アインシュタインの一般相対性理論などで構築された宇宙論の「標準模型」と必ずしも一致しないことも示された。素粒子「ニュートリノ」の質量や、宇宙を膨張させている謎のダークエネルギーの性質を解明すれば説明できるかもしれないが、標準模型の訂正が求められる可能性もあり、今後の大きな研究課題だ。

 となれば、すべての観測データがそろうと何が分かるのか。観測計画に携わっている東京大カブリ数物連携宇宙研究機構の高田昌広教授は「10倍のデータで、標準模型と矛盾していないかどうかを見る。もし矛盾していたら大変なことになる」と話す。

 もし標準模型との矛盾が明らかとなれば、ノーベル賞級の成果だ。高田氏は「ニュートリノやダークエネルギーなどに関する理解も深まるかもしれない。すごく面白い」と意気込む。

世界をリード、予算は減るばかり

 このように宇宙の観測で世界をリードしているすばるだが、気がかりな点もある。運用経費が年々減少しているのだ。今年度は10年前の半分以下で、同機構の村山斉機構長は「将来を予測すると、宇宙の運命が決まる前に、すばるの運命が決まってしまうので不安だ」と訴える。

 近年、日本の科学技術力の低下が叫ばれている。今年も日本人のノーベル賞受賞者が誕生したが、研究成果はずっと以前に出されたものだ。世界各国が新たな観測施設の建設などで前進を続けるなか、今後もすばるが観測の最先端を走り続けることはできるのか。一抹の不安を抱かずにはいられない。


まあ、別にすばる望遠鏡のデータだけがアインシュタイン理論の不備を指摘してきたわけではない。いまやありとあらゆるデータがアインシュタインの相対性理論には不利なのである。

にもかかわらず、すでにそれは物理学の大前提=教義になっている。大学の一番最初に教わる知識の1つにまでなっている。

変えることはかなり難しい。

この原因は、私が研究してきたところでは、ニュートンの時代にまで遡る。要するに、質量と運動量の関係、p=mvの解釈にまで遡るだろう。pはフラックスであり、vは軌道速度なのである。mはその一種の感受率なのである。速度(=位置変化)が与えられるときその空間の誘導量が運動量であり、これは単位面積あたりの量に変わっているのである。mは単なる重さではない。

このあたりで、すでに光の運動量を考えるような場合、古典力学にはかなり難解な矛盾しやすい、間違いやすい概念として、運動量の問題が絡み、質量ゼロの光子であるのに、運動量をなぜ持つのか?という問題が生じるわけである。光の静止質量はゼロと言っておきながら、光は止まれないから常に走る。その時、波としての放射圧が生まれ、そこから光子の運動量が生じることになる。

問題は、この光子の運動量=輻射圧=放射圧に慣性の法則が成り立つとアインシュタインは混乱したのだった。結果、物質が相対論的な励起状態のエネルギースペクトラムを持つのは、単に電子の励起エネルギーからくるだけのことが、あたかも時空間の問題として生じると誤解してしまったわけである。

その結果、光速度を超えることは簡単にできたとしても、アインシュタインの光速度が最速であるという要請により、光速度を超えられない代わりに空間が収縮するという別解釈をせざるを得なくなった。かたや空間は剛体であると仮定しているのにである。

このことは極低温の超流動システムでは周知のことで、その系の何一つ光速度に達する速度で運動していないにもかかわらず、励起状態は特殊相対性理論や一般相対性理論やはてまた超ひも理論の励起状態に匹敵するものを生み出すことができるのである。非相対論的なものからいくらでも相対論的素粒子論的なものを生み出せるのに、その逆はないのである。というようなわけで、極低温物性理論の大家Volovik博士はだいぶ前から、素粒子宇宙論の解釈には懐疑的である。

実際、有利力学によると、もし運動する人の状態で見ているものの質が変化するとすれば、我々が静止物体の周りを運動するだけで、その見ている物体が煮えたぎることになる。相対論が熱力学に応用しないのは、これを応用すると、ただちにおかしいところが見えてしまうからなのである。一言で言うと、相対論と熱力学は相容れないのである。はっきりいって何が何だかまったくわからなくなるのである。

むしろVolovikのいうように、相対論なんてまったく考えないでおいて、相互作用と励起状態のレベルで相対論的素励起が生まれると考えるほうがすべてがうまくいくのである。この観点こそ、湯川秀樹の「素領域理論」の目指したものに近いのである。実際、かつて高林武彦先生のグループが、素領域を球状であるとすると、スピン波が励起されるという理論を考え出したことがある。

一方、宇宙に絶対時間は存在しないといいながら、実際に宇宙論の研究者のシミュレーションには、コンピュータの処理時間という意味で、系(=宇宙)には絶対時間があるとしてシミュレーションするが、結果は実にうまく銀河系を描き出せるのである。

つまり、この宇宙には絶対時間が存在する訳だ。

この点については、中込照明博士の「量子モナド理論」でも同様に宇宙の最小レベルで同期する時間の存在を仮定している。

つまり、神様は一つの時間だけを持っているのである。あるいは、たくさんの時間があったとしてもいずれそれらは同期して一つの時間に引き込まれているのである。

こんなふうにあらゆる理論、あらゆる試みは、アインシュタインの相対論の観点を凌駕している。というより、むしろ、ニュートン理論の方が真実に近かったのである。


はたしていつになれば、素粒子論者や宇宙論者はアインシュタインの教義から脱出できるのだろうか?



