<   2016年 10月 ( 57 )   > この月の画像一覧   

今年のノーベル物理学賞は?:物性理論家のサウレス、ハルデーン、コスタリッツの3人へ!   

みなさん、こんにちは。

いよいよ時間が迫ってきた。

今年のノーベル物理学賞受賞者は?

http://www.nobelprize.org

Announcement of the Nobel Prize in Physics 2016


a0348309_1850371.png


Thouless, F. D. M. Haldane, Kosterlitz
a0348309_18503949.png




いや〜〜、我々物性理論物理学者の世界では知らない人がいないというトップスターですナ。

おめでとうございます!



おまけ:
光陰矢のごとし:1986年、あれから30年!やっぱりみんな老けたナア!?
In My Memory of Leo Kadanoff:私の記憶のレオ・カダノフ→ユダヤ人を垣間見た!?


おまけ2:
べレジンスキーーコスタリッツーサウレスの論文が読みたければ、以下のもの。
べレジンスキーの論文:Destruction of Long-range Order in One-dimensional and Two-dimensional Systems having a Continuous Symmetry Group I. Classical Systems
Destruction of Long-range Order in One-dimensional and Two-dimensional Systems Possessing a Continuous Symmetry Group. II.
コスタリッツーサウレスの論文:Ordering, metastability and phase transitions in two-dimensional systems

本来なら、ベレジンスキー、サウレス、コスタリッツの3人でノーベル賞のはずだろうが、ロシア人の天才ベレジンスキーは1980年に45歳で死去。代わりにハルデーンが受賞したっていうことだろう。ちなみにハルデーンは、あと二回三回とノーベル賞を取る可能性がある大人物である。ハルデーン予想、分数排他統計、分数量子ホール効果、厳密に解ける多体量子モデルなどなど。

ベレジンスキーさんとはこの方。
Vadim L. Berezinskii


ところで、このハルデーン博士は、朝永振一郎博士といっしょにノーベル物理学賞受賞したジュリアン・シュウィンガー博士の孫弟子にあたる。愛弟子がフィリップ・W・アンダーソン博士。その愛弟子がF. D. M. ハルデーン博士である。ノーベル賞の系譜というやつですナ。




e0171614_11282166.gif

[PR]

by kikidoblog2 | 2016-10-04 22:23 | 普通のサイエンス

今年のノーベル生理医学賞は?:「大隅良典教授のオートファジーに決定!」おめでとうございます!   

みなさん、こんにちは。

いよいよ時間が迫ってきた。

今年のノーベル生理学賞受賞者は?

a0348309_18354116.png
a0348309_1842733.png

a0348309_18365669.jpg



ノーベル賞ツウィッターとフェイスブックがあった。これである。
#NobelPrize
a0348309_18323226.png


Nobelprizefacebook


今回の発表はYouTubeのライブ配信が一番先かと思ってい待っていたが、なんとフェイスブックが一番先だった。そして、ツウィッターときて、最後にYouTube配信となったようである。


オートファジー=自食現象でノーベル賞が来たわけだ。

この現象は断食すると普通の細胞が飢饉に陥ってがん細胞を餌として食ってしまうという生理現象である。

断食の効果がノーベル賞を得たわけである。

イエス・キリストが断食をさせて病気を直したという伝説のその科学的根拠がオートファジーという現象である。

これを発見されたのが大隅良典博士だった。

まさに快挙である。

心からおめでとうございました、とお祝いしたい。



おまけ:
昔のオートファジーのメモをついでに再掲しておこう。
2011年 10月 03日ノーベル賞、前代未聞の珍事:受賞者がお亡くなりだった!
2013年 03月 13日ファインマンさんがガンになった時、ポーリングが言った:「ビタミンCを飲め!」




e0171614_11282166.gif

[PR]

by kikidoblog2 | 2016-10-03 18:35 | 普通のサイエンス

ノーベル賞週間がやってきた!:ノーベル生理医学賞までもう少し!   

みなさん、こんにちは。

今日からノーベル賞週間である。

今日はまず生理医学賞の発表がある。あと3時間ほどである。

一応、リアルタイムの発表サイトが用意されているので、ここにもメモしておこう。以下のものである。

Announcement of the Nobel Prize in Physiology or Medicine 2016

a0348309_15204490.png




はたして日本人受賞があるだろうか?