いやはや、世も末ですナ。





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by kikidoblog2 | 2018-10-07 13:47 | 普通のサイエンス

2018年ノーベル化学賞番外編:指向性進化の大家は「金髪碧眼の美人女性」だった→白人女性の鑑!?   

TEDxUSC - Frances Arnold - Sex, Evolution, and Innovation



みなさん、こんにちは。

さて、昨夜はノーベル化学賞の発表だった。我が国の日本人受賞はなかった。

まあ、それもしかたないだろう。

というのも、大学の数でいうと、我が国の大学数はせいぜいアメリカのカリフォルニア州と同程度。カリフォルニア大学機構程度くらいしかないからである。

アメリカには大学と名のつくものは数千あるといわれ、そのうちトップ200が全米のワールドクラスの大学である。各州に平均して2つほど州立大学のマンモス校があり、それ以外にキリスト教系大学、モルモン教系大学とか、あるいは、有名私立大学がある。

中でも、建国より先に誕生した米東部のアイビーリーグの大学、ハーバード、イェール、プリンストン、ブラウン、コロンビア、コーネル、ダートマス、ペンシルベニアは、常にトップ20に入る。
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さらに、ここ100年で上昇したカリフォルニアのスタンフォード、カルテク、UCLAなどがある。

こういうそれぞれの大学はだいたい2万人以上の学生数を誇り、大学院も充実している。

というようなわけで、ノーベル賞を取りたければ、東部のアイビーリーグか西部のカリフォルニアにある大学に住め、と言われるわけである。

我がユタ大学は、1980年代当時、全米でだいたい50番目くらいのレベルだった。ミディオクレ=中堅というところですナ。

そんなわけだから、日本の大学に住む日本人研究者にいくらノーベル賞級がいたとしても、そこまで来るには相当に突出しているか、あるいは、順番待ちするか、あるいは、相当に運が強くなければならない。

なにせ、私がアメリカ留学した1980年代でアメリカの総人口は2億4千万人。いまや3億人を超える人口がある。一方日本は1億2千万人からそんなに増えていない。どころか、内部構成が若者大国から老人大国へシフトしている。

まあ、普通に考えれば、科学分野では勝負にならないのである。いまの日本人ノーベル賞は、我が国の高度成長期の名残、残り香である。


さて、だいぶ前置きが長くなったが、今回のノーベル化学賞は物理学賞に続き、女性科学者が受賞した。

フランシス・H・アーノルド教授である。

残念ながら我が国では殆ど知られていなかった。むろん、私もあまり知らなかった、というより、まったく知らなかった。

ネット上にこの博士についての興味深い解説を見つけたので、それを一応ここにもメモしておこう。以下のものである。

フランシス・アーノルド Frances H. Arnold
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フランシス・ハミルトン・アーノルド(Frances Hamilton Arnold、1956年7月25日-)は、米国の合成生物学者・生化学者・生物工学者である。カリフォルニア工科大学教授。(写真:Twitter) 指向性進化法の開発により、2018年度ノーベル化学賞受賞。

経歴

1979 プリンストン大学 卒業
1986 カリフォルニア大学バークリー校 博士号取得
1986 カリフォルニア大学バークリー校 博士研究員
200x カリフォルニア工科大学 Dick and Barbara Dickinson Professor
2005 Gevo, Inc. 共同創業者

受賞歴

2011 Charles Stark Draper prize
2013 National Medal of Technology and Innovation
2014 National Inventors Hall of Fame
2016 Millennium Technology Prize
2017 Raymond and Beverly Sackler Prize in Convergence Research
2017 Society of Women Engineers’ 2017 Achievement Award
2018 ノーベル化学賞

研究概要

指向性進化法のパイオニアの一人。タンパク質工学技術を基盤に、自然界よりも優れた機能を持つタンパク質・生物系の創出を主たる研究対象として取り組んでいる。研究初期においては、指向性進化法の方法論の確立とタンパク質の安定性を向上、酵素の触媒能の向上[2]やタンパク質のアミノ酸残基の改変によって生じる酵素の構造変化と触媒能の変化に関する研究において多大な貢献をしてきた。

近年では、Arnoldは指向性進化法を利用することにより、自然界に人工酵素を用いて自然界に存在しない反応を酵素により行うことに注力している。自然界に存在するシトクロム酵素は主に有機化合物を酸化する能力を有しており、旧来よりその酸化能を利用した選択的な酸化反応の開発が行われてきた。一方で、炭素-炭素結合への応用はその触媒能力の低さから進んでいなかった。さらに有機化合物の修飾反応への応用、例えば、酵素的なアミノ化、シリル化、ボリル化などの特殊な反応はそもそも自然界には知られていなかったため、酵素をそのような反応に利用する試みはなされてこなかった。Arnoldらはこれらの課題に対し指向性進化法によりアプローチし、シトクロムの鉄を中心金属とするヘム近傍に存在するアミノ酸残基を改変することで、天然型を超越する結合形成反応を触媒する酵素機能の創出に精力的に取り組んでいる[1-6]。例えば、ジアゾ化合物を出発物質としてシクロプロパンを合成する金属酵素の作製[3,4]、有機化合物に不斉炭素―ケイ素結合を組み込める人工酵素の創出[6]や炭素-ホウ素結合を組み込むP450酵素の創出[5]、酵素的なCーHアミノ化に成功し、話題を集めている。このように従来不可能だと考えられてきた、反応が酵素により可能であるというArnoldらによる報告を皮切りに、現在では世界中の他の多くの研究室においても指向性進化法を用いた反応開発が進んでいる。
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2016 Millennium Technology Prize - Directed evolution


Directed Evolution & Sustainable Biofuels | Talk Nerdy To Me


2016 Millennium Technology Prize: Innovation presented by the winner Frances Arnold



いわゆる、白人女性の鑑。

美人、知的、金髪碧眼、頭脳明晰、ゴージャス、淑女、科学者、ノーベル賞学者、。。。。。

おそらくミスタートランプがもっとも好きそうなタイプだろうか?


大和撫子科学者も頑張れ!

初のなでしこノーベル賞学者は出るか?




いやはや、世も末ですナ。






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by kikidoblog2 | 2018-10-04 09:03 | 普通のサイエンス

2018年ノーベル化学賞はアーノルド、スミス、ウィンターの3人へ!:バイオ化学の発展   

みなさん、こんにちは。

今年のノーベル化学賞は、以下の人たちに贈られた!

Announcement of the Nobel Prize in Chemistry 2018
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フランセス・アーノルド、「酵素の方向進化の解明に対して」

ジョージ・スミスとG. P. ウィンター、「ペプチドと抗体のファージディスプレイの開発に対して」


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おめでとうございます!




頑張れ、日本!






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by kikidoblog2 | 2018-10-03 18:50 | 普通のサイエンス

2018年ノーベル物理学賞番外編:「光ピンセット」から「3次元的に操作できる電磁波浮揚技術」へ!?   

みなさん、こんにちは。

さて、昨夜のノーベル物理学賞は、光ピンセットと極超短レーザーパルスの開発者という光学分野へ授与されたようだ。

科学未来館の解説員によると、ノーベル物理学賞には、

素粒子宇宙論→光学→量子物性→素粒子宇宙論→光学→量子物性→.....

というサイクルがあるという。

ノーベル物理学賞の歴代受賞者のリストを眺めれば、確かにそんなサイクルがあるようにもみえる。

したがって、一昨年は量子物性、昨年は素粒子宇宙論と来たから、今年は光学であろうと予想していたら、やっぱり光学分野であった。

この意味では、予想通りの結果であった。

光ピンセット
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の開発と生体システムへの応用 に1人。
超高出力・超短パルス
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レーザーの生成方法の開発に2人。

しかしながら、この技術は化学や生物にも応用されたり、すでにフェムト秒パルス装置とか、生物化学分野のノーベル賞受賞というように、かなり被っている感じがしますナ。

俺は、また全く同じ内容でノーべル賞が来たかと思ったゾ。
フェムト秒化学

1999年に、アハメッド・ズウェイルはこの分野における先駆的な研究でノーベル化学賞を受賞した。ズウェイルの用いた技術では、数フェムト秒程度の超短パルスレーザーを用いる


日本人が同じ分野で4人目になった場合、見事にスルーされることが多いが、外人さんの場合は、こうしてなにがしかの理由をくっつけて再受賞という場合が多い。

アハメッド・ズウェイル
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のものと、今回の極短パルスは実質的には同じものでしょう。

それよりは、光学分野のもっと別のテーマでノーベル物理学賞を与えた方が良かったのではないか?

また、光ピンセットも、すでに似たような技術に対してノーベル物理学賞が与えられていたのではないか?

1997年の「レーザー光を用いて原子を冷却[55]および捕捉[56]する手法の開発」のノーベル物理学賞などはかなり今回のものに被っている。

こうしてみると、物理学はできた古い順に、

古典論:宇宙論、光学、力学、流体力学、弾性体力学、波動力学、熱力学、電磁気学、統計力学、
現代理論:相対性理論、素粒子、量子力学、量子光学、量子統計力学、量子物性、。。。

と発展してきたわけだが、古典力学分野は葬り去り、相対性理論、量子力学以降の分野でサイクルで表彰しているように見えますナ。

そうなると、熱力学統計の場合は、量子統計力学しか受賞対象になりえないのだろうか?

まあ、いずれにせよ、物性分野は来年にチャンス到来ということのようですナ。

しかしながら、それぞれの分野にはそれぞれの難問でまだ解けていない問題は山程あるわけだから、そういうのはのきなみノーベル賞から漏れてしまう。こういう問題をどうするんでしょうナア?