乞うご期待。




e0171614_11282166.gif

[PR]

by kikidoblog2 | 2016-10-03 15:23 | 普通のサイエンス

台風18号沖縄接近!:野外活動する左翼の人たち、早く逃げて〜〜〜!   

みなさん、こんにちは。

いや〜〜台風18号は順調に沖縄に向かっている。

台風18号
a0348309_15104683.png

a0348309_15105189.png


というより、韓国を狙っているかのように見える。

沖縄で米軍基地の周りや野外で活動している
左翼の人たち
a0348309_15163040.jpg

早く逃げて〜〜〜!

というところだろうか?


まあ、客観的に見れば、米気象兵器軍による沖縄左翼の掃討作戦なんでしょうナア。

くわばら、くわばら。


一般の沖縄の方々のご幸運をお祈りいたします。
できるだけ少ない被害を願いたい。


いやはや、世も末ですナ。




e0171614_11282166.gif

[PR]

by kikidoblog2 | 2016-10-03 15:14 | HAARP・台風・ハリケーン

害人専用「JAPAN RAIL PASS」!:「治外法権」の延長!?日本人への逆差別だナ!   

みなさん、こんにちは。

私も比較的最近まで知らなかったが、実は外人様がわが国に来た時、「治外法権」と並んで享受できる鉄道の「治外法権」のようなものがある。

よく国会議員様になると、議員特権で、国会議員のバッジを見せれば、電車賃が免除というものがあるということは有名である。

が、それに似て、外人様だけが買うことができる
「格安旅行パス」
a0348309_8513988.jpg
というものが存在するのである。

それが「ジャパンレールパス/ JAPAN RAIL PASS/日本鉄路周遊券」 というものである。これである。

ジャパンレールパス/ JAPAN RAIL PASS/日本鉄路周遊券
a0348309_8191457.png


別にこういう格安パスが存在しても何も問題ない。

何が問題かというと、これが
どうして外人様だけなのか?
ということである。

ハワイにもこういうものある。

4日間のフリーパスというものだが、これは30ドル程度。だから、計算すれば、一回2ドルのバス賃だから、計15回以上乗らないと損になる。しかしあっちこっちへ乗りまわりたいやつには便利である。

旅行者には便利だが、もちろん現地人も買える。そこに差別はない。


ところが、わが国では官僚や政治家や鉄道や大企業の経団連など自らが、

反日、売国奴

となるようなこういう「外人だけ優遇制度」を作るのである。

これなら、在日特権のある在日朝鮮人は、韓国か北朝鮮の国籍を持つ渡航者のふりをして、毎日毎日格安パスで日本全国旅することが可能であろう。そういう逃げ道があるわけだ。

つまり、こういう制度は「在日のために作られた」と言っても過言ではないのだ。

別に米人旅行者のためではない。たまたま米人旅行者のためということを撒き餌にして実際上はさらなる在日特権を作ったわけだ。

アメリカの場合に限らず、どの国でも、桜井誠氏が言ったように、レシデント(居住者=納税者)を優遇するのが常である。

私がユタ大に行った時、ユタ大はユタ州に住む現地米人がレシデントであり、それ以外はノンレシデント(非居住者=非納税者)と区分され(差別ではないあくまで区別)、それにより、レシデントの方が授業料が格安になっていた。

一番格安が70歳以上の高齢者であり、高齢者はどの授業を受けようが無料だった。これが今から30年近く前の状況だった。いまも基本的にはそれほど変わっていないに違いない。


ところが、わが国では、居住者であり納税者である日本人が一番損しているわけだ。常に損している。そういう政治的状況がある。結果、そういうことを保証する政策や法律がまかり通ってきた。

そういう結果の1つが最初に上げた「ジャパンレールパス」である。外人はいつもこのレールパスを首からさげていれば、新幹線でもなんでもただで乗り換えできる。日本全国乗り放題、食い放題だ。

もしその外人様が犯罪者だったらどうするよ?
そいつがテロリストや殺人鬼だったら?
ましてや在日ISIS予備軍の愚連隊やテロ組織だったらどうするつもりなんだ?

日本全国格安パスで乗り歩き、地方老人宅や痴呆老人宅を襲撃し、あっちこっちに飛び火する、やも知れない。


ところで、こうした外人様優遇制度の一番最初のものは何だったか知っているだろうか?

それが、自動車である。

自動車の二重価格というものだった。

要するに、わが国の自動車産業がアメリカの自動車産業と肩を並べることができるようになるまで、国内販売とアメリカ販売とで自動車の価格に差をつけたのである。

つまり、アメリカ国内の方が日本国内よりも同じトヨタ車の値段が安いのである。いわゆる「ダンピング」である。

私がユタにいた頃、ほぼ半額だったヨ。

つまり、日本人はいつもそうやって国内の経済界や経営者から騙され続けてきたわけだ。

そうして、日本の自動車産業が世界最高レベルに成長した今も騙され続けているわけだ。

その結果、今も国内販売の方が海外販売よりも高く買わされている。おまけに、自動車保険も高い。自動車車検も10倍も高い。アメリカの車検なんて、何十ドルとかそんなもんだ。わが国では何十万円もかかり、それも2年おきだ。

どんだけ馬鹿なんだ!日本人はヨ!

というわけだが、それが戦後55年体制に始まった自民党政権下の施策だった。

というわけで、戦後71年たってもまだなお戦後55年体制の終戦直後の空気や伝統が残り続けて今日に至る。だから、外人優遇の特別パスが存在し、それを日本人が買うことも出来ない。

外人があとから来て乗れるようになった今の新幹線、外人が感激する日本の電鉄施設、こういったもののための設備投資や利用をいったいだれがしてきたと思っているのだろうか?

日本人が長年利用してきたから今の日本の鉄道システムが存在するわけだ。

だから、その上で外人様が「レールパス」を使って悦に入れるわけだヨ。

日本人様様なのだ。

にも関わらず、戦後71年ずっと日本人だけが差別されているわけだ。

これがマッカーサー由来の「自虐史観計画」に起因する「日本人逆差別」というものである。

そろそろこういう逆差別システムはご破算にしてもらいたい。

害人が21日間たったの8万円で乗り放題できるんだったら、俺にもそれを買わせろと言いたい。

仮にだ。

白人大好きの尻軽日本人女がいたとする。その若い女がアメリカから来た害人白人と連れ立って、京都やら福岡やら札幌やら仙台やらを紹介したとする。

そういう場合、害人のあんちゃんは格安パスで一度に8万円払えば日本全国どこにでも行けるが、姉ちゃんの方は破産する。新幹線たったの行きの一回でも何万円もかかる。この害人の兄ちゃんについていけば、大損をこくわけだ。

踏んだり蹴ったり、借金しながらついていって、おまけにあそこまで乗っ取られる。

たぶん2020年東京五輪のときにはこんな女だらけになるんちゃうか?


いやはや、世も末ですナ。






e0171614_11282166.gif

[PR]

by kikidoblog2 | 2016-10-03 08:54 | 反日・在日の陰謀

梅野健教授の地震予測研究:いや〜〜「カオス健」さんも地震予知やっていたとは!?   

みなさん、こんにちは。

さて、もう一つ忘れないうちにメモしておこうというものがこれである。
2016年09月30日 22:28 科学・テクノロジー コメント( 29 ) このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - M7地震、1時間前に予知可能? 京大教授ら電離圏異常検知でM7地震、1時間前に予知可能? 京大教授ら電離圏異常検知で
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160930000092

マグニチュード(M)7以上の大地震の発生を、1時間~20分前に予測できる可能性のある手法を、 京都大情報学研究科の梅野健教授や大学院生の岩田卓也さんのグループが開発した。
震源域の上空の電離圏の異常を、国土地理院のGPS連続観測網「ジオネット」のデータを用いて 検知する手法で、米国地球物理学連合の学会誌で30日発表する。

■有効性の検証が必要

梅野教授は「公開データのみを用いる手法であり、今後、有効性などの検証が進むことを期待したい」 としている。

2011年の東日本大震災(M9・0)では、本震の直前に震源域の上空60キロ以上に存在する電離圏で 電子数が異常に増えることが報告されている。ただし、ジオネットの一つの観測局のデータを用いて 解析しているために精度が不十分で、他の地震に適用しようとすると誤差も生じていた。