さて、だいぶ前置きが長くなってしまったが、今回の受賞対象になった光ピンセットというのは、非常に興味深いので、これをメモしておこう。

というのは、物理の鉄則に、

「ミクロでできれば、マクロでもできる(はず)」

というものがあるからである。むろん、その逆もある。

「マクロでできれば、ミクロでもできる(はず)」

つまり、極微細粒子を光レーザーでトラップし自由自在に持ち運べるなら、このマクロ版の、物体を電磁波で自由自在に持ち運べるはずである、ということになる。

つまり、エジプトのピラミッド建設の時に、何やら振動を使って、マクロの何トンの重さのある直方体の石を自由自在に持ち運ぶことができたという伝説があるように、我々もクレーンを使った力学的持ち運びではなく、光レーザーや電磁波レーザーを用いた、まったく新しいタイプの運搬技術があり得るのではないか?ということなのである。

この意味で、レーザートラップ法とか、光ピンセットとか、電磁場を使ったトラップ法とか、こういうものはマクロ技術への転用ができれば、非常に重要になるわけである。

この光ピンセットについては、日本語解説があったので、それをメモしておこう。以下のものである。


Title<技術ノート>光ピンセット 西山雅祥; 岡本憲二

1. 光ピンセットの原理

光は運動量を持つ.
このことは,光を電磁波としてとらえる電磁気学の立場からも,質量を持たない光子としてとらえる量子力学の立場からも容易に示すことができる.
したがって,光が反射や屈折などにより,その進行方向を変化させた場合や,光の吸収・放出が起きた場合には,運動量保存の法則により,その反作用として光の放射圧(radiation pressure)が生じる.

この放射圧は身の回りのいたるところで生じているはずだが,日常生活でそれと感じることはない. 
というのも,この光の圧力は極めて小さいからである.

例えば,レーザーポインターの光(1mW)をミラー表面に対して垂直に入射させて反射させた場合,ミラーにかかる放射圧は約7pNである.
これは,1気圧の気体が70 nm^2の面積に及ぼす力と同じである.
この微弱な力を巧みに利用する方法を考案したのが,米国ベル研究所のAshkinであった.
1970年代,Ashkinは, レンズで光を集束させると,その集光点に直径がマイクロメートル程度の微粒子を捕捉する力が発生することを発見した [1].

この手法を用いると,あたかも,ピンセットでつまむように,微粒子を捕まえ, 三次元的に自由に動かすことができる.
今日では,この光捕捉技術は,光ピンセット,または,光源としてレーザーが通常用いられるので,レーザー・トラッピング(laser trapping)と呼ばれている.
対象物を“直接”捕まえるマイクロピペットのような手法とは異なり,光ピンセットには,
1)非接触・非侵襲で対象物の捕捉・操作をおこなえる,
2)トラップ光を遮断すれば容易に放すことができる,
3)多数の粒子を同時にそれぞれ干渉することなく制御できる,

などのメリットがある[2-6].

放射圧は光の運動量保存則に則り,反作用としてはたらくのだから,通常はモノを「押す力」として作用するように思える.
ところが,光を集束させることで「引き寄せる力」へと変化するのである.

この放射圧による捕捉原理について,微粒子の屈折率が溶媒よりも大きい場合を例として説明する.

微粒子が波長よりも大きい場合は,幾何光学を用いる.
レンズで光を集光すると,微粒子に照射される光線は,微粒子内に入射する際と,射出する際において,二度屈折することになる(図1a).

こうした光の進行方向の変化は,放射圧として微粒子に力を及ぼすことになる.
詳細は省くが,様々な角度から入射する光の放射圧を足しあわせると,微粒子を集光点へと引き寄せる力が生じることになる.
その一方で,光線には微粒子の表面で散乱される成分もあり,その合力は集光点から微粒子を遠ざける方向に力がはたらく.
その結果,微粒子は,光の集光点よりも若干ずれた所を中心として捕捉される.
溶液中での熱揺らぎなどの影響で微粒子が捕捉中心から遠ざかったとしても,(ある一定の範囲内であれば)図1bに示すような復元力がはたらき,焦点付近へと引き戻される.
微粒子の大きさが波長程度の場合にも,同様の説明がなされる.

次に,光の波長より十分に小さいナノメートルサイズの粒子の場合を考える.
Rayleigh の光散乱理論に則り,ナノ粒子を1個の電気双極子として近似すると,周囲の電場から受ける力はLorentz力として得られる.
Lorentz力は, ナノ粒子と媒質の比誘電率に依存し光強度勾配に沿った方向にはたらく勾配力と,光の進行方向にはたらく散乱力の2つの成分からなる(図1c).
レンズを用いて十分に大きい角度から光を集光させると,勾配力を散乱力よりも大きくすることができるため,ナノ粒子を焦点付近に引き寄せトラップすることができるようになる.

一般的に,光ピンセットで集光点に捕捉できる物体の条件として,レーザー光の波長に対して透過率が高く,溶媒よりも屈折率が高いことが挙げられる.以上のような条件を満たせば,細胞なども捕捉できる.
また,金属粒子に関しては,粒径が大きい場合は表面での散乱力が大きく捕捉できないが,ナノメートル程度の粒子では捕捉可能となる.最後に,電磁波エネルギーの観点からみた捕捉原理について,Box.1にまとめておく.
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図1 光ピンセットの捕捉原理
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微粒子の屈折率(誘電率)が溶媒よりも大きい場合を作図している.
a,b光の波長よりも大きな微粒子が捕捉される場合.なお,bにおける白抜きの矢印は,光の進行方向が変わることで微粒子に及ぼす反作用の力を表している.
c光の波長よりも小さな物体が捕捉される場合.



はたして、このレーザー光による、極微細粒子のトラップ技術をマクロの世界で実現可能だろうか?

マクロの物体でも、基本原理はそれほど変わらないと考えられる。

物体の長さと波長の関係は、相似法則が適用できるだろう。だから、ほぼそのまま成り立つと考えられる。

電磁場を物体に集中させ、周波数を制御し、波長が物体より大きい場合は、電磁場(電波)は、物体よりずっと広がった場所から放出し、その強度の勾配に沿って力が働くと考えられる。光学のレンズに相当するものは、パラボラアンテナのようなものか、あるいは、2箇所から同時に放射する発振器のようなものでも良いのかも知れない。

いずれにせよ、上のレーザーの記述で、

微粒子→物体
光→電波
レーザー光→単一周波数電波=電波レーザー
レンズ→アンテナ
集光レンズ→パラボラアンテナ
。。。

というように読み替えればいいだろう。

この場合の電波は、おそらくテスラ波のような電荷振動の縦波がベストだろう。

もしこういうマクロ技術が誕生すれば、UFOが光で人間を円盤に引き上げるというような技術が可能になるだろう。


電磁場の縦波は、エーテルの音波=広義の重力波である。

電磁場には横波しか存在しないことになっているが、超高電圧、超高周波の電磁場は、縦波としての性質を持つのである。もし周りに電荷があれば、それはプラズマ波として見ることができる。

つまり、言い換えれば、電磁気的な音波を使って物体を浮き上がらせるのである。


ところで、普通の空気の音波を使って物体を持ち上げるという技術はすでに完成しているのだ。これである。

3次元的に操作できる「音波浮揚」技術:東大が開発



科学者たちが物体を宙に浮かせるのを見るのは、いつでも素晴らしいものだ。2011年には、イスラエルのテルアヴィヴ大学研究者チームが、超伝導体のマイスナー効果で物体を浮上させる動画が話題になった。

そして、東京大学の研究チームは12月中旬、物体を浮上させる研究の最新成果を発表した。チームが行ったデモンストレーションの動画は驚異的だ。小さなビーズの列が空中に浮き上がり、完璧なフォーメーションを保って飛び回っている。鉄製のネジも、静かに空中で回転している。そのほか、プラスティック片やマッチ棒の先端、さらには水滴までもが引力に逆らっている。これらはみな、超音波を用いた緻密な操作によるものだ。

アイデア自体は新しいものではない。動画でも触れられているとおり、音波を使って物体を空中に浮かせる「音波浮揚」の技術は、数十年前から研究されている(日本語版記事)。しかし今回の新しい要素は、物体を3次元的に動かせる点だ。

秘密は、スピーカーのユニークな配列にある。従来は、音波が固体板に跳ね返るように配置していたのを、東大チームは、4枚のパネルスピーカーを対面させるように配置した。これらスピーカーの壁によって、超音波の「焦点」が形成される。

超音波の焦点は、各スピーカーアレイからの出力を調整することによって、焦点に捕捉された物体ごと動かすことができる。音波は人間の耳には聴こえないため、この装置は無音で作動させることが可能だ。

同様の技術を巧みに応用している例は、すでにある。マクラーレン社は先ごろ、自動車のワイパーの代わりに、超音波振動を用いて雨をはじく技術を導入する計画を発表した。そのほか考えられる用途は、ホバーボード(SFに登場する、浮遊するスケートボード)から空飛ぶ絨毯まで、多岐にわたるだろう。

個人的には2014年が、宙に浮くアリのおもしろGIF画像が話題を呼ぶ年になるのも悪くないと思う。今年も科学者たちの健闘を祈りたい。





ところで、今夜はノーベル化学賞の発表がある。物理より化学の方が、日本人の可能性が高いのではないか?

飯島澄男博士に期待しよう。



若者よ、大志を抱け!

時代は君たちのものだ!


頑張ろう、地球人ヨ!





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by kikidoblog2 | 2018-10-03 10:21 | 普通のサイエンス

2018年ノーベル物理学賞はアシュキンとモーローとストリックランドへ!:「レーザーハイテク」へ   

みなさん、こんにちは。

今年のノーベル物理学賞は、以下の人たちに贈られた!
Announcement of the Nobel Prize in Physics 2018
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おめでとうございます!




頑張れ、日本!






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by kikidoblog2 | 2018-10-02 19:00 | 普通のサイエンス

2018年ノーベル物理学賞は?:その前に「ノーベルマインド」でも見るか!?   

みなさん、こんにちは。

さていよいよ今年のノーベル物理学賞の発表が間近。果たして連日の日本人の受賞なるか?