グループは、複数の観測局のデータを組み合わせて精度を格段に高める手法を新たに開発した。
新手法を用いると、東日本大震災の前後に周辺で起きたM7クラスの地震についても電離圏の異常を 捉えられる例があることを確かめた。

電離圏の異常が起こるメカニズムはよく分かっておらず、梅野教授は「今後、東日本大震災以外の 地震についても今回の手法を適用し、研究を進めていきたい」と話している。


この記事の内容はともかく、この記事で何に私が一番驚いたかというと、この京大教授の梅野健教授という名前である。

梅野健博士は、早稲田理工から東大理の大学院に進学、そして、そこでカオス理論で博士号をとった研究者だが、その博士論文で私の当時の論文
Kazumoto Iguchi, "Universal Algebraic Varieties and Ideals: Field Theory on Algebraic Varieties"(23Mあるのでダウンロードしないほうが良い)
を引用してくれたのである。彼はその当時、この中にある「Ziglinの定理」というものを研究していたのである。

それで、以来研究上の友人関係が続き、いまも毎年年賀状を送り合う仲である。
彼のニックネームは「カオスケン」である。カオス研究者の健とカオス研究室の研を兼ねたものである。

非常に緻密な頭脳を持つ優秀な研究者である。また人柄が良い。
やはり大学は人柄の良さで取っている面はありますナ。


その梅野健君がいまは京大教授になっているとは?

私の記憶では、ずっと理化学研究所からさらに国立情報研究所に行って、そこでベンチャー企業を立ち上げたいたという話だったのだが。

Message from Scientists (41)梅野 健
a0348309_10304192.png



そしてさらに1990年代に理化学研究所でも行われていた、「震源地上空の電離層異常の問題」を情報系の理論やネット解析などを通じて、地震予測の問題に着手していたとは?

実にありがたい。


私がここ数年やってきたような他国にある地磁気計測による地震電磁波の研究だけでは、震源地や震源域を予測するのは非常に困難なのである。時期的には2週間から2−3日前までに地震発生の大まかな予測はできたとしても、場所が特定できないのである。

そこで、世界各国の上空の電離層における異常電子密度のビッグデータによる解析から、その下の震源域が割り出せるのであれば、それはそれで一つのビジネスになる。

理想的には2〜3日前までの予測がよろしいわけだが、数時間前でも、1分前〜20秒前に比べたら遥かにましである。十分に高台に逃げることが可能だろう。


ぜひ梅野健教授のグループには頑張ってもらいたい。

活躍をお祈りいたします。

頑張ってネ!梅野健君。




e0171614_11282166.gif

[PR]

by kikidoblog2 | 2016-10-01 10:35 | 地震・地震予知・噴火

異論反論オブジェクション「僕達のサッカー」とは?:「自分たちのサッカー症候群」蔓延の危機!?   

ユダヤジョーク集

世界各国の人が自国のサッカーについて熱く語っていた。

イギリス人は「イングランドのスピードサッカーこそ世界最強だ」と主張。
ドイツ人は「ドイツのコンチネンタルサッカーこそ世界最強だ」と主張。
オランダ人は「オランダのトータルサッカーこそ世界最強だ」と主張。
ブラジル人は「ブラジルのテクニックサッカーこそ世界最強だ」と主張。
アルゼンチン人は「アルゼンチンの変幻自在サッカーこそ世界最強だ」と主張。
イタリア人は「イタリアのカウンターサッカーこそ世界最強だ」と主張。
フランス人は「フランスのシャンパンサッカーこそ世界最強だ」と主張。
スペイン人は「スペインのバルササッカーこそ世界最強だ」と主張。
ナイジェリア人は「ナイジェリアのフィジカルサッカーこそ世界最強だ」と主張。

見ると、日本人だけがまだ何も言っていないことにみんなが気がついた。
そこで、みんなが日本人に聞いた。「日本はどうよ?」

そこで日本人が言った。
「日本は世界最強になった国のサッカーこそ世界最強だと考えます」
「それが僕達のサッカーなんです」。


みなさん、こんにちは。

いつもは週末は特別なものがない限りここはお休みにして、論文や本を読むことにしているが、今回はちょっと面白いものをいくつか見つけたので、それらをメモしておこう。

まずはサッカーの話。

先日のU17杯のアジア予選のイラク戦で、”予想外”の敗戦についてメモしておいた。以下のものである。
U17W杯予選:イラクに2−4で敗退!宮代が決定機2発はずし、相手に2PKやる!