Announcement of the Nobel Prize in Physics 2018
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まだまだ待ち時間があるので、これでも見て時間を潰そう。


2016のノーベル会議
Nobel Minds 2016
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Nobel Minds 2017
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ところで、私がユタ大時代に見たキップ・ソーン博士にはまだ髪の毛があった。教祖の雰囲気があったんだが、いまやテリー伊藤かと思ったヨ。


まあ、このクラスの人たちは生活に困るということはまったくない。

クェーサー 50周年記念
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地位が人の寿命を決めるのだ!:大栗博司博士vs私の場合


この意味では、さすが本庶先生、賞金を全額京大に寄付するというのはすばらしい。



いずれにせよ、この世はマタイの法則通りにできているのである。

富めるものはますます富み、貧しきものはまずます貧しくなる


昨日の本庶先生の記事の真横に、万引きをして逃げ迷っていた万引き犯の樋田の記事があった。

おそらくこれがそういう事実を証明しているだろう。


いやはや、世も末ですナ。






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by kikidoblog2 | 2018-10-02 15:44 | 普通のサイエンス

2018年ノーベル生理医学賞番外編:本庶佑先生もまた柴谷篤弘先生の薫陶を得ていたのか!?   

みなさん、こんにちは。

昨夜は本庶佑博士のノーベル生理医学賞受賞で、日本全国が元気付いたのでは?

2018年ノーベル生理医学賞は本庶佑博士とJ・P・アリソン先生へ?:「ヒトの免疫機能の解明に対して」

まあ、本庶先生のご研究に対する普通の表面的な解説は騙すメディアの得意だろうから、ここではそういうのは端折る。

いくつかこの受賞に関する「番外編」で気づいたものをピックアップしてメモしておこう。


(あ)昨夜の授賞式で→日本語が飛び交う

一番面白かったのは、昨夜の授賞式の正式な開演前に、画面が薄い状態のときから声が聞こえて、日本語が飛び交っていたのである。
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「あ、日本語だ」

というのが、私の印象だった。

だから、

「ひょっとしたら日本人が来るな。だれだろう?」

と思って待ち構えていたわけですナ。

そうしたら、我が日本の生理医学賞の大本命の本庶佑先生だったというわけである。


(い)質疑応答時間で→チャイナ人がクレームつける

さて、昨夜の授賞式の受賞者発表の後、質疑応答が行われていた。

我が国のメディアは本庶先生の名前が出た途端に「本庶佑先生が受賞」というニュースだけで大忙しになったから、おそらくこの質疑応答は聞いていなかったのではないか?

私はすでに「日本人かもな受賞」で拙ブログにアップできるように、大方メモして名前の部分だけ空欄にして準備していたから、即座に対応できたわけである。

その問題の質疑応答で、なんとチャイナ人マスコミがクレームをつけたのである!

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この最初のチャイナ人(支那人)男性が、「中国人の〜〜〜の研究は無視かよ。そっちの方が先にあったぞ、なんで受賞しないんだ」みたいなクレームをつけたんですナ。そして、もうひとりのチャイナ人女性も何やら辛辣なご質問で、この受賞者にはご不満だったようだ。

それに対してノーベル賞委員会の応答は結構うまいお答えをしていたようだ。


快く受賞者を讃えない。徹底的に反日。


本当にチャイナ人は日本人と戦争したいみたいですナ。



(う)私の記憶には→昔講演聴いたような

さて、私の遠い記憶では、私が阪大の大学院生だったころ、つまり、1980〜1985のどこかで、いわゆる集中講義というようなやつで、この本庶先生の若かりし日
1979年 - 大阪大学医学部教授
1982年 - 京都大学医学部教授
の講義を聞いたのであった。

確か私もなにか質問した記憶がある。というのも、当時私はだれの講演や講義に対しても必ず最低1つは質問するというふうに自分に課していたからである。

何を聞いたか喉元でひっかかって思い出せない。が、ちょっと変わった質問をしたという記憶がある。


(え)本庶佑先生の「生い立ち」に記された秘密→柴谷篤弘の薫陶を受けた

本庶先生のWIKIの「生い立ち」はこんなものであった。

生い立ち

1942年、京都府京都市にて生まれた[1]。医師である父の仕事の都合により、山口県宇部市にて育った[1]。山口県立宇部高等学校卒業後、1960年、京都大学医学部医学科に入学、1966年には京都大学医学部医学科卒業[2]。

大学生時代は、同期の中西重忠らと知り合う[1]。また、かつて父の同僚であった柴谷篤弘の著書を読んで感銘を受け、柴谷に会いにいったこともあったという[1]。父や柴谷らのアドバイスを受け、早石修の門下となる[1]。1966年、京都大学医学部医学科を卒業し、京都大学医学部附属病院にてインターンに従事する[2]。

1967年、京都大学大学院医学研究科生理系専攻に進学した[2]。博士課程では、早石の下にいた西塚泰美より指導を受けた[1]。また、大学院在籍中に医師国家試験に合格している[2]。1971年、京都大学大学院の医学研究科を修了した[2]。なお、1975年に京都大学より医学博士号を取得している[2]。


この中の柴谷篤弘先生とは、この方。
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私が最も尊敬する生物学者の一人である。

我が国で一番最初に
「理論生物学」「動的平衡」
という言葉を使い、生物学の認識を変えようとした生物学博士である。

「動的平衡」という言葉を最初にいい出した人は、決して福岡伸一博士ではなかった!!!

そして、この柴谷篤弘の「動的平衡」の概念や「理論生物学」の確立に同調して、それを見事にやり遂げた博士が、あの杉田元宜博士
杉田元宜博士
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だったのである。知っている?知らないなら、もぐりですナ。

杉田元宜とカウフマンの関係は!?:俺「大学の先生はもっと現実の科学の歴史を教えろヨ!」
ちなみに「理論生物学」という日本語を作ったのは、戦後左翼の騎手になってしまった、柴谷篤弘である。1946年のことである。

一方、西洋では、ベルタランフィというドイツのユダヤ系の学者が、1930年代にすでに理論生物学を発展させた。もっと前にはイタリアのロトカとボルテラが1920年代にはすでに理論生物学を立ち上げていたのである。

そしてもう一つ「動的平衡」ということばもまたこの柴谷篤弘が命名というか、最初に定義したのである。これはほぼ西洋と同時であるといっても良い。まだ世界的にも動的平衡という概念はまったく馴染みのない時代であった。

だから、これは我が国ではいったん滅んだ。そして、最近になって福岡伸一氏が「動的平衡1,2,3」という本のタイトルとしてかなり歴史的無知を露呈しながら使用して復活を遂げた。この一連の本は、この意味では、あまりよろしくない間違いだらけの本である。

動的平衡も理論生物学も我が国では1940年代の戦前には起こりつつあり、終戦直後に雨後の竹の子のように花開いたのである。

当然、柴谷と盟友であった杉田元宜も知っていた。それともうひとり、水納谷民太郎である。

そして、1940年代後半には杉田元宜は、オンサーガーの不可逆過程の理論を超えていた。そして、それを生命科学の理論に持ち込み、細胞の熱力学を構築したのである。


ウィーナーのマクロ・サイバネティックスと杉田元宜のミクロ・サイバネティックス!



やはり偉大なる研究者の前には偉大なる研究者の薫陶がある。

おそらく、本庶先生は、柴谷がまだ左翼思想で文壇にデビューする前の、純粋に生物学者の時代に書いていた著書:
『理論生物学 動的平衡論』日本科学社、1947年
『生物学の革命』みすず書房、1960年
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『生命の探求 現代生物学入門』中公新書、1966年
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を読んで感銘を受けたのであろう。

ちなみに、私が読んだのは、杉田元宜博士も絶賛した最初の「動的平衡論」の本。ここに我が国の理論生物学の起源が存在するのである。


まあ、今は昔の物語。いまや生物物理学界所属の先生たちもだれがその学会を創始したかも知らないし、だれが理論生物学や動的平衡という言葉を生み出したかもご存じない。

時代が変われば人が変わる。人が変わればおのずと昔を忘れる。
昔を忘れたら本当の歴史が失われる。

これは広島長崎の原爆だけの問題ではないんですヨ!

だから、俺は科学の近現代の日本史を編纂せよって言っているんですナ。





いやはや、世も末ですナ。



おまけ:
本庶佑博士「PD-1」でノーベル賞来るか?:「余命短い小林麻央さんにPD-1を投与したら?」
無知は犯罪である。もしこの子がPD−1を知っていたら?

おまけ2:
ところで、俺は、今宵のノーベル物理学賞受賞は、俺の師匠ビル・サザーランド博士に期待しているんですナ。「量子可積分系の発見」として。ビル!俺にストックホルムの晩餐を味あわせてくれ!秋の夜の夢か幻か?




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by kikidoblog2 | 2018-10-02 09:05 | 普通のサイエンス

2018年ノーベル生理医学賞は本庶佑博士とJ・P・アリソン先生へ?:「ヒトの免疫機能の解明に対して」   

ノーベル賞メダル
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みなさん、こんにちは。

Announcement of the Nobel Prize in Physiology or Medicine 2018


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今年のノーベル生理医学賞は次の人たちに授与された!

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本庶佑
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ジェームズ・P・アリソン
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本庶佑先生、ジェームズ・P・アリソン先生、おめでとうございます!


頑張れ、日本!




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by kikidoblog2 | 2018-10-01 18:34 | 普通のサイエンス

2018年ノーベル賞ウィーク開幕!:今年のノーベル賞はWho’s Who?   

みなさん、こんにちは。

はや1年経ってしまった。

またノーベル賞の週間がやってきた。

いまや毎年頭痛の種である。

というのも、物理学(だけとは限らないが)の受賞者の選出があまりに「恣意的」で間違っているからである。つまり、「本当のオリジナルに与える」というノーベルの遺志は無視され、世界に散って世界各国の成功者になった偽ユダヤ人同士の褒め殺しあい、称え合いという様相を呈してしまったからである。

おかげで、日本人はずっと辛酸をなめこ状態である。

一昨年は、本当の創始者の甲元眞人先生がノーベル賞をとれずに、教えてもらった方のサウレスが取ってしまった。

一昨年の物性理論物理の受賞者の組み合わせは実に悪かった。筋が悪い。

サウレスは、ブラゾフスキーーコステリッツーサウレス転移でもらうべきで、トポロジーでもらうべきではなかった。

一方、一昨年のダンカン・ハルデーンは、ハルデーン予想だから、これはたしかにトポロジー由来ではあるが、量子可積分系の問題だから、量子可積分系や低次元スピン系など、「低次元の量子物質」でもらうべきだった。