サッカーもバスケやバレーやボクシングなどの他のスポーツと同様、得点できるチャンスに得点できず、失点してはいけない場面で相手を助ければ、試合には勝てない。

とまあ、そういうことである。

10回ほどの決定機をことごとく外しまくり、たったの4回、5回のチャンスでことごとく入れられたら、どんなチームも負ける。

今回のイラク戦がそんな試合となった。

その理由を私個人は森山監督の采配ミスや大会全体を通じたゲームプランや勝ち上がりプランの欠如や日本人特有の「100戦100勝」「連戦連勝」「完全優勝」を好む気質に由来するとメモしたわけだ。

弱い相手に相手に恥じかかせるように8−0とか6−0とかで勝つ必要はない。予選リーグで20−0で勝ち上がり、トーナメントに入った途端、UAEに1−0。そして準決勝のイラクに2−4の大逆転負け。

普通ならこれで監督解任だろう。

弱いチームに勝ち過ぎ、強いチームには良い所無く負ける。


この弱いものいじめのようなサッカー気質が、1994年にJユース世代ができてからの昨今のユース世代の傾向であり、気質である。そう私は見て来た。

これが、標語的に本田圭介と長友佑都の世代の主張する
「僕達のサッカー」「俺達のサッカー」
a0348309_9562338.png
というものである。

実際、この気質というか、風潮は、徳島ヴォルティスユース出身の子どもたちを見てもそうだったし、他のチームのユースをみてもほぼ100%そうである。

これはある種の時代的な風潮であり、「仲間内だけに通じる方言」が「僕達の言葉」というように、「仲間内だけで通じるサッカー」というような意味合いが強い。

こうなると、「仲間でないもの」「異質なもの」に対する排除の気持ちが生まれて、
一種の「村八分」をしかねない。


事実、本田圭佑選手の星稜高校時代の先輩にあたる豊田陽平選手が日本代表に入ると、何度も本田圭佑や香川真司などから、
豊田のサッカーは合わない
とクレームをつけて排除したわけだ。

これが「僕達のサッカー症候群」とも呼べるものだが、私だけではなく、最近は普通のサッカーライターやサッカーファンにもこれが目につくようになったらしい。以下のものである。

「日本が”自分たちのサッカー”が大好きな理由は、単に楽をしたいからではないか」AFC U-16選手権 準決勝 日本-イラク

グループリーグで21得点無失点と快進撃を見せ、当然のように優勝が期待されていた日本だったが、準決勝のイラク戦では2つのPKを含む4失点と守備が崩壊して2-4で敗戦、残念ながらベスト4で大会を終える事になってしまった。

ただしイラクが凄く強かったというわけではなくて、どちらかと言えば日本が勝手に自滅してしまった感が強く、やはりいかに百戦錬磨の森山監督といえど、U-16の若い世代の選手を全てコントロールし切る事は難しかったのだろう。

試合が始まってすぐに、その悪い予感は見て取れた。そこまでの日本は、もっとビルドアップが素早くてサイドを有効に使っていたのだが、明らかに後ろの方で足元へとパスを回してなかなかボールが前に進んで行かない。そして苦し紛れに適当なロングボールを蹴ってはセカンドボールを拾われ、19分には菊地のクリアミスを拾われてからのシュートが、瀬古の足に当たってゴールに吸い込まれてしまう。

それでも日本は、29分に平川の絶妙な浮き球パスから山田が決めて同点に追いつき、42分には左サイドから山田が出したグラウンダーのクロスが、宮代とGKの間をスルッと抜けて決まるラッキーな2点目で日本が逆転、さらに後半は前に出てきたイラクの裏を突いて、カウンターから宮代が3度の決定機を迎えるものの、GKとクロスバー、ポストに当てるスリーカードで追加点を奪えない。おそらく、ここで3点目が入っていれば相手の気持ちは切れてしまったはずだ。

そして迎えた後半22分、左サイドからダウードが上げたクロスをファーサイドで折り返されると、中に詰めていたアブドゥルサダに押し込まれて同点に追いつかれてしまう。日本はここで一度落ち着けば良かったのだが、追いつかれた焦りからかS全体がむやみに前へ上がり、失点の直前に投入された久保もサイドではなくてトップ下に張り付いて、縦へ中へと攻め急いでは引っかかる展開が続いてしまう。