昨年の「トポロジカル物質」でもらうべきドンピシャリはやはり甲元眞人先生だっただろう。

一方の素粒子物理においては、いまだアインシュタインの一般相対性理論や相対論の呪縛から逃れられず、この理論が真っ赤なウソであり、いまやかつての「天動説」の役割を果たしてしまっていることすら気づかない。

つまり、理論が数学として素晴らしいということと、この宇宙の現実を説明する理論として素晴らしいということの違いが有耶無耶になっているのである。少しも現実を説明しない理論なのである。

もはや宇宙論は相対性理論ではまったく説明不可能になっているのに、いまだ「重力波を発見」などという大ホラに去年のノーベル物理学賞が行く始末だ。

仮にアインシュタインの重力波があったとして、何億年も前に出発したはずの重力波が、ちょうど良いときにちょうどよく、都合よく、装置が完成したその時を狙って地球にたどり着く。

ありえね〜〜ヨ!

この可能性より、幽霊が実在する可能性の方が高い!

しかも、その装置たるや、アインシュタインが否定したはずのエーテル流を見つけるためのマイケルソンーモーリーの実験の干渉計そのものを精度を上げたものにすぎないものである。19世紀には数メートルだったものが、21世紀の今では数kmになっただけ、およそ観測精度が1000倍になった。その結果、何らかの波を検知したと思ったら、エーテル波の発見ではなく、重力波の発見と名を変えた。

チコちゃん「ふざけんじゃね〜〜よ!」

とまあ、そんなあんなでよく今もノーベル賞が続いているものだと思う今日この頃なのだが、メディア世界、いわゆるダマスゴミの世界では格好の年中行事になっている。

まあ、世界が平和すぎて他にネタがないんですナ。


昨今では、世界に貢献という意味もシフトし、草創期には、それは「大発見」という意味だったが、いまでは、

「いかに製薬会社を儲けさせたか」
「いかに経済に貢献したか」
「いかに売れる商品につながったか」。。。

というような世界貢献になっている。


これなら、カラオケ発明者でもノーベル賞受賞できるんちゃうか?

なんなら、カラオケ発明者はノーベル文学賞の方かもしれないし、ノーベル平和賞でも良さそうだ。むろん、イグノーベル賞はすでにもらっていたのではないか?


というわけで、今年もやってきてしまったノーベル財団のアカデミー賞、すなわち、ノーベル賞。まあ、科学エンターテイナー世界のアカデミー賞のようなものでしょうナア。

まあ、一応、もうすぐなので、そのサイトをメモしておこう。以下のものである。

https://www.nobelprize.org/
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まあ、冗談として付け加えれば、一昨年もしノーベル物理学賞を甲元先生が受賞していたら?

俺もユタ大時代のお友達としてストックホルムに行けたかも知れないのにナア?


一度、あの晩餐会の料理は食ってみたいものですナ。賞よりも料理だ。



いやはや、世も末ですナ。


おまけ:
ノーベル賞ツウィート
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これまでの全受賞者リストがこれ。
All Nobel Prizes

2017
The Nobel Prize in Physics 2017

Rainer Weiss, Barry C. Barish and Kip S. Thorne
“for decisive contributions to the LIGO detector and the observation of gravitational waves”
The Nobel Prize in Chemistry 2017

Jacques Dubochet, Joachim Frank and Richard Henderson
“for developing cryo-electron microscopy for the high-resolution structure determination of biomolecules in solution”
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2017

Jeffrey C. Hall, Michael Rosbash and Michael W. Young
“for their discoveries of molecular mechanisms controlling the circadian rhythm”
The Nobel Prize in Literature 2017

Kazuo Ishiguro
“who, in novels of great emotional force, has uncovered the abyss beneath our illusory sense of connection with the world”
The Nobel Peace Prize 2017

International Campaign to Abolish Nuclear Weapons (ICAN)
“for its work to draw attention to the catastrophic humanitarian consequences of any use of nuclear weapons and for its ground-breaking efforts to achieve a treaty-based prohibition of such weapons”
The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel 2017

Richard H. Thaler
“for his contributions to behavioural economics”
2016
The Nobel Prize in Physics 2016

David J. Thouless, F. Duncan M. Haldane and J. Michael Kosterlitz
“for theoretical discoveries of topological phase transitions and topological phases of matter”
The Nobel Prize in Chemistry 2016

Jean-Pierre Sauvage, Sir J. Fraser Stoddart and Bernard L. Feringa
“for the design and synthesis of molecular machines”
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2016

Yoshinori Ohsumi
“for his discoveries of mechanisms for autophagy”
The Nobel Prize in Literature 2016

Bob Dylan
“for having created new poetic expressions within the great American song tradition”
The Nobel Peace Prize 2016

Juan Manuel Santos
“for his resolute efforts to bring the country’s more than 50-year-long civil war to an end”
The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel 2016

Oliver Hart and Bengt Holmström
“for their contributions to contract theory”

...以下省略






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by kikidoblog2 | 2018-10-01 16:35 | 普通のサイエンス