すると案の定、35分にカウンターから抜け出したダウードを瀬古がスライディングで倒してしまいPK、そして瀬古は2枚目のイエローで退場と万事休す。90分以内に追いつけばPK戦に持ち込める日本は、その後も諦めずにイラクを攻めるものの、試合終了間際には明らかなダイブを誘ったイラクに再びPKが与えられ、結局試合は2-4で終了した。

まあ、負け惜しみみたいに見えるからあんまりこういう事を言いたくないけど、やはり最大の目標であるU-17W杯の出場を決めたから、モチベーションが落ちてメンタルがぬるくなったという面はあったんだろうね。そうなると、足元でパスを回してサイドよりも中を攻めたがり、全員が攻め達磨になるがチャンスに決められず、カウンターから1対1の弱さを突かれて失点という、悪しき”自分たちのサッカー”が首をもたげてしまうのは、もう全世代における日本の宿痾と言って差し支えないのかもしれない。

イタリアのように、何も指示しなくても勝手にゾーンを組んで戦術的なサッカーをやってしまうレベルになる日が、果たして日本にはやって来るんだろうか?


さて、この記事の主張は一理あるが、その評価は各人におまかせし、最後の問
イタリアのように、何も指示しなくても勝手にゾーンを組んで戦術的なサッカーをやってしまうレベルになる日が、果たして日本にはやって来るんだろうか?
に対する私の答えからメモすれば、

その答えは

ノー

である。日本サッカーがイタリアサッカーやアルゼンチンサッカーやフランスサッカーやドイツサッカーのようになる日は来ない。

かつての釜本選手の時代が、釜本世代の「自分たちのサッカー」であったように、いつの時代のわが国のサッカーもその時代の世代、代表における「自分たちのサッカー」でしかなかったからである。

イタリアやアルゼンチンのように、だれが出てこようが、いつの時代でもそれがイタリアサッカーであり、アルゼンチンサッカーである。

しかしそういうように、我が国の場合は国民性がそのままサッカーになるということはない。

冒頭の私のジョークのように、わが国はどの世代でもその時代の世界最強の真似をしてきたのである。いわば、「モノマネサッカー」なのである。

ドイツが優勝すればドイツサッカーを真似。
ブラジルが優勝すればブラジルサッカーを真似。
スペインが優勝すればスペインサッカーを真似。

こうやってあっという間に時間が過ぎ去った。

そして思い返すと、結局いつまでたっても「日本サッカー」が誕生しなかった。

その時代その時代の世代の「自分たちのサッカー」が一時的に存在しただけである。

本田長友の世代では「スペインサッカー」の真似。

しかしながら、唯一日本サッカーが出来つつあったのが、中田英寿、宮本恒靖時代の「トルシエジャパン」である。だから世界ランク最高8位、常時16位まで行ったのである。

つまり、わが国はこのトルシエジャパン時代のサッカーに戻り、これを踏襲すればいいという結論になるわけだ。

フラット3、コンパクトな陣形、チーム守備、カウンター、そして中でもサッカーの原理原則や基本に忠実なプレー。

こういうものが日本人に合っているのである。

せっかく中田英寿はまだまだ現役でやれるほどの状態で生きているわけだ。
そのうち中田英寿を日本代表監督に招聘すべきだろう。

そうすれば、すべての世代の日本代表を経験し、そして得点し、さらに日本代表監督をも経験したという世界初のサッカー選手になるのではなかろうか?

ハリルホジッチ監督は次回以降でおそらく解任騒動に巻き込まれるはずだから、その後の監督は日本人、それももっとも世界ランクが上がった時の日本人選手の中からが一番いいだろう。松田選手はすでに亡くなってしまったから、中田英寿か、宮本恒靖ということになるだろうナア。


いやはや、「僕達のサッカー病」蔓延。

これほど我々の世代のサッカー人の夢だった「芝生のグランド」、これが整備されたら、今度は「良い芝生しか僕達のサッカーができない」なんて言い出す始末。



いやはや、世も末ですナ。





e0171614_11282166.gif

[PR]

by kikidoblog2 | 2016-10-01 09:56 | サッカー&スポーツ